2017年6月27日に乗鞍岳(のりくらだけ)を日帰り登山済
畳平までバスを使えば、乗鞍岳はお手軽に登れる3000m級の山です。夏は凄まじい数の登山者で賑わいます。僕の冬のホームマウンテンです。
標高3026m(剣ヶ峰)
長野県と岐阜県にまたがる山
登山ルート
畳平(たたみだいら)からの日帰りピストン(復路は富士見岳に登頂)
駐車場(あかんだな駐車場) 平湯バスターミナルまで徒歩約10分(誘導看板あり)。
50台以上(有料) トイレ有り
※駐車台数は実際にカウントしたわけではないので大きく異なっている可能性あり。
※駐車台数は10台前後、20台以上、50台以上で分類。
※トイレの使用可否は未確認の場合あり。
冬のホームマウンテンである乗鞍岳。
冬は25kg前後の装備を背負い、休暇村乗鞍高原から、Mt乗鞍スノーリゾートのゲレンデを、リフトを使わずに登るところから始める乗鞍岳登山。
今回は体力温存のため、最もお手軽な3000m級と名高い畳平からのルートで登ることにしました。
(3000m級登山であることに変わりはないので登山装備必携です。)
畳平までは、長野県側の乗鞍観光センターからのバスでアクセスするパターンと、岐阜県側の平湯温泉からほおのき平を経由してアクセスするパターンがあります。
長野県側からのアクセスと岐阜県側からのアクセスではバスが通る道路が異なります。
(どちらの道路もマイカー規制のためマイカーは通行できません。)
我が家から(松本駅・松本インター側から)は乗鞍観光センターの方が近いですが、登山をした6月27日時点では平湯からのバスの方が始発時間が早かったので、平湯からアクセスすることにしました。
(バスのダイヤおよび運行状況は時期や天候によって変わるので要事前確認です。)
平湯バスターミナルに向かう途中に笠ヶ岳が見えました。
この道を通ると槍穂高の玄関口である新穂高センターに向かいたくなってしまう・・・。
梅雨の平日なのでガラガラの平湯バスターミナル。
バスで1時間ほどで畳平に到着。
畳平もガラガラ。
標高2700mなので気温が低いですが、バスが冷房ガンガンだったので体が十分に低温に慣れてました。
畳平からしばらく砂利道を歩き、肩の小屋へ。
営業していませんでした。
下から見ると朝日岳の山頂直下は結構な斜面をトラバースしているように見えますが・・・。
ピークが3つありますが、手前から朝日岳、蚕玉岳(こだまだけ)、剣ヶ峰(乗鞍岳最高峰)です。
朝日岳と蚕玉岳の間の稜線に出て、蚕玉岳を経由して剣ヶ峰に登ります。
肩の小屋の脇にある、ここからが登山道。
登山口から数十メートルの残雪は何の問題も無し。
朝日岳を横から見たところ。
雪渓のトラバースは一応、ピッケルを使いました。アイゼンは使用せず。
畳平の登山情報では要アイゼンピッケルです。
登山道からの八ヶ岳。
白山も見えました。
蚕玉岳から見る剣ヶ峰山頂。
頂上小屋は営業しておらず。
剣ヶ峰に到着。
冬にこの場に立つときとは、達成感に雲泥の差がありました 笑
それでも嬉しいことに変わりはありませんが。
それほど風はありませんでしたが、少し寒さを感じたのでレインパンツを着用。
寒さからレインパンツを履いたのは百名山登山を開始してから初。やはり3000m級。
乗鞍本宮の鳥居。
乗鞍本宮
乗鞍本宮の裏側。
大雪渓の向こうに北アルプス表銀座と裏銀座の山々。
裏銀座の山々。
販売品の山頂パノラマ写真によると、一番左に見えている山は、北ノ俣岳の模様。
(薬師岳から黒部五郎岳に向かうルート上の山)
槍穂高
霞沢岳(写真中央上)
中央上部のピークは常念岳で、その隣に蝶ヶ岳(写真の見た目ではピークは無く平らです。)。
焼岳(写真中央)
御嶽山(写真右)
中央上部は恵那山?今まで全く意識しなかったですが、一度登るとやはり意識が向きます。
権現池は池の部分よりも残雪部分の方がまだまだ大きい。
摩利支天(コロナ観測所がある山塊)
コロナ観測所のドームは松本市の平地から肉眼で見えていると信じています。
双眼鏡を使って確信へと変えようと試みましたが、双眼鏡の使い方がイマイチわからず・・・。
剣ヶ峰から見る蚕玉岳(手前)と朝日岳(奥)。
登っているときは気が付きませんでしたが、朝日岳斜面のトラバースは上側ルートと下側ルートの2つがありました。
登山時は下のルートで登り、下山時は上のルートで降りましたが、上のルートは雪上の縦移動がありました。
下りてから撮影(下から上に向かって。)
大雪渓には10人以上はスノーボーダーとスキーヤーがいました。
朝日岳の山頂直下の斜面からトイレ小屋まで雪渓がありました。
畳平~肩の小屋の砂利道脇の雪の壁。
復路は初めて富士見岳に登ってみました。
その名前からして富士山が綺麗に見えるんじゃないかと思いますが、この日は残念ながら見ることができず。
富士見岳からは畳平と鶴ヶ池を綺麗に見ることができました。
水が一杯の時の形が鶴のように見えるため、鶴ヶ池と名が付いたようです。
バスガイドさんの説明による。
畳平はバス乗り場の標高日本一のようです。
畳平の住所は岐阜県高山市丹生川町(にゅうかわちょう)。
ちなみに乗鞍観光センターがある長野県側は松本市安曇(あずみ)。
富士スバルライン5合目の標高が約2300mなので400m以上高いことに。
2700mは富士山で言えば7合目付近。
畳平の駐車場に隣接する魔王岳。
階段になっているのでお手軽に登れます。
熊目撃情報
百名山登山で西日本を大移動したにも関わらず、たいして記念グッズを買いませんでしたが、乗鞍では乗鞍岳グッズと百名山グッズを大量購入。
買い物後にコーラを飲もうとフタを開けると大噴出して、記念グッズがコーラまみれに・・・。
ちなみに、冬の乗鞍岳ですが、ホームマウンテンと言ってはいるものの実際に歩いているのは、Mt乗鞍スノーリゾートのゲレンデとバックカントリーのツアーコースがほとんどです。
(ツアーコースはゲレンデ外の自己責任ゾーン)
もちろん、毎回、山頂を目標に乗鞍入りしますが、冬のコンディションは厳しく、なかなか登頂できる状況に恵まれることはありません。
(あくまで僕の雪山レベルでの話ですが。)
冬の山頂の鳥居
蚕玉岳から剣ヶ峰の稜線
長野県側からの乗鞍岳の山容
ツアーコースから先の雪原を振り返る。
荒れているときは、風を遮るものが無いので吹きっさらし状態になります。
マイナス2ケタの気温の中、凄まじい風がうなりを上げて吹いております。
戻ろうにも自分の足跡は風が一瞬で消し去ります。
風雪、雪煙、霧などで視界が無くなると、木などの目印になるものもないので・・・。
携帯やGPSも低温で電源がオンにならない状態に。
恐ろしすぎて、荒れているときは足を踏み入れる気には到底なりません・・・。
朝日岳
夏に歩くことはあまりない乗鞍岳ですが、今回、歩いてみて、自分が冬に歩いているルートを確認することなどができて良かったです。
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冬の乗鞍岳剣ヶ峰に登るためのポイントはこちらでブログ投稿をしています。
冬の乗鞍岳はバックカントリースキー・スノーボードが盛んです。
『日本百名山の100座すべての登山所要時間(登山レポート)』を、こちらで一覧にしています。
↑ 146日間で日本百名山を完登したときの登山所要時間(登山レポート)になります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』を、こちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
僕はこの地図帳があったから、日本百名山を完登してみたいと思い、実際に完登をすることができました。
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