TJAR(トランス・ジャパン・アルプス・レース)は、
日本一過酷と言われる・・・、というか、どう考えても日本一過酷な山岳レースだと思います。
日本海側の富山湾から日本アルプスの北アルプス・中央アルプス・南アルプスを縦断して、 太平洋側の駿河湾までの約415キロメートルを一週間(+予備日1日)で、交通機関を一切使わずに自分の足で走る・歩くことで競う競技。山小屋での宿泊は禁止されていて、キャンプ指定地でのテント泊を行う、などの特別な大会ルールがあり、参加にも厳しい条件が付けられている。
(ウィキペディアから抜粋)
ちなみに、レースの累積標高差は27,000mです。
富士登山にすると約9往復分の標高差です。
(スバルライン5合目:2,305mから剣ヶ峰山頂:3,776mに換算した場合)
数ある参加条件の中のひとつを挙げてみると、
「1日に、コースタイム20時間以上の山岳トレイルコースを、コースタイムの55%以下のタイムで走りきれる体力と全身持久力を有すること。」
これは厳しい参加要件の中のたったひとつに過ぎませんが、これだけでも、まさに超人です。
そして驚くことに、 選手たちのザック容量はテント(簡易シェルター)を含めて20ℓから30ℓが主流です。
(大会ルールで山小屋での宿泊は禁止されています。営業時間内の飲食はOK)
415kmの距離と27,000mの標高差。
山というハードなフィールドで、暑さ、寒さ、雨、風、夜間の登山、ケガなどへの対応、ビバーク(野宿)に必要な様々なギアと行動食、非常食などが、
たった20ℓから30ℓのザックに詰め込まれているわけです。
山に慣れ親しんでいる超人たちが過酷な大会で使用した厳選された装備。
超人たちと同じ装備にしたからと言って、同じように使いこなせるわけではないですが、TJAR大会報告書に各選手の装備内容が記載されているので、
大いに参考にさせてもらっています。
TJARの報告書はこちらから購入することができます。
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