松本市の山男です。
今回は、『登山時のマナーとルール』について、山トークをしていきます。
実際に僕が意識をしている登山マナーとルールになります。
僕は基本的に、単独登山者、独学登山者です。
今回の山トークの内容が100%正しいと言い切るつもりはまったくもってありませんが、日本百名山の完登や、毎週のように登ってきた北アルプス登山の経験からの山トーク内容になります。
※登山マナーやルールは、状況によって変わることもあります。
※その山、その山ならではの、ローカルルールもあったりします。
※登山者によって考え方や、主張も異なります。
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
上記のことをご留意の上、お読みいただければと思います。
登山のマナーとルール【僕が気をつけていること】
①登山道は登りが優先
②挨拶をされたら返す
③登山道を譲る
④登山道を譲ってもらったらお礼を言う
⑤登山者とすれ違う時にはペースを落とす
⑥熊鈴を使う
⑦山頂標の周りは独占しない
⑧山小屋に入る時は、ザックを背負ったまま入らない
⑨山小屋ではなるべくお釣りが出ないように会計をする
⑩ベンチにはザックを置かない
⑪テント場以外にはテントを張らない
⑫夜は騒がない
⑬ゴミは持ち帰る
⑭トレッキングポールにはキャップをつける
⑮アイゼンをつけたまま山小屋や外トイレに入らない
⑯アイゼン、ピッケルにはカバーをする
登山のマナーとルール①
登山道は登りが優先
登山道ですれ違う時は、基本、登っている方が優先です。
下山している側が、登山道を譲ります。
理由としては、登っている側の方が体に負荷がかかっていることと、下山をしている登山者の方が視野が広いからだと思います。
ただし、岩場、鎖場など、登っている側が譲った方が良い場合もあるので、状況に応じて譲り合うことが大事です。
登山のマナーとルール②
挨拶をされたら返す
当たり前のことではありますが、挨拶をされたら返します。
こちらが先に挨拶をしても、返ってこないこともあったりします...
登山のマナーとルール③
追いつかれたら登山道を譲る
自分よりも登山ペースが速い人に追いつかれたときは、道を譲ります。
お互いの安全、自分の安全のためです。
登山のマナーとルール④
登山道を譲ってもらったらお礼を言う
当たり前のことではありますが、登山道を譲ってもらったらお礼を言います。
こちらが登山道を譲っても、お礼の無いこともあったりします...
登山のマナーとルール⑤
登山者とすれ違う時にはペースを落とす
お互いの安全、自分の安全のためです。
時々、下山をしてくるトレイルランナーが、登っている登山者(僕)と、走ったまますれ違うということがありますが、極めて危険です。
登山のマナーとルール⑥
熊鈴を使う
熊鈴は、動物に対するマナーだと僕は思っています。
我々登山者は、動物たちの家である山にお邪魔をするわけです。
呼び鈴の代わりに熊鈴を鳴らし、こちらの存在を知らせるのが、動物たちへの配慮かなと思ってます。
ただし、熊鈴は、山小屋、テント場の周りでは消音するのが無難です。
登山者の中には、熊鈴に目くじらを立てる人もいるので。
山小屋やテント場の周りでも、熊が出る時は出ます。
ただ、そもそも熊鈴を使わなくても人間の気配だらけの場所なので僕は熊鈴は消音してます。
登山のマナーとルール⑦
山頂標の周りは独占しない
山頂標付近では、記念撮影をする登山者がたくさんいます。
山頂標付近に座り込んだり、山頂標付近で食事をするのは禁物です。
ザックやトレッキングポールを置いたままにするのも禁物です。
山頂標付近を独占するのはNGです。
登山のマナーとルール⑧
山小屋に入る時は、ザックを背負ったまま入らない
買い物をするために山小屋に入る時は、ザックは外に置いて入ります。
山小屋の中は混雑していることがあります。
混雑している山小屋に、ザックを背負ったまま入るのは、混雑時の電車内でザックを背負っているのと同様、迷惑になります。
混雑していない時は背負ったままでも良い気もしますが…
習慣づけのため、山小屋の中が空いている時であっても、僕はザックを背負わず山小屋に入るようにしています。
宿泊の受付をする時も、ザックは小屋の外に置いて受付を済ますのが良いのではないかと思います。
登山のマナーとルール⑨
山小屋ではなるべくお釣りが出ないように会計をする
山小屋が釣り銭不足に陥った場合、平地と違ってすぐに釣り銭の補充をすることはできません。(稜線には銀行が無いので。)
僕は、1000円札と小銭を多めに持ち、基本、万札での買い物はしません。
登山のマナーとルール⑩
ベンチにはザックを置かない
ベンチはザックを置くためにあるのではなく、登山者が座るためにあります。
特にベンチにザックをデポするのはやめた方が良いと思います。
長い時間、ベンチを占有することになるので。
登山のマナーとルール⑪
テント場以外にはテントを張らない
指定場所以外にテントを貼るのは、基本的に禁止されています。
植物を傷めることになったりします。
登山のマナーとルール⑫
夜は騒がない
山の夜は早いので、山小屋でもテント場でも、周りが静かになってきたら自分たちも静かにしましょう。
※山小屋の談話室など、話していても良い場合もあります。
また、ザックから装備類・ウェア類の出し入れをするのも意外とうるさいので、使う可能性があるもの、保温着などの着る可能性のあるものは、周りが静かになる前に、ザックから出しておくと良いです。
平地でも耳につく、スーパーなどのビニールの音は、山でも耳につきます。
スーパーのビニール袋は、登山中に出たゴミを入れたり、衣類などなどの登山装備を入れるのに手軽ではありますが。
僕は基本、スーパーのビニールなどは使わずに、ジップロックを使います。
登山のマナーとルール⑬
ゴミは持ち帰る
山にはゴミ箱はありません。
自分で出したゴミは、自分で持ち帰るのが基本です。
山小屋で購入したもののゴミ(缶やペットボトル)は、基本、山小屋で引き取ってくれます。
登山のマナーとルール⑭
トレッキングポールにはキャップをつける
キャップをつけずに登山道をつくと、植物を傷つけたり、登山道の浸食を進行させてしまう可能性があります。
トレッキングポールにはキャップをつけるのが原則です。
登山のマナーとルール⑮
アイゼンをつけたまま山小屋や外トイレに入らない
冬山登山でよく見る注意書きです。
アイゼンをしたままだと、床を傷めてしまいます。
注意書きがない場合も、基本、アイゼンを外します。
登山のマナーとルール⑯
アイゼン、ピッケルにはカバーをする
使わない際は、カバーに入れるのが基本です。
ピッケルは、ブレードとピック(通常、手で握る方)と、スパイク(通常、雪面に刺す方)をカバーで覆います。
自分がけがをしないため、他の登山者にケガをさせないため、山小屋やロープウェイなどを傷つけないためです。
まとめ
以上、パッと思い浮かんだ、登山のマナーとルールについて山トークしてきました。
①登山道は登りが優先
②挨拶をされたら返す
③追いつかれたら登山道を譲る
④登山道を譲ってもらったらお礼を言う
⑤登山者とすれ違う時にはペースを落とす
⑥熊鈴を使う
⑦山頂標の周りは独占しない
⑧山小屋に入る時は、ザックを背負ったまま入らない
⑨山小屋ではなるべくお釣りが出ないように会計をする
⑩ベンチにはザックを置かない
⑪テント場以外にはテントを張らない
⑫夜は騒がない
⑬ゴミは持ち帰る
⑭トレッキングポールにはキャップをつける
⑮アイゼンをつけたまま山小屋や外トイレに入らない
⑯アイゼン、ピッケルにはカバーをする
登山のマナーとルールで意識すべきことは、他の登山者の安全と、自分の登山の安全を考えた時に、どうするのが最善かということだと思います。
併せて、他の登山者への気配りを意識することが大切です。
また、山や自然を汚さない、傷つけないということを意識することが大切です。
そうすることで、さまざまな状況に身を置くことになる登山において、マナーを向上させ、ルールから外れない行動をすることができると思います。
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!
『登山中にマナー違反をしている登山者に出くわしたら、僕はスルーします。』その理由について、こちらでブログ投稿をしています。
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『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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訂正残念です。
猿に襲われたんですね。
猿たちに、エサをあげるのはやめました。