僕が雪山登山の行きつけにしてきた北アルプス乗鞍岳

乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由【北アルプス3000m級冬山・雪山登山】

 
 
 
 
 
松本市の山男です。
 
 
 
今回は、『乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由』ということで山トークをしていきます。
 
 
 
冬の時期、僕は北アルプス乗鞍岳(のりくらだけ)標高3026mを、行きつけの山にしてきました。
 
 
月に2〜3回は、午前3時頃にはヘッドライトをつけて登山を開始して、乗鞍岳山頂の剣ヶ峰を目指してきました。
 
 
※冬の乗鞍岳登山は完全雪山装備が必要です。
 
※アイゼン、ピッケル、スノーシューorワカン等が必須です。
 
※滑落、雪崩、低体温症、ホワイトアウトのリスクがあります。
 
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由

登山開始地点まで割と安全な雪道運転

冬の乗鞍岳の登山開始地点は、休暇村乗鞍高原(高原のホテル)になります。
 
 
ホテルの駐車場に車を停めさせていただくことになりますが、除雪車でしっかりと除雪していただいてあります。
 
 
他の山の、冬の登山口駐車場では、雪によってスタック(自動車が動けなくなること)をしてしまうこともあります。
 
 
休暇村乗鞍高原の駐車場であれば、除雪をしていただいてあるので、基本的にスタックの心配はありません。(降雪のタイミングによっては、駐車場の除雪がされていない場合もあります。)
 
 
また、休暇村乗鞍高原一帯はMt.乗鞍スノーリゾート(スキー場)のエリアであることと、集落や民宿があるので、割と手厚く除雪がされています。
 
 
僕のFF(前輪駆動)にスタッドレスの車でも、自宅のある松本市から基本的には問題なく駐車場までたどり着くことができます。
 
 
※ノーマルタイヤはNGです。
 
※降雪のタイミングによっては、道路の除雪がされていない場合があります。
 
※除雪後であっても、路面に雪が残っており雪道運転となる場合があります。
 
 
 
 
ゲレンデに隣接している『休暇村乗鞍高原』
 
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乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由②

登山ルートの途中までは割と安全

冬の乗鞍岳登山は、リフトが動いていない早朝からの登山の場合、Mt.乗鞍スノーリゾートのゲレンデを登ることになります。
 
 
基本的には圧雪がされているゲレンデなので、それほどの危険はありません。
 
 
ただし、圧雪車が作業をしている場合があるので、圧雪車にひかれないように注意が必要です。
 
 
僕がゲレンデを登っていた午前3時頃には、圧雪作業がされていることが多かったです。
 
 
リフトが動いている時間帯の登山の場合は、ゲレンデトップまでリフトで上がることができます。
 
 
ゲレンデ内はスキーヤー、スノーボーダーが滑ってくるので登るのは危険です。
 
 
リフトが動いている時間帯は、リフトに乗るのが基本かと思います。
 
 
※Mt.乗鞍スノーリゾートの営業期間前は、ゲレンデは圧雪されていません。
 
 
※圧雪されたゲレンデを登りたい場合、そのシーズンの営業開始が何月何日からなのか要確認です。また、どのエリアのゲレンデまでが営業開始となっているかも確認する必要があります。
 
 
ゲレンデトップから先は、ツアーコースと呼ばれる登山ルートとなります。
 
 
バックカントリースキー、バックカントリースノーボードをする方が多いエリアになります。
 
 
序盤は急登で体力を使いますが、一段登ればひと段落です。(先々も登りは有りです。)
 
 
ツアーコースは、両サイドに木々が立っている中を進むので、風の直撃を受けることも少なく、道迷いのリスクもほとんどありません。
 
 
※ツアーコース終点(6番のボードの先)では、過去に雪崩事故が発生しています。最大限の注意が必要です。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由③

荒天でもある程度のところまではいける

上述したとおり、乗鞍岳登山は序盤はゲレンデ~ツアーコースとなるので、荒天であったとしても、ツアーコース終点手前までは、比較的安全に登りおりをすることができます。
 
 
僕はどちらかと言うと、乗鞍岳山頂に登ることよりも、トレーニングをすることが目的で乗鞍岳登山をしてきましたので、どんなに荒天でも、乗鞍岳ではある程度のトレーニングができるととらえています。
 
 
荒天の時には、ツアーコース終点~ツアーコース入り口を2往復するトレーニングをしたこともあります。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由④

荒天の場合、諦めがつく

ツアーコース終点から先は、荒天の場合、吹きさらされます。
 
 
荒天の場合は、「地獄と化す」という言葉がピッタリな、過酷な環境です。
 
 
僕は本能的に「荒天の際は行ってはいけないエリア」と実感してきました。
 
 
荒天のツアーコース終点から先は、目印となる対象物が無く、低温の爆風に吹きさらされるので極めて危険です。
 
 
視界が無い状況で歩を進めるのは自殺行為だと思っています。
 
 
なので、荒天の際には、きっぱりと諦めがつき、迷うことなく撤退を選択することができます。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由⑤

北アルプス3000m級である

乗鞍岳は、標高3026mです。
 
 
北アルプス3000m級と言えば、日本での一般登山者の登山としては最高峰のカテゴリーと言えると思います。
 
 
乗鞍岳では、最高峰の雪山登山、冬山登山をすることができます。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由⑥

白銀の絶景が待っている

晴れた日の乗鞍岳登山のツアーコース終点から先では、広大な白銀の雪原を目にすることができます。
 
 
また、雪に覆われた荘厳な乗鞍岳を目にすることができます。
 
 
シュカブラ(風雪紋)を見ることができたり、真っ白な冬毛の雷鳥に会えることもあります。
 
 
 
 
 
乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由⑦

家から近く、1時間以内で行ける

僕が乗鞍岳を冬山登山の行きつけにしてきた理由の1つが、何と言っても家から近いということです。
 
 
乗鞍岳登山の開始地点となる休暇村乗鞍高原までは、長野自動車道松本インターから約1時間です。※Googleマップのルート検索結果です。
 
 
我が家からは、車で1時間以内の場所です。
 
 
家から1時間以内で、冬でも比較的安全な雪道運転で登山口まで行けるというのは大きな大きな要素です。
 
 
 
 
 

まとめ

以上、『乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由』について、山トークをしてきました。
 
 
①登山開始地点まで割と安全な雪道運転
 
②登山ルートの途中までは割と安全
 
③荒天でもある程度のところまではいける
 
④荒天の場合、諦めがつく
 
⑤北アルプス3000m級である
 
⑥絶景が待っている
 
⑦家から近い
 
 
 
 
標高2702mまでバスで行くことができるので、無雪期は登りやすい3000m級の山とも言われる乗鞍岳。
 
 
※乗鞍岳にある畳平バスターミナルは、日本一高い所にあるバスターミナルと言われています。
 
 
しかし、積雪期になると、北アルプス3000m級の厳しい登山となります。
 
 
それでも、他の3000m級の山々に比べれば、積雪期であっても、乗鞍岳は比較的登りやすい山であると思います。
(雪崩、滑落などのリスクは伴います。)
 
 
加えて、僕の場合は家から近いということがあり、乗鞍岳を冬の行きつけの山としてきました。
 
 
結婚をして、雪山登山は引退しましたが、厳冬期に乗鞍岳に通った日々は、良い思い出になっています。
 
 
午前3時頃から、25kgほどのザックを背負って、一人で、よくもまあ、雪山登山をしていたな~と、我ながら感心をしてます・・・w
 
 
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!!
 
 
 
 
 
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『冬の乗鞍岳登山(剣ヶ峰)のポイント』について、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 
『冬山登山のノウハウ【北アルプス3000m級の雪山登山の経験から】』を、こちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 

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