日本百名山全山日帰り登山(146日間で完登)
100座を登った順番と経路について

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ひと夏での日本百名山全山日帰り登山2017では、日本百名山を146日間で完登しました。(100座すべてに登頂。)
 
 
日本百名山の完登を目指すにあたり、登る山の順番は、自分なりに意図をもって組み立てました。
 
 
このブログ投稿では、どうやって日本百名山を登る順番を決めたか、日本百名山を登る順番を決める要因はどんなものだったのか、について説明をしたいと思います。
 
 
「ひと夏での日本百名山全山日帰り登山」についてはこちらで詳しく投稿しています。
 
 
 

百名山を登る順番を決める前の下準備

登る順番を考えるうえで、まずは、どの都道府県にどの百名山があるのかを完璧に覚えました。覚える際に利用したのが、「日本百名山地図帳」でした。この本のおかげで、スムーズに日本百名山の100座全てが位置する場所と位置関係を頭に入れることができました。
 
山と渓谷社の日本百名山地図帳
 
 
日本地図に1から100までナンバーが振られています。下段に各ナンバーがどの山なのかが記載されています。
 

 
 
何度もノートに書いて試験勉強のように暗記をしました。
余談ですが、改めて日本百名山は長野県界隈に集中していることを実感します。
 

 
 
 
「日本百名山地図帳」 山と渓谷社
 
楽天市場での検索結果
 
Amazonでの検索結果
 
Yahoo!での検索結果
 
 
 

日本百名山全山日帰り登山のざっくりな経路

日本全国に点在する日本百名山を、連日の登山による疲労、平地での宿泊、平地の車移動などを、考慮した上で最も効率的に登れるだろうと考えたのが下記の経路でした。
 
 
①自宅のある松本市から屋久島(宮之浦岳)に向かいながら道中の百名山の約半数に登る。
 
②屋久島から松本市に戻りながら①で登らなかった道中の百名山に登る。
 
③松本市から北海道に向かいながら道中の百名山の約半数に登る。
 
④北海道の百名山9座に登る。
 
⑤北海道から松本市に戻りながら③で登らなかった道中の百名山に登る。
 
⑥北アルプスに登る。
 
⑦南アルプスに登る。
 
⑧ラストの雨飾山に登る。
 
 
実際に百名山を登った順番はこちらで投稿しています。
 
 
ひと夏で日本百名山の全ての山に登るためには、山に登らない日を極力、作りたくなかったので、数百キロにわたる車の移動をあまりしないようにしました。
(車の移動だけに1日を費やすということをしたくありませんでした。)
 
そのために、九州や北海道に向かう際は、松本に戻る際に登る山をバランスよく残すように心がけていました。
 
 
 
ひと夏での日本百名山全山日帰り登山に際して作成したGoogle Map
 
完璧なものではないですが、日本百名山のすべての山の山頂と、自分が登ろうと予定したルートの登山口をGoogle Mapにマークしてあります。(挑戦前に作成しました。)
 

 
山から山への車移動の経路検索はGoogle Mapが便利でした。
(食事処、お風呂、宿泊地なども同時に調べたため。)
 
 

登る順番を決めた最大の要因

 
ひと夏での日本百名山全山日帰り登山は2018年6月5日からスタートしました。
 
6月といえば、北アルプスをはじめとした3000m級の日本百名山には確実に残雪があります。
東日本の山にも残雪があるだろうと予測しました。
 
西日本の百名山は「日本百名山地図帳」で登山適期が5~6月からとなっている山が多く、万が一、雪があったとしても軽アイゼンがあればなんとかなるだろうと考えました。
 
僕は雪山登山もしますが、日本百名山全山日帰り登山では、極力、雪のある登山道を歩きたくなかったので、残雪がないであろう西日本の山々から登るよう計画を立てました。
 
登山適期を参考にしたのは、上述している「日本百名山地図帳」です。
 
 
残雪が無いであろう山域から登る作戦は功を奏し、記憶している限りでは西日本、東日本の日本百名山ともに、軽アイゼンをつけての登山はなかったと思います。
 
ひと夏での日本百名山全山日帰り登山で軽アイゼンを使ったのは、白馬岳の白馬大雪渓(万年雪)だけだったと思います。
 
鳥海山(山形県・秋田県)には雪渓(万年雪)がありましたが軽アイゼンは使いませんでした。
(僕は軽アイゼンは使用しませんでしたが、使用している登山者が多かったです。)
 
 

不安があった北海道の山々の登山は8月に予定

 
僕の体感として、最も登山がしやすい時期というのが8月なので、
登山に際し最も不安があった北海道の山々を8月に登るように日程調整をしました。
(北海道の山にはヒグマが生息しているなどの理由)
 
なぜ8月が良いかというと、8月は最も気温が高いので低体温症のリスクが減るということがあげられます。(逆に熱中症のリスクが高まりはしますが。)
 
また、8月は登山者が多い時期なので、何かと心強いです。
(特に登ったことがない山域では他の登山者の存在は心強いです。登り慣れている山は登山者が少ない方が良いですが・・・。)
 
沢山の人が山に入るということは、冬の積雪、雪解けなどにより動かされた登山道上の浮石なども安定、または撤去され登山道が歩きやすくなります。また、山小屋の方などによる登山道整備が進み、登山道上に伸びた木の枝や笹などを刈ってくださってあることもあります。
 
 

北アルプスと南アルプス

 
残雪がある時期の北アルプス登山を避け、北海道登山を8月にした結果、北アルプスと南アルプスは9月、10月に登る運びとなりました。
 
僕のホームである北アルプスには10月にも何度も登っているので、終盤になったとしても焦らずに登ることができる自信がありました。
(10月の北アルプスは気温が0度以下になることも多く、降雪の可能性も出てきます。)
 
南アルプスは、南部の山々(塩見岳、赤石岳、悪沢岳、聖岳、光岳など)は登ったことがなく、不安がありましたが、10月下旬になってもなんとかなるだろうと高をくくっていました。
(登山適期を見ると北アルプスよりも遅い時期までが登山適期となっていたので。)
 
登ったことがあるけれど登山適期が短い北アルプスを優先して登ることにし、登ったことがないけれど登山適期が長い南アルプスを百名山登山終盤に登ることにしました。
 
この選択は結果的には良かったと思います。
 
終盤の南アルプス登山(10月)でもかなり寒かったので、北アルプスはさらに寒かったはずです。
 
ただ、10月中旬ともなると南アルプスは営業小屋は営業期間外となっており、他の登山者もいないに等しかったので、広大な南アルプスに自分一人だけしかいないという、リスキーな状況での登山となってしまいました。
(10月であっても北アルプスの方が南アルプスよりも登山者が多いと思います。)
 
 

日本百名山完登の達成の山として雨飾山を選んだ理由

 
単純に登りやすそうだったからというのが雨飾山を百座目に選んだ理由です。
 
登山日が後ろ倒しになったとしても、雨飾山には我が家から車で1時間30分ほどで登りに行くことができ、10月下旬になっても降雪の可能性が低いと考えました。
 
ちなみに、これまで雨飾山には1度も登ったことがありませんでした。
我が家から1時間30分というと、槍ヶ岳、穂高岳、北アルプス裏銀座の玄関口である新穂高までいくことができるので、同じ1時間30分をかけるのであればどうしても新穂高に足が向いてしまいます。
 
 
逆に言えば、1時間30分かけてまで行こうと思わないのが雨飾山でした。
(北アルプスに比べて楽に登れてしまう山なので。)
 
つまり、時間をかけて登山口まで行く割には、物足りない山、楽に登れてしまう山というのが雨飾山のイメージでした。
(僕的には2往復してちょうど満足な感じです。)
 
楽な山であれば登るのが10月下旬になっても大丈夫だろうと考えたのでした。
(日本百名山地図帳でも11月上旬までが登山適期となっていました。)
 
楽な山ではありますが、雨飾山は日本百名山の完登達成の山としてメモリアルな山となりました。
 
 

さいごに

計画をした登山順序、経路はおおむね狙いが的中し、効率的に日本百名山を回ることができたと思います。
 
ただ、全長約3000kmの日本列島に対し、今回の百名山登山での車の走行距離は23000kmを超えたので、日本百名山を登るための最短経路だったとは言えないと思います。
 
我が家を出発して我が家に戻るまでを今回の日本百名山登山の挑戦としたので、車での距離が伸びたのは致し方ありませんが、一連ですべての百名山を登るのであれば、屋久島の宮之浦岳を1座目とし、北海道の利尻山を100座目とするのが、最も効率的な百名山の巡り方だと思います。
 
しかしながら、よくよく考えると、屋久島の宮之浦岳を6月にスタートしたとしても、北海道の百名山までたどり着くのは9月、10月になると思います。9月、10月に幌尻岳(北海道)の渡渉をするのはかなりリスキー(水温が下がるため)だと思いますし、幌尻岳以外でも北海道の山々は気温が低くなります。
(夏山シーズン最終盤に北海道の山々を登るというのはやはりリスクが高いと思います。)
 
日本百名山の完登(無雪期ワンシーズン)は、一筋縄ではいかない山旅だなと改めて思うのであります。
 
 
 

追記 仕事をしつつ日本百名山を完登するには

仕事をしつつ日本百名山を完登するには、やはり5年、10年はかかると思います。大部分の百名山が遠征登山になるかと思いますが、夏休みや連休に有給などをつなげてコツコツと登っていくのが一般的だと思います。
 
移動にかかる時間と経費、宿泊にかかる経費をどこまで許容するのか、できるのか。また、山泊をしてじっくりと登山をするのか、ピークハントのみと割り切って速攻登山とするのかで、百名山登山と言っても様々なスタイルがあるはずです。普段なかなか行くことの無り地域への遠征登山では、登山と絡めて観光もできればベストだと思います。
 
日本百名山の完登には様々なスタイルがあるかとは思いますが、どんなスタイルであっても共通をすることは、百名山を完登するという意志とモチベーションを持ち続けることが大事だということです。
 
百名山完登への意志とモチベーションを持ち続けるためには、登るのが楽しみな山と、言い方は悪いですが消化試合的な山とをバランスよく登るのがポイントかと思います。登りたい山から手あたり次第に登っていくと、消化試合的な山ばかりが残ってしまい、なかなかモチベーションも上がりにくくなってしまうかなと思います。
 
メインディッシュばかりではなく、箸休め的な山を随所に挟むことによって日本百名山の山旅にもアクセントが加わるかなと思います。
 
登る山が100座もあると、登るのが楽しみな度合いが大きい小さいは必ず出てきます。
 
難易度も登山所要時間もピンからキリまである日本百名山ですが、一座一座を、計画段階から楽しんで臨むことが日本百名山完登を成し遂げるためには一番大切なことだと思います。
 
 
 
日本百名山を登った実際の順番はこちら
 
 
 
☆日本百名山全山日帰り登山を146日間で達成して思うことやノウハウについて 一覧☆
 
 
 
☆登山装備一覧はこちら☆
 
 
 

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