松本市の山男です。
今回は、僕が『どのように日帰り登山を極めたか』について山トークをしていきます。
気がついたら、僕は日本百名山を全て日帰り登山するまでの登山力になってました。
僕は、日本百名山の全ての山を日帰り登山で完登しました。
『ひと夏での日本百名山全山日帰り登山(146日間で達成)』については、こちらでブログ投稿をしています。
ちなみにコースタイムで見た時に、日本百名山で日帰り登山が最も難しいのは、南アルプスの赤石岳と悪沢岳の2座周遊登山です。
コースタイムは約28時間です。
直近では、北アルプスで、新穂高〜雲ノ平〜水晶岳の超ロングトレイルを、日帰り周遊登山しています。
コースタイムは27時間です。
雲ノ平・水晶岳日帰り周遊のログはこちら。
日本百名山の全ての山を日帰り登山したことと、毎週のように北アルプスのロングトレイル(30〜40キロのルート)を日帰り登山しているので、僭越ながら、僕は「日帰り登山マスター」だと思っています(自称です)。
今回は、僕がどのようにして日帰り登山マスターになるに至ったか = どのように日帰り登山を極めたかについて山トークをしていきます。
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意→こちらからお読みください。
日帰り登山力の鍛え方(僕が鍛えた方法)
①ランニング
②富士山登山
③重りを背負ってのランニング
④週末の登山
⑤トレイルランニングのレース
⑥厳冬期の北アルプス登山
⑦日本百名山全山日帰り登山【146日間で日本百名山完登】
⑧インターバル走
⑨平日に30キロ走る
⑩ひたすらに北アルプス登山をした30代
それでは、それぞれのトレーニング内容と、各トレーニングが日帰り登山にどのように役立ったかについて、山トークをしていきます。
日帰り登山力の鍛え方(僕が鍛えた方法)①
ランニング
登山のための体力を向上させる上で、そのベースとなったのがランニングであったことは間違いありません。
まだ登山を始めていなかった20代後半は、僕は以下のようなランニングをしていました。
・10キロを1キロ5分程でランニング
・ランニングの頻度は週に2〜3回
・10キロのロードレースやハーフマラソンに出場。
→タイムは10キロが40分台前半、ハーフが1時間40分くらいでした。
ランニングが日帰り登山のために役立ったこと
ランニングをすることにより、山登りをするための体を作ることができました。
・心肺機能強化
・スタミナ強化
・脚力強化
・ダイエット
ちなみに20代後半は、まだ登山を始めていなかったので、登山を全く意識せずにランニングをしていました。
日帰り登山力の鍛え方(僕が鍛えた方法)②
富士山の日帰り登山で本格的な登山開始
初めての本格的な登山は富士山でした。
富士スバルライン5合目から日本最高峰の富士山剣ヶ峰までの登山でした。
ランニングで鍛えていたからか、難なく富士山を日帰り登山することが出来ました。
富士山登山が日帰り登山のために役立ったこと
日本一の富士山に登ることができたのだから、もうどんな山も日帰り登山できる!という自信がつきました。
実際には、富士山以上に登山難易度の高い山ばかりだということを、その後に身をもって知ることになるのですが。
日帰り登山力の鍛え方(僕が鍛えた方法)③
重りを背負ってのランニング
富士山登山を皮切りに、松本市から近い北アルプスに通い始めました。(僕は長野県松本市在住です。)
『松本市在住の僕が日帰り登山をしている北アルプスの山々』について、こちらでブログ投稿をしています。
そして、登山を意識したランニングをするようになりました。
登山を意識したランニングとは、早く走ることよりも、重りを背負って長く走るランニングになります。
5〜6キロのザックを背負って、10キロから20キロをランニングするようになりました。
重りを背負ってのランニングが日帰り登山のために役立ったこと
ザックを背負って行動することに、体を慣らすことができたと思います。
肩が強くなったと思います。
日帰り登山力の鍛え方(僕が鍛えた方法)④
週末の登山
登山を始めた序盤から、僕は槍ヶ岳や剱岳を日帰り登山してました。
槍ヶ岳が日帰り登山できれば、剱岳も日帰り登山できるはずだ、といった感じで次から次と長距離の日帰り登山をするようになりました。
週末の登山が日帰り登山のために役立ったこと
「試合こそ最高の練習」といわれるように、登山こそ、登山のための最高のトレーニングです。
日帰り登山力の鍛え方(僕が鍛えた方法)⑤
トレイルランニング
初めて出場したトレランレースは20キロ。
次に出場したのは70キロのレースでした。
フルマラソンも出場したことがないのに、いきなり70キロのレースに出場し、そのハードさを思い知らされました・・・。
その後もコンスタントに1年に1〜2回、70キロ前後のトレランレースに出場するようになりました。
トレランが日帰り登山のために役立ったこと
山の中で、長い距離をハイペースで移動する最高のトレーニングです。
また、一般的にトレランレースはアップダウンがあるので、確実に足の筋肉と心肺機能を鍛えることができます。
日帰り登山力の鍛え方(僕が鍛えた方法)⑥
厳冬期の北アルプス登山
冬場は、北アルプスの乗鞍岳で30キロ前後のザックを背負ってトレーニングをしています。
天候に恵まれないとなかなか乗鞍岳の剣ヶ峰に登頂することはできませんが、いつも剣ヶ峰を目指しての登山をしてます。
厳冬期の北アルプス登山が日帰り登山のために役立ったこと
・低温、爆風に慣れることができる。
・低温、爆風に立ち向かうメンタルを鍛えることができる。
・30キロ前後のザックを背負うことによる体幹強化をすることができる。
・無駄のないパッキングと行動を心がけるようになる。
→低温下で色々とまごつくと、瞬く間に体温が奪われていくので、無駄のない装備の配置と行動を身につけることができます。
日帰り登山力の鍛え方(僕が鍛えた方法)⑦
日本百名山全山日帰り登山に挑戦
転職先を決めずに前職を退職。
日本百名山の100座全てを、日帰り登山で完登しました。(146日間での完登でした。)
登山口から登山口への車移動も全て自分で運転。
生活から何から、全てを登山に捧げた最高の146日間でした。
日本百名山全山日帰り登山が日帰り登山のために役立ったこと
日本中のさまざまな山を登り、登山経験と山勘を培うことができました。
日帰り登山力の鍛え方(僕が鍛えた方法)⑧
インターバル走
フルマラソンのサブスリーを本気で目指し、インターバル走に取り組む。
ペースは1キロ3分40秒〜4分で、レストは2分。
本数は多い時で15本から20本。
インターバル走はめちゃくちゃ苦しいです。
インターバル走が、日帰り登山のために役立ったこと
・インターバル走はめちゃくちゃきついので、メンタルを鍛えることができます。
・心肺機能の強化。
・ハイペースで走ることに慣れることができる。
・登山のためにもなりますが、トレランのペースアップに効果があると思います。
日帰り登山力の鍛え方(僕が鍛えた方法)⑨
平日に30キロを走る
サブスリーを目指し、本気で挑んだフルマラソンの結果は3時間4分(松本マラソン)。
3時間を切れなかった理由は30キロ過ぎの大幅なペースダウンでした。
長距離を走り切るだけの筋力とスタミナがないことを強く実感し、それまで取り組んでいなかった30キロ走を導入しました。
週末は登山をするので、平日に強引に30キロ走をしてました。
仕事が終わった後に30キロを走り、次の日も朝から仕事な生活でした。
30キロ走の効果として確実に言えることは、体重と体脂肪が落ちるということです。
それまで、平日はランニング、週末は登山をしていても、体重は65キロ前後、体脂肪は10%前半でしたが、30キロ走をするようになって、体重は60キロ台前半、体脂肪は1ケタをキープするようになりました。
ただし、風邪をひきやすくなった気がします・・・w
平日の30キロ走が、日帰り登山のために役立ったこと
・体重が軽くなった。
・メンタルを鍛えることができた。
ここまで山トークしてきた、登山・トレーニングを、いつのまにやらルーティーンとして行っていた30代でした。(百名山登山はもちろん単発ですが。)
日帰り登山力の鍛え方(僕が鍛えた方法)
ひたすらに北アルプス登山をした30代
1週間のルーティーンはこんな感じです。
月曜日から木曜日
10キロから30キロのランニング
22時まで残業をして、日付が変わる頃までランニングをしたこともありました。
金曜日
仕事が終わり次第、すぐに帰宅。
カーボローディングにパスタを食べて、お風呂に入ってすぐに就寝。
『超重要な登山前日の食事』について、こちらでブログ投稿をしています。
土曜日
午前1時頃に起床。
登山口に向かい午前3時ごろから登山開始。
北アルプスで30キロ〜40キロを日帰り登山。
(冬は乗鞍岳でボッカトレ)
日曜日
オフ(昼間からビール)
まとめ
以上、僕が、日帰り登山マスターに至るまでに、実際に行ってきたトレーニング方法などについて山トークをしてきました。
基本的には、
・月曜日から木曜日の平日にランニングをして、足腰と心肺機能を鍛える。(ダイエットの目的もありです。)
・週末の日帰り登山で、登山のためのトレーニングをする。(試合は最高の練習!の考えです。)
ということになります。
また、ランニングと登山で体重増も防ぎます。
日帰り登山については、いきなりハイレベル(コースタイムが長い)ルートに挑戦をするのではなく、しっかりとトレーニングをした上で、徐々にステップアップをしていくのが安全上大事です。
今回の山トークが、日帰り登山好きな方、難易度の高い日帰り登山に関心のある方のお役に立てば幸いです!
それではまた次の山トークでお会いしましょう!
日帰り登山でもツェルトは持ちましょう!
強制的に、日帰り登山ではなくなってしまう可能性があるので。
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『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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