自称ソロ登山マスター(単独登山マスター)の、松本市の山男です。
今回は、『ソロ登山(単独登山)のメリット』について、山トークをしていきます。
ソロ登山は、
自分の好きなように登山をすることができます!
ソロ登山は、家を出発して、登山をして、家に帰るまで、自分だけが頼りです。
その登山における全てを自分で考え、自分で判断して、自分で行動することになります。
逆に言えば、心細さを感じることになるかもしれません。
良く言えば、ソロ登山は、自分の好きなように考え、自分の好きなように判断し、自分の好きなように行動することができます。
そう、ソロ登山は、自分の好きなように登山をすることができます。
僕は以前に日本百名山を146日間で完登しましたが、100座のうちの98座はソロ登山でした。
また、毎週末に夜明け前から登っている北アルプスも、99%はソロ登山です。
僕はソロ登山のプロを語っても良いくらい、ソロ登山をしてきました。
そんなソロ登山の経験から、今回は、ソロ登山のメリットについて考えて山トークをしていきます。
僕が思うソロ登山のメリットとしては、以下の2点があるのかなと思います。
①自分の好きなペースで登山をすることができる
②自分の撮りたい場所や撮りたいシーンで思う存分に写真を撮ることができる
ソロ登山のメリットだと思う2点について詳しく考えていきたいと思います。
ソロ登山のメリット①
自分の好きなペースで登山をすることができる
2人以上の登山の場合、相手が自分に登山ペースを合わせてくれているのか、逆に自分が相手の登山ペースに合わせているのかのどちらかになると思います。
心肺機能、筋力、その日のコンディションが自分と完全に一致する他人など、いるわけがないと思うのです。
また、登山中のペースだけでなく、家を出発して集合して、コンビニに立ち寄って、登山口で準備をして、トイレに寄ってという一連の登山前の場面でも、どこかしらで相手にペースを合わせることになります。
ソロ登山では、登山ペースはもちろん、休憩のタイミングや、山頂にいる時間も自分の思い通りにすることができます。
もっと言うと、登山当日に起きる時間も自分で決めることができ、登山に関わる全てのことについて、自分にとってベストだと思うペースで行うことができます。
自分の好きなペースで登山をすることができるというのは、ソロ登山ならではの大きなメリットだと思います。
ソロ登山のメリット②
自分の撮りたい場所や撮りたいシーンで写真を撮ることができる
何人かで登山をしていると、「ここで写真が撮りたい。」と思っても、仲間の足を止めることに気を使ってしまい、思い通りに写真が撮れなかったりします。
また、撮りたいシーン、撮りたい景色に仲間が入り込んでしまうこともあります。
(純粋に景色のみを撮りたいケースで人が入り込んでしまうという意味で。)
ソロ登山のメリットとしては、自分の撮りたい写真を思う存分に撮ることができます。
登山中に写真を撮りたいと思ったときに、自分の撮りたい場所、撮りたいアングル、撮りたい山景色を何の気兼ねもなく撮影することができます。
僕は多い時には1回の登山で500枚以上を単写で撮影をするので、その都度、仲間の足を止めていたとしたら相当なストレスを与えてしまうと思います。
また、ソロ登山ではセルフタイマーを使っての自撮りも思う存分にすることができます。
(僕は仲間がいると恥ずかしくて思う存分に自撮りをすることができません・・・。撮ってもらうのもなんとなく恥ずかしく・・・。)
剱岳のソロ登山で撮った山頂での自撮り写真
まとめ
以上、『ソロ登山のメリット』について、山トークをしてきました。
①登山の計画からアプローチ、実際の山行まで、自分の思い通りのペースですることができる。
②見たい山景色を思う存分見ることができ、好きなように写真を撮ることができる。
以上の2点がソロ登山のメリットかなと思います。
登山ガイドや山仲間にペース作ってもらう登山。登山ガイドや山仲間にビューポイントを教えてもらう登山。
もちろん、どちらも素晴らしい登山であると思います。
ただ、個人的には自分で登山ペースを判断し、自分の気付きにより登って、写真を撮って、とした方がより深みが増すと思っています。
ソロ登山にはソロ登山のメリットがあることは間違いありませんので、グループ登山とソロ登山を適度に織り交ぜることで、登山のアクセントになるのかなと思います。
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!!
究極のソロ登山だと思います。
常人だったら、命がいくつあっても足りません。
単独登山を描いた小説といえば
孤高の人 (新潮文庫) 新田 次郎 (著)
『ソロ登山について僕が書いた記事』を、こちらで一覧で紹介しています。
『夏山登山のノウハウ』を、こちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けた、冬山登山にも通じるノウハウになります。
『僕の夏山登山装備(登山ウェア含む)』は、こちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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登山に興味が出始めたのですが「キツイだろう」「つらいだろう」という思いがまだ強く踏み出せないでいます。でも・・
これほどまで 山への愛情に満ちた記事を読むにつれ、だんだん山へ赴きたくなってきました。
この秋 ぜひ挑戦してみたいと思います。励みとなる記事を、引き続き期待しています。
コメントありがとうございます!!
登山は、きつく、つらい時もあります。
でも、登山でしか見れない景色、登山でしか感じることができないことがあります。
それは、平地では決して味わうことはできません。
体、知識、装備をしっかりと準備され、標高が低く、コースタイムが短い山から登ることをおすすめします。
登山は危険と隣り合わせであることもお忘れなく。
それでは、良い登山を!