松本市の山男です。
今回は、『登山を早朝に開始するメリット』について山トークをしていきます。
登山は『早出早着』が基本と言われます。
読み方は、「はやではやちゃく」です。
意味は文字どおりで、早く出発して、早く帰るということになります。
早出早着は、登山の基本と言われており、警察や山小屋のSNSなどで、早出早着をするように呼び掛けがされていることもあります。
ちなみに僕の場合、早朝というよりは、夜中から未明に登山を開始することが多いです。
具体的にいうと、基本は2時から3時の間に登山開始。
往復40キロを超えるような長丁場の場合は、日付が変わった直後から登山を開始することもあります。
いわゆるナイトハイクからの登山開始になります。
『夜間登山(ナイトハイク)の魅力と注意すべきポイントについて』について、こちらでブログ投稿をしています。
もう、何百回とナイトハイクからの登山開始をしてきた経験から、『登山を早朝に開始するメリット』について、山トークをしていきます。
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意→こちらからお読みください。
登山の開始が遅いとどうなるか
登山を開始する時間が遅いと、暗い山の中を行動する必要に迫られる可能性が出てきます。
・山頂や目的地まで、思っていたよりも時間がかかってしまった。
・歩くべき登山道を間違えてしまったり、登山道で迷ってしまい大幅に時間をロスしてしまった。
仮に、上記のような状況となってしまった場合も、早い時間に登山を開始していれば、暗くなる前に登山口まで下山することができる可能性が上がります。
また、暗くなるまでの時間にゆとりがあれば、落ち着いて行動をすることができます。
逆に、登山開始時間を遅くに設定し、日没までにゆとりを持たせていない登山計画をしていた場合、暗い山の中を歩いて登山口まで歩くことになる可能性が上がります。
※登山開始時間に関わらず、登山をする際は必ずヘッドライトを携行しましょう。
たとえ、日帰り登山の計画であったとしても、アクシデントにより暗い山の中で行動をする必要に迫られる可能性があります。
また、山の中で一夜を過ごす必要に迫られる可能性もあります。
『ヘッドライト』については、こちらでブログ投稿をしています。
登山を早朝に開始するメリット
ここからは、登山を早朝に開始するメリットについて、山トークをしていきます。
①涼しい時間帯に登ることができる
②空いてる登山道を歩くことができる
③ご来光と雲海を見れる場合がある
④空いてる山頂に立てる可能性が上がる
⑤良い山景色を見れる可能性が上がる
(天気が崩れる前に下山することができる可能性が上がる)
⑥遠くまでいくことができる
⑦早く帰ることができる
それでは、それぞれについて山トークをしていきます。
登山を早朝に開始するメリット①
涼しい時間帯に登ることができる
太陽が出た後の登山道は気温が上がります。
僕の場合、太陽が昇りきる前に、標高2500m付近まで登っている場合がほとんどです。
太陽に照らされたり、気温が上がる前に登りの大部分を終えているので、体力の消耗を抑えることができています。
早い時間に出発をすればするほど、気温が低い中で登ることができる可能性が高く、体力の消耗を抑えられる可能性が上がります。
登山を早朝に開始するメリット②
空いてる登山道を歩くことができる
早ければ早いほど、登山道に登山者が少ないケースが多いです。
登山者とのすれ違い、追い越し、登山者渋滞などのシーンが少なくなる可能性が上がり、ストレスなく登山道を歩くことができる可能性が上がります。
登山を早朝に開始するメリット③
ご来光と雲海を見れる場合がある
難易度が高めにはなりますが、夜中~未明から登山を開始すれば、日帰り登山ではあるものの、ご来光を見ることができる場合があります。
日の出の時間が早い夏の登山では、僕自身、ご来光までに稜線、山頂までたどり着けていない場合が多々あります…
日の出の時間が遅くなる秋になれば、稜線や山頂でご来光を拝むことができる可能性が上がります。
また、経験上、朝の早い時間の稜線・山頂からは、雲海を見れることが多いです。
登山を早朝に開始するメリット④
空いてる山頂に立てる可能性が上がる
他の登山者よりも早く登山を開始し、早く山頂にたどり着けば、山頂を独り占めできる可能性が上がります。
記念写真や山写真も、思い通りに撮ることができる可能性が上がります。
登山を早朝に開始するメリット⑤
良い山景色を見れる可能性が上がる
経験的に、山は早い時間は晴れていることが多く、昼前から昼後になると、雲が湧いてくることが多いように思います。
早朝に登山を開始して、稜線・山頂に早く着くほどに、良い山景色を見れる可能性が上がるように思います。
また、山は昼過ぎから天気が崩れることが多いと言われており、早出早着であれば、天気が崩れる前に登山口に戻ることができる可能性が上がります。
登山を早朝に開始するメリット⑥
遠くまでいくことができる
登山を早く開始すればするほど、遠い山頂、遠い目的地まで行くことができます。
僕は15時には登山口に下山するようにしており、遅くても10時〜11時には下山を開始するようにしています。
10時〜11時というリミットタイムに、より遠い山頂、より遠い目的地にいるためには、より早い時間に登山を開始します。
冒頭でもお話しましたが、普段は2時〜3時に登山を開始する僕ですが、40キロを超える行程の日帰り登山の時は、午前0時ごろに登山を開始しています。
登山を早朝に開始するメリット⑦
早く帰ることができる
当たり前のことではありますが、同じ行程で登山をするのであれば、登山を早く開始すればそれだけ早く登山を終えることができます。
また、稜線や山頂での時間を、ゆっくりと過ごすことができます。
まとめ
以上、『登山を早朝に開始するメリット』について山トークをしてきました。
①涼しい時間帯に登ることができる
②空いてる登山道を歩くことができる
③ご来光と雲海を見れる場合がある
④空いてる山頂に立てる可能性が上がる
⑤良い山景色を見れる可能性が上がる
⑥遠くまでいくことができる
⑦早く帰ることができる
登山の基本の『早出早着』
僕のように夜中~未明に登山を開始するというのは、我ながら良い例とは言えないと思っていますが…
登山開始時間を早めると沢山のメリットがあるということをおわかりいただけたでしょうか。
そして、登山を早く開始することで、気分的にも物理的にも行動時間にゆとりが生まれます。
そのゆとりは、安全な登山、登山をより満喫できることにつながることになります。
それではまた、次の山トークでお会いしましょう
登山のために早起きをするためには早く寝る必要ありです。
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『日帰り登山では15時に下山する必要がある理由』について、こちらでブログ投稿をしています。
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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