火打山ソロ登山の記念写真

ソロ登山のノウハウ【ソロ登山マスター直伝】

 
 
 
 
 
ソロ登山マスター(自称)の松本市の山男です。
 
 
 
ソロ登山(単独登山)は、
 
 
自分の好きなように山に登ることができます!
 
 
 
しかしながらソロ登山は、何人かで登る登山と比べて心細くなる場面もあります。
 
 
また、グループ登山をしているときよりも、気を付けるべきことがあります。
 
 
僕は日本百名山の98座をソロ登山で登り、毎週末に夜明け前から北アルプスをソロ登山してきました。
 
 
今回は、そんなソロ登山のプロ(自称)が、ソロ登山のノウハウについて、山トークしていきます。
 
 
 
①ソロ登山で気を付けること
 
②ソロ登山における緊急時の備え
 
③ソロ登山で絶対にやってはいけないこと
 
 
 
それでは、それぞれについて、詳しく山トークしていきます。
 
 
 
 
 

ソロ登山で気を付けていること

①道迷いに気を付ける
 
②熊に気を付ける
 
③ナイトハイクに気を付ける
 
 
 
 
それでは、僕がソロ登山で気をつけている3つのことについて、山トークします。
 
 
 
 
ソロ登山で気を付けていること①

道迷いに気を付ける

2人以上の登山であれば、登山中にルートを確認しながら歩くことができます。
 
 
しかし、ソロ登山では、ルートの確認は自分ですることになります。
 
 
 
・目的地とは別のところに向かう登山道を歩いていないか。
 
・登山道を外れていないか。
 
 
 
ソロ登山では、こう言ったことを常に意識する必要があります。
 
 
対策としては、以下のことを行います。
 
 
 
・登山地図or登山アプリで頻繁に現在地確認をする。
 
・おかしいと思ったら、確実にわかる場所まで戻る。
 
・運良く他の登山者がいれば、聞いてみる。
 
 
 
上記のことを実践するには、山の中で動くことができる体力をつけることが必要不可欠です。
 
 
遭難は下山時に起きることが多いことが、統計上で明らかになっています。
 
 
登りで体力を使い果たし、下山時に思考停止に陥ってしまうわないように。
 
 
おかしいと思った時に引き返すのが億劫にならないように。
 
 
山の中で動くための体力をつけておくことが、ソロ登山では重要です。
 
 
グループ登山では、自分でルートを気にせずに、ただついていけば目的地まで連れて行ってもらえるケースもあります。
 
 
しかし、ソロ登山では自分でルートを確認し、自分で現在地を確認する必要があります。
 
 
ルートファインディングと、ルートロスしていないかの確認を全て自分で行う必要があるのがソロ登山です。
 
 
そのためには、無事に登山口に帰るまで、思考を続けるための体力が必要になります。
 
 
『登山のための体力をつけるトレーニング』については、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 
ソロ登山で気を付けていること②

熊に気を付ける

山に入るということは、熊のお宅にお邪魔するということを意味します。
 
 
熊による人身事故のニュースを見れば明らかですが、熊は人間とはケタ違いのパワーがあります。
 
 
また、ナイフのように鋭く強靭な爪を持っています。
 
 
・熊に襲われ100針を縫った。
 
・熊に襲われ眼球が飛び落ちた。
 
 
どちらも実際にニュースで伝えられている被害内容です。
 
 
グループ登山では、仲間といる心強さがあったり、話しながらの登山でこちらの存在を熊に気づかせやすかったりします。
 
 
※一般的に、熊は人間に気がつくと逃げていくと言われています。
 
※出会い頭の遭遇など、パニック状態になった熊は人を襲うことがあると言われています。
 
 
ソロ登山の場合、グループ登山に比べて熊への不安が強まります。
 
 
僕も登山を始めた頃は熊に怯えていましたが、日本百名山の完登、毎週末の夜明け前からの北アルプス登山をしてきて、自分のクマ対策が効果ありだと確信するようになりました。
 
 
僕の熊対策のポイントは以下のものです。
 
・熊鈴(これから進む方に向け音を鳴らす)
 
・熊スプレーを持つ
 
 
 
 
熊鈴
 
楽天市場での検索結果はこちら
 
amazonでの検索結果はこちら
 
Yahoo!ショッピングでの検索結果はこちら
 
 
 
 
カウンターアソールト(熊スプレー)
 
楽天市場での検索結果はこちら
 
amazonでの検索結果はこちら
 
Yahoo!ショッピングでの検索結果はこちら
 
 
 
『僕の熊対策』については、こちらで山トークしています。
 
百名山登山(146日間で100座完登)をした時、一度も熊を目にしたことすらありません。
 
 
 
 
 
ソロ登山で気を付けていること③

ナイトハイクに気を付ける

僕の中では、1人でナイトハイク(夜間登山)をするというのはとてつもなくハードルが高いものでした。
 
 
登山を始めたばかりの頃、たまたま見かけた登山ブログで、ソロでナイトハイクをしているブログ記事を見た時は、「1人で夜の山を歩くなんて、この人どんな神経をしてるんだ?」と思ったもんです。
 
 
今や僕が、毎週のように北アルプスでナイトハイクをしています。
 
 
ソロ登山でのナイトハイクの物理的な不安としては、熊との遭遇があります。
 
 
僕は100回以上、ソロ登山でナイトハイクをしてきましたが、今のところ上述のクマ対策により、遭遇を避けることができてます。
 
 
その他に、ソロでのナイトハイクで気を付けるべきこと(ヘッドライトについてなどなど)については以下で山トークをしています。
 
 
ソロでのナイトハイク。その魅力と注意をしていることについてこちらで山トークしています。
 
 
 
 
 

ソロ登山における緊急時の備え

ソロ登山の場合、グループ登山と比べ、救助要請に時間を要する可能性があります。
 
 
グループ登山であれば、自分が怪我をして身動きが取れなくなっても、仲間が携帯電話の電波が通じる場所を探し救助要請をすることができます。
 
 
しかし、ソロ登山の場合は、通りかかる他の登山者を頼るしかありません。
 
 
他の登山者がすぐに通りかかれば良いですが・・・
 
 
つまりソロ登山は、万が一、救助要請が必要な状況に陥ってしまった場合も、ケガをした体で長い時間を耐え忍ぶことになる可能性が高いのです。
 
 
そのため、僕は以下の備えをしています。
 
 
①ロキソニン(鎮痛剤)の携行
 
②ツェルト(シェルター)の携行
 
 
例えば、骨折をしてしまい、激痛がある状態で救助が来るのをひたすら待つという可能性があります。
 
 
そんな時に少しでも痛みを和らげるために僕はロキソニンを携行しています。
 
 
また、足を痛めてしまい、痛みで身動きが取れなくなってしまった場合も、ロキソニンを飲めば痛みが和らぎ、自力で下山をすることができるかもしれません。
 
 
本来は、痛みがあるということは、「痛みがあるところは動かしちゃダメだ!」と体が言ってるわけですが、安静を取るか、体をより痛めてでも身の安全を取るかという選択に迫られることもありえます。
 
 
ロキソニン(つらい痛みに効く)
 
楽天市場での検索結果はこちら
 
amazonでの検索結果はこちら
 
Yahoo!ショッピングでの検索結果はこちら

 
 
 
 
②のツェルト(シェルター)の携行は、救助要請をしてから、救助がやってくるまでの身の安全の確保のために携行をしています。
 
 
また、道迷いやアクシデントのため、山の中で野宿をすることになってしまった時のためにもツェルトを携行しています。
 
 
夏山であればツェルトなんかなくても平気だと思う方もいるかもしれませんが、雨風の中での野宿となる可能性もあるので、ツェルトは持つべき登山装備です。
 
 
また、ソロ登山に限らず、ツェルトは持つべき装備です。
 
 
2人以上の登山で救助要請がスムーズにできたとしても、天気が悪ければヘリは飛べません。
 
 
地上部隊による救助を何時間も待つことになるケースもあるのです。
 
 
ツェルトについては、こちらで詳しく山トークしています。
 
 
 
 
 

ソロ登山で絶対にやってはいけないこと

ソロ登山で最も致命的なことは、ひと目につかないところに滑落してしまうという状況です。
 
 
最悪の場合、永遠に見つけてもらえません。
 
 
ひと目につかないところに滑落してしまうということは、山の中では割とどこでも起こり得ることです。
 
 
明らかに、ここで落ちたらやばいというところはもちろん、ソロ登山中は常に緊張感を持つことが重要です。
 
 
また、万が一、滑落して身動きが取れなくなってしまった場合に備え、僕は助けを呼ぶためのホイッスルを携行しています。
 
 
 
 
ハイマウント IDホイッスル
 
楽天市場での検索結果はこちら
 
Amazonでの検索結果はこちら
 
Yahoo!ショッピングでの検索結果はこちら
 
 
『IDホイッスル』については、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
『ココヘリ』を持っていれば、永遠に見つけてもらえないということを回避できる可能性があがります。
 
『ココヘリ』については、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 

まとめ

以上、『ソロ登山のノウハウ』について山トークしてきました。
 
 
①ソロ登山で気を付けること
 
②ソロ登山における緊急時の備え
 
③ソロ登山で絶対にやってはいけないこと
 
 
ソロ登山だろうが、グループ登山だろうが、遭難や滑落をしてもよいということは決してありません。
 
 
グループ登山は、助けてもらえるという感覚で登山をすることができます。
 
 
①自分が怪我をした時に、速やかに救助要請をしてもらうことができる可能性は上がります。
 
 
②周りに目撃者がおらず、永遠に見つけてもらえないということを回避できる可能性が上がります。
 
 
※グループ登山だからと言って気を抜いた登山をして良いわけではありません。何かあっても、助けてもらえる可能性が上がるというだけで、何かがあったらまずいわけです。
 
 
 
 
一方、ソロ登山は、登山中の状況の把握、判断、行動を全て自分ですることになります。
 
 
また、アクシデントがあったときの対応も自分で行う必要があります。
 
 
なので、誤った判断、行動をしないために。
 
 
アクシデントに陥らないために。
 
 
ソロ登山は、より五感を研ぎ澄まして登山をする必要があり、本能的に五感が研ぎ澄まされます。
 
 
五感を研ぎ澄まして山と向き合うことができ、自分と向き合うことができるのがソロ登山なのです。
 
 
 
 
今回の山トークが、ソロ登山を始めたい方、ソロ登山が好きな方のお役に立てば幸いです。
 
 
 
 
それではまた次の山トークでお会いしましょう!
 
 
 
 
『ソロ登山について僕が書いた記事』を、こちらで一覧で紹介しています。
 
 
 
 
 
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
 
 
 
 
 
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)