モンベル ライトツェルトは、
ツェルトの中では、収納サイズ、軽さともに上位レベルではありませんが、
その分、居住性の良さと強度と安心感があります。
モンベル ライトツェルトの写真集(ツェルト泊をしたときの写真)をこちらでブログ投稿しています。
ライトツェルトの設営時の広さは、縦100cm、横90cm、高さ100cmです。
収容人数1人から2人。
夫婦や彼氏彼女などと登山するときの緊急用におすすめの広さです。
緊急ビバーク用ではなく、
積極的にツェルト泊をするという場合にもおすすめの広さです。
サーマレストZライトスモール(横51cm、縦130cm)を、余裕をもってしっかりと敷くことができます。
両サイドには荷物を置くスペースもできます。
ツェルトインナーポールを使うとさらに居住性を上げることができます。
途中かくれてしまっていますが上の写真にも下の写真でも、ライトツェルトの左端の底から右端の底まで、アーチ状にインナーポールが張られています。
常念岳をバックにツェルトの記念撮影☆
ライトツェルト内部に黒いポールが張られているのがわかるでしょうか。
☆ツェルトインナーポールについてのブログ投稿はこちら
モンベル ライトツェルトは、設営をする余裕がない時にはベンチレーター(換気口)から頭を出す形でかぶることができます。
山仲間にかぶってもらいました。
暴風雨の中などで停滞せざるを得なくなった時、これだけでもだいぶ違います。
2015年は蝶ヶ岳ヒュッテで4回、
上高地の横尾で1回、槍ヶ岳~穂高岳山荘の縦走の際に南岳小屋でツェルト泊をしました。
2015年の夏山シーズンはツェルトに6泊、テントに1泊です(笑)
ツェルト内部の結露は気象条件により、全くないときもあれば、ポタポタと落ちるほどになることもあります。
ちなみに、ツェルト泊ではシュラフを結露から守るためのシュラフカバーは必須です。
サバイバルシートでシュラフカバーの代用という手もありますが、シュラフカバーを持つことに越したことはありません。
モンベルライトツェルトはしっかり設営ができていれば風にも強いです。
僕は暴風雨の中でも何回かツェルト泊をしたことがありますが、ツェルトが倒壊することはありませんでした。
テント泊装備での大キレットなどの難所の通過は、ザックの重みでバランスを崩す危険性がありますが、テントでなくツェルトにすることにより装備の軽量化を図ることができます。
また、ツェルトはテントに比べ撤収も容易です。
テントポールを抜く作業も必要ありませんし、フライシートがないのでツェルト本体をたたむ作業のみです。
ツェルト泊をするにあたって気を付けた方が良いと思うこと
(モンベル ライトツェルト)
・結露対策のためシュラフカバーは必須(サバイバルシート可?)
・ツェルトの底部分はあらかじめ縛っておくと楽。
・細引きは自在ロープ(アライテント)がおすすめ。
・ツェルトの4隅以外は、ペグダウンではなく、自在ロープを使い石に固定するのが楽。
・ツェルトの下にグランドシート(レジャーシート等)があった方が良い。
・ツェルト内部にもシートを敷いた方が良い。↑よりもこちらの方が重要
(僕はオールウェザーブランケットを使用=雨の際、浸水を防ぐため)
・ツェルトインナーポールがあった方が良い。(居住空間の確保と、風対策)
ツェルトの張り方ですが、オーソドックスな張り方をするときに必要なものは、トレッキングポール、ペグ4本、細引きです。
トレッキングポールを使わずに木と木の間に設営するパターンもあったりします。
ツェルトインナーポールは、初めからツェルト泊をすると決めているときにはあった方が良いかなと思います。
ツェルト内部の居住空間が広がるのと、強風などでツェルトが中に押し付けられるのを防いでくれます。
ただ、本当に風が強い時にツェルトインナーポールを使っていたら折れてしまったことがあります。
強風が予想されるときには、石を大量に使うなど、サイドリフターを強化して使った方が安心です。
(正直、ツェルトインナーポールを使うか、サイドリフターを使うかは好みだと思います 笑)
細引きは、ただの細引きで設営することももちろんできますが、アライテントのツェルト用の張り綱を使った方が断然、手間がかかりません。
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僕のツェルトの張りかたは、まず、ツェルトの4隅をペグダウンします。
我が家の庭は地面に沢山の石がうまっているようで、うまくペグが刺さりません(汗)
モンベルライトツェルトはベンチレーターの上に輪っかがあるので、
この輪っかをトレッキングポールにかけます。
張り綱の輪っかもトレッキングポールにかけ石などの重りでバランスをとれば完成です。
(アライテントのツェルト張り綱は輪っかができた状態で販売されています。)
強風対策として、石をいくつも積んで補強しておくと安心です。
ライトツェルトにはサイドリフターもあります。
ライトツェルトの底は割れており、ヒモを結ぶことによって底として機能しますが、
僕は撤収時も結びっぱなしにしています。
底が割れている理由は、設営せずにそのままツェルトをかぶったりというケースを想定しているのだと思います。
慣れれば、5分かからずに設営ができます。
ツェルトが浮いてる・・・笑
ツェルト泊ばかりしていたおかげで、僕はテントを設営するよりツェルトの方が早く設営ができます 笑
緊急時にツェルトの設営が必要な場合は、精神的に余裕がないはずなので、ツェルトをスムーズに設営できるように練習をしておくことは大事なことだと思います。
自分の山仲間でも、ツェルトをいつもザックには入れていても設営したことがないという人がいますが、設営の練習はしておくべきだと思います。
撤収時ですが、ペグはツェルトのヒモごと引っ張って抜いた方が良いです。
以前、ペグを素手で抜こうとし、ペグの十字の部分で指を深く切ってしまったことがあります 泣
この抜き方は非常に危険です。
ツェルトの収納方法ですが、 4隅を合わせて2つ折りを繰り返していきます。
早く丸めこんでしまいたくなりますが 笑
最後の最後まで丸めない方が良いです。
これくらいの大きさになるまで2つ折りを繰り返し、
これくらいの大きさで初めて丸め込みます。
丸め込んだら、あとはスタッフバックに入れるだけです。
家の廊下などでたたむとスムーズに収納できますが、
テント場ではなかなかこうはいきません 笑
『ツェルトの携行が重要な理由』を、こちらで詳しくブログ投稿をしています。
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
ライトツェルトよりもテント場でよく見かけるツェルト(ファイントラック)です。
※設営方法は基本的に同じです。
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