2017年7月8日に甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)を日帰り登山済
標高2967m
長野県と山梨県にまたがる山
登山ルート
竹宇駒ヶ岳神社からの黒戸尾根日帰りピストン
メモ:登山口から山頂までの標高差2400m。剱岳早月尾根と肩を並べるハードなルート。
駐車場(尾白の無料駐車場)
50台以上 トイレ有り(2016年夏の状態から建て替えがされ新しくなっていた。)
駐車場には係員がおり、登山届の提出を促していた。
※駐車台数は実際にカウントしたわけではないので大きく異なっている可能性あり。
※駐車台数は10台前後、20台以上、50台以上で分類。
※トイレの使用可否は未確認の場合あり。
中央道を通っているときや、新宿・松本間を走る特急あずさに乗っているとき、富士山にも負けず劣らずの存在感を放っている甲斐駒ヶ岳。毎年、登りたい山であります。
今回の登山ルートである黒戸尾根ルートはこれで3回目ですが、登山口から山頂までの距離・標高差が大きく、剱岳の早月尾根(3回登山経験あり)とどちらがきついか(日帰り登山をする場合)ということでよく比較されたりしています。
僕の感想としては、剱岳早月尾根を日帰りできれば甲斐駒ヶ岳黒戸尾根を日帰りでき、逆もまた然り。としか言いようがないと思います。
ただ、今回の甲斐駒ヶ岳黒戸尾根登山では登山道上に残雪は一切ありませんでした。
一方、未確認ではありますが恐らく、剱岳早月尾根は未だにアイゼン・ピッケル必携レベルの残雪が登山道にあるのではないかと思います。
これは甲斐駒ヶ岳黒戸尾根と剱岳早月尾根の比較と言うよりは、北アルプスと南アルプスの比較になる気もしますが、おかれた自然環境の観点からすると北アルプスの方が厳しい環境下にあり、北アルプスである剱岳の方が厳しい自然環境下での登山を行うこととなるといえるような気がします。
あくまで強いて言えばの話ですが。
個人的には、剱岳だろうが甲斐駒ヶ岳だろうが、富士山だろうが標高1000mに満たない里山だろうが、同じように真摯に向き合うべきだと思っています。
駐車場が満車になることを心配し、2時30分頃に現地入りしました。
アスファルトの駐車場はほぼ満車状態でしたが、砂利の駐車場は全然余裕ありでした。
先行者がいたので、午前3時10分に登山開始。
ヘッドライトに照らされるコンクリート製の建造物が醸し出す雰囲気はなんとも不気味です。
3回目のルートとはいえ油断は禁物。看板をしっかりチェック。
スポットライトのように朝日が登山道を照らします。
朝日に照らされる刃渡り。
こんな時間にここまでたどり着くことになるとは思っていませんでした。
山と高原地図で危険マークがついている場所ですが、今まで通ってきた他の山の危険マーク地帯に比べるとそれほど危険は感じません。
(とはいえ、もちろん細心の注意を払って通過します。)
刃渡りの少し前で先行者を抜きましたが、先行者は僕が駐車場に向かう途中でセブンイレブンに寄ったのをちゃんとチェックしていました。
僕も逆にチェックしていましたが 笑
(格好は登山者、コンビニ駐車場の車にはザックが積んであったので。)
朝日に染まる八ヶ岳。
刃利天狗
いわれなどはよくわからず。
まだまだ遠い山頂方面。
登山道なのに、少し下山する場所。
五合目小屋跡
五合目小屋跡の先は木梯子や鎖が出てきます。
木の橋
七丈第一小屋
小屋の外にはありがたい水場。(100円)
ハードルートで食べるガリガリ君は間違いなくおいしいだろうな~。
七丈第一小屋のすぐ隣には七丈第二小屋が。
駐車場に車が一杯だった割にはテントはそれほど張られておらず。
写真は下側のテント場。上側のテント場にはたしか2張りが張られていたのみ。
僕が下山するときにはテント泊装備の登山者が大勢登っていました。
七丈小屋から上の鎖場。
隠した部分には住所と名前が記載されています。
反対側。
こちらは名前が記載されています。
鎖の先端についてます。
鎖がなかったとしたら難易度が格段に上がる岩場。
いい記念だな~と思います。
黒戸尾根のシンボルと言って良さそうな岩の上の2本の剣。
鳳凰三山の向こうに富士山が見えます。
甲斐駒ヶ岳は信仰の山と言うことで、登山道上には祠や剣などが何か所にもありますが、この剣はひときわ目立ちます。
一般登山者がいけないところに立つ2本の剣です。
山頂の駒ヶ岳神社奥社
思ったよりも他の登山者がいない山頂。
時計を見ると午前7時前。
約3時間40分で登れたようです。
31座目のポーズ。31であればできるので、さりげなく復活。
甲斐駒ヶ岳からは鳳凰三山の向こうに富士山を見ることができます。
北岳と間ノ岳
仙丈ケ岳
八ヶ岳
鋸岳方面は要注意。
見るからにギザギザしています。
要ザイル・ハーネス。
北沢峠方面
僕がいた間には登ってくる登山者はいませんでした。
山頂のひとつ前のピークには、
駒ケ嶽神社本社が。
イワカガミ
山頂方面を振り返る。
登っているときには気が付かなかった剣。
また剣。
下山道なのに登る場所。
美味しそうなきのこ。
五合目小屋跡から先は、小走りする羽目に・・・。
抜いたら走って追いかけてくるパターンの登山者に遭遇。
そういう登山者の走りは5分ともたないことが大半です。
どちらにせよ小走りしたほうが足にも負担がかからないように思える登山道なので、そのまま気持ちよく小走りしながら下山しました。
パワーアップできそうなきのこが落ちてました。
フカフカで足に負担の少ないトレイル。
小屋がほぼ通年開設しているということは、通年、登山者がいるということだと思いますが、冬の黒戸尾根はちょっと想像を絶します。
つり橋の脇から沢に降りれる道を発見。
砂浜のような砂です。
鎖やロープを持ったり、岩を握ったりしているのでさっぱりします。
涼し気。
つり橋の駒ケ岳神社側ではなく山側に沢(尾白川)へと降りる道がありました。
つり橋を渡って、
駒ケ岳神社にお礼のお参り。
甲斐駒ヶ岳と駒ケ岳神社のいわれ。
無事に下山。
単発であればさほど問題のない甲斐駒黒戸尾根ですが、翌日からの百名山登山にどのような影響をもたらすことやら。
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taka様
登り3:40、速いですね。トレランナーはやはり4時間程度で行くようですね。
私は9/30に行って登り5時間、下り4時間でした。
あと9座のようですね。安全に頑張ってください。
甲斐駒黒戸尾根は登り応えのある好きなルートです。
トレイルランナーも沢山いますよね。
多分、トップトレイルランナーは3時間を切るようなタイムで登るんじゃないかなと思います。
安全第一で百名山を登り切りたいと思います。