146日間で日本百名山を完登した、ひと夏での日本百名山全山日帰り登山で、中央アルプスの空木岳登山をした際に山頂で撮影

73座目 空木岳登山(うつぎだけ) 【ひと夏での日本百名山全山日帰り登山 146日間で完登】

 
 
 
 
 
2017年8月29日に空木岳(うつぎだけ)を日帰り登山済
 

 
標高2864m
 
長野県の山
 
 
登山ルート
 
池山林道からの日帰りピストン
 
 
メモ:大地獄・小地獄に注意。
 
 
駐車場
 
10台前後 トイレ有り
 
※駐車台数は実際にカウントしたわけではないので大きく異なっている可能性あり。
※駐車台数は10台前後、20台以上、50台以上で分類。
※トイレの使用可否は未確認の場合あり。
 
 
 
バースデー登山は、雨で展望の無い空木岳登山となりました。
 
日本百名山である空木岳の日帰り登山を達成
 
 
 
駒ヶ根インターをおりてから登山口へ向かう道路が工事中のようで、迂回路を通って登山口へと向かいました。
(迂回路を示す看板あり。2017年8月29日時点)
 

 
林道は未舗装路でなかなかの悪路ですが、ゆっくりと運転すれば問題ないレベルです。
 
ただ、すれ違いのための待避スペースが無い区間が多く、1度、100m近くバックすることになりました。
 
池山林道終点に駐車スペースがあり、数台停められていましたが、道中の看板によると池山林道終点の駐車スペースは通行止めで行けないことになっていました。
 
タクシーで池山林道終点まで入っている登山者が多いように見受けられました。
 
 
僕は池山林道終点の一つ前の駐車スペースに停めたので、看板に従い、車で通ってきた林道を歩いて500m程戻り、下の写真の登山口から入りました。
 

 
 
歩き始めて5分ほどで三本木地蔵を通過。
 
空木岳登山道の三本木地蔵
 
 
20~30分ほど登り、1度林道に出るとすぐに池山林道終点登山口となります。
 
空木岳の池山林道終点登山口の看板
 
自家用車と思われる車が5台ほど停められていました。(トイレも有り)
 
 
池山ハイキングコースであり、空木登山道でもあります。
 

 
確か、この辺りを歩いていた時だったと思いますが、平地の方から国民保護サイレンらしき音が聞こえてきました・・・。
 
Jアラートではなく、この世界の終わりを彷彿とさせる国民保護サイレンです。
 
内閣官房の国民保護サイレンについてのページ
 
↑実際にサイレンを聞くことができます。
 
公共の場で再生することが禁止されているとかいないとか。
 
極めて緊急性があり、重要であるサイレンです。
 
登山道を歩いていると、2回ほど国民保護サイレンの音が平地から聞こえてき、放送内容までは聞き取れないものの、「北朝鮮」という単語だけは聞き取れました・・・。
 
僕のイメージとしては、国民保護サイレンは本当に本当の最終局面で鳴らされるものだと思っていたので、ミサイルが日本に向けて発射され、なおかつ、登山口のある駒ヶ根地方に向かっているのだと思いました。
 
ただ、いくらなんでも、完全に宣戦布告となるような行為をするのだろうか、自衛隊の迎撃ミサイルの精度はどんなもんなんだろう、果たして駒ヶ根を標的とする意味があるのか、などなど、決してその場では答えにたどり着かないことをあれこれ考えながら登山を続けました。
(どちらにせよ、その場でできることと言ったら登ることだけです。)
 
しばらく歩くと、前を歩いていた登山者の方が、ミサイルが日本上空を通過したみたいだと教えてくれました。
 
この登山者の方以外にはしばらく登山者に会うことが無かったので、早い段階で顛末を教えていただいたおかげで、登山に集中することができました。
 
 
分岐が何度かありましたが、池山はスルーして空木岳、登山道と書かれた方へと進みます。
 

 
気になる野生動物観察棟までは100mでしたが、こちらもスルー。
 
恐らく、小屋のような建物の中から、森の動物たちを観察するのではないでしょうか。
 
 
池山小屋付近の水場
 
空木岳の池山小屋近くの水場
 
池山小屋は登山道から少し外れたところにあるようだったのでスルー。
 
 
マセナギ
 
空木岳登山道のマセナギ
 
看板が掛けられた木をマセナギと言うのかと思いましたが、恐らく場所を示す名称です。
 
 
序盤は開けた森の中を歩く感じでした。
 

 
 
登山口から山頂までのちょうどなかほどでしょうか。
 
迷い尾根に到着。
 
空木岳の迷い尾根についての注意喚起
 
急峻でヤセ尾根のため転落、滑落が多発しているようです。
 
さらに雨なので慎重に行きます。
 
そして、さらにさらに、この日はたまたまなのか、登山ルールを知らないアジア系外国人の下山者が多かったので最大限の注意を払います。
 
登山道では基本的には登りが優先ですが、そんなことはお構いなしに、登山道のど真ん中を突き進んできます・・・。
 
(全員がそうではありませんが。)
 
 
確かに登山道がヤセてきました。
 

 
 
大地獄、小地獄と言われる場所のどちらかだと思います。
 
空木岳の迷い尾根の鎖場
 
岩も鎖も良い感じに濡れています・・・。
 
 
鎖やクライミングロープなどが一般的ですが、ワイヤーが備え付けられていました。
 
空木岳の迷い尾根のワイヤー
 
ワイルドです。
 
 
迷い尾根の看板
 
空木岳の迷尾根の看板
 
 
迷い尾根をクリアし、稜線に出ると、面白い形の岩がいくつかありました。
 
駒岩(多分)
 
空木岳登山道の駒石
 
 
大きな石の上に丸みを帯びた石が乗っています。
 

 
 
大きな岩が寄りかかるようになっています。
 

 
 
この日も展望の無い稜線歩きです。
 

 
誕生日だからと言って山の神は甘やかしてはくれません。
 
 
ヘリがおろしたと思われる荷物があるということは、空木駒峰(こまほう)ヒュッテ近し。
 

 
 
ひと気なしの駒峰ヒュッテ
 
空木岳の空木駒峰ヒュッテ
 
ミサイル通過を教えてくれた登山者さんによると、駒峰ヒュッテに予め電話で確認をしたところ、満室状態ということで麓で1日足止めされることになったと言っていました。
 
登っているときに、物凄い数のアジア系外国人登山者とすれ違ったので満室状態というのも納得でした。
 
 
ヒュッテから山頂まではすぐでした。
 
空木岳山頂の道標
 
こういった展望が無く、周りに登山者が全くいない山頂では、自分がどの登山道から来たかすら怪しくなってしまいます。
 
戻るべき道を道標と地図でダブルチェックです。
 
 
空木岳山頂からの真っ白な景色
 
空木岳山頂
 
 
記念撮影
 
空木岳山頂で記念撮影
 
 
檜尾岳、木曽駒ヶ岳方面
 
空木岳山頂から檜尾岳方面への稜線を撮影
 
風を遮るものが無いので、強風が写真の左から右へと流れていました。
 
10m程進んでみようと思いましたが、強風と霧雨で体の熱が一気に持っていかれたので却下。
 
 
駒峰ヒュッテのテラスは、晴れた週末にはビールを片手にした登山者で賑わうのではないでしょうか。
 
空木岳の駒峰ヒュッテのテラス
 
 
空木岳に限らずにどの山にもありますが、リスが食べたと思われる松ぼっくり。
 

 
これは割と食べ散らかしてある方です。
 
 
ひょっとするとリス以外の動物かもしれません。
 

 
北海道のリスは、僕の目の前でも気にせずに松ぼっくりを食べたりしていましたが、本州のリスはまずそんなことはありません。
 
姿すらまともに見せてくれません。
 
 
下山をしていると少しだけ晴れ間が。
 

 
 
雲の中にいたことを実感します。そしてまた雲の中に・・・。
 

 
すぐ上は晴れているのにな~と思わずにはいられません。
 
 
カマンベールチーズのような石です。
 

 
このあたりで、ミサイル通過を教えてくれた登山者さんが登ってきました。
 
僕よりも少し年上ですが、綺麗なお姉さま。
 
ここまでの百名山登山では、おじさま方とは数々の出会いがあり、長話もしてきましたが、お姉さまと山トークをするのはこれでまだ2人目。
 
ハイマツ帯で支度を整え、さっそうと雨の稜線へ突入していかれました。
 
 
空木平避難小屋も気になりましたがスルー。
 
空木岳登山道の空木平避難小屋との分岐
 
 
登りでは気が付きませんでしたが「尻無」と道標にありました。
 
空木岳登山道の尻無
 
往路と同じく「登山道経由池山」へ。
 
 
時折見かける、枝に干されているような植物。
 

 
ジュディーオングやスター錦野を連想してしまいます。
 
 
登山口が近づいてくると日が差してきました。
 

 
とても爽やかな遊歩道(登山道)です。
 
 
 
展望は無かったものの、変化に富んだ良い登山道だった空木岳でした。
 
そして、中央アルプスデビューの日に、山中で、国民保護サイレンを聞くことになろうとは思ってもいませんでした・・・。
 
 
 
 
 
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