松本市の山男です。
今回は、『登山中のゴミをスムーズに処理する方法と、登山中のゴミを減らす方法』について、山トークをしていきます。
まずですが、
山にゴミ箱はありません。
山小屋にも基本、ゴミ箱はありません。
山にはゴミ収集車が入れないので、ゴミはヘリコプターか、人力で運ぶしかありません。
そのため、山ではゴミの処理にとてつもない経費と労力がかかります。
なので、山にゴミ箱はありません。
ゴミは、自分で持ち帰るのが登山の大原則です。
※山小屋で買ったものから出たゴミ(空き缶やペットボトルなど)は、基本、買った山小屋で引き取っていただけます。
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
登山中のゴミをスムーズに処理する方法とゴミを減らす方法について
・登山中に出る主なゴミ
・必ず出るゴミをスムーズに処理する方法
・テント泊で出るゴミの処理
・優秀なゴミ袋
・登山中のゴミを減らす方法
それでは、それぞれについて山トークをしていきます。
登山中に出る主なゴミ
・食べ物を包装していた袋や箱
登山中に出るゴミの大半を占めるのが、食料関係のものになります。
例)
・インスタントラーメンが入っていた袋
・アルファ米が入っていた袋
・フリーズドライのスープが入っていた袋などなど
登山中に必ず出るゴミをスムーズに処理する方法
僕の場合、以下の2点は、ほぼ確実に出るゴミになります。
登山中に必ず出るゴミの処理
ペットボトル・空き缶
僕は山小屋で、ペットボトルや缶ジュースを購入して、水分補給させてもらうことがよくあります。
基本、山小屋で全て飲み切るか、持参したペットボトルに入れ替えます。
ゴミとなったペットボトルや空き缶は、基本的には、買った山小屋で引き取ってくれます。
(稀に、自分で持ち帰る必要がある山小屋もあります。)
山小屋にペットボトルや空き缶用のゴミ箱があれば、捨てさせてもらえます。(ゴミ箱がある山小屋で買ったものが原則)
ゴミ箱が無い場合にも、『ごちそうさまでした。ペットボトル(缶)は引き取ってもらえますか?』と、聞くと、基本、引き取ってもらえます。
登山中に必ず出るゴミをスムーズに処理する方法
カップラーメンのゴミ
僕は、山頂でカップヌードルを食べるために、山に登っているようなものなので、カップヌードルのゴミは必ず出ます。
登山で食べたカップヌードルの写真(かれこれ300杯)を、こちらでブログ投稿しています。
僕はカップヌードルをジップロックに入れて携行しています。
食べ終わった容器は入れてきたジップロックに入れて持ち帰ります。(ちなみに、スープは一滴残らず飲み干します。)
確実にゴミになるものは、あらかじめジップロックに入れて携行します。
ゴミになるものと、ゴミ袋となるジップロックをニコイチにしておけば、スムーズに処理することができます。
テント泊で出るゴミの処理
テント泊では、ごはん関係のものを中心にゴミが出ます。
それらのゴミは、全てジップロックに入れて持ち帰ります。
優秀なゴミ袋となるジップロック
完全に密閉をすることができるジップロックは、とても優秀なゴミ袋になります。(ちょっとリッチですが)
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ジップロックについては、こちらで詳しくブログ投稿をしています。
例えば、食べた後の食器を拭いて汚れたペーパーなども、ジップロックに入れて密閉されていれば、安心して持ち帰ることができます。(ザックの中が汚れてしまう心配がありません。)
ジップロックをすぐに取り出せる場所に
僕はジップロックを、ザックの雨蓋やウエストポケットに入れて携行しています。
僕の登山中に出てくるゴミとしては、カップヌードルの容器、ペットボトル・空き缶に加えて、飲んだ後のサプリのパッケージがあります。(サプリは50キロを超えるような行程のときのみ摂取。)
サプリを飲むことになる山行に臨むときは、あらかじめ、サプリとジップロックをウエストポケットに入れておきます。
そうすることで、サプリのスムーズな摂取と、スムーズなゴミの処理をすることができます。
登山中のゴミを減らす方法
ゴミを減らすにはどうすれば良いか?
以下のことを意識、実行することによって登山中のゴミを減らすことができます。
登山中のゴミを減らす方法
平地にいるうちに、食べ物を包装している袋や箱をとっておく
カップラーメンを覆っているフィルムは、平地で剥いでおく。
→フィルムは平地で捨てる
カロリーメイトは、箱から出して、携行する。
→箱は平地で捨てる
山頂や稜線では、風が強いことが多いので、食べ物を覆っていたフィルムなどは、風で飛ばされやすい状況となります。
風に飛ばされ、図らずもポイ捨てしてしまう状況になる可能性があるわけですが、あらかじめ平地で剥いでおけば、その可能性も無くなります。
登山中のゴミを減らす方法
ゴミを出さない登山スタイルにする。
僕の場合、50キロを超えるような日帰り登山でなければ、行動食は食べませんし、サプリによる補給もしません。
内臓の作り方
登山中に食べる行動食やおやつが美味しいのはとてもよくわかります。
でも、それ以上に美味しいのは山の空気だと僕は思います。
それに、山の空気であれば、食べた後もごみになりません。
まとめ
以上、『登山中のゴミをスムーズに処理する方法とゴミを減らす方法』について、山トークをしてきました。
・登山中に出る主なゴミ
・必ず出るゴミをスムーズに処理する方法
・テント泊で出るゴミの処理
・優秀なゴミ袋
・登山中のゴミを減らす方法
山の中でゴミを出さない登山スタイルにし、出たゴミをスムーズに処理することを意識することによって、より、登山そのものに集中することができるようになります。(ゴミの処理に煩わされる機会が減ります。)
それではまた、次の山トークでお会いしましょう。
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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