2017年10月28日に雨飾山(あまかざりやま)を日帰り登山済
標高1963m
長野県と新潟県にまたがる山
登山ルート
小谷温泉からの日帰りピストン
メモ:双耳峰であり、その様は「猫の耳」と呼ばれている。
小谷温泉には3軒の温泉宿がある。
駐車場(雨飾高原キャンプ場)
20台以上 トイレ有り
※駐車台数は実際にカウントしたわけではないので大きく異なっている可能性あり。
※駐車台数は10台前後、20台以上、50台以上で分類。
※トイレの使用可否は未確認の場合あり。
紅葉のピークは過ぎているようだったものの、多くの登山者で賑わっていた雨飾山。
記念すべき、ひと夏での日本百名山全山日帰り登山達成の山となりました。
(ひと夏とは言うものの秋と初冬が含まれております。)
前日に光岳から下山し、我が家に着いたのは22時ごろ。
同じ長野県でも南信(長野県の南地域)の飯田市ともなるとやはり遠いのです。
高速道路の大規模リニューアル工事による渋滞もありました・・・。
2時間ほど寝ただけで、カメラ撮影をお願いした山仲間と落ち合い雨飾山へと向かいました。
山仲間は楽観視していましたが、僕は雨飾山の駐車場が満車になるのではないかとヒヤヒヤしており、午前2時に待ち合わせをしました。
(ちなみに山仲間は有明山登山→車中泊からの雨飾山でした。)
駐車場に着いたのは午前4時ごろでしたが案の定の賑わい振り。
集合を山仲間提案の時間にしていたら車を停められなくなるところでした・・・。
(我々よりも後から来た登山者さん達は常識の範囲内で縦列駐車をしていました。)
ヘッドライトをつけて登り始めている登山者が2組ほどいたので、我々も午前4時30分ごろに登り始めました。
ひと夏での日本百名山全山日帰り登山のラスト登山口です。
ラストは雨飾山登山口となりました。
雨飾山を選んだ理由は、いつでも我が家から行くことができるということと、標高が2000mを切っているので10月下旬でも、登山道が凍結したり雪が積もったりする可能性が低いと考えたからです。
ブナ平
ハチに注意!
赤石岳の大倉尾根にもハチに注意の看板がありました。
雨飾山と同様に赤石岳も暗い時間に歩いておりました。
百名山登山でハチに注意の看板を見たのは2ヶ所のみだったと思います。
一応、ポイズンリムーバーと軟膏の抗生物質はいつも携行しています。
☆ポイズンリムーバー(毒抜き)のブログ投稿はこちら
荒菅沢(あらすげさわ)
ブナ平を過ぎた頃だったでしょうか、自分のペースで登り始めたので荒菅沢では完全に単独となっていました。
(山仲間も了承の上で僕が先行しました。)
まだうす暗い中での渡渉です。
対岸の目印をなかなか発見することができず、危うくそのまま沢を登っていきそうになりました。
明らかにおかしかったので、落ち着いてじっくりとあたりを見回し対岸の目印を発見しました。
ナンバリングが出てきました。
ここまで歩いてきた99座を加えると、雨飾山山頂までは、99と7/11です。
焼山。
42座目に登った火打山から見た焼山が印象的でした。
着実に数字が増えていき、百名山登山の往路の終わりが近づいてきます。
どうやら青空を期待することはできなさそうです。
きっと、空も百名山登山の終わりを寂しがってぐずっているのでしょう 笑
稜線へ続く登山道。
さすがアサヒビール様でございます。
74座目に登った木曽駒ヶ岳の桂小場ルートにも同じように、アサヒビールのプレートが打ち付けられていました。
少しだけ朝焼けを見ることができました。
数字が増えていくにつれ、百名山登山が終わってしまう寂しさがつのっていきます。
笹平
金山まで320分とあります。
中央の山が金山のようです。
左奥に焼山、焼山の右奥に火打山。(雨飾山山頂から撮影)
見た目には近い金山ですが、破線ルートで5時間越えのコースタイムなので歩き応えがありそうです。
笹平は確かに笹の平です。
笹と言えば、12座目に登った剣山(徳島)のミヤマクマザサと、82座目に登った皇海山クラシックルートの背丈以上の藪漕ぎが印象的でした。
12座目の剣山に登ったのは遡ること4ヶ月ほど前の6月19日のことでした。
果てしなく遠かったはずの百座目の山頂も、目の前にするとあっけ無いものでした。
新潟県側の登山口にあるのが雨飾山荘で、長野県側の登山口にあるのが雨飾荘です。
下山後に雨飾荘で日帰り入浴をしようと思っていましたが・・・、温泉のパイプが壊れてしまい入浴不可です。申し訳ありませんと言われました・・・。
まあ、割とよくあるパターンです 笑
雨飾山荘へと続くいい感じの登山道
99と10/11
時々、登山道上に新旧の看板が入り混じっていて、山頂に向かって進んでいるのに残り距離数が増えるなんてことがありますが、この時ばかりは、残り数が増えていってもらいたい心境でした。
山頂に先客の姿は見えなかったので、百座目山頂でじっくりと自撮りができそうでした。
山頂直下になぜか避雷針?が登場。
雨飾山山頂と避雷針。
40座目に登った槍ヶ岳の槍ヶ岳山荘裏にも同じタイプの避雷針があります。
雨飾山北峰に到着
石仏と祠が立ち並んでいます。
曇り空ではあるものの、北アルプス北部の山々を見ることができました。
中央左に85座目に登った鹿島槍ヶ岳。
中央右に86座目に登った五竜岳。
五竜岳よりも北の山々はいつもと見る角度が違ったのでよくわかりませんでした。
白馬乗鞍岳でしょうか。
ひと夏での日本百名山全山日帰り登山100座目の雨飾山山頂に到着です。
山仲間に写真撮影をお願いしていますが、とりあえず自撮り。
水筒の上にペットボトルを置いて、その上にカメラを置いての自撮りだったのでなかなかうまくいかず・・・。
自撮り難易度が高い山頂だったので、山仲間にお願いをして良かったなと思いました。
百座達成の感動に浸るよりも、百座達成の記念写真をうまく撮らねばと思う気持ちで一杯でした。
ツイッターの子猫ちゃんたちのために 笑
真ん中が75座目に登った白馬岳だと思われます。
位置的にも、ギザギザした稜線からしても戸隠山だと思われます。
41座目に登った高妻山がすぐ左に見えていたはずですが、うまく写真にとることができませんでした・・・。
山頂標と北アルプス
山仲間に撮ってもらった百名山全山日帰り達成の記念写真。
ツイートした写真です。
写真撮影をお願いして本当に良かったです。
そして、もっとキメ顔を練習しておけばよかった・・・。
旗は松本市の末広屋さんで作ってもらいました。
風が吹く山頂でも一人で旗を広げられるように両脇にポールを付けてもらいました。
金額はトータルで7000円ほどだったと思います。
店舗に出向かなくても作成、発送してもらうことができます。
やっぱり後ろ姿の方がしっくりときます。
光岳を下山してからすぐに雨飾山となったことと、百座目の登山の緊張感からか、いつも被っている帽子を忘れてしまいました・・・。
置き去りにしてしまい切なかったですが、慌ただしい中での雨飾山登山だったので致し方ありません。
車に常備の平地用の帽子を被って登りました。
百名山登山中に平地の暑さ対策で買った帽子です。
百名山登山では本当にたくさんの雲海を見ることができました。
最後にも寒々しいながらに雲海を見ることができました。
白馬岳方面を撮影した写真。
山仲間が写真を撮っている姿を撮ってくれました。
こうやって、100座で3万枚ほどの写真を撮りました。
1座にすると平均で300枚。
整理するのが大変でした。それが楽しくもあるのですが。
カメラはオリンパスのTG-4をずっと使いましたが、実は、後継機であるTG-5を仕入れてありました。
TG-4に愛着があったので、百名山登山でもいつもの登山と同様にTG-4を使いました。
すぐそこには新潟県の糸魚川市と日本海。
雨ばかりだった印象の新潟県です。
越後駒ヶ岳と平ヶ岳の登山は雨で何度か延期しました。
その新潟県の空にだけ、少しではありますが晴れ間があるというのは新潟県からの嫌味でしょうか 笑
ちなみにカメラ担当の山仲間は新潟市からはるばる来てくれています。
その山仲間に対して、
「新潟の山は登った後に本当にウェアが汚れたよ~」と毒を吐き続けてしまいました 笑
特に66座目の飯豊山ではひどく泥だらけになった記憶があります。
ただ、考えてみると、僕がいつも登っている北アルプスの山域が、石や岩の上を歩くことが多いからか、汚れにくいのだと思います。
思えば、今年は雨が多かった気がするので、新潟以外でもいつも濡れていて、いつも泥だらけになっていた気がします。
毎日のように、濡れたままのトレランシューズに足を通していた時期もありました。
山神様に無事に百座を登ることができたお礼をしました。
本来的には講の記念碑でしょうか?
地図には無い池
山頂を後にします。
下山して、無事に家に着いた時が本当の意味での百名山登山達成です。
百名山登山での自動車の走行距離は23000kmほどになりました。
平均すると1日に160kmほど運転したことになります。
北は日本の本土最北端の宗谷岬、南は薩摩半島最南端の長崎鼻まで、本当に日本の端から端までを縦横無尽に走り抜けました。
睡魔に襲われガードレールに突っ込みそうになったこともありましたが、無事故・無違反でゴールド免許を保つことができました。
笹平から荒菅沢までの道中は布団菱の眺めが良いと山と高原地図にあったので、写真中央の岩肌が布団菱だろうと山仲間と推測していましたが、
後に調べてみると、布団菱はどうやらもっとスケールが大きいようです。
ちなみに雨飾山はこの時に初めて登りました。いつでも行くことはできますが、我が家からはそこそこ離れたところに位置しているのです。
荒菅沢からのこのアングルが布団菱撮影の定番のようです。
奥のピークを雨飾山山頂としている本もあれば、布団菱としている本も有ります。
登ってきた感じとしては山頂では無いような気もしますが・・・。
置き去りにしてしまった帽子を連れて、また雨飾山に登って確かめたいと思います。
雨飾山は2往復トレーニングにちょうど良さそうであります。
このアングルを布団菱としている写真もネット上にはちらほらとありました。
要は岩峰群を布団菱と言うようです。
荒菅沢から登山口方向に登り返した場所から撮影。
山中の紅葉はピークが過ぎているようでした。
荒菅沢は休憩スポットとなっています。
往路でも復路でも、一度、荒菅沢まで下ってから登り返すことになります。
登山口が近づくにつれ、
紅葉が鮮やかになっていきました。
往路は夜明け前だったので色づきがわかりませんでした。
陽が当たっていないのが残念ではありますが綺麗です。
登山道脇の川には美味しそうな魚が泳いでいました。
中央より少し下に写っています。
無事に百名山登山終了。
本当に長い長い道のりの山旅であり自動車旅でした。
思いのたけを綴ると長くなりますので、一言にまとめますと、「感謝」という言葉に尽きる「ひと夏での日本百名山全山日帰り登山」でした。
今後は、社会復帰活動と並行して、なぜ百名山登山をしようと思ったのかや、山旅中に思ったこと、考えたこと、ノウハウなどをボチボチと綴っていきたいと思っています。
(まずは、北海道登山のブログ投稿にとりかかります。)
雨飾山にて日本百名山全山日帰り登山の山旅と自動車旅は区切りとなりましたが、
山の旅路は、この先もどこまでも果てしなく続いているのであります。
なお、下記挑戦にご賛同いただけるスポンサー様を大募集しております 笑
2周目のひと夏での日本百名山全山日帰り登山の旅
ふた夏での日本二百名山全山日帰り登山の旅
3夏での日本三百名山全山日帰り登山の旅
八甲田山(青森県)から秋吉台(山口県)までの徒歩での日本山脈縦走
ひと夏シリーズ
日本百高山全山日帰り登山の旅(標高ベスト100の山)
信州百名山全山日帰り登山の旅
花の百名山全山日帰り登山の旅(すべての山で花の時期にあわせて登るのは・・・。)
募集じゃなく、転職サイトと婚活パーティーに応募せにゃ・・・笑
感謝です☆
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『日本百名山の100座すべての登山所要時間(登山レポート)』を、こちらで一覧にしています。
↑ 146日間で日本百名山を完登したときの登山所要時間(登山レポート)になります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』を、こちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
僕はこの地図帳があったから、日本百名山を完登してみたいと思い、実際に完登をすることができました。
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「日本百名山地図帳」は、登山ルートやコースタイムなどの確認に大活躍し、ボロボロになるまで使いました。
『日本百名山登山地図帳をどのように使ったか』こちらで詳しくブログ投稿をしています。
『日帰り登山のノウハウ』を、こちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
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おめでとうございます!ついにやりましたね(*^^)vいつもブログの更新を楽しみにしていました。
またブログのお話しましょうね♪
ちえのてさんありがと~☆
ブログ投稿につきまして、色々とご教授いただけますと幸いです♪
改めてしっかり見させてもらうと充実のブログだね!!