僕の場合、残念ながら、フルマラソンでサブスリーを達成するためには、登山は足かせであるという結論になってしまいました。
※サブスリー:フルマラソンで3時間を切ること。
ランナーの方からすれば、至極あたりまえのことだと思いますが、僕のように毎週末のように登山をしている登山者にとっては大変に残念なことです。
僕は約1年間に渡り、毎週末登山を継続しながらフルマラソンでのサブスリー達成を目指しました。
インターバルトレーニングなども行い本気でサブスリーを目指しましたが、結果から言うと、登山を継続しながらサブスリーを達成することはできませんでした。
ちなみに、登山を継続しながらも、平日に本気でトレーニングをして臨んだフルマラソンの完走タイムは3時間4分でした。(長野県で開催の松本マラソン)
このブログ投稿では、サブスリー達成のためには登山が足かせとなってしまう理由を、前提も含め下記の順でまとめてみました。
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
①僕の登山スタイルとレース実績
②サブスリー達成のために必要だと思うトレーニング
③登山がサブスリー達成のために足かせとなる理由
理由について詳しく書き前に、簡単に僕の登山スタイルなどについて触れさせてもらいます。
①僕の登山スタイル
夏場は、コースタイムの70%前後のペースを維持しながら、行動時間12時間前後の日帰り登山をすることが多いです。(距離にして30~40kmの登山。装備は約10kg)
北アルプスメインで槍ヶ岳、穂高岳、剱岳といった有名どころの山を日帰り登山することが多いです。
基本的に登山道は走りません。
年に1~2本はトレイルランニングのレースに出場しますが、それ以外ではトレランをすることは基本ありません。
冬場は、25kgオーバーの重装備で雪山を歩きまわっています。
主なレース実績
松本マラソン(フルマラソン):3時間3分39秒
富士山マラソン(フル):3時間7分
富士登山競争山頂コース:3時間38分 2315人中170位
富士登山競争の制限時間は4時間30分で、サブスリーランナーでも制限時間内の完走は容易ではないと言われています。
僕はサブスリーは達成できていませんが、富士登山競争は制限時間よりも約50分早くゴールをすることができています。
このことから、平地を速い一定のペースで42.195km走ることと、山をハイスピードで登ることは本質的には異なるのではないかと思っています。
サブスリー達成のために必要だと思うトレーニング
ネットや本を見てみると、下記の2種目をベースにして、あいだの日につなぎのジョグを入れるのが理想的なのかなと思います。
①1キロを4分以下で10km走(ペース走)
→キロ4で走るためにインターバルなどでスピード強化も
②1キロを4分30秒以下で30km(距離走)
登山がサブスリーの足かせとなる理由
1つめの理由は、体がもたないということです。
高強度のペース走、高強度の距離走、高強度の登山
負荷の大きい運動を週に3回行うというのはフルタイムで働いている一般人には厳しいものがあります。
高強度の運動の後に十分な休息をとることができません。
結果、それぞれのトレーニングの質が下がってしまいます。
また、疲労の蓄積により故障の原因ともなってしまいます。
2つめの理由は、時間の確保が難しいということです。
30km走はトレーニング前後を含め、最低でも3時間ほどが必要かと思います。
登山は基本的に、丸1日を要します。
当然、土日だけで登山も30km走も行うのは時間的にも体力的にも無理があります。
この1年ほど登山を継続しながらサブスリーを目指してわかったこと
単純な結論ですが、
登山を継続しながらサブスリーを目指すのは、体力的にも時間的にも相当に難しいということを実感したしだいです。
それじゃあ、登山をやめてランニングに専念すればよいのでは?ということになりますが、僕はランナーである前に登山者なので、登山をやめるわけにはいかないのであります。
現在は、平日の仕事後に30km走を敢行し、登山を継続しながらのサブスリー達成を強引に目指しています。
なお、必ずしも登山がサブスリー達成のためには足かせになるというわけではなく、適度な頻度、適度な強度の登山や、トレイルランニングなどについては、サブスリー達成のために効果的なトレーニングになり得るのではないかなと思っています。
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『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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