2017年9月5日に剱岳(つるぎだけ)を日帰り登山済
標高2999m
富山県の山
登山ルート
馬場島からの早月尾根日帰りピストン
※過去に3回、日帰りをしたことがあるルート。
メモ:剱岳は岩と雪の殿堂と言われる。
駐車場
50台以上 トイレ有り(キャンプ場)
※駐車台数は実際にカウントしたわけではないので大きく異なっている可能性あり。
※駐車台数は10台前後、20台以上、50台以上で分類。
※トイレの使用可否は未確認の場合あり。
毎年の恒例登山である剱岳早月尾根登山。
仰剱岳
早月尾根を経て剱岳に登ります。
何度見ても痺れる「劔岳の論」
試練と憧れの石碑
僕にとってはもはや、人生にも通ずる座右の銘に近い言葉です。
試練あっての憧れ、憧れだからこその試練。
携帯の壁紙となっております。
剱岳登山道入口
つるぎの表記は、剱、剣、劔などありますが、個人的には剱が好みです。
昨年までは無かった「ご予約のお願い」の看板が増えています。
早月小屋での宿泊を予定している場合は事前確認をした方が間違いなさそうです。
早月尾根を登る登山者が増えたということでしょうか。
馬場島(ばんばじま)から剱岳山頂までは、距離8.3km、標高差2239m。
きついルートということで、甲斐駒ヶ岳黒戸尾根と双璧をなします。
☆甲斐駒ヶ岳登山(黒戸尾根)のブログ投稿はこちら
実はこの日は目を覚ますと猛烈にのどが痛くなっていましたが・・・、
快晴にのどの痛みも吹き飛びます。
とりあえず登ってみて、熱っぽさを感じるなど、やめた方が良さそうだったら引き返そうと思っていました。
快晴です。
早月小屋まであと1.0km
早月小屋までは、危険度の高い岩場、鎖場は無く、段差のあるきつい斜面をひたすら登ります。
真夏に早月尾根を登る場合、日が登る前の涼しい時間帯に早月小屋付近まで登ってしまえれば、体力の消耗を抑えることができます。
早月尾根には猛者が集まってくるので、週末などであれば、暗い中、ヘッドライトをつけて登っている登山者が沢山います。
池
早月小屋と剱岳山頂方向が見えてきました。
先客は1人だけでした。(復路の早月小屋は賑わいを見せていました。)
剱伝蔵小屋と早月小屋の看板
佐伯伝蔵さんが昭和46年に伝蔵小屋として開設したとのことです。
2ℓ900円の水を補給(水の販売は2ℓのペットボトルのみ)。
初めて早月小屋で水を買った時には、2ℓのペットボトルをドカンと置かれ、若干、面喰ってしまいましたが今となっては慣れっこです。
今回は、この水をあてにして、予備ボトルは空にして登ってきました。
メインボトルへの補充、予備ボトルへの給水、余った分はがぶ飲みでちょうど良い感じでした。
昨年までは無理してがぶ飲みしていました。
早月小屋のテント場にはテントが2張り。
ここまでテント装備で登ってくるのは相当に大変だと思います。
下山も間違いなくきついです。
富山県魚津市?と海が綺麗に見えます。
早月小屋から少し登ると、ちょっと注意が必要な箇所があります。
徐々に岩肌が姿を現してきます。(登山ルート外)
8月初旬でも残雪があることがある箇所ですが、9月ともなるとさすがに残雪はありません。
登山道にいる赤いザックの方を抜いたら、張り合ってきたのでマジになってしまいました。
10分ほどで引き離すことができました。
山名がよくわかりませんが、登山口から早月小屋まで登っているときに左手に見える山。
このあたりから岩場、鎖場が本格的になってきます。
なかなか高度感がある鎖場です。
このピンに足を置いて通過します。
ピンのおかげでなんとか通過できます。
多分、カニのハサミと言われる場所だと思います。
通過後に振り返って撮影した写真ですが、この岩を巻くように、右側にピンのある鎖場があります。
立山の室堂へと続く道路(一般車通行不可)と地獄谷が見えます。
中央奥には薬師岳、左には黒部五郎岳が見えています。
山頂直下の道標
剱沢からのルートと合流します。
剱沢方面には難所である、カニのタテバイ(剱沢から山頂)、カニのヨコバイ(山頂から剱沢)があります。
昨年は、カニのタテバイ、ヨコバイまで足を伸ばしての早月尾根日帰りをしましたが、カニのタテバイは今まで経験してきた中ではトップクラスに緊張した鎖場でした。
4年連続で快晴の剱岳山頂
雨の早月尾根を登山する自信はないので、剱岳登山は晴れの日に合わせて計画をしております。
祠の前の剱岳の板が増えています。
ひと目も気にせず自撮りをしていると、
剱岳山頂は、何人もの登山者の方が、「お撮りしますよ」と声をかけてきてくれます。
5人くらいの方に撮っていただいたと思います。
日本海側にある剱岳山頂からも富士山を見ることができます。
剱沢も立山も北アルプス南部の山々も見ることができます。
北アルプスの中でも剱岳山頂からの景色は特に素晴らしいと思います。
立山の向こうに槍ヶ岳が見えます。
写真中央が立山の3つのピークです。左から富士ノ折立、大汝山、雄山(立山の主峰)です。
剱沢キャンプ場
肉眼ではテントが見えます。
見飽きることなく、1時間30分近く山頂にいました。
割れた「荒城の月 劍岳三番叟」の石板と石の玉と首のとれた石仏様。
詳細やいわれはよくわからず。
75座目に登った白馬岳
まだ登っていない白山
白馬の山々(後立山連峰)
写真中央の双耳峰が鹿島槍ヶ岳でその左のピークが五竜岳と思われます。
手前には鋸の刃のような荒々しい尾根が。多分、八ッ峰と言われるクライミングルート。
針ノ木岳(写真右)から爺ヶ岳へと続く稜線だと思います。
たぶん、大日岳、奥大日岳方面
早月小屋の先の登山道で張り合ってきた登山者さんは北方稜線に関心があるようでした。
山頂でまったりしていると、
「どうやったらあんなに早く登れるんですか!!!!」
と物凄い剣幕で声をかけていただきました 笑
下山後の馬場島駐車場では、「おつかれさまでした!!!!」の声をかけていただき、少し山トークをさせていただきましたが、ベンツの4WD(映画でマフィアや傭兵グループがよく乗っている高級車)に乗って、颯爽と帰っていかれました。
連絡先を交換させてもらえばよかったです 笑
飽きずに山頂からの写真
このアングルだけで同じような写真を100枚近く撮っています。
眼下に見えているものの、下山するにも結構時間がかかる早月小屋。
山頂を後にします。
ヘリが上空を飛んでいきました。
配色からして救助減りではなく荷上げヘリだと思います。
剱沢に向かう登山ルートが見えます。
平蔵の頭と呼ばれる場所だと思いますが、昨年通った時、なかなかの高度感を感じました。
復路も無事にカニのハサミを通過。
4度目なので、早月尾根の岩場、鎖場にもだいぶ慣れましたが、すれ違う他の登山者さんの中には、極度の緊張感が伝わってくる方もいます。
山頂方向を振り返ります。
正に岩の殿堂です。
すれ違った登山者さんが雷鳥がいることを教えてくれました。
いつも雷鳥を探しながら歩いているつもりですが、教えてもらわなければわからない場所にいました。
雷鳥は三点確保もできないのに、足で岩場を難なく登っていきます。
振り返る山頂方向
飽きずに何度も振り返ります。
雷鳥の羽でしょうか。
室堂方向の谷筋の雪渓。
だいぶ山頂が離れました。
早月小屋に到着。
小屋の前にはとてもわかりやすい小窓尾根についてのイラストがありました。
最近の日付が入っています。
小窓尾根の全体的な写真。
中央がニードルで右がドーム。
中央のピークがピラミッドピーク
中央がマッチ箱で右のピークが小窓ノ頭
太ももに負担がかかる登山道を無事に下山。
登山口の剱岳(やま)に祈るの石碑
鎮魂、慰霊の碑だと思われます。
他の山では筋肉痛になることは無いに等しいですが、剱岳早月尾根だけは毎年、登山翌日に筋肉痛になっていました。
今年は、登山後に長めに温泉に入ったおかげか、筋肉痛になることはありませんでした。
のどの痛みで登山決行を迷った剱岳でしたが、快晴のもと、登ることができて本当に良かったです。
馬場島の駐車場に戻ると、僕の車の前に静岡ナンバーの3776(富士山の標高)が停まっており、なんと、その隣には富山ナンバーの2999(剱岳の標高)が停まっていました。
僕の車は松本ナンバーの3180(槍ヶ岳の標高)。
ちょうど、静岡ナンバーの方が登山後の片づけをされていたので、標高ナンバーの発見をお伝えし、2人で盛り上がりました 笑
『剱岳早月尾根登山のポイント』を、こちらで投稿しています。
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このホテルに宿泊しました。 (剱岳登山の前日)
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