修行のために通った厳冬期の北アルプス乗鞍岳

なぜ雪山(冬山)に登るのか?【厳冬期に北アルプスに通って登山をしてきた僕の場合】

 
 
 
 
 
松本市の山男です。
 
 
 
今回は、『僕はなぜ雪山に登るのか?』について、山トークをしていきます。
 
 
 
なぜ雪山に登るのか?なぜ雪山登山をするのか?
 
 
いくつかの理由がありますが、僕の場合は、『修行のために雪山登山をする』というのが1番の理由です。
 
 
訓練のため、トレーニングのためとも言い換えることができますが、修験道という言葉もあるとおり、修行という言葉が1番しっくりくるように思います。
 
 
※『修験道』は奥が深すぎますので、意味はご自身でお調べください。ざっくり言うと、悟りを得るために、山で修行を行うことだと僕はとらえています。
 
 
僕は、冬の北アルプス乗鞍岳(標高3026m)に、足しげく通って、修行をしてきました。
 
 
午前2時から3時の間にはソロ登山をスタートし、25キロほどの雪山装備を背負って、山頂の剣ヶ峰を目指しました。
 
※荒天のため、登頂できなかったことの方が多いです。
 
 
僕は、修行のために冬の乗鞍岳に通ってきたわけですが、雪山登山のどこが修行なのかについて、山トークをしていきます。
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 

雪山登山が修行な理由

①冬山は夏山よりも気力が必要
 
②雪山は寒い
 
③雪山は重い
 
④雪山は進まない
 
⑤雪山は危ない
 
⑥きついから、危険だからこそ修行
 
 
 
 
 
雪山登山が修行な理由①

冬山は夏山よりも気力が必要

様々な登山シーンの中で、最高レベルに気力が必要なシーンとは?
 
 
それは、雪山登山で、登山口駐車場に停めた車から外に出る時です。
 
 
車の中と外では気温差が30度以上あることがザラです。
 
 
暖房が効いた暖かい車の中から、氷点下の車外に出る時はマジで気力が必要です。
 
 
僕の場合、気温差に加えて午前2時〜3時の暗闇の中という要素も加わってます。
 
 
 
 
 
雪山登山が修行な理由②

雪山は寒い

夏山の暑さもきついですが、雪山の寒さは死に直結します。
 
 
氷点下の雪山で身動きが取れなくなってなってしまえば、低体温症、凍死のリスクにさらされることになります。
 
 
天候の急激な変化により、場合によっては、保温のために携行している装備を、ザックから出すことすら容易ではなくなります。
 
 
極限の寒さに常に身をさらすことになる雪山登山。
 
 
雪山は命懸けの修行の場です。
 
 
 
 
 
雪山登山が修行な理由③

雪山は重い

雪山では装備が重くなります。
 
 
まず、冬山用登山靴が重いです。
 
 
そして、アイゼンにピッケル、雪山用の保温着などなどを携行するザックが重くなります。
 
 
例えば、テント泊をする場合、寝袋ひとつとっても夏山よりも冬山の寝袋の方が重くなります。
 
 
平地の夏の衣服&寝具と、冬の衣服&寝具を比べて貰えば、夏よりも冬の登山装備の方が重くなる理由はお分かりいただけるかと思います。
 
 
僕の場合は、その重いザックを背負って、3000m級の山頂を目指すわけです。
 
 
※僕は日帰り登山でも、テント泊装備で雪山登山をしてきました。
 
 
山に登ること自体が修行とも言えますが、それに加えて夏山よりも装備が重くなる冬山は、より負荷がかかる修行になります。
 
 
 
 
 
雪山登山が修行な理由④

雪山は進まない

先ほどお話しした、装備が重いという要素だけでも、雪山は登山スピードが落ちます。
 
 
加えて、雪山には雪が積もっています。
 
 
わざわざいうまでもないことですが・・。
 
 
雪の上は滑ります。
 
 
また、雪がゆるい場合や新雪の場合には、足が雪に沈みます。
 
 
雪が深い場所では、腰よりも上までが雪に沈むこともあります。
 
 
まさに、もがきながら進み、もがきながら登ることになることもあります。
 
 
雪山では装備が重い上に、雪に滑り、雪に沈むので、夏山に比べて数段、進むのが大変になります。
 
 
雪山は、夏山よりも進むのが大変な修行になります。
 
 
 
 
 
雪山登山が修行な理由⑤

雪山は危ない

雪山では、気温の低さに加えて、雪崩や滑落といったリスクがあります。
 
 
アイゼン、ピッケルを使っていようとも、雪の斜面、凍りついた斜面では滑落をするリスクがあるのです。
 
 
ぼくは、雪山は、夏山に比べてリスキーな修行の場だと思ってます。
 
 
 
 
 
まとめ

きついから、危険だからこそ修行

冬山は夏山よりも気力が必要
 
①冬山は夏山よりも気力が必要
 
②雪山は寒い
 
③雪山は重い
 
④雪山は進まない
 
⑤雪山は危ない
 
 
 
 
 
改めまして、『なぜ雪山に登るのか?』
 
 
僕が雪山登山をするのは修行のためです。
 
 
寒くて、重くて、進まなくて、危ない、雪山登山という修行。
 
 
きついからこそ、危険だからこその修行であり、精神的にも肉体的にも自己を鍛えることができます。
 
 
また、夏山登山以上に死が身近になる雪山では、生きることに一生懸命になれます。
 
 
そして、雪山登山での修行は、夏山登山に活きるのです。
 
 
また、雪山には、夏山では目にすることができない、澄んだ空と白銀の世界が待っています。
 
 
僕にとっては、それはあくまで、修行に付随するものではありますが。
 
 
最後にですが、僕は結婚をきっかけに雪山登山を引退しています。(2022年に引退)
 
 
雪山登山をされる方は、くれぐれもお気をつけて!
 
 
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!!
 
 
 
 
 
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冬の乗鞍岳登山でしたラッセルを振り返る

冬山登山は夏山登山よりも足にかかる負担が大きいです【理由と対策】

 
 
 
 
 
冬山(雪山)登山では、夏山に比べて足にかかる負担が圧倒的に大きくなります。
 
 
まずは、雪山で足に負担がかかっているシーンを実感し、実際の登山の中で場をこなしていくことが雪山登山のステップアップにつながると思います。
 
 
このブログ投稿では雪山登山で足にかかる負担が大きくなる理由と対策についてまとめてみました。
 
 
雪山登山で、足に負担がかかる要因のひとつであるスノーシュー
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 
雪山登山で足への負担が大きくなる理由
 
①登山靴(冬靴)それ自体が重い
 
②アイゼンやスノーシュー、ワカンの重さが加わる
 
③ラッセルで雪の負荷がかかる
 
④雪に冬靴を蹴り込むことが必要
 
 
 
 
 
雪山登山で足への負担が大きくなる理由①

登山靴(冬靴)それ自体が重い

冬靴には雪山の低温に耐えるための保温材が入っています。
 
 
また、冬靴にはアイゼンをつけるための頑丈さが求められます。
 
 
保温材が入っていたり、頑丈さを求めると、当然のことながら靴自体が重くなります。
 
 
 
 
 
雪山登山で足への負担が大きくなる理由②

アイゼンやスノーシュー、ワカンの重さが加わる

アイゼン、スノーシュー、ワカンは、どれも両足で1kgから2kgの重量があります。
 
 
ただでさえ重い冬靴に1~2kgのものを装着するので、夏靴の2倍前後の重さを一歩一歩で引き上げる必要があります。
 
 
スノーシューについてはこちらで詳しく投稿しています。
 
 
 
 
 
雪山登山で足への負担が大きくなる理由③

ラッセルで雪の負荷がかかる

雪をかき分けるラッセルをすると、かき分けた雪が冬靴に覆いかぶさることがあります。
 
 
また、雪を踏み抜いて冬靴が雪にずっぽりとはまることがあります。
 
 
どちらの場合も雪の抵抗を受けながら足を引き上げる必要があるので足には相当な負担がかかります。
 
 
 
 
 
雪山登山で足への負担が大きくなる理由④

雪に冬靴を蹴り込むことが必要

雪の斜面など、足場を安定させるために冬靴で雪を蹴ってステップを作ることがあります。
 
 
1つのステップを作るために1度に何度もけり込むこともあります。
 
 
また、一歩一歩つねに蹴り込んで歩くこともあります。
 
 
アイゼンを付けている状態でキックステップをすることもあります。
 
 
単に足を置くだけでなく、蹴る動作が必要になるので足には負担がかかります。
 
 
 
 
 

足への負荷が大きい雪山登山への対策

まずはじめは行程の短い登山を行い、徐々に行程の長い登山にシフトしていくのが、雪山のための足づくりに最も効果的だと思います。
 
 
僕自身、雪山シーズンの序盤は短めの行程の登山をし、徐々に行程を伸ばしていくようにしています。
 
 
シーズン序盤の登山では、足が筋肉痛になったり、股関節が痛くなったりしますが、回数をこなすうちに足ができていきます。
 
 
そして、最終的には3000m級の雪山へとアタックをします。
 
 
 
 
 

まとめ 雪山登山で足にかかる負担が大きくなる理由と対策

雪山登山に限ったことではありませんが、登山においては、フィールドテスト、フィールドでのトレーニングが大切だと思います。
 
 
まずは、短い行程の登山で、登山中に体に負荷がかかっているシーンをしっかりと実感することが大切だと思います。
 
 
①登山靴(冬靴)それ自体が重い
 
②アイゼンやスノーシュー、ワカンの重さが加わる
 
③ラッセルで雪の負荷がかかる
 
④雪に冬靴を蹴り込むことが必要
 
 
 
 
上記にあげた、雪山で足に負荷がかかる局面の場数を踏み、徐々に登山の行程を伸ばしていくことによって雪山仕様の足を作ることができていくと思います。
 
 
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!!
 
 
 
 
 
雪山登山のフィールドテスト・トレーニングには北八ヶ岳(北横岳・縞枯山)がおすすめです。
 
冬の北八ヶ岳についてのブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 
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僕が北アルプスの蝶ヶ岳を登山した時に撮影した雷鳥の写真が救急車のデザインになりました。

僕が撮影した雷鳥写真が救急車になった話【北アルプスの蝶ヶ岳登山で撮影した雷鳥です】

 
 
 
 
 
松本市の山男です。
 
 
今回は、『僕が撮影した雷鳥写真が救急車になった話』ということで、山トークをしていきます。
 
 
 
 
 
僕が北アルプス蝶ヶ岳登山で撮影した雷鳥の写真が、長野県の飯田広域消防の救急車になりました。
※救急車:正確には高規格救急自動車
 
 
救急車になるまでの経緯などについて、山トークをしていきます。
 
 
まずは、僕が蝶ヶ岳登山で撮影した写真がこちら。
 
 
北アルプスの蝶ヶ岳を登山した時に槍ヶ岳を背景に撮影した雷鳥の写真
 
 
 
 
 
実際の救急車の写真はこちら。
 
 
僕が北アルプスの蝶ヶ岳を登山した時に撮影した雷鳥の写真が救急車のデザインになりました。
 
 
僕が北アルプスの蝶ヶ岳を登山した時に撮影した雷鳥の写真が救急車のデザインになりました。
 
 
槍ヶ岳から穂高岳の稜線が背景になった雷鳥の写真がプリントされた救急車
 
 
 
 
 
雷鳥の背景が、『槍ヶ岳』から、『槍ヶ岳〜穂高岳』に変わってますw
※デザインが変わる場合があることを、僕は予め了承しています。
 
 
 
 
 

経緯

『僕の雷鳥写真データを提供していただけないか?』ということで、飯田広域消防の方からメールをいただきました。
 
 
飯田広域消防の方は、僕のこの登山ブログで雷鳥写真を見てくれたようで、僕のブログ経由でご連絡をいただきました。
 
 
何度かメールでやり取りをさせていただき、依頼を受けることにして、担当の方に雷鳥写真のデータをお送りしました。
 
 
見ていただいたと思われるページはこちら(僕の登山ブログ内の雷鳥写真集のページです。)
 
 
 
 
 

救急車について

一般市民の方が、救急車の寄付をされたようです。
 
 
月並みながら、本当に素晴らしいことだと思います。
 
 
詳細は、飯田広域消防本部の「消防年報2023/令和5年度刊行」の33ページに記載がされています。
 
 
消防年報2023の掲載ページはこちら。
 
 
 
 
 

デザインの変更について

雷鳥の背景が、『槍ヶ岳』から『槍ヶ岳~穂高岳』の稜線に変わっています。
 
 
おそらく、乗鞍岳、焼岳方向から撮影したのではないかと思います。
 
 
写真を提供する際に、デザインが変更になる可能性があることは聞いていたので、負の感情は全くありません。
 
 
雷鳥が消えてしまうことにならずに良かったと思います。
 
 
今回の救急車の寄付に携わったどなたかが、『槍ヶ岳~穂高岳』の稜線に思い入れがあるのではないかと思うので、僕の他にも、山を知っている方が携わっているということを感じとることができます。
 
 
背景としても、槍ヶ岳よりは、槍穂高の稜線の方が、雷鳥も映えているように思います。
 
 
 
 
 

消防関係車両には、雷鳥はピッタリだと思います。

登山者のアイドルとしてかわいがられる雷鳥ですが、雷鳥はたくましさも兼ね備えています。
 
 
雷鳥は、荒天の稜線、荒天の山頂でも何食わぬ顔でたたずんでいます。
 
 
また、雪と氷の世界と化す、極寒の冬の北アルプスを生き抜いています。
 
 
飛ばずとも、登山道や岩稜隊を颯爽と歩いて移動していますし、空を飛べば、稜線を瞬く間に移動することができます。
 
 
雷鳥には、厳しい気象条件の中を生き抜くたくましさと、険しい山の中を瞬く間に移動する素早さがあります。
 
 
雷鳥はまさに、消防士、救急救命士の方と重なる鳥だと思います。
 
 
火災や事故などの厳しい条件下で、素早い行動が求められる消防士、救急救命士の方と、山と言う厳しい環境を生きる抜く雷鳥とは、大いに重なる部分があると僕は思っています。
 
 
 
 
 

まとめ

以上、『僕が撮影した雷鳥写真が救急車になった話』ということで、山トークをしてきました。
 
 
自分が撮影した雷鳥写真が、救急車のデザインになるなんて、夢にも思っていませんでした。
 
 
消防の方が、僕の登山ブログを見てくださり、雷鳥が目にとまり、僕に連絡をくださったこと。
 
 
救急車を寄贈された方が、僕の雷鳥写真にOKをくださったこと。
 
 
色々な巡り合わせがあって、晴れて、僕の雷鳥写真が救急車のデザインに採用されたんだと思います。
 
 
登山と登山ブログを長年続けていると、思っても見ないことがあるもんだな〜と実感した次第です。
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!
 
 
 
 
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冬の富士山の雪で覆われた斜面

登山上級者であっても冬の富士山が危険な理由

 
 
 
 
 
冬の富士山では多くの登山者が命を落としています。
 
 
そして、冬の富士山で遭難、滑落をしてしまうのは登山初心者ではなく登山上級者です。
 
 
軽装、装備不足の登山初心者の危険性が取り上げられることが多い夏の富士山ですが、そもそも冬の富士山にはそのような登山初心者は登ることはできません。
 
 
 
 

 
 
 
雪山装備も登山経験も十分な登山上級者ですら遭難、滑落をしてしまう冬の富士山。
 
 
このブログ投稿では冬の富士山が危険である3つの理由をまとめてみました。
 
 
①斜面が凍っており、アイゼン・ピッケルが効きづらい
 
②一度滑ったら止まるのは困難
 
③独立峰であるため強い風が吹いている
 
 
 
冬の富士山が危険である3つの理由について詳しく説明します。
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 

斜面が凍っており、アイゼン・ピッケルが効きづらい

冬の富士山の斜面はカチカチの氷でコーティングをされているようなものです。
 
 
標高が高くなればなるほど雪で覆われた斜面は固くなります。
 
 
雪山での滑り止めとして、登山靴に装着するアイゼンや、滑ってしまったときにブレーキの役割を果たすはずのピッケルですら、その効果を発揮しづらくなります。
 
 
通常の雪山であれば、アイゼン、ピッケルの刃がしっかりと雪を噛んでくれますが、固く凍った雪(氷)には、アイゼンやピッケルの刃ですらしっかりと効かせることができなくなります。
 
 
冬の富士山登山でピッケルの記念写真
 
 
 
 
 
冬の富士山が危険な理由②

一度滑ったら止まるのは困難

アイゼンやピッケルの刃ですら効きづらい固い雪、固い氷の斜面。
 
 
一度滑落をし始めたら自分の意志で止めることはほぼ不可能です。
 
 
冬の富士山の斜面は、カチカチのスケートリンクに角度があるようなものです。
 
 
雪山で滑落をした際、滑り落ちていくのを停止させるために携行をするピッケルですが、そのピッケルですら固く凍った雪の斜面ではほぼ無力になってしまいます。
 
 
 
 
 
冬の富士山が危険な理由③

独立峰であるため強い風が吹いている

富士山は山々が連なっている山脈ではなく、独立峰です。
 
 
富士山の周りには、風を遮ってくれる他の山がないため、富士山はもろに風に吹きさらされています。
 
 
独立峰であるがゆえ、富士山は夏ですら体が浮くほどの風が吹いている場合があります。冗談抜きにです。
 
 
冬の富士山では夏よりもさらに強い風が吹き、登山者はいとも簡単にバランスを崩されてしまいます。
 
 
アイゼンやピッケルが効きづらい氷の斜面にいるときに、バランスを崩すレベルの風が吹くわけです。
 
 
そして、一度、バランスを崩して氷の斜面を滑落し始めると自分の意志で停止をすることはほぼ不可能です。
 
 
物凄いスピードで滑落をしていく氷の斜面には時折、岩が露出していたり、断崖があったりするのです。
 
 
100km近いスピードで滑落をしている生身の体。
 
 
その体が岩に打ち付けられれば・・・。
 
 
 
 
 

まとめ 冬の富士山は登山上級者ですら遭難、滑落の危険がある難易度

以上、冬の富士山登山が極めて難易度が高く、危険な理由をお話してきました。
 
 
①アイゼン、ピッケルが効きづらい氷の斜面
 
②一度滑ったら止まるのは極めて困難
 
③独立峰であるため強い風が吹いている
 
 
 
 
冬の富士山の登山難易度が世界でもトップレベルと言われることもあるのもうなずけます。
 
 
そして、これらの理由に加えて雪山での一般的なリスクである、
 
 
雪崩、落石、低温、ホワイトアウト(吹雪や雪煙による視界不良)などがあるわけです。
 
 
富士山は日本一の標高を誇る山ですから、雪崩などの規模も大きくなります。
 
 
 
完全雪山装備の登山上級者ですら、いつ遭難、滑落事故にあってもおかしくないのが冬の富士山なのです。
 
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!
 
 
 
 
 
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僕が雪山登山の行きつけにしてきた北アルプス乗鞍岳

乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由【北アルプス3000m級冬山・雪山登山】

 
 
 
 
 
松本市の山男です。
 
 
 
今回は、『乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由』ということで山トークをしていきます。
 
 
 
冬の時期、僕は北アルプス乗鞍岳(のりくらだけ)標高3026mを、行きつけの山にしてきました。
 
 
月に2〜3回は、午前3時頃にはヘッドライトをつけて登山を開始して、乗鞍岳山頂の剣ヶ峰を目指してきました。
 
 
※冬の乗鞍岳登山は完全雪山装備が必要です。
 
※アイゼン、ピッケル、スノーシューorワカン等が必須です。
 
※滑落、雪崩、低体温症、ホワイトアウトのリスクがあります。
 
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由

登山開始地点まで割と安全な雪道運転

冬の乗鞍岳の登山開始地点は、休暇村乗鞍高原(高原のホテル)になります。
 
 
ホテルの駐車場に車を停めさせていただくことになりますが、除雪車でしっかりと除雪していただいてあります。
 
 
他の山の、冬の登山口駐車場では、雪によってスタック(自動車が動けなくなること)をしてしまうこともあります。
 
 
休暇村乗鞍高原の駐車場であれば、除雪をしていただいてあるので、基本的にスタックの心配はありません。(降雪のタイミングによっては、駐車場の除雪がされていない場合もあります。)
 
 
また、休暇村乗鞍高原一帯はMt.乗鞍スノーリゾート(スキー場)のエリアであることと、集落や民宿があるので、割と手厚く除雪がされています。
 
 
僕のFF(前輪駆動)にスタッドレスの車でも、自宅のある松本市から基本的には問題なく駐車場までたどり着くことができます。
 
 
※ノーマルタイヤはNGです。
 
※降雪のタイミングによっては、道路の除雪がされていない場合があります。
 
※除雪後であっても、路面に雪が残っており雪道運転となる場合があります。
 
 
 
 
ゲレンデに隣接している『休暇村乗鞍高原』
 
下山してすぐに自家源泉の温泉に入れます。(日帰り入浴可)
 
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乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由②

登山ルートの途中までは割と安全

冬の乗鞍岳登山は、リフトが動いていない早朝からの登山の場合、Mt.乗鞍スノーリゾートのゲレンデを登ることになります。
 
 
基本的には圧雪がされているゲレンデなので、それほどの危険はありません。
 
 
ただし、圧雪車が作業をしている場合があるので、圧雪車にひかれないように注意が必要です。
 
 
僕がゲレンデを登っていた午前3時頃には、圧雪作業がされていることが多かったです。
 
 
リフトが動いている時間帯の登山の場合は、ゲレンデトップまでリフトで上がることができます。
 
 
ゲレンデ内はスキーヤー、スノーボーダーが滑ってくるので登るのは危険です。
 
 
リフトが動いている時間帯は、リフトに乗るのが基本かと思います。
 
 
※Mt.乗鞍スノーリゾートの営業期間前は、ゲレンデは圧雪されていません。
 
 
※圧雪されたゲレンデを登りたい場合、そのシーズンの営業開始が何月何日からなのか要確認です。また、どのエリアのゲレンデまでが営業開始となっているかも確認する必要があります。
 
 
ゲレンデトップから先は、ツアーコースと呼ばれる登山ルートとなります。
 
 
バックカントリースキー、バックカントリースノーボードをする方が多いエリアになります。
 
 
序盤は急登で体力を使いますが、一段登ればひと段落です。(先々も登りは有りです。)
 
 
ツアーコースは、両サイドに木々が立っている中を進むので、風の直撃を受けることも少なく、道迷いのリスクもほとんどありません。
 
 
※ツアーコース終点(6番のボードの先)では、過去に雪崩事故が発生しています。最大限の注意が必要です。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由③

荒天でもある程度のところまではいける

上述したとおり、乗鞍岳登山は序盤はゲレンデ~ツアーコースとなるので、荒天であったとしても、ツアーコース終点手前までは、比較的安全に登りおりをすることができます。
 
 
僕はどちらかと言うと、乗鞍岳山頂に登ることよりも、トレーニングをすることが目的で乗鞍岳登山をしてきましたので、どんなに荒天でも、乗鞍岳ではある程度のトレーニングができるととらえています。
 
 
荒天の時には、ツアーコース終点~ツアーコース入り口を2往復するトレーニングをしたこともあります。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由④

荒天の場合、諦めがつく

ツアーコース終点から先は、荒天の場合、吹きさらされます。
 
 
荒天の場合は、「地獄と化す」という言葉がピッタリな、過酷な環境です。
 
 
僕は本能的に「荒天の際は行ってはいけないエリア」と実感してきました。
 
 
荒天のツアーコース終点から先は、目印となる対象物が無く、低温の爆風に吹きさらされるので極めて危険です。
 
 
視界が無い状況で歩を進めるのは自殺行為だと思っています。
 
 
なので、荒天の際には、きっぱりと諦めがつき、迷うことなく撤退を選択することができます。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由⑤

北アルプス3000m級である

乗鞍岳は、標高3026mです。
 
 
北アルプス3000m級と言えば、日本での一般登山者の登山としては最高峰のカテゴリーと言えると思います。
 
 
乗鞍岳では、最高峰の雪山登山、冬山登山をすることができます。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由⑥

白銀の絶景が待っている

晴れた日の乗鞍岳登山のツアーコース終点から先では、広大な白銀の雪原を目にすることができます。
 
 
また、雪に覆われた荘厳な乗鞍岳を目にすることができます。
 
 
シュカブラ(風雪紋)を見ることができたり、真っ白な冬毛の雷鳥に会えることもあります。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由⑦

家から近く、1時間以内で行ける

僕が乗鞍岳を冬山登山の行きつけにしてきた理由の1つが、何と言っても家から近いということです。
 
 
乗鞍岳登山の開始地点となる休暇村乗鞍高原までは、長野自動車道松本インターから約1時間です。※Googleマップのルート検索結果です。
 
 
我が家からは、車で1時間以内の場所です。
 
 
家から1時間以内で、冬でも比較的安全な雪道運転で登山口まで行けるというのは大きな大きな要素です。
 
 
 
 
 

まとめ

以上、『乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由』について、山トークをしてきました。
 
 
①登山開始地点まで割と安全な雪道運転
 
②登山ルートの途中までは割と安全
 
③荒天でもある程度のところまではいける
 
④荒天の場合、諦めがつく
 
⑤北アルプス3000m級である
 
⑥絶景が待っている
 
⑦家から近い
 
 
 
 
標高2702mまでバスで行くことができるので、無雪期は登りやすい3000m級の山とも言われる乗鞍岳。
 
 
※乗鞍岳にある畳平バスターミナルは、日本一高い所にあるバスターミナルと言われています。
 
 
しかし、積雪期になると、北アルプス3000m級の厳しい登山となります。
 
 
それでも、他の3000m級の山々に比べれば、積雪期であっても、乗鞍岳は比較的登りやすい山であると思います。
(雪崩、滑落などのリスクは伴います。)
 
 
加えて、僕の場合は家から近いということがあり、乗鞍岳を冬の行きつけの山としてきました。
 
 
結婚をして、雪山登山は引退しましたが、厳冬期に乗鞍岳に通った日々は、良い思い出になっています。
 
 
午前3時頃から、25kgほどのザックを背負って、一人で、よくもまあ、雪山登山をしていたな~と、我ながら感心をしてます・・・w
 
 
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!!
 
 
 
 
 
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『冬の乗鞍岳登山(剣ヶ峰)のポイント』について、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 
『冬山登山のノウハウ【北アルプス3000m級の雪山登山の経験から】』を、こちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 

ストラップギアでスノーシューをザックに外付け

ストラップギアでスノーシューをザックに外付けしてます【登山・キャンプ用品を束ねるのにも大活躍】

 
 
 
 
 
ストラップギアはスノーシューをザックに外付けするのにうってつけのアイテムです。
 
 
ストラップギアの両端は釣り針のようなフックになっているので、ザックのベルトなどにとても簡単に引っかけることができます。
 
 
 
とにかく簡単にスノーシューをザックに外付けすることができます。
 
ストラップギアでスノーシューをザックに外付け
 
 
『スノーシュー』についてはこちらでブログ投稿をしています
 
 
 
 
 

ストラップギアでスノーシューをザックに外付けする方法

 
 
ストラップギアを引っ張って、スノーシューをザックにくくりつけます。
 
ストラップギアのフックをザックのベルトにひっかけて固定するだけです。
 

 
 
 
 
ストラップギアの長さは、8インチ、10インチ、12インチの3種類がありますが、僕のザックでは8インチのものがスノーシューをザックに外付けするのに適しています。
 
ストラップギアの12インチと8インチの長さを比較
 
上のストラップギアが12インチ、下が8インチです。
 
 
 
ストラップギアの両端のフックはザックのベルトにしっかりと引っかかります。
 
 
外付けしたスノーシューがザックから落ちてしまうということはこれまで1度もありません。
 
 
雪山登山ではインナーグローブになって細かい作業をしていると指の感覚があっという間になくなっていきます。
 
 
そんな雪山でも、ストラップギアがあれば、30秒もあればスノーシューをザックに外付けすることができます。
 
 
ストラップギアは、雪山でインナーグローブになる時間を短縮してくれます。
 
 
 
 

ストラップギアの使い方は無限大

僕はストラップギアを、スノーシューをザックに外付けするために使用していますが、ストラップギアは雪山登山だけでなく、夏山登山やキャンプ、日常生活でも大活躍します。
 
 
 
ストラップギアのフックを、ストラップギア自体の穴に通すことができます。
 

 
 
 
マグカップをザックに外付けすることもできます。
 
ストラップギアでマグカップをザックに外付け
 
 
 
ストラップギアは、何かを束ねたり、吊るしたりといった、スノーシュー以外にもマットをザックに外付けしたり、などなど、その使用用途は無限大と言っても良いと思います。
 
 
 
ストラップギアは、登山、キャンプをはじめとしたアウトドアシーンの様々なシーンに活躍の場がある便利グッズです。
 
 
 
 
 
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『冬山登山のノウハウ【北アルプス3000m級の雪山登山の経験から】』を、こちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 
『夏山登山のノウハウ』は、こちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けた、冬山登山にも通じるノウハウになります。
 
 
 
 
 
『僕の夏山登山装備(登山ウェア含む)』は、こちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 

冬の北八ヶ岳茶臼山の山頂でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影

グリベルのピッケル エアーテックエヴォリューションの写真集【冬山登山の頼れる相棒】

 
 
 
 
 
グリベルのピッケル(エアーテックエヴォリューション)の写真集(活躍シーン)になります。(マイピッケルです!)
 
 
雪山登山・冬山登山での頼れる相棒です。
 
 
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2019年6月29日 扇沢からの爺ヶ岳・鹿島槍北峰の日帰り登山

 
6月下旬の鹿島槍ヶ岳登山での残雪地帯でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
6月下旬でも残雪のあった冷池山荘~布引山の登山道。ピッケルを携行していなかったら布引山~鹿島槍ヶ岳へのアタックを断念するところでした。
 
 
 
6月下旬の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳登山の柏原新道の残雪地帯でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念写真を撮影
 
扇沢~種池山荘(爺ヶ岳)の柏原新道にも3か所ほど残雪地帯をトラバースする箇所がありました。
 
 
 
 

2019年6月2日 富士宮ルート2合目からの富士山剣ヶ峰日帰りピストン

 
日本最高峰富士山剣ヶ峰山頂でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念写真を撮影
 
6月初旬でまだ登山道に残雪があった富士山富士宮ルート。登りでも下りでもピッケルが大活躍しました。
 
 
富士宮ルートからの富士山登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2019年4月28日 大倉バス停からの檜洞丸日帰りピストン

 
季節外れのゴールデンウィークの降雪の蛭ヶ岳で臼ヶ岳への急斜面の下降に備えグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションを準備
 
ゴールデンウィークに季節外れの降雪があった丹沢。大倉バス停から檜洞丸への日帰りピストンに挑戦中、蛭ヶ岳から臼ヶ岳への急斜面の下降に備えピッケルを準備。
 
 
大倉バス停からの檜洞丸日帰りピストンのブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2019年4月21日 残雪の燕岳登山

 
燕岳山頂でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションを構えて記念撮影
 
ここ数年でもっとも残雪量の多かった4月下旬の燕岳。山頂でピッケルポーズを決めて記念撮影。
 
 
残雪の燕岳登山のブログ投稿はこちら 
 
 
 

2019年3月24日 降雪直後の丹沢登山

 
丹沢の蛭ヶ岳山頂でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
登山中に使うことはありませんでしたが、せっかく持ってきたので蛭ヶ岳山頂で富士山をバックにピッケルの記念撮影
 
 
残雪の燕岳登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2019年3月9日 降雪直後の鉢伏山登山(松本市)

 
降雪直後の松本市の鉢伏山でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
延々と続くラッセル登山となったので、ザックに外付けされたまま出番の無かったピッケルでした。
 
 
鉢伏山登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2019年3月2日 冬の北八ヶ岳登山(縞枯山・茶臼山・白駒池・高見石)

 
雪に覆われた北八ヶ岳の白駒池でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
この日の山行では、縞枯山荘~縞枯山の登下山、茶臼山~麦草ヒュッテの登下山でピッケルが活躍しました。どちらの箇所も急登で、ピッケルに寄りかかるようにして登りました。
 
 
 
 
積雪期の北八ヶ岳登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2019年2月24日 冬の乗鞍岳登山

 
冬の乗鞍岳剣ヶ峰山頂で槍ヶ岳や穂高岳をバックにグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
乗鞍岳山頂で槍穂高を背景にピッケルの記念撮影。
 
この日の雪のコンディションは、肩の小屋から乗鞍岳の稜線に出るまでのほとんどが凍っていたので、登りでも下りでもピッケルが大活躍でした。
 
 
 
 
乗鞍岳を背景にグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
復路では、大雪原にピッケルを刺して、乗鞍岳を背景に記念撮影。
 
 
 
 
 

2019年2月17日 冬の乗鞍岳登山

 
冬の乗鞍岳登山でザックに外付けしたグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションを記念撮影
 
ホワイトアウトのため剣ヶ峰のとりつきまでたどり着くことができず。
 
ピッケルはザックに外付けされたままで出番のない乗鞍岳登山でした。
 
 
乗鞍岳登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2019年2月11日 冬の蓼科山登山(女乃神茶屋から)

 
冬の蓼科山登山でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの使用準備
 
幸徳平を過ぎたあたりで、蓼科山山頂への雪の急斜面に備えピッケルを使用準備。
 
前の週の北八ヶ岳登山に続き、暗い時間帯からピッケルを使用。
 
 
冬の蓼科山登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2019年2月2日 冬の北八ヶ岳登山(北横岳・縞枯山・茶臼山・麦草ヒュッテ)

 
冬の北八ヶ岳の坪庭でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションを暗闇のなか使用開始
 
北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅を午前4時に出発し、坪庭に到着したのはまだ暗闇の午前5時20分。北横岳に向けてピッケルを準備。暗い時間帯からピッケルを使いだすのは珍しいです。
 
 
 
冬の北八ヶ岳の茶臼山展望台でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
茶臼山展望台では青空をバックになかなか良いピッケル写真を撮ることができました。背景は蓼科山と北アルプス。
 
 
冬の北八ヶ岳登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2019年1月27日 冬の美ヶ原登山

 
冬の美ヶ原の王ヶ鼻でザックに外付けされたグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
冬の美ヶ原の王ヶ鼻でザックに外付けされたピッケルの記念撮影。
 
この日は三城から百曲~美しの塔~王ヶ頭~王ヶ鼻~アルプス展望コース~百曲~三城と周遊をしました。
 
毎年歩いていて、毎年ピッケルは使いませんが、冬の登山では連れ出さずにはいられない相棒です。
 
 
冬の美ヶ原登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2019年1月13日 冬の富士山登山

 
雪の富士山登山の8合目でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
厳冬期とは思えないほど穏やかだった富士山登山。
 
吉田ルートの馬返しを出発し、6合目の富士山安全指導センターから上でピッケルを使用。
 
この日は8合目白雲荘まで登りました。8合目でも登山道の大部分の雪はゆるんでいました。
 
 
冬の富士山登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2018年12月29日 冬の六甲全山縦走

 
冬の六甲全山縦走でザックに外付けしたグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションを記念撮影
 
六甲全山縦走路に雪が積もることは滅多にないと聞いていましたが、冬なので一応、ピッケルを携行しました。実際に縦走路を歩いてみると、ピッケルを使うほどではありませんでしたが六甲最高峰~宝塚の区間で若干の積雪がありました。
 
冬の六甲全山縦走(須磨浦公園~宝塚)のブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2018年12月25日 冬の乗鞍岳剣ヶ峰登山

 
 
乗鞍岳の稜線から槍・穂高方面をバックに記念撮影。
 
冬の乗鞍岳稜線で槍ヶ岳と穂高岳をバックにグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
 
 
成長したエビのシッポがついた剣ヶ峰の山頂標とピッケル。
 
冬の乗鞍岳山頂でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
 
冬の乗鞍岳剣ヶ峰登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 

2018年12月2日 初冬の浅間山2往復登山

 
 
初冬の浅間山山頂でザックに外付けしたグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
初冬の登山なのでピッケルを携行するも出番なし。出番の有る無しにかかわらずピッケルを携行することが大切だと思います。
 
初冬の浅間山2往復登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2018年11月18日 蝶ヶ岳山頂~蝶槍を4往復した三股からの蝶ヶ岳日帰り登山

 
 
槍穂高の稜線を背景にザックに外付けしたグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションを記念撮影
 
2週間前に登った時よりも雪は少なく、ピッケルの出番はありませんでしたがせっかくなので記念撮影
 
中房温泉からの燕岳・大天井岳日帰り登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2018年11月11日 中房温泉からの燕岳・大天井岳日帰りピストン登山

 
 
大天井岳の山頂でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションを持って記念撮影
 
凍りついた雪がついていた大天井岳山頂直下の急斜面。
 
グリベルのエアーテックエヴォリューションを使って無事に通過しました。
 
中房温泉からの燕岳・大天井岳日帰り登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2018年11月3・4日 晩秋の蝶ヶ岳登山

 
 
ザックに外付けしたグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションを蝶ヶ岳山頂で記念撮影
 
使うことはありませんでしたが、ザックに外付けしてピッケルを携行
 
晩秋の蝶ヶ岳登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2018年10月28日 三股からの蝶ヶ岳・常念岳の日帰りピストン登山

 
 
晩秋の蝶ヶ岳山頂でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションが外付けされたザックを記念撮影
 
使うことはありませんでしたが、ザックに外付けしてピッケルを携行
 
三股からの蝶ヶ岳・常念岳日帰りピストン登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2018年5月27日 残雪の富士山登山

 
 
残雪の日本最高峰富士山剣ヶ峰登山でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
残雪の富士山剣ヶ峰山頂でピッケル(グリベルエアーテックエヴォリューション)の記念撮影
 
残雪の富士山剣ヶ峰登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2018年5月13日 残雪期の燕岳合戦尾根2往復登山

 
 
残雪の燕岳合戦尾根でピッケルの記念撮影
 
前節の燕岳合戦尾根でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
 
 
 
5月で残雪の合戦尾根
 
残雪の燕岳合戦尾根
 
 
 
 
稜線の雪はほとんど溶けていましたが冷たい雨が・・・。
 
5月の冷たい雨が降る燕山荘前でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションを持って記念撮影
 
 
残雪の燕岳合戦尾根2往復登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2018年4月8日 残雪期の富士山登山

 
 
残雪期の富士山吉田ルートでグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
残雪期の富士山吉田ルートでピッケル(グリベルエアーテックエヴォリューション)の記念撮影
 
残雪期の富士山登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2018年3月3日 冬の赤岳鉱泉にテント泊での硫黄岳登山

 
 
八ヶ岳の硫黄岳に向かう稜線で赤岳と阿弥陀岳を背景にグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
硫黄岳に向かう稜線から赤岳と阿弥陀岳を背景にピッケル(グリベルエアーテックエヴォリューション)の記念撮影
 
赤岳鉱泉雪上テント泊での硫黄岳登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2018年1月21日 厳冬期の御嶽山登山

 
 
厳冬期の御嶽山飛騨山頂でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
厳冬期の御嶽山飛騨山頂でピッケル(グリベルエアーテックエヴォリューション)の記念撮影
 
 
 
厳冬期の御嶽山登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2018年1月7日 厳冬期の乗鞍岳剣ヶ峰登山

 
 
厳冬期の乗鞍岳剣ヶ峰山頂でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
厳冬期の乗鞍岳剣ヶ峰山頂でピッケル(グリベルエアーテックエヴォリューション)の記念撮影
 
 
 
厳冬期の乗鞍岳稜線でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
厳冬期の乗鞍岳剣ヶ峰に向かう稜線でピッケル(グリベルエアーテックエヴォリューション)の記念撮影
 
厳冬期の乗鞍岳剣ヶ峰登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2017年2月28日 厳冬期の乗鞍岳剣ヶ峰登山

 
 
厳冬期の乗鞍岳でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
厳冬期の乗鞍岳登山でピッケル(グリベルエアーテックエヴォリューション)の記念撮影
 
 
 
 
 

2017年12月15日 冬の北八ヶ岳(北横岳・縞枯山・茶臼山)登山

 
 
冬の北八ヶ岳の茶臼山山頂でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
茶臼山(北八ヶ岳)の山頂でピッケル(グリベルエアーテックエヴォリューション)の記念撮影
 
 
冬の北八ヶ岳(北横岳・縞枯山・茶臼山)登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2017年11月10日 初冬の燕岳登山

 
 
初冬の燕岳の燕山荘前でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションを持って記念写真
 
燕山荘前でピッケル(グリベルエアーテックエヴォリューション)の記念撮影
 
 
初冬の燕岳登山のブログ投稿はこちら
 
 
 
 
 

2016年11月26日 冬の富士山登山

 
 
冬の富士山8合目の鳥居荘の鳥居を背景にグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
冬の富士山登山でとりあえずの目標となる8合目の鳥居荘。
鳥居と一緒にピッケルの記念撮影。
 
 
 
 
 

2016年8月11日 白馬岳登山

 
夏の白馬大雪渓をピッケルを使って登下山しました。
 
白馬大雪渓でグリベルのピッケルであるエアーテックエヴォリューションの記念撮影
 
 
 
 
 
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アイゼンをスムーズに装着するためのポイント

 
 
 
 
 
松本市の山男です。
 
 
今回は、雪山登山でアイゼンをスムーズに装着するためのポイントについて山トークをしていきます。
 
 
 
 
アイゼンは雪山登山の必須装備です。
 
 
 
 
アイゼン無くして、雪山の斜面(ときには氷と化した雪の斜面を)安全に上り下りすることは不可能です。
 
 
アイゼンには簡易的なものから12本爪の本格的なものまでありますが、今回、山トークをする「アイゼン装着時のポイント」は、どの種類にもあてはまります。
 
 
僕は、冬も毎週のように登山をしているので、これまでに少なくとも100回はアイゼンを装着してきました。
 
 
100回以上のアイゼンの装着から実感している、アイゼンの装着時のポイントと携行方法について山トークをしていきます。
 
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 

アイゼンをスムーズに装着するためのポイント

①アイゼンを装着することができるスペースを確認しながら登る。
 
②アイゼンの装着はインナーグローブで
 
③アイゼンはすぐに装着できるようにザックに外付けして携行
 
④アイゼンの装着は風を避けれる場所で

 
 
それぞれの項目について、詳しく記していきます。
 
 
 
 
 
アイゼンをスムーズに装着するためのポイント①

アイゼンを装着することができるスペースを確認しながら登る。

僕も以前はやってしまいがちでしたが、「アイゼンを装着せずに行けるところまで行こう」という考えはしない方が良いです。
 
 
気が付いた時にはザックをしっかりと置くこともままならないような斜面にさしかかっているということになりかねません。
 
 
「アイゼンを付けた方が良いかな~」と思い始めたら、必ず前方を確認することが重要です。
 
 
ザックをしっかりと置くことができ、登山靴にアイゼンを装着することができるだけのスペースがあるかを確認しましょう。
 
 
スペースが無いようであれば、すぐにでもアイゼンを装着した方が良いと思います。
 
 
 
 
 
アイゼンをスムーズに装着するためのポイント②

アイゼンの装着はインナーグローブで

雪山用グローブをしたままでのアイゼンの装着もできないことはないですが、インナーグローブで着脱をした方が圧倒的に早いです。
 
 
雪山用グローブをしたまま、もたつきながらアイゼンを装着していると体温がみるみると奪われていきます。
 
 
インナーグローブでアイゼンを装着していると、手はどんどんと冷たくなっていきますが、スムーズに確実にアイゼンを装着することができます。
 
 
アイゼンを装着するためには行動することを止めねばなりません。
 
 
動いていれば雪山でも体温を維持することができますが、行動を止めると体温は見る見ると奪われていきます
 
 
アイゼンを装着するために行動を止め、体を長い時間寒さにさらすか、手を短い時間寒さにさらすかを考えた場合、後者の方が合理的です。
 
 
 
 
 
アイゼンをスムーズに装着するためのポイント③

アイゼンはすぐに装着できるようにザックに外付けして携行

僕はザックの雨蓋に外付けする形でアイゼンを携行しています。
 
 
雪山では、手がかじかんでしまい、ザックから山道具を出したり、ザックに山道具を入れたりすることすらままならなくなってしまうことがあるからです。
 
 
 
 
ザックの雨蓋の上に外付けしています。
 
アイゼンをザックに外付けして携行
 
 
 
 
カラビナでしっかりと固定しています。
 

 
 
 
山道具をザックに外付けするのを良しとしない考え方もありますが、僕は山道具をザックに外付けするタイプです。
 
 
特に、アイゼンは1回の山行で、何度も着脱を繰り返すケースがあります。
 
 
その都度、その都度、アイゼンをザックから出したり、ザックに入れたりというのは効率が悪いです。
 
 
また、その効率の悪さゆえ、アイゼンを着脱するのが億劫になってしまいます。
 
 
「アイゼンを装着しなくてもなんとかなるか~」が命取りになることもあります。
 
 
アイゼンをザックに外付けすることにより、アイゼンをすぐにでも装着することができるというスタンバイ状態にしておくことができます。
 
 
ちなみに、チェーンスパイクの場合に、一度履いて脱いだ場合は、手首にとおして携行して、しばらく残雪状況の様子を見るようにしています。
 
 
残雪期は、雪が出てきたり、無くなったりを繰り返すことが多いので、手首に通して携行するようにしています。
 
 
チェーンスパイクを手首にとおして携行すれば、チェーンスパイクを履いたり、脱いだりの際にザックを降ろす手間を省くことができます。
 
 
 
こんな感じでチェーンスパイクを手首にとおしています。
 
チェーンスパイクを手首にとおして携行
 
 
 
チェーンスパイクについてはこちらで詳しく投稿しています
 
 
 
 
 
アイゼンをスムーズに装着するためのポイント④

アイゼンの装着は風を避けれる場所で

できればの話ですが、アイゼンを装着する際は、風をよけることができる日向で行うのが良いです。
 
 
ちょっとした岩陰や、山小屋などの建物のそばなど、雪山の身を切り裂く風にさらされることなくアイゼンを装着することができる場所を意識することが大事です。
 
 
 

まとめ アイゼンをスムーズに装着するためのポイント

①アイゼンを装着することができるスペースを確認しながら登る。
 
②アイゼンの装着はインナーグローブで
 
③アイゼンはすぐに装着できるようにザックに外付けして携行
 
④アイゼンの装着は風を避けれる場所で

 
 
 
 
アイゼンは雪山登山において最も重要な山道具といっても過言ではありません。
 
 
特に上記に挙げた4つのポイントを意識して、スムーズなアイゼンの装着を心がけることが、雪山登山の質の向上につながると思います。
 
 
 
ちなみに、僕が使っているアイゼンはグリベルのG12オーマチックです。(登山靴にコパ(つま先とかかとの溝)がある必要があります。)
 
 
 
グリベルのアイゼン『G12オーマチック』
 
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それではまた、次の山トークでお会いしましょう!!
 
 
 
 
 
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