2017年10月1日に笠ヶ岳(かさがたけ)を日帰り登山済
標高2898m
岐阜県の山
登山ルート
新穂高~笠新道~笠ヶ岳の日帰りピストン
メモ:播隆上人(槍ヶ岳を開山)は笠ヶ岳から槍ヶ岳を眺め、開山を決意したと言われる。
駐車場(新穂高)
50台以上 トイレ有り
※駐車台数は実際にカウントしたわけではないので大きく異なっている可能性あり。
※駐車台数は10台前後、20台以上、50台以上で分類。
※トイレの使用可否は未確認の場合あり。
新穂高からは槍ヶ岳、鷲羽・水晶、奥穂高岳などなど魅力的な山に行けるので、あまり足が向かない笠ヶ岳。
新穂高センターは暗い時間に出発することが多いですが、珍しく明るくなってからの出発。
前々日に登った穂高岳の後も腹痛が続いていたので、お腹の様子をうかがっておりました。
(新穂高で車中泊している最中も何度か仮設トイレのお世話になりました・・・。)
雲ひとつない青空です。
以前に、新穂高~笠新道~笠ヶ岳~弓折乗越~鏡平~新穂高を日帰り周遊しましたが、霧雨の中、全く展望が無い登山でありました。
通り慣れた左俣林道。
今シーズンは初めて通ります。
林道をしばらく歩き、笠新道入口に到着。
笠新道入口の水場。
ここから笠ヶ岳山荘まで水場はありません。
石の上を歩くことが多い笠新道。
僕にとっては得意なタイプの登山道です。
笠新道入口から杓子平までの中間点。
杓子平まで登り1時間30分。笠新道入口まで下り1時間。
前回が全く展望が無かっただけに、目の前に広がる景色が一層、感動的です。
焼岳(左)と乗鞍岳(右)
「槍・穂高の眺めが一望できます。」と書かれた看板が何ヶ所かにありましたが、中には槍ヶ岳が見えない場所もありました。
しかしながら、笠新道は槍穂高を一望しながら登ることができる素晴らしい登山道です。
大変、きつい登山道ではありますが。
紅葉の登山道を登ります。
穂高岳山荘の屋根が太陽の光を反射しています。
杓子平に到着。
前回は、杓子平から雨が強まり、登山道が川と化していました。
雷鳥には会えましたがハードな登山でした。
杓子平に出ると笠ヶ岳がとても綺麗に見えました。
笠ヶ岳に続く稜線。
笠ヶ岳は写真の左側になります。(写っていません。)
左が笠ヶ岳です。
初氷を観測。
霜は、他の山で既に何度も見ています。
黄葉と笠ヶ岳
展望がある登山のすばらしさを実感です。
穂高岳
実際には、この場所に来るもっと前から槍穂高を見ることができていました。
素晴らしき槍穂高
黒部五郎岳(左)と薬師岳(右)
左奥には海も見えています。
稜線から見る笠ヶ岳がとても綺麗でした。
笠新道分岐に到着。
黒部五郎岳(中央左)と薬師岳(中央右)
前回に登った時は、杓子平から笠新道分岐までそれほどきつくなかった印象ですが、今回はとてもきつく感じました。
多分、今回は視界がある中で、ピークだと思って登った先にさらにピークがあったということが数回続いたからだと思います。
笠新道分岐で登りこそ落ち着きますが、笠ヶ岳までは意外と長く感じました。
晴れていても寒い登山が続いていましたが、この日はとても温かく霜柱を持ってみる気にもなりました。
岩と岩の間を進みます。
それにしてもなかなか山頂が近づきません。
笠ヶ岳の山容を眺めながら歩けるので苦ではありませんが。
甲斐駒ヶ岳にだいぶかぶっていますが富士山も見えました。
新穂高が眼下に見えますが、幻を見ているんじゃないかと思うほどです。
近くに見えますが、出発してから3時間30分近く経過しています。
(多分、コースタイムの6~7割のペースです。)
中央に剱岳
近づいてきた笠ヶ岳山頂
笠ヶ岳山荘も見えてきました。(中央右)
雲がなかなかいい感じです。
山荘スグソコ
励みになります。
笠ヶ岳山荘のテント場
テント場から山荘まで5~10分ほどかかるものの、目の前に槍穂高を眺めることができます。
中には風よけバッチリな場所もありました。
それにしても、笠新道をテント泊装備で登るというのは相当きついと思います。
ガンバレ あと一息
前回はテント場からですら山荘が見えませんでした。
青空でお出迎えの笠ヶ岳山荘
笠ヶ岳山荘入口
窓に、大キレットと写真を撮る僕が映り込んでいます。
山荘の外に無料の水場(水道)があります。(手洗い、洗い物不可)
山荘の前に無料の双眼鏡がありました。
槍穂高の稜線を歩く登山者まではっきりと見ることができました。
山頂へ向かいます。
くどいですが、前回は、視界が無く山荘からですら山頂を見ることができませんでした。
山荘から登り始めてすぐのところで、ウサギが猛スピードで登山道に向かって走ってきて、直角に曲がるような感じで登山道を駆け上がっていきました。
登山口に向かう林道を運転しているときに見かけることは時々ありますが、3000m級の山頂にいるとは思いませんでした。
猫よりもひと回り大きいサイズでした。
笠ヶ岳播隆堂
槍ヶ岳を開山した播隆上人(ばんりゅうじょうにん・しょうにん)は、笠ヶ岳から見た槍ヶ岳に感動して槍ヶ岳開山を決意したといわれているようです。
ちなみに、松本駅の表口に播隆上人像が建立されています
我が家から松本駅までランニングをし、播隆上人にタッチして帰ってくるというのを時々やります。
北アルプス北部の山々
左側に黒部五郎岳と薬師岳、右奥に剱岳
黒部五郎岳(中央)、北ノ俣岳(左)、薬師岳(右)
約1ヶ月前、折立から登った思い出深き山域です。
剱岳(中央左)と、多分、立山(中央右)
剱岳と立山の前に広がる台地は雲ノ平です。
写真中央にかすかに見えている白い建物は雲ノ平山荘だと思われます。
水晶岳(中央)と鷲羽岳(右)
歩いてきた稜線と槍ヶ岳。
こう見ると、左斜面は緑(主にハイマツ?)が生い茂っていますが、右斜面は山肌が見えている部分が多いです。
槍穂高
笠ヶ岳山頂と槍穂高
乗鞍(左)と御嶽山(右)
大キレットにズーム。
穂高岳にズーム。
左から、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳
再び槍穂高
槍穂高の稜線にかぶらないように記念自撮り。
山頂にいると、クリヤ谷の方から犬を連れて登ってきた登山者がいました。
剱岳の早月尾根も一緒に登ったと誇らしげに言っていましたが・・・。
法的拘束力があるかはよくわかりませんが、北アルプス(中部山岳国立公園)の登山口などでは、ペット同伴禁止、ペット同伴お断り、の看板が設置されていることが多いです。
雷鳥など日本アルプスに生息する動物や、高山植物に影響を与えるためとされています。
決まりやマナーはしっかりと守ってほしいものです。
ちなみに、2016年6月26日の笠ヶ岳山頂です。
手に持っている板が今回はなかったように思います。
何度でも槍穂高
白山
歩いてきた稜線と槍ヶ岳
山頂から見て、笠ヶ岳山荘の右下に池がありました。
山と高原地図ではルートはありませんでしたが、人が2人いるのがわかりました。
わかりづらいですが、新穂高ロープウェイ。
焼岳
山頂からは新穂高が本当にすぐそこに見えます・・・。
実際には長い長い道のりです。
山頂に登る前に笠ヶ岳山荘でコーラを売っていることを確認しましたが、
山頂から下りて立ち寄るとコーラが無くなっていました・・・。
買おうと思っていたのに、ディスプレイではなく現品限りのパターン・・・。
後から山頂に登ってきたトレイルランナー集団の仕業に違いない 笑
サヨナラの文字が切ないです。
槍穂高には近づいていくことになります。
わかりづらいですが、能登半島ではないかと思います。
笠ヶ岳を後にします。
だんだんと離れる笠ヶ岳。
笠新道分岐に到着。
デポザックが散乱しています。
笠新道を登り、ザックをデポして笠ヶ岳に。
その後、ザックを回収して双六岳方面に向かうといったところでしょうか。
この角度から見る笠ヶ岳は見納めです。
笠新道分岐からはすぐに抜戸岳に登れるはずですが今回はスルー。
それにしても、よくもまあ、前回は荒天の稜線を歩いたものだと我ながら感心しました。
笠新道分岐から笠ヶ岳に登り、再び笠新道分岐に戻ってから弓折乗越まで歩いたわけで、結構な距離があったはずです。
下山する方向。
中央に焼岳、右に乗鞍岳、右奥に御嶽山。
中央下の尾根の斜面の紅葉が綺麗でしたが、写真に撮るとイマイチです。
槍穂高の全景。
太陽が雲に隠れて日差しが弱まったこともあり、写真ではイマイチな紅葉。
振り返る稜線。
自信はありませんが、右側のピークに向かって登ったのだと思います。
稜線がだいぶ離れました。
杓子平の笠新道入口側に到着。
笠ヶ岳(左)の見納めです。
穂高岳をズーム。
左上から右下に走っている灰色部分は奥穂高岳の白出沢ルートだと思われます。
凄いところを登ってるんだなと思いますが、歩いてみると見た目ほどではありません。(大変なルートではあります。)
黄葉と槍穂高
笠新道は下山もきつかったですが、傾いた橋も無事に通過し、新穂高へと戻りました。
許可車両も渡る橋なので、歩いて渡る分には全く問題ないと思います。
前回、笠ヶ岳に登った時は最初から最後まで全く展望が無かったので、快晴のもとでの最高の笠ヶ岳登山となりました。
笠ヶ岳が掲載された山と高原地図
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