津軽海洋フェリー

日本百名山全山日帰り登山で乗船したフェリーについて【ひと夏での日本百名山全山日帰り登山(146日間で完登)】

 
 
 
 
 
 
日本百名山の完登をするために、計4ヶ所の路線を登山のためにフェリーで移動しました。
 
 
①宮之浦岳登山(鹿児島県屋久島)
 
②九州から四国への移動
 
③北海道登山(本州から北海道への移動)
 
④利尻山登山(北海道利尻島)

 
 
 
日本全国をマイカーで移動しながらの百名山登山だったので、飛行機に乗るという選択肢は全く考えませんでした。
 
 
ちなみに、宮之浦岳(屋久島)、利尻山(北海道)ともに航路と空路があります。
 
 
このブログ記事では、上記のそれぞれのフェリーのレポートと、フォリーに乗船した感想を投稿していきます。
 
 
それでは、早速、それぞれについて記していきます。
 
 
 
 
 

①宮之浦岳登山(鹿児島県屋久島) 登山口:淀川(よどがわ)

フェリー会社
 
折田汽船株式会社 (→ホームページ)
 
 
フェリーの航路
 
鹿児島発着所:鹿児島本港区南埠頭
 
屋久島発着所:宮之浦港
 
 
乗船時間
 
約4時間
 
 
料金 (時期により異なる場合があるので要事前確認です。)
 
人のみ二等:往復約9,000円
 
車両と運転手二等料金:往復約40,000円
 
※車両は全長5m以下の料金(プリウスの全長が約4.5m)
 
※車両で乗船する場合にはネット予約割引あり。上記金額は割引なしの通常料金。
 
 
便数 (時期により異なる場合があるので要事前確認です。)
 
鹿児島 → 屋久島(宮之浦港):1日1便
 
屋久島(宮之浦港) → 鹿児島:1日1便 
 
 
鹿児島港駐車料金
 
24時間:2,200円
 
48時間:3,400円
 
 
※上記の内容は全て2017年12月時点のものです。
 
 
屋久島には、登山装備を持って体だけで行くか、それとも車ごと行くかで迷いましたが、費用を比較した結果、体だけで行くことにしました。
 
 
鹿児島港の駐車料金、フェリー代(人のみ)、屋久島の宿代、屋久島でのレンタカー代などを合計しても、車ごと屋久島に上陸するよりは安上がりだったと思います。
 
 
また、車で上陸した場合は車中泊をしようと思っていましたが、屋久島での車中泊環境がよくわからなかったので車での上陸は止めました。
 
 
ちなみに、淀川登山口の駐車場にはトイレがあったので、物理的には車中泊は可能です。(車中泊が認められているかは不明。)
 
 
また、駐車可能台数は少ないです。(記憶では10台以下。)
 
 
フェリーに乗船したのが6月初旬の日曜日だったのもあってか、客室は貸し切り状態でした。
 
 
ちなみに、屋久島には大手コンビニチェーンや飲食チェーンはありません。
 
 
スーパー、個人商店での食糧調達となります。食堂などはあります。
 
 
たしか、一等客室に乗ったと思います。
 
 
 
 
一等と二等で往復でも1,000円の差でした。
 
フェリー屋久島の客室
 
 
 
 
客室での自撮り
 
フェリー屋久島の客室
 
百名山登山序盤は息をつく間もなく移動と登山を繰り返していたので、何もしなくてよい時間がとても幸せに感じました。
 
 
 
 
フェリー甲板からの開聞岳
 
フェリー屋久島の甲板から見た開聞岳
 
フェリーに乗るときは何故か雨のことが多かったです。
 
 
なかなかの勢いの雨が降っており、シケにより宮之浦港に接岸できない場合は鹿児島に引き返すと言われていました・・・。(無事に宮之浦港に接岸となりました。)
 
 
 
 
開聞岳と高速フェリー
 
フェリー屋久島から見た開聞岳と高速船
 
高速フェリーについてはノーリサーチです。
 
 
 
 
宮之浦港に接岸しているフェリー屋久島
 
屋久島の宮之浦港に接岸しているフェリー屋久島
 
 
 
 
宮之浦港
 
屋久島の宮之浦港
 
宮之浦港には売店、食堂はありませんでした。
 
 
レンタカー会社の方が宮之浦港まで送迎をしてくれました。
 
 
宮之浦岳登山(屋久島)については、こちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 

②九州から四国への移動

フェリー会社
 
国道九四フェリー (→ホームページ)
 
 
フェリーの航路
 
大分発着所:佐賀関
 
愛媛発着所:三崎
 
 
乗船時間
 
約1時間10分
 
 
料金 (時期により異なる場合があるので要事前確認です。)
 
車両と運転手:片道8,700円
 
※車両は全長5m以下の料金(プリウスの全長が約4.5m)
※ネット予約割引あり。上記金額は割引なしの通常料金。
 
 
便数 (時期により異なる場合があるので要事前確認です。)
 
ほぼ1時間に1便 
 
 
※上記の内容は全て2017年12月時点のものです。
 
 
九州から四国への移動を高速道路を使った陸路で行くか、フェリーで行くかを検討しました。
 
 
九州の登山を熊本で終え、次なる山は四国愛媛の石鎚山でした。
 
 
googlemapで検索をすると、陸路の場合、600kmオーバーで所要時間が9時間を超えるようだったので、車ごとフェリーで移動することにしました。
 
 
フェリーを使用した場合、フェリー乗船を含めた所要時間は約6時間ほどでした(googlemap検索)。
 
 
 
国道九四フェリーのターミナル(大分県佐賀関)
 
国道九四フェリーのターミナル
 
 
 
 
トラックが数多く乗船していました。
 
国道九四フェリー
 
物流の重要路線なのだと思います。
 
 
 
 
百名山登山のフェリー移動で唯一晴れ渡った航海でした。
 

 
 
 

 
 
石鎚山登山については、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 

③北海道登山(本州から北海道への移動)

フェリー会社
 
津軽海峡フェリー (→ホームページ)
 
 
フェリーの航路
 
青森フェリーターミナル
 
函館フェリーターミナル
 
 
乗船時間
 
約3時間40分
 
 
料金 (時期により異なる場合があるので要事前確認です。)
 
車両と運転手料金:往復約50,000円
 
人のみビューシート:往復約7,000円
 
※車両は全長6m以下の料金(プリウスの全長が約4.5m)
 
※車両で乗船する場合にはネット予約割引あり。上記金額は割引なしの通常料金。
インターネットでの事前予約が圧倒的にお得です。
 
 
便数 (時期により異なる場合があるので要事前確認です。)
 
青森から函館、函館から青森ともに、1日8便
 
 
※上記の内容は全て2017年12月時点のものです。
 
 
百名山登山をするまで知りませんでしたが、本州と北海道は道路で結ばれておりません。
 
 
ゆえに、マイカーで本州と北海道を行き来するには、フェリーを使う以外に選択肢がありません。
 
 
フェリー代は往復で5万円ほどと、なかなかな金額ですが、インターネットでの事前予約割引を利用すればおよそ半額の金額になります。(2017年12月時点。)
 
 
わたくしは、流動的な日程の中で百名山登山をしていたので、フェリー乗船の日をあらかじめ確定させることができず、通常料金での乗船となりました。
 
 
 
 
青森の津軽海峡フェリーターミナル
 
青森港の津軽海峡フェリーターミナル
 
ターミナルはとても快適でした。
 
 
早めにターミナルに着いたので、車を乗船待ちの列に停めた後は乗船時間までターミナルで過ごしました。
 
 
free Wi-Fiスポットがあり、僕を含め数人がPCを開いていました。
 
 
 
 
甲板で記念撮影
 
津軽海峡フェリーの甲板で記念撮影
 
屋久島の時に続き天気はイマイチでした。
 
 
 
 
往路はブルーマーメイドというフェリーに乗りました。
 

 
 
 
 
フェリーの中の駐車スペース。
 
津軽海峡フェリーの駐車スペース
 
何人もの誘導員の方がしっかりと誘導をしてくれます。
 
 
 
 
往復ともにビューシートに乗りました。ビューシートは全席指定です。
 
津軽海峡フェリーのビューシート
 
スタンダードシートとビューシートの金額差は片道で500円ほどでした。
 
フェリーの利用客が増えるハイシーズンの中、確実に自分のスペースを確保しておきたいと思いビューシート(指定席)に乗りました。
 
雑魚寝スタイルの客席や誰が座っても良い船内のフリースペースでは、席の確保が難しく、安心して船内をぶらつくことができません。
 
 
 
 
自撮り
 
津軽海峡フェリーのビューシート
 
夏休みだったので、この後、ほぼ満席になりました。
 
 
乗船してから出港後30分くらいまで席を外して船内をブラブラしていました。
 
 
その後、ビューシートに戻ると孫を連れたおばさまがわたくしの席で寝ていました・・・。
 
 
おばさまに起きていただきチケットを見せてもらうと、僕のチケットの席番号とおばさまのチケットの席番号が見事にバッティングしていました。(おばさまのチケットの席番号が手書きだったので察しがつきました。)
 
 
どうやら、乗船員に、僕は席を利用しなかったと判断されたようです。
 
 
乗船員に経緯を説明し、結局、僕が空いていた席に移動をすることとなりました。
 
 
おばさまには私の方からことの顛末を説明しました。
 
 
後々、考えると、
 
「なんで僕が乗船員がするべき立ち回りをせにゃならんのだ」と少し思いましたが、
 
超繁忙期だったので仕方あるまいということにしておきました。
 
 
乗船直後に席を外す時は席に何かしら置いておいたほうが良いなと思いました。
 
 
 
復路(函館→青森)はブルーハピネスに乗りました。
 
津軽海峡フェリーの甲板で記念撮影
 
やっぱり雨です。
 
 
 
 
巨大なフェリーでも接岸はロープにより行われていました。
 

 
 
 
 
フェリーの巨大さがわかります。
 

 
 
 
 
離岸時
 

 
 
 
 
津軽海峡フェリーと函館フェリーターミナル
 
津軽海峡フェリーと函館ターミナル
 
北海道を後にするのがとても名残惜しかったです。
 
 
 
 
北海道の日本百名山登山(8泊9日で完登)について、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 

④利尻山登山(北海道利尻島) 登山口:鴛泊(おしどまり)

 
フェリー会社
 
ハートランドフェリー (→ホームページ)
 
 
フェリーの航路
 
稚内
 
鴛泊(利尻島)
 
 
乗船時間
 
約1時間40分
 
 
料金 (時期により異なる場合があるので要事前確認です。)
 
人のみ二等:往復約4,300円
 
車両と運転手料金:往復約35,000円
 
※車両は全長5m以下の料金(プリウスの全長が約4.5m)
 
※車両で乗船する場合にはネット予約割引あり。上記金額は割引なしの通常料金。
 
 
便数 (時期により異なる場合があるので要事前確認です。)
 
稚内から鴛泊(利尻島)、鴛泊(利尻島)から稚内ともに、1日3便
 
 
駐車場
 
フェリーターミナルの駐車場に駐車(料金は一般的な金額でした。)
 
道の駅わっかないのすぐ近くに無料駐車場があります。(雨が降っていたのでターミナル入口近くの有料駐車場に停めました。)
 
※上記の内容は全て2017年12月時点のものです。
 
 
利尻島の鴛泊港から利尻山の登山口(鴛泊コースの利尻北麓野営場)までは、調べてみると徒歩でも4キロ無かったので体だけでフェリーに乗ることにしました。
 
鴛泊港ではタクシーが客待ちをしていたのでタクシーを利用するのもありだと思います。
 
 
 
 
ボレアース宗谷に乗船しました。
 

 
平日ではありましたが、8月上旬の夏休みシーズンだったからかフェリーの雑魚寝エリアは乗船客でほぼ一杯でした。
 
 
 
 
フェリーに乗るときは何故かいつも雨・・・。
 

 
 
 
 
利尻島の海の駅おしどまり(フェリー発着場所)
 
利尻島の海の駅おしどまり
 
 
 
 
鴛泊港に入港してくるフェリー
 

 
たしか、このフェリーに乗船したはずです。
 
 
利尻山登山については、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 

フェリー旅をしてみて

乗船券の割引

自動車ごとフェリーに乗る場合、たいていの場合、インターネット予約による割引があります。
 
 
乗船数日前までの予約が前提になっている場合が一般的なので、基本的にはフェリー乗船の日程が確定している必要があります。
 
 
 
 

客室のグレード

標準的なグレードの客室の乗船券を購入し、フリースペースで過ごす乗船客が多いように感じました。
 
 
今回乗船した船にはすべての船にフリースペース(机・イスあり)がありました。
 
 
甲板へも基本的には自由に行き来できます。(夜間はダメだったような気がします。)
 
 
 
 

車で乗船する場合

乗船チケット購入時には車検証が必要になるので、購入窓口に行くときには車検証を持っていくと二度手間になりません。
 
 
チケット購入後は、自動車用乗船乗り場に車で並ぶことになります。(チケットの提示が必要になります。)
 
 
乗船まで時間があるようであれば車を残置し、ターミナル内などで待つことも可能です。(フェリーによってはできないかもしれません。)
 
 
車を残置する場合、車に戻るように指示された時間には必ず戻った方が良いです。
 
 
車での乗船は、複数の誘導員が船内の駐車場所まで誘導をしてくれます。指示に従って移動をすれば全く問題ありません。
 
 
車停車後は、サイドブレーキをかけ、ミラーを折り畳み、ライトの消し忘れがないか要チェックです。
 
 
船内は基本的に冷房が強めだったので、羽織るものなどを持参したほうが良いです。
 
 
フェリー出港後は法律により車の駐車スペースに入ることはできません。(車内に忘れ物をしても車にとりにいくことはできません。)
 
 
自分が車を停めた場所を覚えておくと、目的の港に着いてからもスムーズに下船することができます。
 
 
下船も複数の誘導員が誘導をしてくれるので、指示に従えば問題なく下船できます。
 
 
 
 

その他もろもろ

飲食物は自動販売機で購入するパターンだったと思います。
 
 
フェリー屋久島と津軽海峡フェリーは自動販売機でお弁当が売っていたと思いますが、金額やクオリティーは未確認です。
 
 
フェリー屋久島ではシャワーを浴びることができました。(地上にはない独特な雰囲気でした。)
 
 
フェリー屋久島の往路は波が高く少し揺れましたが、酔うほどではありませんでした。
 
 
 
 
 
ひと夏での日本百名山全山日帰り登山では、フェリーに乗った時以外はすべて自分で車を運転しての移動だったので、フェリー乗船時は本当に束の間の休息でした。
 
 
自分で運転をせずして移動できることの幸せを実感しました。
 
 
欲を言えばビールを呑むことができれば言うことはありませんでした。
 
 
フェリーで呑むビールは間違いなく美味しいと思います。
 
 
 
 
 
『日本百名山の登山ノウハウ』について、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
 
 
 
 
 
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 

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