松本市の山男です。
今回は、『雪山登山の風物詩、エビの尻尾(樹氷・霧氷)』について、山トークをしていきます。
エビフライの尻尾を食べるか、食べないかが話題になることがありますが、今回は、そちらのエビの尻尾ではなく、樹氷の方のエビの尻尾のお話しになります。
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
※本記事で掲載している写真の場所に行くためには、完全雪山装備が必要です。(アイゼン・ピッケルなど)
エビの尻尾(樹氷・霧氷)とは
樹氷・霧氷(霧氷)は、冬の高山で見られる気象現象です。
真冬の低温時に空気中の水分が氷となって樹木や岩に張り付き、そこに風に送られた霧状の水分が付着して風の方向に伸びるもので、その姿から『エビの尻尾』とも呼ばれます。
雪山登山ならではの幻想的な光景になります。
エビの尻尾の写真(北アルプス乗鞍岳で撮影)
以下で掲載をしている樹氷の写真は、全て、北アルプス乗鞍岳(標高3026m)で12月25日に撮影した写真になります。
乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)の乗鞍本宮頂上本社の鳥居の樹氷
左から右に吹いた風により、エビの尻尾が成長しています。
冬の乗鞍岳には何度も登頂していますが、ここまで育った樹氷(エビの尻尾)を目にしたのは、後にも先にもこの時だけです。
この時のエビの尻尾は別格でした。
乗鞍岳山頂剣ヶ峰の山頂標の樹氷
右から左に吹いた風により、エビの尻尾が成長しています。
剣ヶ峰口の道標の樹氷
右から左に吹いた風により、エビの尻尾が成長しています。
X(旧ツイッター)でエビの尻尾がバズった話し
以下のハッシュタグが盛り上がっているようだったので、僕もなんの気なしにツイート(ポスト)してみました。
#見た人もなにか無言で鳥居をあげる
「鳥居」の写真ということで、とてつもなく成長したエビの尻尾がついた、乗鞍岳山頂の鳥居の写真をツイートしました。
すると、8500を超える「♡(いいね)」をいただき、3000近いリツイート(リポスト)をいただきました。
こちらが投稿したポストになります。
#見た人もなにか無言で鳥居をあげる pic.twitter.com/t0mSqcs7zp
— 山男@松本市 (@jackfromjack) February 24, 2024
沢山の「いいね」をいただいただけでなく、複数のWebメディア様から、鳥居と樹氷のポストを記事にしたいとのご連絡をX経由でいただきました。
沢山の方に登山の魅力が伝われば良いなと思い、記事掲載を承諾するお返事をしました。
記事になったものはこちら
Jタウンネット あなたの街の情報サイト 様
→ 圧倒的な「大自然の力」に感服 氷の翼を授かった鳥居が神秘的すぎる
ねとらぼ 様
→ 標高3026メートルの山頂の鳥居が…… 樹氷に彩られた神々しい姿に驚き恐れる声
ちなみに、僕のXアカウントは、フォロワーさんが4500人ほどいます。
ほとんどのフォロワーさんが登山をする方ですが、今回の鳥居と樹氷に「いいね」、「リポスト」をしてくださったのは、登山をしない方が大半ではないかと感じています。
登山をしない方が、雪山登山での神々しい写真を目にして、「いいね」をしてくださったのだと感じています。
登山をしない方に、雪山登山ならではの素晴らしい光景をみていただくことができ、良かったなと思っています。
まとめ
以上、『雪山登山の風物詩、エビの尻尾(樹氷・霧氷)』について、山トークをしてきました。
・エビの尻尾(樹氷・霧氷)とは
・エビの尻尾の写真(北アルプス乗鞍岳で撮影)
・X(旧ツイッター)でエビの尻尾がバズった話し
樹氷(エビの尻尾)は、自然が作り出す芸術作品だと思います。
また、同時に、自然の厳しさ、雪山登山の厳しさを目の当たりにすることができる現象です。
バズったポストには、「人間の行く場所ではありませんね。」というリプもいただきました。
まさにその通りで、冒頭の繰り返しにもなりますが、実際に樹氷を目にするためには完全雪山装備(アイゼン・ピッケルなど)が必要となります。
それでは、また、次の山トークでお会いしましょう!!
『冬の乗鞍岳登山(剣ヶ峰)のポイント』について、こちらでブログ投稿をしています。
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乗鞍岳が掲載された『山と高原地図』
※夏の登山ルートと冬の登山ルートは異なります。『山と高原地図』には冬ルートは明記されていません。
『冬の乗鞍岳登山について書いた記事』を、こちらで一覧にしています。
『冬山登山のノウハウ【北アルプス3000m級の雪山登山の経験から】』を、こちらでブログ投稿しています。
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