長距離日帰り登山 詳細」カテゴリーアーカイブ

フォロワーさんとの美ヶ原周遊(2018年4月29日)

 
 
 

ツイッター、インスタグラムのフォロワーさんと美ヶ原を歩いてきました。
はるか600kmほど離れたところからやって来られた山好きフォロワーさんです。
 
 
三城から登ります。


 
 

三城から美ヶ原の台上までは約3.5kmの距離です。

序盤は三城いこいの広場(キャンプ場)の中を突っ切るのですが、
いつも閑散としているキャンプ場(閉鎖している冬に来ることが多いので)に、
沢山のテントが張られおり嬉しい気分になりました。
 
 

登山道脇を流れる川


 
 

中央アルプス

百名山登山で登ったことがあるだけ中央アルプス。
木曽駒ヶ岳も空木岳も雨で全く展望が無かったので、
眺めてもいまいちピンときません。
 
 

最後の登りは近道(急坂)を登りました。


 
 

目の前に迫った美ヶ原の台上を見上げると、雲ひとつない青空です。


 
 

茶臼山方面へと向かうルートの向こうに八ヶ岳が浮かび上がっているようでした。
(左に蓼科山、右に編笠山)


 
 

美ヶ原の台上に出た後はまずは美しの塔へと向かいました。


 
 

雲ひとつない青空と美しの塔


 
 

いつもの儀式。鐘を鳴らします。


 
 

美しの塔の鐘


 
 

本当に雲ひとつありませんでした。


 
 

今年は高山植物を覚えたいです。
ハクサンフウロとマツムシソウは色々な山で見かけます。


 
 

山本小屋ふるさと館の駐車場の、「美しの路 思い出の路」の石碑。
奥に八ヶ岳(左)と南アルプス(右)。


 
 

南アルプス
鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳


 
 

蓼科山(左)と八ヶ岳(右)


 
 

中央分水嶺トレイルの看板が何ヶ所かにあります。


 
 

美ヶ原トレイルランのコースの一部が中央分水嶺トレイルとなっております。
霧ヶ峰方面から美ヶ原へと続くすばらしいルートです。


 
 

山本小屋ふるさと館の近くにミズバショウが咲いていました。


 
 

ミズバショウにズーム


 
 

牧場の中を王ヶ頭へと向かいます。
残念ながら牛たちはまだ放牧されていないようでした。


 
 

美ヶ原と八ヶ岳(左)と南アルプス(右)


 
 

北アルプス


 
 

北アルプス(白馬方面)にズーム


 
 

富士山も見ることができました。
写真の真ん中(富士山に重なるように)、霧ヶ峰(車山山頂)の気象レーダードームを密かに写しております。


 
 

王ヶ頭に到着


 
 

フォロワーさんに撮っていただいた写真。


 
 

王ヶ頭から王ヶ鼻へ。


 
 

雲ひとつない青空と北アルプス
穂高岳から白馬乗鞍岳まで。


 
 

白馬方面にズーム
(中央に五竜岳)


 
 

王ヶ鼻からは三城いこいの広場のオレンジ色の屋根が見えます。


 
 

こちらも自撮りではできないショット。


 
 

仲良くカップヌードル


 
 

松本平と北アルプスを見渡しながらの最高のカップヌードルです。

☆カップヌードルアルバム☆
 
 

にぎわう王ヶ鼻


 
 

王ヶ鼻からは日本百名山の3分の1を見渡すことができると言われています。


 
 

立山と剱岳が見えているはずの写真


 
 

乗鞍岳(左)と霞沢岳(真ん中)と槍穂高(右)


 
 

槍穂高にズーム
大キレットをふさぐように手前に蝶ヶ岳が見えているということに初めて気が付きました。


 
 

23の峰がある乗鞍岳


 
 

御嶽山
今年は初めて冬の御嶽山に登りました。(濁川ルートで五の池小屋まで)


 
 

王ヶ鼻で手を挙げるフォロワーさん


 
 

中央の白い稜線は、霞沢岳(左)から六百山(右)へと続く稜線だと思われます。


 
 

王ヶ頭の電波塔群


 
 

にぎわう王ヶ頭


 
 

よくよく見るとなかなか大規模な崩落個所


 
 

崩落箇所の突端が烏帽子岩となります。


 
 

王ヶ頭ホテルと電波塔①


 
 

王ヶ頭ホテルと電波塔②


 
 

フォロワーさんとのツーショット


 
 

フォロワーさんは下山がだいぶお得意のようで、
あっという間の三城への下山でした。


 
 
フォロワーさんと雲ひとつない美ヶ原を満喫することができた周遊でした。

 
 
今回の美ヶ原周遊ルート
三城~百曲り~美しの塔~山本小屋ふるさと館~美しの塔~王ヶ頭~王ヶ鼻~王ヶ頭~アルプス展望コース~百曲り~三城
 
 
美ヶ原の登山口情報など
 
 
 
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高尾山・陣馬山・醍醐丸の日帰りピストン(2018年4月21日)

 
 
 

京王電鉄の高尾山口駅

久々にヘッドライトを点けての登山です。

ここのところ仕事の疲れから、
登山口に暗いうちに着くも、明るくなるまで爆睡してしまうパターンが続いておりました。
(厳密に言えば、激務の中でも意地でランニングをしていた疲れです。)
 
 

人っ子一人いない高尾登山鉄道のケーブルカー駅(清滝駅)


 
 

1号路で登ります。


 
 

看板には登山道とありますが、オールアスファルト道です(登山道もあるのかもしれません)。
夜間照明は看板のとおりに全くありません。


 
 

都会の夜景が綺麗です。


 
 

意外にも、午前4時を過ぎたあたりで空が青くなってきました。


 
 

スカイツリーと東京タワーは肉眼では確認できませんでした。


 
 

開運のひっぱり蛸


 
 

ひっぱり蛸ゲット


 
 

薬王院へと向かう階段


 
 

厄除開運願叶輪潜


 
 

潜った後に輪っかを触ると良いようです。


 
 

八重桜のライトアップ


 
 

高尾山山頂からの夜景を楽しみにしていましたが、
午前5時前に既に明るくなっておりました。


 
 

高尾山の山頂標を独り占めです。

明治の森高尾国定公園だそうです。
 
 

日中に比べて早朝の方が視界が効くはずですが、


 
 

大気が霞んでいるのか、まったく見通すことができませんでした。


 
 

丹沢


 
 

陣馬山まで5時間


 
 

上の看板では裏高尾となっていますが、こちらの看板では奥高尾となっています。

陣馬山までの所要時間はどちらの看板も変わらずに5時間です。
 
 

ツツジ?とかすかに、本当にかすかに富士山が写っています。

ピンク系の花が、
昨年の百名山旅で見ることができた九州のミヤマキリシマを彷彿とさせます。
 
 

もみじ台


 
 

もみじ台で迎えるご来光①


 
 

もみじ台で迎えるご来光②


 
 

一丁平


 
 

富士山と、左手前に目立っている山は大室山と言うようです。


 
 

一丁平はひょっとするとダイヤモンド富士の撮影スポットではないでしょうか。


 
 

丹沢

左端が大山で、真ん中の一番高い山が蛭ヶ岳のようです。
 
 

右端が蛭ヶ岳なのは間違いないですが、
丹沢山がたぶん真ん中です。

案内板には塔ノ岳の文字はありませんでした。
この位置からみると連なりの向こう側になるのでしょうか。
 
 

まだ誰もいない小仏城山の春美茶屋


 
 

逆行の天狗様と小仏城山の山頂標


 
 

角度を変えて。


 
 

小仏城山の電波塔
地デジの中継局らしいです。


 
 

小仏城山から景信山へと向かう途中にあるトラップ地点。

昨年、初めて高尾山・陣馬山を縦走した時は間違って右側に進んでしまいましたが、
しばらく進むと道が消えたので、この場所まで戻って左側へと進みました。

木に白いペンキマークがつけられており、右側の奥へ奥へとペンキマークが続いていますが、
おそらく林業のためのものです。
 
 

たぶん相模湖


 
 

陣馬山まであと7km


 
 

小仏峠のたぬき


 
 

そう言えば、1号路を登っている時に、リアルにたぬきらしき動物がいました。

昨年はムササビも見ることができましたが、今年はムササビの気配は無し。

立ち並ぶ木々の方にヘッドライトを向けると、ムササビの目が光るので居所がわかります。
 
 

山の中に重機のキャタピラの跡が。

高尾山~陣馬山間は、小型重機であれば通れるレベルの登山道です。
 
 

登山と言うよりはトレッキング寄りです。(距離は長いです。)


 
 

左奥が高尾山。右手前のピークが小仏城山のはずです。


 
 

まだ誰もいない景信茶屋


 
 

景信山の山頂標


 
 

大切にされている景信山の三角点


 
 

木々が立ち並ぶ登山道


 
 

新緑の登山道


 
 

明王峠


 
 

どうやら相模湖駅から明王峠まで登ってくることができるようです。


 
 

明王峠茶屋


 
 

奈良子峠

陣馬山までもう一息(1.5km)です。
 
 

陣馬山付近からは富士山が綺麗に見えました。


 
 

陣馬山山頂に到着


 
 

陣馬山の石碑


 
 

陣馬山の馬との自撮り


 
 

陣馬山の馬は昭和44年に建立されたようです。


 
 

空に向かって、馬が階段を駆け上がっているようです。


 
 

陣馬山からの富士山

左の建屋は陣馬山山頂の茶屋です。

そう言えば、茶屋に向かってカブが走っていました 笑
どうやら作業車用通路があるようです。
 
 

富士山と自撮り

今年は例年通り、5~6月に残雪の北アルプスや八ヶ岳に登るので、
それを見越して、ザックにピッケルをつけての登山です。
 
 

陣馬山から先は、生藤山に向かって行けるところまで行ってみようと思っていました。

 
 

「陣馬高原下」方向の道路はすれ違いが大変そうです。


 
 

和田峠の駐車場と小屋

ここからであれば20分ほどで陣馬山まで登ることができます。

逆に、車でここまで来るのが大変そうです。
 
 

登山道であればどの山であってもヘビやハチに出くわしてもおかしくないと思いますが、
いざ注意書きがされていると尻込みしてしまいます。


 
 

醍醐丸、生藤山方面は見るからに登山者が少なそうな雰囲気です。


 
 

丹沢にもある「発砲危険」の看板。

発砲する人(猟師など?)に対して、
登山者が居るから発砲には気をつけるようにというメッセージだと思います。

正気を失った猟師に狙いまわされる映画シーンを連想してしまいます。
 
 

高尾山~陣馬山に比べると明らかに踏まれていない登山道。


 
 

醍醐丸


 
 

八王子最高峰の醍醐丸

たぶん、ハセツネ(日本山岳耐久レース)で通ったはずです。

気になったのでググってみたら、
生藤山~醍醐丸~市道山がハセツネのコースでした。
(今回の陣馬山~醍醐丸のルートはハセツネコースではありません。)

醍醐丸から生藤山に向かって少し進みましたが、
なんとなく、見たこと、走ったことがある光景でした。

体力的、時間的には生藤山まで行けましたが、
リアルに蜂が集団でブンブンと飛んでいたので醍醐丸から少し進んだところで引き返すことにしました。
 
 

和田峠から陣馬山までは階段の登り返しを20分ほど。


 
 

桜の花びら


 
 

ヤモリでしょうか。

動きが早いので写真に撮れるのは珍しいです。
 
 

陣馬山で富士山を眺めながらのカップヌードル

カップヌードルアルバム
 
 

生藤山でしょうか。


 
 

富士山


 
 

白い稜線は南アルプスでしょうか。


 
 

陣馬山の茶屋に道志村トレイルのポスターが貼られていました。

高尾山から帰ってからエントリーをしてみようと思いましたが、
すでに受付が終了していました。
 
 

長い道のりを高尾山に向けて戻ります。


 
 

前回(2016年12月26日)は復路もほとんど登山者が居ませんでしたが、


 
 

今回は沢山の登山者がいました。
(中にはショルダーバックで歩いている観光客も数人いました。)

随所にある、関東ふれあいの道の石碑。
 
 

緑の登山道


 
 

市街地方面


 
 

復路はどこの茶屋も登山者で賑わっていました。


 
 

高尾山へと続く稜線


 
 

緑色のまだら模様です。


 
 

往路は逆光だった小仏城山の天狗様


 
 

富士山と緑


 
 

熱中症になりそうな暑さだったので高尾山でコーラを注入。

高尾山に近づくと、登山者&観光客が物凄いことになっていきました。

ブルーシートを広げて宴会をしているグループが何グループも。
 
 

人混みをかいくぐり絶景展望台へ。


 
 

都心方向?を見渡すことができました。


 
 

高尾山口のホテルが目立っております。


 
 

中央のビルは八王子駅のビルでしょうか。


 
 

山頂に比べればだいぶ少ない観光客。


 
 

復路は琵琶滝経由の2号路で。


 
 

今回の行程の中では最も登山道らしい雰囲気です。


 
 

琵琶滝


 
 

琵琶滝にズーム


 
 

高尾山のケーブルカー


 
 

ケーブルカーの清滝駅に北島先生


 
 

マップを見ても通ってきた猿園から琵琶滝までのルートは載っていませんでした。


 
 

ムササビの銅像


 
 

石畳の街並み


 
 

高尾山口


 
 

帰りの談合坂のサービスエリア

ハセツネ(日本山岳耐久レース)をゴール後の帰りの車でいつも車中泊をするSAです。

計画的に車中泊をするというよりはここでいつも力尽きます。
(前回のハセツネは夜11時頃にゴールしました。)

昨年は百名山旅でハセツネに出場ができなかったので、
今年はクリック合戦に参戦しようと思っています。

 
 
また季節を変えて高尾山~陣馬山を歩きたいなと思いました。

今回は登山者一杯の高尾山~陣馬山を味わうことができました。
 
 
 
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金鳥居からの富士山剣ヶ峰日帰りピストン

 
 
<金鳥居からの富士山剣ヶ峰日帰りで歩いたルート>

往路
金鳥居~北口本宮冨士浅間神社~吉田口登山道(遊歩道)~馬返し~佐藤小屋~富士山安全指導センター~久須志神社(吉田口山頂)~お鉢めぐり(時計回り)~剣ヶ峰~久須志神社(吉田口山頂)

復路
往路と同じ

例年、6月下旬から7月初旬あたりに行う山行。
夏の北アルプスに向けた高所順応を兼ねてます 笑

このルートはほぼ、富士登山競争のルート。

ただ、富士登山競争は吉田口山頂でゴールした後は、
スバルライン5合目まで降りれば選手用バスが待っていてくれますが、

この山行ではすべてを自分の足で歩きます。

行きも帰りも金鳥居~馬返しが非常に長く感じますが、
そこ以外は、割と苦労の無い山行。
(日々のトレーニングが前提です。)

富士山が世界遺産に登録されてから、
富士スバルラインのマイカー規制期間が拡大され、
バスなどに乗る必要度が増しました。

しかし、麓から登ればそんなことは全く気にする必要は無し。

僕はいつも、富士吉田市役所近辺のコインパーキングに停めています。
(たしか、1日停めても600円くらい。)

富士登山競争の練習で富士吉田市役所の駐車場に停めてる方もいますが、
グレーではないでしょうか 笑

ちなみに、富士登山競争は例年7月下旬に開催されていますが、
開催が近づいてくると、多くのランナーが試走をしています。

特に、馬返し~佐藤小屋は沢山のランナーがいます。

登山の玄人は富士山には登らないといったような風潮を聞くことがよくありますが、
僕は毎年登っています。

何と言っても富士山はダントツで日本一高い山。

雲海や、景色がすばらしいのはもちろんのこと、
日本一の標高3776mに身を置くことに意味があると思ってます。

北アルプスに登れば、
山頂から必ず富士山を探しますし、

富士山は日本の象徴。

登らずにはいられないのです 笑

北アルプスから見ると遥か彼方に小さく見える富士山ですが、

実際に登るとその雄大さを実感できます。

そして、その雄大な富士山を麓からコツコツと登っているとき、
登山をしているな~と実感が湧いてきます。

 
 
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八ヶ岳(唐沢鉱泉から阿弥陀岳日帰りピストン)

 
 

<唐沢鉱泉からの阿弥陀岳日帰りで歩いたルート>

往路
唐沢鉱泉~西天狗岳~東天狗岳~根石岳~ヒュッテ夏沢~硫黄岳~横岳~赤岳~阿弥陀岳

復路
往路と同じ

例年、本格的な夏山シーズンに入る前に歩く八ヶ岳。

適度にアップダウンがあり、
横岳、赤岳、阿弥陀岳は高度感がある箇所がある。

色々な面で、冬山では歩くことが少ないシーンを歩くことができ、
夏山シーズンに向けたウォームアップができる。

見どころとしては、
西天狗岳~東天狗岳の綺麗な稜線、
硫黄岳の爆裂火口、
猛々しい横岳の山容、
横岳周辺のツクモグサ
赤岳越しに見える富士山、
赤岳~中岳~阿弥陀岳の山容など。

無料の水場はないので、
山小屋で購入することとなる。

ちなみに、
昨年は、居合わせた別の登山者のアクシデントに付き添い2時間ほど停滞。

したがって、「長距離日帰り登山の所要時間ランキング」の八ヶ岳の所要時間は2時間ほど水増しされている。
 
 
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新穂高からの槍ケ岳日帰り登山

 
 
新穂高からの槍ケ岳日帰り登山

<新穂高からの槍ケ岳日帰り登山で歩いたルート>

往路
新穂高~穂高平小屋~白出沢~槍平小屋~飛騨沢カール~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳

復路
往路と同様

長距離の日帰り登山を意識し始めた頃、
最大の目標としていた槍ヶ岳の日帰り登山。

今でこそ、
余力を残してできる行程ですが、
当時はほとんど余力を残すことなくなんとか踏破できるといった行程でした。

新穂高から白出沢までは砂利の林道をひたすら歩きます。

暗くてもヘッドライトで問題なく歩けるので、
暗いうちに通過しておくと後々の行程にゆとりをもてます。

白出沢から槍平小屋まではそれほどアップダウンの無い登山道。

それほど登山者も多くなく、
熊の巣だという説もあるので、
ほどよい緊張感の中、歩くことができます。

槍平小屋を過ぎると本格的な登りが始まっていきます。

槍平小屋から千丈乗越まではウォームアップ、
千丈分岐から飛騨乗越までの飛騨沢カールの登りが本番といった感じです。

千丈分岐からは槍ヶ岳山荘を見ることができますが、
登っても登ってもなかなか近づきません 笑

飛騨乗越からは、
槍ヶ岳山荘まで10分ほどで到着です。

槍ケ岳の日帰りの鬼門は、
肩の小屋から穂先までの登り。

ハイシーズンの連休には、
大渋滞が発生し、
小屋から山頂まで登って戻ってくるまでに4時間なんてこともあります。
(過去には地元紙に4時間かかったと掲載されたこともあります。)

槍ケ岳山荘から穂先までですが、鎖、梯子があるので、
岩場に慣れていない登山者にはきついかもしれません。
(槍ケ岳日帰りに挑戦するレベルの方なら問題ないと思います。)

槍ケ岳山頂からの眺め(穂高岳・常念岳・剱岳方面・裏銀座・笠ヶ岳など)は格別です。

また、槍ケ岳への道中では、
白出沢から見るジャンダルム、
滝谷出合いから見る滝谷ドーム
槍平小屋~飛騨沢カール間で見ることができる乗鞍岳・焼岳、
飛騨沢カールを登りながら振り返って眺める笠ヶ岳
などか見応えがあります。

水場は槍平小屋テント場(蛇口)、槍台平小屋から1時間ほど登った場所(水場の看板あり)が無料で、槍ケ岳山荘の水は有料です。

白出沢から槍平小屋までは渡渉箇所(通常は靴が濡れるレベルでは無い)があり、
降雨の後などは注意が必要です。
(過去には数人の登山者が増水した沢に流される事故が発生しています)

ちなみに、穂先の混雑についてですが、
シーズン序盤の7月上旬や、槍ケ岳山荘の小屋閉め間近の10月下旬~11月初旬は登山者も少なく、全く渋滞なしに登れる日もあります。

また、ハイシーズンでも天気が悪い日は空いてます。

いずれにしても、穂先への渋滞が無い時は、低温などなど、それなりに厳しい条件の中で登ることとなります。
 
 
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早月尾根からの剱岳日帰り登山

 
 
 
 

<早月尾根からの剱岳日帰り登山で歩いたルート>

往路
馬場島~早月尾根~早月小屋~剱岳

寄り道
剱岳~カニのヨコバイ~カニのタテバイ

復路
往路と同様

過去3回の剱岳日帰り登山では、
馬場島登山口の駐車場に余裕をもって停めることができています。
(午前3時~4時に到着。)

馬場島から早月小屋までの区間は気温が低い暗いうちに登れるところまで登っておきたい区間。

早月尾根には猛者達が集うので、
暗いうちから登り始める登山者も多く、
進む先には先行者のヘッドライトの明かりを見ることができます。
(僕は午前3~4時の出発が多いです。)

早月小屋までは岩場、鎖場もなく、がむしゃらに登ることができます。

ルート上で唯一水を補給することができるのは早月小屋のみ。

ちなみに水は2ℓのペットボトルのみで、1000円近くします。
いつもありがたく補給させてもらっています。
(2ℓというのが悩みどころではありますが 笑 コーラなどは500mlがあります。)

早月小屋から先は、「岩と雪の殿堂」と言われる剱岳を実感することができます。

岩場、鎖場が続きます。

また、7月下旬でも残雪があったりします。

基本的にはアイゼンが無くても何とかなりますが、
僕はいつも軽アイゼンを携行しています。
(剱岳登山で使ったことはありませんが。)

剱岳の山頂からは、
立山の向こうに見える槍・穂高が見応えがあります。

剱沢に無数に張られたテントなども見ることができます。

馬場島方面を眺めると、
はるか遠くに登山口が見え、

「この距離を戻るのか~・・・」と物思いにふけることができます 笑

僕が行った時は運よくそれほど渋滞なく進むことができましたが、
カニのヨコバイ(下山)、カニのタテバイ(登り)はタイミングによっては渋滞する区間。

2016年に初めてカニのヨコバイと通ってみましたが、
特にカニのタテバイは今まで歩いてきた登山堂の中でもトップクラスに緊張しました。
(馬場島から剱岳山頂ピストンではカニのヨコバイ・タテバイは通りません。)

ちなみに剱岳早月尾根日帰りと甲斐駒ヶ岳黒戸尾根の日帰りは、
その距離と標高差からトップレベルに日帰りがきついルートだと言われ、
よく比較されますが、
どちらもそう大差無いと思います。

早月尾根を日帰りできれば黒戸尾根も日帰りでき、
黒戸尾根を日帰りできれば早月尾根も日帰りできると思います。

1つだけ大きな違いは、
あくまで僕の話ですが、

早月尾根日帰りをした翌日は太ももが筋肉痛になりますが、
黒戸尾根では筋肉痛にはなりません。

百名山日帰り最難関レベルの新穂高~水晶岳の翌日も筋肉痛にはなりませんでしたが、
剱岳早口尾根の翌日は必ず筋肉痛になります。
(通算で3回早月尾根日帰りをしていますが3回とも筋肉痛になっています。)

僕にとっては、早月尾根はもっとも太ももに負担がかかるルートです 笑

他の登山ルートに比べて、
登山口~早月小屋までの段差が大きいのが要因でしょうか。

 
 
 
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新穂高からの雲ノ平日帰り登山

新穂高からの雲ノ平日帰りで歩いたルート

往路
新穂高~左俣林道~わさび平小屋~小池新道~鏡平~弓折乗越~双六小屋~双六岳~三俣蓮華岳~三俣山荘~日本庭園~雲ノ平山荘

復路
三俣山荘~双六小屋で巻道使用。その他は往路と同じ。
 
 

新穂高~三俣山荘までは水晶岳の日帰りと同じルート。

三俣山荘に着くと、雲ノ平に向かうか、水晶岳に向かうか迷ったりします 笑

雲ノ平日帰りと水晶岳日帰りと、
僕の所要時間にすると30分ほどの差ですが、

水晶岳の方が三俣山荘からのアップダウンがあるので、
明らかにきついです。

ただ、
水晶岳の日帰りができれば、雲ノ平の日帰りもできると思いますし、
雲ノ平の日帰りができれば水晶岳の日帰りもできると思います。

三俣山荘から雲ノ平までは、
三俣山荘から下り切ったあとの急登さえ登り切れば、
そのあとは広大な平原を歩くイメージ。
(木道が続いています。)

急登を登り切り、
しばらく歩くと雲ノ平キャンプ場や雲ノ平山荘は目視でますが・・・

なかなか近づかなかった印象 笑

直線的に近づいていくというよりも、
平原を迂回しながら近づいていく感じでした。

日本最後の秘境と言われる雲ノ平。
その場だけが秘境なのではなく、
そこへと続く登山道(木道)も秘境の中を歩いている感じでした。

新穂高~三俣山荘までの見どころは、
水晶岳日帰りの投稿の内容と同様です。
 
☆水晶岳日帰り登山のブログ投稿はこちら
 
 
三俣山荘から先の道中の見どころでは、
黒部源流、祖父岳、水晶岳が印象的でした。

時間にゆとりがあれば祖父岳も登りたいところでしたが、
ただでさえ行程が長いので省略しました。

僕が行った時は曇ってましたが、
晴れていれば雲ノ平からは薬師岳~黒部五郎岳を間近に見ることができると思います。

ちなみに、
祖母岳のふもとでは雷鳥一家が砂浴びをしている様子を長いこと見ることができました。

水は、黒部源流近辺の流水が飲めると思いますが、
水場を示す看板などもなかったので、
飲むのはやめておきました。

三俣山荘の水場(小屋の外の蛇口)で補給するのが無難だと思います。
(新穂高~三俣山荘までの水場は水晶岳の投稿と同様です。)
 
 
 
 
雲ノ平が掲載されている「山と高原地図」
 
山と高原地図「槍ヶ岳・穂高岳」
 
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長距離日帰り登山の所要時間ランキングをこちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 
日本百名山完登、北アルプスで培った日帰り登山のノウハウをこちらでブログ投稿しています。
 
 
 
お問い合わせいただくことが多いので、僕の登山装備一覧をこちらで紹介してます。
 
 
 
 
 

新穂高発での水晶岳日帰り登山のポイント(百名山日帰り最難関レベル)

 
 
 
 
 
日本百名山で日帰りするのが最高レベルに困難だと言われる北アルプスの水晶岳日帰り登山
 
 
自分の実力をはかるための、毎年の恒例登山としています。
 
 
北アルプスの水晶岳北峰にある三角点
 
 
ご参考までに新穂高~鷲羽岳・水晶岳を日帰り周遊した時のYAMAPのログです。
 
僕のYAMAPログ
 
 ↑ この時は、雲ノ平経由で鷲羽岳・水晶岳日帰り登山をしました。
 
 
ミスって日付が変わる前にログを取り始めてしまいましたが、実質的には日帰り登山です。
 
 
 
新穂高発着での水晶岳登山は、鷲羽岳(わしばだけ)を経由するのが一般的かと思います。
 
 
 
 
 
新穂高発での鷲羽岳・水晶岳日帰り登山のポイント

毎年歩く新穂高からの鷲羽岳・水晶岳日帰り登山のルート

※新穂高~鷲羽岳・水晶岳を日帰り登山をするためには、ランニングなど日々のトレーニングをしたうえで、長丁場の登山に慣れておく必要があります。
 
 
以下の登山ルート(新穂高からの鷲羽岳・水晶岳)の登山距離は、約48kmで、コースタイムは約27時間20分です。
 
 
標高は約4630mを登ることになり、約4633mを下ることになります。
 
 

往路

新穂高 → 左俣林道 → わさび平小屋 → 小池新道 → 鏡平 → 弓折乗越 → 双六小屋 → 双六岳 → 三俣蓮華岳 → 三俣山荘 → 鷲羽岳 → ワリモ岳 → 水晶小屋 → 水晶岳
 
 

復路

三俣山荘 → 双六小屋で巻道使用。その他は往路と同じ。
 
 
 
 
 
新穂高発での鷲羽岳・水晶岳日帰り登山のポイント

登山ルートについてのざっくりな説明

新穂高からの鷲羽岳・水晶岳の日帰り登山は、テクニカルで危険なルートということではなく、単純に登山口からの距離が長いので、体力がものをいう登山となる。
 
 
単純に新穂高~鷲羽岳・水晶岳の日帰りのみを目的とするならば、双六小屋~三俣山荘は巻道を使えば良いが、双六岳~三俣蓮華岳の稜線からの槍穂高をはじめとした景色を見ない行程とするのはもったいない。
 
 
往路の正念場は、三俣山荘~鷲羽岳の急登。
 
 
新穂高~鷲羽岳まででも、充分に長丁場であり、道中のアップダウンで疲労が蓄積した体には、鷲羽岳への急登はきついところ。
 
 
また、鷲羽岳から水晶岳も意外に時間がかかるので、体調や天候を見極めて行動する必要がある。
(場合によっては新穂高~鷲羽岳までとし、水晶岳はあきらめることも必要。)
 
 
復路の正念場は、水晶岳から鷲羽岳の登り返し、鷲羽岳から三俣山荘への急斜面の下山、三俣山荘から巻道に入るまでの登り返し。
 
 
巻道~双六小屋も終盤に登り返しがあり、きついところではあるが、登り返しの距離がそれほど無いのが救い。
 
 
また、それほど急でこそないが、最後の登りとなる、双六小屋~弓折乗越の登り基調の区間も、長丁場で疲労が蓄積した体にはこたえる。
 
 
新穂高~鷲羽岳・水晶岳のルートからは、槍・穂高の景色が本当にすばらしい。
 
 
中でも、鏡平からの槍穂高と、双六岳~三俣蓮華岳の稜線から見る槍穂高、鷲羽岳の山頂から鷲羽池の向こうにみる槍穂高がおすすめ。
 
 
また、三俣蓮華岳~三俣山荘から眺める鷲羽岳も美しい。
 
 
鷲羽岳~水晶岳では、広大な雲ノ平や、薬師岳、黒部五郎岳などが見ごたえがある。
 
 
水場は、わさび平小屋、双六小屋(小屋外の蛇口)、三俣山荘(小屋外の蛇口)で補給するのが効率的(すべて無料)。
 
 
水晶小屋では水が貴重なので、前述の水場であらかじめ確保した方が良い。
 
 
 
 
新穂高発での鷲羽岳・水晶岳日帰り登山のポイント

ポイント①車の駐車

新穂高の登山者駐車場は、ハイシーズンには日付が変わる頃には満車となっている場合が多い。
 
 
満車の場合、鍋平の駐車場に車を停めることとなり、大きく時間と体力をロスすることとなる。
(鍋平の駐車場から新穂高までは歩いて小1時間かかる。)
 
 
できれば宿をとるか、駐車場に前日入りしたいところ。
 
 
 
 
新穂高発での鷲羽岳・水晶岳日帰り登山のポイント

ポイント②暗いうちに通過しておきたい区間

新穂高から小池新道入口までの林道は、暗くてもそれほど危険がなく歩ける区間なので、往路では暗いうちに通過しておきたい。
 
 
砂利の林道を歩くこととなる。
 
 
また、小池新道~鏡平小屋も初めてでなければ、暗くてもそれほど危険なく歩ける区間。
 
 
暗いうちに通過して長丁場に備え時間をかせいでおきたいところ。
 
 
 
 
 
新穂高発での鷲羽岳・水晶岳日帰り登山のポイント

まとめ

毎年歩く新穂高からの鷲羽岳・水晶岳日帰り登山のルート
 
登山ルートについてのざっくりな説明
 
ポイント①車の駐車
 
ポイント②暗いうちに通過しておきたい区間
 
 
 
 
 
以上、新穂高発での鷲羽岳・水晶岳日帰り登山のポイントについて山トークをしてきました。
 
 
とにかく長丁場のルートです。
 
 
新穂高~鷲羽岳・水晶岳を日帰り登山をするためには、ランニングなど日々のトレーニングをしたうえで、長丁場の登山に慣れておく必要があります。
 
 
僕は日本百名山の100座全てを日帰り登山で完登していますが、新穂高~鷲羽岳・水晶岳は、100座の中でもトップクラスに素晴らしい日帰り登山だったと思っています。
 
 
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!
 
 
 
 
 
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