南アルプスの聖岳の登山道

登山道で「あとどれくらいで山頂ですか?」と聞きたくなったら、自分にこう言い聞かせてます。

 
 
 
 
 
松本市の山男です。
 
 
 
 
今回は、登山中に「あとどれくらいで山頂ですか?」と聞きたくなるのを払拭する考え方について、山トークをしていきます。
 
 
 
 
登山道を登っている時、降りてくる登山者に「あとどれくらいで山頂ですか?」と聞きたくなる時ってありますよね。
 
 
登っても登っても山頂につかない時や、視界がきかず、山頂などの目的地が目視できない時など。
 
 
 
 
ただ、この「あとどのくらいですか?」は、聞いてはならない質問だと僕は思ってます。
 
 
理由は、登っている登山者と、下山している登山者では、スピード感も時間の感覚も違うからです。
 
 
また、質問する僕と、下山してくる登山者さんでは、登山ペースが違う可能性が高く、そもそもの基準が異なっている可能性が高いからです。
 
 
『聞いてはならない理由』は、こちらでくわしくブログ投稿してます。
 
 
 
 
では、聞きたくなった時にはどうすれば良いか?
 
 
 
 
「あとどれくらいで山頂なのかな〜?」と思った時。
 
 
 
 
僕は、「着くまでだ!」と、自分に言い聞かせています。
 
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 

百名山登山での経験

僕は日本百名山を完登していますが、百名山登山では、すべての山を好天の中で登れたわけではありません。
 
 
 
 
『ひと夏での日本百名山全山日帰り登山』については、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
霧に覆われ、視界がほとんど無い中で登った山もいくつもありました。
 
 
また、そもそも樹林帯をひたすらに登るルートで、先を見通せない山もありました。
 
 
登山前には、事前に登る山のコースタイムなどは確認しますが、地図を見て、山の地形を頭に入れるということを、僕はしません。
 
 
いちいち山の地形を覚えきれませんし、大事な局面でなければ、僕は登山中に地図を見ることはありません。
 
 
僕は、写真を撮る時以外は、アクセル踏みっぱなしで山頂を目指したいタイプなので、頻繁に地図を見て、常に現在地を把握するということはしません。
 
 
ちなみに僕は、登山アプリ派ではなく、紙の地図派です。
 
 
『僕が紙の地図派な理由』については、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
そんなこんなで、百名山登山中は、「あとどのくらいで山頂なんだ〜」と思うことが多々ありました。
 
 
 
 
 

「着くまでだ!」と思うようになった理由

登山用語に「偽ピーク」というものがあります。
 
 
意味はその名の通りで、偽物のピーク(山頂)です。
 
 
登山道からの見かけ上は1番高く、山頂のように見えるものの、実際にそのピークまで登ってみると、山頂はまだその先にあるというやつです。
 
 
山によっては、視界がないと偽ピークが激増します。
 
 
霧に覆われた尾根道を登っていると、目視することができる1番高いところが山頂だと思いたくなります。
 
 
百名山登山は、7割が初めて登る山でした。
 
 
先を見通せない登山道だった山、霧で視界がない中で登った山。
 
 
山頂だと思っていた目の前のピークが、その場に行ってみると山頂ではなかったということが多々ありました。
 
 
「あとどれくらいで山頂なんだ〜?」という心の叫び。
 
 
「きっと、ここから見えてる、あのピークだろう。」という希望的観測。
 
 
そして、実際に行ってみると、そこは偽ピークだったということが多々ありました。
 
 
 
 
希望的観測による、ぬか喜び。
 
 
失望と疲労感。
 
 
折れそうな心。
 
 
 
 
ほんと、ぬか喜びは登山の天敵です。
 
 
なので、僕は、登山中に希望的観測はしないようにすることにしました。
 
 
「山頂まであとどれくらいなんだろう?」と、思った時。
 
 
「あの見えてるピークが山頂かな〜?」と、思いたくなった時。
 
 
 
 
いや、いや、山頂までは、あと「着くまでだ!」と、自分に言い聞かせるようになりました。
 
 
 
 
そう言い聞かせることで、希望的観測をすることがなくなり、ぬか喜びをすることもなくなります。
 
 
 
 
 

まとめ

以上、「山頂まであとどれくらいですか?」と聞きたくなるのを払拭する考え方について山トークしてきました。
 
 
登っても、登っても山頂につかない時、
 
 
「あとどれくらいですか?」と聞きたくなった時は、
 
 
山頂までは、あと「着くまでだ!」と自分に言い聞かせます。
 
 
「きっと、あそこが山頂だ」という希望的観測はせず、淡々と登ります。
 
 
そうすることによって、登山の大敵である、ぬか喜びをしないで済むようになります。
 
 
 
 
山頂までは、あと「着くまでだ!」
 
 
 
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!
 
 
 
 
 
地図読みができれば、「あとどれくらい?」かが、自分でわかります。
 
地図の読み方 小学館
 
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『山頂まであとどれくらいですか?』と聞かれたときの答え方について、をこちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
 
 
 
 
 
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 

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