登山をするときに必ず携行している熊撃退スプレー

熊スプレーを噴射してみて感じたこと【登山における熊対策】

 
 
 
 
 
松本市の山男です。
 
 
 
今回は『熊スプレーを噴射してみて感じたこと』について、山トークをしていきます。
 
 
 
ナイトハイカーの僕は、登山に必ず熊スプレーを携行しています。
 
 
唐辛子成分を噴射して熊をするタイプのものを携行しています。
 
 
日本百名山を完登した時も、熊スプレーとともに日本全国の山々を登りました。
 
 
百名山登山については、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
ナイトハイクをする僕にとって、心の拠り所である熊スプレーですが、今まで実際に使ったことはありませんでした。
 
 
今まで携行し続けてきた熊スプレーの使用期限がだいぶ切れていたので、新しく熊スプレーを買ったタイミングで、古い熊スプレーを試射してみることにしました。
 
 
ちなみに噴射した熊スプレーは、買ってから丸6年が経過したものでした。
 
 
 
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 

熊スプレーを噴射してみて感じたこと

①万全の態勢のつもりも考えが甘かったです
 
②風下で熊スプレーを浴びて起きたこと
 
③登山中に熊スプレーを使う時の注意点
 
④熊スプレーは諸刃の剣
 
まとめ
 
 
 
それではそれぞれについて、詳しく山トークをしていきます。
 
 
 
 
 
熊スプレーを噴射してみて感じたこと

①万全の態勢のつもりも考えが甘かったです

熊スプレーを試写してみるにあたり、スキーのゴーグルとマスクをしましたが…
 
 
甘かったです。
 
 
目と鼻と口さえガードすれば良いと思っていたので、半袖に、裸足にサンダルで熊スプレーを噴射しました。(ズボンは長ズボン)
 
 
そして、熊スプレーを噴射すると、ちょうど風が吹き始め、自分の方にスプレーが舞ってくる格好になりました・・・。
 
 
 
 
 
熊スプレーを噴射してみて感じたこと

②風下で熊スプレーを浴びて起きたこと

ゴーグルとマスクで目、鼻、口はカバーできていたと思いますが、数十秒間、くしゃみが止まらなくなりました。
 
 
また、半そでだったので、皮膚が出ていた腕に唐辛子成分がかかり、かなりヒリヒリとすることになりました。
 
 
裸足にサンダルだった足首も、かなりヒリヒリとすることになりました。
 
 
腕は水で洗い流したのですぐにヒリヒリ感はなくなりましたが、足は時間差?でヒリヒリし始めたせいか、水で洗い流さずにそのまま寝てしまったら、翌日の朝になってもヒリヒリとしていました。
 
 
朝になって、水で洗い流すと、ヒリヒリ感は徐々に消えていきました。
 
 
 
 
 
熊スプレーを噴射してみて感じたこと

③登山中に熊スプレーを使う時の注意点

平地で熊スプレーを噴射してわかったことは以下の通りです。
 
 
・マスク、ゴーグルをしていても完璧には熊スプレーをガードできていなかった。
 
・熊スプレーの唐辛子成分が皮膚に触れると、とてつもなくヒリヒリする。
 (水で洗い流さないとヒリヒリ感は消えない。)
 
 
上記は、自分に向けて熊スプレーを噴射したわけではなく、風で流されてきた唐辛子成分が、軽く皮膚にかかった程度での話です。
 
 
もしも、登山中に風が強い中で熊スプレーを使用し、ゴーグルもマスクもしておらず、半袖などで皮膚が出ている状態で熊スプレーが自分にかかったとすれば、相当のダメージを追うこととなり、まさに自爆をすることになってしまいます。
 
 
しかしながら、目の前に熊がいる状況で、風向きを考慮し、目、口、鼻をガードしてから熊スプレーを噴射するなんてことは、まあ無理だと思います。
 
 
熊スプレーを噴射したら、噴射された唐辛子成分から身を避ける等の心の準備をしておくのが関の山のように感じます。
 
 
 
 
 
熊スプレーを噴射してみて感じたこと

④熊スプレーは諸刃の剣

熊スプレーを噴射してみて、凄まじい威力であることを実感しました。
 
 
熊も目、鼻、口のある動物である以上、確実に効果があると実感しました。
 
 
それと同時に、風が吹いていることも多い登山道での使用は、熊スプレーが自分にもかかる可能性もあり、まさに諸刃の剣であると思いました。
 
 
 
 
 

まとめ

以上、『熊スプレーを噴射してみて感じたこと』ということで山トークをしてきました。
 
 
①万全の態勢のつもりも考えが甘かったです
 
②風下で熊スプレーを浴びて起きたこと
 
③登山中に熊スプレーを使う時の注意点
 
④熊スプレーは諸刃の剣
 
 
 
 
 
熊スプレーを熊に吹きかけることができれば、確実に撃退することができると思います。
 
 
しかし、風向きによっては自分にも降りかかる可能性もあり、その場合、かなりのダメージを負います。
 
 
熊を目の前にして、風向きを計算して噴射したり、風上に移動して熊スプレーを噴射するというのはかなり難易度が高いと思います。
 
 
熊スプレーを噴射するにあたり、できることとしては下記のことになるのかなと思います。
 
 
・皮膚を出して登山をしない
 (虫対策、日焼け対策、ケガ対策の効果もあり)
 
・バフなどで口を覆う
 バフについては、こちらでブログ投稿をしています。
 
・サングラスをして目を守る
 
・噴射したら背を向ける
 
 
万が一の時、僕は丸腰の素手で熊を撃退できるとは思っていません。
 
 
先日、熊に襲われた男性の眼球が飛び出したというニュースがありました。
 
 
熊には、人間とは桁違いの攻撃力、パワーがあります。
 
 
熊と遭遇する可能性が上がると言われているナイトハイクをする僕は、諸刃の剣ではありますが、これからも、熊スプレーを心の拠り所として登山に携行していきます。
 
 
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!
 
 
 
 
 
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