北アルプスと日本海を結ぶ栂海新道。その栂海新道の登山口にたたずむ宿が親不知観光ホテルです。
親不知(おやしらず)観光ホテルは、栂海新道登山の前後泊をするにはうってつけの場所に建っています。
栂海新道登山のレポート(2019年8月に縦走)はこちらで投稿しています。
登山前後の宿泊ではありませんでしたが、前々から宿泊をしてみたかった親不知観光ホテルに2019年11月に宿泊をしました。
実際に宿泊をしてみて感じたことなどを登山者の視点も持ちつつまとめてみました。
結論から言うと、日本海を一望することができ、料理も美味しい本当におすすめの宿です。
親不知観光ホテルの立地
栂海新道登山口から国道8号線をはさんだすぐのところに立地しています。
国道8号線をすぐに横断することができれば、栂海新道登山口から親不知観光ホテルまでは歩いて1分かかりません。
北アルプス側から栂海新道を縦走して親不知をゴールとする場合、登山を終えてすぐにビールとお風呂にありつくことができます。
栂海新道の起点
栂海新道の本当の起点である日本海は、親不知観光ホテルから歩いて400mのところにあり、高低差が80mあります。(実際に海に触れることができます。)
親不知観光ホテルから栂海新道の起点までは歩いて10分~15分ほどです。
ホテルから駅までの送迎があります
親不知観光ホテルの最寄り駅は、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの親不知駅です。
親不知観光ホテルから親不知駅までは4.5kmほどになります。
登山者であれば歩くこともできる距離ではありますが、歩くことになる国道8号線は歩道が無く、大型トラックなども通るので非常に危険です。
親不知観光ホテルの方が親不知駅までホテルの車両で送迎をしてくれますので、まずは問い合わせをしてみることをお勧めします。
親不知駅ではなく、富山県よりの市振駅などにも送迎をしてくれ、臨機応変な対応をしてくださいます。
客室からは日本海を一望
親不知観光ホテルの客室は海側と山側があり、海側の方が宿泊費は高い設定になっています。
僕は海側の部屋に宿泊をしましたが、断然、海側の客室をおすすめします。
窓の外には、これぞオーシャンビューという光景が広がっていました。
風呂からは日本海を一望
親不知展望ホテルの3F展望風呂からは日本海を一望することができます。
ビールの自動販売機
展望風呂のある3Fにビールの自動販売機がありました。
近隣にコンビニなどはなし
親不知観光ホテルから最寄りのコンビニまでは車でも10分以上かかります。
飲み物や食料は事前に買った上で宿泊をした方が良いです。
自動販売機はホテル内に設置されています。
ホテル内に食料を調達できる売店はありませんので、登山後に宿泊をする場合は、行動食などで夕食時間まで食つなぐことになると思います。
軽食などの準備をしてくださる可能性もあるので、その点は事前に問い合わせをされることをおすすめします。
ホテル内は清潔感です
客室を含め、ホテル内はそれなりの歴史を感じさせはしますが、清潔感は問題ないレベルです。
高級ホテル、高級旅館にしか泊まったことが無いという方でなければ問題ないレベルだと思います。
関東から親不知観光ホテルへの電車でのアクセス
北陸新幹線の糸魚川駅から、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインに乗り継ぐか、JR大糸線からえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインに乗り継ぐのが一般的かと思います。
登山者の方であれば乗ったことがある方もいると思いますが、長野県の松本駅から大町、白馬方面へと向かう列車がJR大糸線です。
白馬からさらに南小谷(主要駅)を経由して糸魚川まで、鈍行列車での旅となります。
親不知観光ホテルについてのまとめ
親不知観光ホテルに栂海新道登山の前後に宿泊をする場合、日本海を登山の起点とするか、北アルプス側を登山の起点とするかでおすすめ度は変わってきます。
日本海を起点として、北アルプスに向けて登山をする場合は、海を身近に感じる中で、翌日からの北アルプス登山に思いを馳せることができると思います。
ただ、登山前日に食事の生ものを食べたり、しこたまビールを飲んだりというのはよろしくないですので、残念ながら、親不知観光ホテル泊を手放しで満喫をすることはできないと思います。
逆に、北アルプスから日本海に向けて登山をする場合には、親不知観光ホテル泊は間違いなくおすすめです。
登山直後に日本海を眺めながらのビールとお風呂を満喫することができ、ゆっくりと休むことができます。
栂海新道登山を計画される際には、親不知観光ホテル泊を視野に計画を練ってみることをおすすめします。
栂海新道登山のレポート(2019年8月に縦走)を、こちらで投稿しています。
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日本海を見下ろす断崖に立つ宿です。
アルプスと海をつなぐ栂海新道 【文庫】
栂海新道を開拓した小野 健さんによる著書の復刻です。
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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