松本市の山男です。
今回は、『登山のウェアリングをより快適にする方法』について、山トークします。
(無雪期登山についての山トークになります。)
結論からいうと、登山のウェアリングを快適にする方法は、
無駄に着ないということです。
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
登山時に無駄に着こんでしまうと、以下のようなことになってしまいます。
①無駄に汗をかくことになります
体の水分を失ってしまいます。
また、汗をかくことによって、気温が下がったとき、風が出てきたとき、休憩をするときに汗冷えをしてしまいます。
②着たり脱いだりの手間が増えます
いちいちザックをおろして、ウェアを出したり入れたりすることになり、いい感じで登山ができているペースが崩れたり、集中力が途切れたりしてしまいます。
また、時間をロスすることになります。
登山に適したウェアリングとは?
箱根駅伝などを見れば分かるように、真冬であっても選手たちはタンクトップに半ズボンで走ってます。
つまり、一定の強度で走っていれば、真冬であってもタンクトップに半袖で問題がない、ということになります。
また、より速く走るためには、真冬であってもタンクトップに半袖が適しているということを箱根駅伝の選手たちが示してくれています。
これは登山にも言えることで、ある程度までのコンディション(低温など)であれば、薄着で登山をしても問題はなく、逆に、出来るだけ身軽なウェアリングで登った方が、余計な汗をかかずにすみ、ストレスなく登山をすることができると僕は考えてます。
無駄に着ない(登山に適したウェアリングをする)ためにはどうすれば良いか
結論からいうと、ある程度の運動強度=体が熱を発し続ける強度で動き続けることができる体力をつけておくということになります。
つまり、ある程度の運動強度で、休憩をすることなく、山の中を動き続けることができる体力をつけておくということです。
休憩なしに動き続けることができる体力をつけておくというのは、安全な登山にもつながります。
たとえば、稜線を歩いていて、突然、強い雨、風となった場合、そんな状況の中で休憩をしたらどうなるでしょうか?
行動を止めることにより、体が冷えてしまい、余計に体力を消耗することになります。
最悪の場合、低体温症に陥り、本当に最悪の場合、疲労凍死してしまうことになります。
無駄に着ないための体を作っておくということは、安全な登山にもつながります。
無駄に着ないための体を作るにはどうすれば良いか
僕の場合、1年中、雨の日も、風の日も、雪の日も、氷点下の日も、ランニングをすることにより、無駄に着ないための体を作ってます。
もちろん、僕も、一年中、タンクトップに半袖でランニングをしているわけではありません。
ただ、僕が住んでいる長野県松本市の真冬であっても、それなりのペースで走っていれば、意外と薄着で走ることができます。
ちなみに僕は、氷点下の日でも、ランニングシャツの上に長袖、その上に薄手のランニングジャケットで走ってます。(ペースを上げた追い込みトレーニングの時は、ランニングジャケットを脱ぎます。)
下半身は、実際に夏山登山で身につけている、アンダータイツに半ズボンで走ってます。
どんなに荒天の日でも、ランニングをしていると、薄着でも意外と大丈夫ということに気づくことができます。
そして、荒天にも慣れることができ、同時に体力もつけることができます。
荒天の日のランニングというのは、絶好のトレーニング日和です。
さらに、ランニングと並行して行いたいのが、
1年中、雨の日も、風の日も、里山でトレーニングです。
僕の場合、松本市のとなり安曇野市の光城山(標高912メートル)という、本気を出せば山頂から15分ほどで下山することができる里山でトレーニングをしてます。
里山でトレーニングをすることにより、体力をつけることができるとともに、次のことを試すことができます。
・どのくらいの雨、風、低温であれば、レインや保温着を着なくても大丈夫か
・逆にいえば、どのくらいの雨、風、低温の場合、レインや保温着を着る必要があるか
発汗量や適切なウェアリングは、人によってそれぞれですので、自分で実際に試すのが1番重要です。
その中で、意識をすると良いと思うのが、ここまでお話ししてきた、無駄に着ないということになります。
登山のためのトレーニングについて、こちらで詳しく山トークしてます。
登山のウェアリングで絶対にしてはならないこと
登山のウェアリングを快適にするために、無駄に着ないということをお話ししてきましたが、それはイコール、ウェアを携行しないということではありません。
どんなに鍛えたとしても、荒天の山に完璧に対応するというのは不可能です。
なので、登山ウェアを携行するのをやめるというのは、絶対にしてはならないことです。
僕は、晴天の夏山登山でも、必ずダウンジャケットを携行するようにしています。
まとめ 登山のウェアリングをより快適にする方法
登山のウェアリングを快適にするには、無駄に着ないことを意識するのが大事ということでお話しさせていただきました。
無駄に着ないためには、休憩なしに山の中を動き続けることができる体力をつける必要があります。
そのために、僕は、一年を通して、荒天の日も含めランニングと里山でのトレーニングをしていますというお話をさせてもらいました。
お金をかけて高機能なウェアをそろえることよりも、重ね着をしてとにかく温かい恰好をすることよりも、登山に適した体を作ることが、より快適なウェアリングにつながると思います。
僕の実際のウェアリングについては、こちらで詳しく山トークしてます。
それではまた次の山トークでお会いしましょう。
僕が特にお気に入りの登山ウェアをご紹介!
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『登山のウェアリングとノウハウ』を、こちらでさらにブログ投稿しています。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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