登山中の突然の雨や、降ったり止んだりを繰り返す雨のとき、どうすればスムーズにレインウェアを扱うことができるかをまとめてみました。
甘く考えていると、ほんの一瞬で体温が奪われてしまうということが山ではよくあるので、レインの脱ぎ着はとても重要な動作だと思います。
登山用レインウェアを着る(脱ぐ)タイミングについての考え方はこちらで投稿しています。
①レインのフロントジッパーは閉めないで収納する
フロントジッパーを締めたまま収納すると、着る時には当然ジッパーを空ける必要があります。
フロントジッパーを空けるというひと手間が必要になります。雨でかじかんだ手や、風がある際には、ひと手間がひと手間では済まないことがあります。
余計な手間を減らすため、僕はレインのジッパーは空けたまま収納しています。
これはレインウェアに限らず、ダウンジャケットやテントの収納などにも言えることです。
②レインはスタッフバックに入れない
レインをスタッフバックに入れた状態にしているのは、その山行で初めてレインを着るまでです。雨が止んだり、弱くなったりしてレインを脱いだ時は、スタッフバックには収納せずに直にザックに入れています。
スタッフバックにレインを入れる手間を省きます。
また、再び雨が降ってきて再度レインを着る可能性もあります。
その場合、せっかくレインをスタッフバックに入れても、再びスタッフバックから出すことになり、余計な手間だらけになってしまいます。
③レインはザックの雨蓋に入れる
たいていの方は言われなくてもザックの雨蓋にレインを入れていると思いますが、僕もレインは雨蓋に入れています。レインウェアは雨天時に着るのみではなく、防寒着としても着る機会が多いギアです。特に稜線や山頂では、気象の変化によって、瞬く間に体温が奪われることがあります。一刻も早くレインを着て保温をするため、ジッパーさえあければすぐにアクセスをすることができる雨蓋にレインを収納するのがおすすめです。
全ての合わせ技
ここまでお話ししてきた3つのレインウェアの携行方法ですが、合わせ技をすることにより最も効率的にレインウェアを着ることができる携行方法になります。
①レインのフロントジッパーをしめない
②スタッフバックにレインを入れない
③雨蓋にレインを携行する
雨蓋のジッパーさえ空ければ、あとはレインウェアを広げて袖を通すだけです。
逆もまた然りです。レインウェアを脱いだら、雨蓋のジッパーを空けて、あとは丸めて詰め込むだけです。
雨が降ったり止んだりで、レインウェアを脱いだり着たりを繰り返す時は、3つの技の合わせ技が一番だと思います。
レインウェアの脱いだり着たりが面倒で、やせ我慢をして山行を続けると無駄に体力を消耗することになります。(熱中症のリスクもあります。)
レインの収納方法のまとめ
レインの収納方法、扱いには人それぞれこだわりがあるかもしれませんが、こだわりを抜きにした場合、最も効率的な着たり脱いだりの方法が前述した3つの合わせ技だと思います。
甘く考えていると、ほんの一瞬で体温が奪われてしまうということが山ではよくあります。
スムーズにレインウェアを着たり脱いだりすることは登山において極めて重要なスキルだと思います。
僕はモンベルトレントフライヤージャケットを愛用しています。
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