松本市の山男です。
今回は、『登山の嫌なところと克服する方法・考え方』について山トークをしていきます。
僕はこれまで、毎週末のように北アルプス登山をしてきました。
また、日本百名山を完登しています。
登山がライフワークになっている僕ですが、そんな僕でも、登山をする上で嫌なことがあります。
ある意味、
嫌なところだらけだから、登山を続けてきた。
という見方もできるのかもしれません。
嫌なところを乗り越えた先に待っている景色と達成感を求めて。
それでは、さっそくですが山トークをしていきます。
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
登山の嫌なところと克服する方法
登山口までの運転に神経を使う
登山口までの林道は、狭くてカーブが多数あるケースが多いです。
また、落石があったり、道路が陥没していたりで、神経を使います。
道路の部分的な陥没などにより、車の底を擦ってしまうことがあるので注意が必要です。
また、道幅が狭く、対向車とのすれ違いが困難な箇所も多いです。
鹿などの動物が飛び出してくることもあります。
克服する方法・考え方
登山口に向かう時間帯は基本、対向車は来ません。
とにかく、スピードを出さずに運転することです。
後ろから速い車が来たら、避けれるところで避けて先に行ってもらうに限ります。
帰りは対向車が来ることもあるので、特にカーブではスピードを落とすことが大事です。
すれ違いは、こちらは車を停止し、対向車に任せます。(常識の範囲内、ケースバイケースで)
登山の嫌なところと克服する方法②
駐車場が混んでいる
人気の山の登山口駐車場は、日付が変わるころには満車になっていることがあります。
もっと沢山の車が駐車できるように駐車場を拡張してくれれば良いのにな~と思うこともありますが・・・
個人的な考察になりますが、山に駐車場を作るには、木を切り開き、地面を整地する必要があるので、それなりのコストがかかります。
それでいて、登山口の駐車場は無料であることがほとんどなので、費用対効果が見合わないと思われます。
なので、駐車場があるだけでもありがたいと思うしかありません。
克服する方法・考え方
とにかく、早い時間に駐車場入りすることです。
極端な話し、登山前日の、15時頃であれば、ほぼ確実に車を停めることができます。
15時入りからの車中泊です。(車中泊が禁止されている駐車場もあるので要事前確認です。)
『混雑する登山口駐車場に、高確率で車を停めることができる時間帯』について、こちらでブログ投稿をしています。
登山の嫌なところと克服する方法③
トイレが汚い
山には下水道が通っていないので、山のトイレは基本、水洗ではありません。
山のトイレは汲み取り式か、バイオトイレ(微生物が人間の排泄物を分解)が基本です。
匂いがキツかったり、ひどく汚れていたり、ハエなどの虫が大量にいたりします。
また、山には基本、水道も通っていないので、用を足した後に手を洗うことができない場合が多いです。
克服する方法・考え方
トイレがあるだけでもありがたいと思って使わせてもらいます。
あとは、山のトイレに慣れる、順応するしかありません。
登山の嫌なところと克服する方法④
危ない
登山には、さまざまなリスクがあります。
道迷い、滑落、落石、低体温症、雪崩などなど。
登山では、命を失う可能性が常にあるといっても過言ではありません。
克服する方法・考え方
標高が低く、コースタイムが短い山から登山し、徐々に標高が高く、コースタイムが長い山を登山するようにします。
そうして徐々にステップアップをしていくことで、経験を積み、体力をつけていくことができます。
それでも、自然が相手である以上、完全に対策することはできません。
『登山中は遭難リスクが常にあり』ということで、こちらでブログ投稿をしています。
登山のリスクについて書かれた書籍
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登山の嫌なところと克服する方法⑤
熊が出る
山は熊の家なので、どこで熊に遭遇してもおかしくありません。
熊は、パワー、俊敏さ、鋭く強靭な爪を兼ね備えており、生身の人間では到底、太刀打ちできる相手ではありません・・・。
克服する方法・考え方
万が一、熊に遭遇してしまった時に、してはいけないことを把握しておきましょう。
また、熊鈴を使ったり、熊スプレーを携行して、万が一に備えましょう。
熊スプレーは状況によっては自爆することになりますが・・・。
『熊に遭遇した時にしてはいけないこと』は、こちらでブログ投稿をしています。
『熊スプレー』については、こちらでブログ投稿をしています。
登山の嫌なところと克服する方法⑥
虫がいる
登山道では、蜘蛛の巣に引っかかったり、羽虫にたかられたりすることがあります。
中には、耳の穴を目がけて飛んでくる虫もいます・・
暗い時間帯にヘッドライトをつけて登山をしていると、蛾がアタックしてくることもあります・・
登山口の駐車場にも、羽虫がいて、車の中に入ってしまったりします。
マダニに吸着され、マダニを媒体とする感染症が発症した場合、致死率が最大で3割と言われることもあります。
克服する方法・考え方
僕はアームカバーとアンダータイツを履いて、肌を出さないようにしています。
アームカバーについては、こちらでブログ投稿をしています。
アンダータイツについては、こちらでブログ投稿をしています。
僕の体質的なものなのか、羽虫は基本、たかってくるだけで、肌が出ている顔でも、刺されたことはないに等しいです。
耳に入ってくるタイプの虫がいる時は、バフで耳を覆っています。
バフについては、こちらでブログ投稿をしています。
蜘蛛の巣と、向かってくる蛾には慣れるしかないです・・
登山の嫌なところと克服する方法⑦
重いザックを背負わないといけない
食料に、水に、ウェア類などなど。
登山ではザックに装備を入れて、基本、自分で背負う必要があります。
装備が増えれば増えるほど、ザックは重くなり、山の中を登ったり、下りたり、歩いたりするのが大変になります。
克服する方法・考え方
慣れるしかありません。
平地で登山ザックを背負って歩いたり、実際に登山をしたり。
登山のための最高のトレーニングは登山を実践するのみです。
または、少しでも軽量の装備をチョイスする、装備を削る(持つのを止める)という手もありませすが、自分の足腰を鍛え、体力をつけるというのが一番です。
登山の嫌なところと克服する方法⑧
疲れる
山頂までの長い道のり(登り)に、山によっては、登っておりてを繰り返す登山道もあります。
下山も足の筋肉に負担がかかります。
そう、登山はとにかく疲れます。
克服する方法・考え方
平地でのウォーキングや、ランニング。
登山のためのトレーニングは登山が1番。
ということで、トレーニングあるのみです。
『登山のためのトレーニング』については、こちらでブログ投稿をしています。
登山の嫌なところと克服する方法⑨
お風呂に入れない
山小屋泊やテント泊をする場合、基本的にお風呂はありません。
山泊をするほとんどの場所には水道が通っていないため、水は大変に貴重です。
山小屋の水源は、基本、雪解け水か雨です。
そのため、お風呂に使うだけの量の水を確保するのは困難なのです。
克服する方法・考え方
山泊の時は、着替えを持って行って着替える。
ボディーシートなどで汗を拭く。などが現実的です。
天気が良ければ、汗で濡れたウェア類も、そのまま着ていても乾く場合もあります。
登山の嫌なところと克服する方法⑩
休日が登山で終わる
夜中に起きて、登山口まで向かい、登山をして、帰ってくる。
登る山にもよりますが、家から登山口への行き、戻りの移動と、登山に相当の時間を要すことがあります。
テント泊や小屋泊などの山泊をする場合は、週末の土日の大部分は登山で終わることになります。
克服する方法・考え方
山泊ではなく、日帰り登山にすれば、土曜日か日曜日の1日は登山以外の休日にすることができます。
心の底から登山を好きになれば、『週末は全て登山にあてるのが本望』という境地に達します。
まとめ
以上、『登山の嫌なところと克服する方法』ということで、山トークをしてきました。
①登山口までの運転に神経を使う
②駐車場が混んでいる
③トイレが汚い
④危ない
⑤熊が出る
⑥虫がいる
⑦重いザックを背負わないといけない
⑧疲れる
⑨お風呂に入れない
⑩休日が登山で終わる
楽をしたい、快適に過ごしたいという目的で登山をする人はいないと思います。
考えてみれば、現代の平地はとてつもなく快適です。
自分を人間という動物として考えた時、本来は機械化されコンピュータ制御がされた街の中にいるよりも、山という、不便で清潔ではない自然の中にいることが本来なのかもしれません。
だからこそ、僕は登山をするのだと思います。
嫌なことだらけな自然の中に飛び込みたい、という本能によって、僕は山に向かうんだと思います。
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!!
この記事をいいなと思っていただいた方には、お気に入りいただけると思います。
今回の記事が、書籍のいち部分になってます。
登山の魅力 ~登山でストレス・悩みを吹っ飛ばす!~ 松本山男
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くわしくは、『僕の登山ブログを書籍化して出版してみた話し』ということで、こちらで山トークをしています。
『登山の魅力』については、こちらでブログ投稿しています。
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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