松本市の山男です。
今回は、『夏山登山のウェアリング(ウェアの着こなし)』についてご紹介したいと思います。
天気の変化が激しく、真夏でさえも凍死のリスクがついてまわる登山。
夏山登山のウェアリングは、行動時の動きやすさが求められることに加え、様々なシチュエーションに耐えるものである必要があります。
夏山登山では、灼熱の登山道を歩くこともあれば、稜線や山頂では凍えるような寒さとなることもあります。
山においてのウェアリングは、平地とは次元が違う雨風にも耐えられるものでなければなりません。
このブログ投稿で紹介するウェアリングは、2017年に146日間で達成した日本百名山の完登の際のウェアリングとなります。
日本百名山の登山は、6月初旬から10月下旬までをかけて行いました。
春夏秋に加え、山では初冬と言っても良い時期にかけての登山となりました。
10月下旬には、今回ご紹介するウェアリングで、雪の積もった仙丈ヶ岳にも登りました。
日本百名山登山より前から、現在に至るまで、僕の無雪期の登山のウェアリングは変わっていません。
僕のホームである北アルプス3000m級は、気象条件は刻々と変化し、ときに急激な変化をします。
そんな北アルプス登山をする中で行きついたウェアリングになります。
9月下旬の北アルプス鹿島槍ヶ岳登山
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
まずは、上半身のウェアリングのご紹介から。
上半身のウェアリング(夏山登山)
①アンダーウェア(下着)
②ジップアップTシャツ
③アームウォーマー
④ソフトシェル(保温・防風・防寒)
⑤レインウェア(雨対策・保温・防風・防寒)
⑥その他
それぞれについて詳しく紹介していきます。
上半身のウェアリング(夏山登山)
①アンダーウェア
ファイントラック ドライレイヤー
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日本一過酷な山岳レースと言われるTJARにおいて、出場選手の使用率が高いファイントラックのアンダーウェア。間違いなくおすすめです。着心地が良く、汗をかくことによる不快感を軽減してくれます。
TJARについてはこちらで詳しくブログ投稿をしています。
上半身のウェアリング(夏山登山)
②Tシャツ(ジップアップ)
ノースフェイス ジップアップTシャツ
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胸の前に20~30センチのジッパーがあるだけですが、これが侮れません。
たった20~30センチのジッパーの開け閉めで体感温度がだいぶ変わってきます。
上半身のウェアリング(夏山登山)
③アームウォーマー
TIGORAのアームウォーマー
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紫外線、寒さ、虫、木の枝、笹などなど、様々なものから腕を守ってくれます。
手首からヒジの少し上くらいまでをカバーしてくれるアームウォーマーですが、それだけでも体温調節に大きな効果をもたらしてくれます。
登っている時は外していることが多く、気温が低く、紫外線も強い稜線で使っていることが多いです。気温が上がっている、下山時には外していることが多いです。
上半身のウェアリング(夏山登山)
④ソフトシェル(保温着)
ファイントラック ニュウモラップフーディ
※ニュウモラップフーディの後継(フロウラップ)になります。
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厳冬期の3000m級の雪山登山でアウターとして使用しているファイントラックのソフトシェル(ソフトシェル単体での雪山使用は不可)。
ごわつきがなく、蒸れることがほとんどありません。
性能の良さと着心地の良さから、平地で着る用にも持っています。(山用と平地用の2着を持っています。)
ファイントラックのソフトシェルについてはこちらで詳しくブログ投稿をしています。
上半身のウェアリング(夏山登山)
⑤レインウェアジャケット
モンベル トレントフライヤージャケット
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こちらもTJARでの使用率が高いという理由で以前から使用しています。軽量で、動きやすく、コンパクトに携行することができるレインウェアです。
上半身のウェアリング(春、秋、初冬の登山)
⑥その他
保温着
モンベル ジオライン L.W. ラウンドネックシャツ
夏山登山では基本的には着ることはありません。
初夏の登山や秋の山の登山でTシャツの下に着ています。
buff
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秋から晩秋にかけて、気温が低い中での登山となるときに活躍します。
ネックウォーマーとして使ったり、耳から頭にかけてかぶることによって保温をすることができます。
バフについてはこちらで詳しくブログ投稿をしています。
ダウンジャケット
緊急用に、厳冬期用ダウンジャケットをザックに入れています。
実際のウェアリング方法 上半身のウェアリング(夏山登山)
夏山登山の際、実際にどのように以下のウェア類を着ているかを紹介します。
①アンダーウェア(下着)
②ジップアップTシャツ
③アームウォーマー
④ソフトシェル(保温・防風・防寒)
⑤レインウェア(雨対策・保温・防風・防寒)
基本的なウェアリング
通常の夏山登山では、①アンダーウェア、②ジップアップTシャツ、③アームウォーマーと身につけています。
少し寒さを感じる時のウェアリング
山頂にいるときなど、少し寒さを感じる時は、基本的なウェアリングに加え、レインウェアを着るようにしています。
レインウェアはザックの雨蓋に携行しているので、出し入れがしやすいためです。
そこそこ寒さを感じる時のウェアリング(主に晩秋から初冬)
基本的なウェアリングに加え、ソフトシェルを着るようにしています。
登山中にソフトシェルをザックから取り出して着るというよりは、登山前から明らかに寒い時に、登山開始時から着る場合がほとんどです。
とてつもなく寒い時のウェアリング
基本的なウェアリングに加え、ソフトシェル、レインウェアと着ています。
暴風雨の3000m級稜線や、晩秋から初冬にかけての3000m級登山など、凍死してもおかしくない状況の登山の時のウェアリングです。
厳冬期にアウターとして使用しているソフトシェル(単体での使用は不可)の上にさらにレインウェアを重ね着しているので、ある意味、厳冬期の登山よりも厚着をしていることになります。
まとめ 夏山登山のウェアリングについて
以上、夏山登山の際の上半身のウェアリングについてご紹介しました。
寒さ、暑さに対しては個人差があります。
夏山登山の基本的なウェアリングは、このブログ投稿で紹介した、アンダーウェア、Tシャツ(半そでor長袖)、保温着、レインウェアで良いと思います。
あとは、個々のウェアについて、どの程度の保温性能があるものを選ぶかに、個人差が出てくると思います。
登山中のどんなシチュエーションにも適応できるウェアリングを見つけることにより、より深く、登山を満喫することができるようになるはずです。
『下半身のウェアリング』についてはこちらでブログ投稿をしています。
『登山時のウェアリングをより快適にする方法』について、こちらで山トークしてます。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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