2017年7月18日に槍ヶ岳(やりがたけ)を日帰り登山済
槍ヶ岳は北アルプスの象徴的な存在です。僕の心のふるさと槍ヶ岳。新穂高(飛騨沢)ルートはこれまでに10往復ほど歩いています。
標高3180m
長野県の山
登山ルート
新穂高からの日帰りピストン
駐車場(登山者用無料駐車場)
50台以上 トイレ有り(仮設) ※新穂高センターにトイレ有
※駐車台数は実際にカウントしたわけではないので大きく異なっている可能性あり。
※駐車台数は10台前後、20台以上、50台以上で分類。
※トイレの使用可否は未確認の場合あり。
心の故郷である槍ヶ岳登山を前にテンションが上がり、カードを書き換えるのを忘れてしまいました・・・。
最もテンションが上がる登山口である新穂高センター。
雲ノ平、鷲羽岳&水晶岳、笠ヶ岳、槍ヶ岳、穂高岳と、ワクワクする長丁場の日帰り登山の玄関口です。
ハイシーズンは深山荘前の登山者無料駐車場は日付が変わる頃には満車となります・・・。
その場合、鍋平の駐車場に車を停めることになりますが、新穂高センターまで徒歩で1時間近くかかります。
鍋平は新穂高よりも標高が高いところにあるので、新穂高に下山してきた後は、駐車場まで登り返すこととなります・・・。
槍ヶ岳・穂高岳の登山道へと続く右俣林道の入口
右俣林道は、ときおり、ヤマレコで熊がたたずむ写真がアップされる林道です。
コースタイムでおよそ2時間の右俣林道。
自転車で通過したくなる気持ちもわかりますが、自転車進入禁止です。
自転車に乗れば帰りは楽でしょうが、往路は帰って大変な気が。
林道をしばらく歩くと、右側に夏道登山口があります。
ナンバー4の看板を過ぎたところにありますが、看板は治山工事のためのものと思われるので、場所が移動する可能性があるかもです。
夏道を歩くと穂高平小屋に出るようですが、穂高平小屋からは再び林道歩きとなります。
僕は夏道は歩かずに、いつもひたすら林道を歩きます。
穂高平小屋。
感覚的には、ここで林道の半分弱。
晴れていれば槍ヶ岳の穂先(多分)が見えます。
斜面が大きく崩れている場所。
晴れていれば笠ヶ岳を見ることができます。
しかるべき調査機関による昆虫調査
光で虫を集めて捕らえる仕組みのよう。
許可を得ているのかはわかりませんが、右俣林道では時折虫網を持った人を見かけます。
林道終点の槍ヶ岳方面と奥穂高岳方面の分岐。
ここから登る奥穂高岳白出沢ルートも登り応えのあるルートです。
槍ヶ岳・穂高連峰登山道案内の看板
上の看板のすぐ先が白出沢です。
晴れていればジャンダルム(多分)が見えます。
神々しいという言葉がぴったりな姿を見ることができます。
滝谷に向かう登山道脇(右側)にある緊急避難場の岩穴。
「キジ打等」=トイレ。
チビ谷
チビ谷と言えども、増水時は油断禁物。雨が降っているので帰りが気がかりです。
少し残雪が。
滝谷出合の渡渉は雪解けのせいか、いつもより水の量が多い気が。
水の流れる音が大きいので、平衡感覚が・・・。
槍平小屋のライブカメラ。槍平小屋のホームページで閲覧することができます。
ライブカメラの角度から橋を撮影。
増水時は木橋が流されることもあるようです。
増水時の滝谷では、過去には重大事故も発生しています。
滝谷の避難小屋
別の角度から。
新穂高側から見て右岸にあります。
晴れていれば滝谷ドームというクライミングのメッカを見ることができるのですが・・・。
その姿は白出沢からのジャンダルム同様にとても神々しいです。
滝谷ドームの下方には滝が。(多分、雄滝)
滝谷を渡渉するとすぐに藤木レリーフが。
往路復路ともに先を急ぎたいスイッチが入っている場所なので、レリーフの文字を読んだことは無いです・・・。
多分ですが、写真真ん中のオオシラビソの木に、
この巨大な石が直撃して、
木が折れてしまっています。
直撃した場所は地面から5m程はあると思います・・・。
記憶が曖昧ですが、多分、ここ1~2年の出来事。
その前は、ここを通るたびにオオシラビソの木を見上げていました。
沢の雪渓(登山ルート外)には亀裂が。
亀裂の下は水が流れています。
残雪期には、こうった箇所を通過する山やルートもあるんでしょうが、恐ろしくて行く気にはなりません。
登山道を進むと南沢に。
この沢でも過去には増水時に重大事故が発生しています。
登山道の両脇に黄色い花。
槍平小屋に到着。
感覚的には、槍平小屋で槍ヶ岳までの半分くらい。
ここまではそれほど急な登りもなく、ここから徐々に登りがきつくなります。
増水時の渡渉についての警告。(ここまで歩いてきた滝谷や南沢について)
「雨が止めば水の引きも早い」とありますが、
滝谷の避難小屋などが無い場所で、雨が止むのを待ち、水の引きを待つには、それなりの装備が必要です。
雨が止む保証もないですし・・・。
槍平小屋のライブカメラはとても貴重な情報源だと思いました。
(槍ヶ岳山荘でもライブカメラの存在を張り紙で周知していました。)
槍平小屋のテント場は平日の雨ということもあり1張りのみ。
テント場横の水場(無料)でありがたく水を補給。
桜でしょうか。
槍平小屋からしばらく登ったところにある、槍ヶ岳方面最終水場。
夏道と最終水場の看板が土砂に埋まっています・・・。
水をくむ場所は元々こんな感じでした。
晴れ間があると期待しましたが・・・。
槍ヶ岳から双六岳へと続く西鎌尾根が、雲に覆われることなく見えていたのでとりあえず槍ヶ岳山荘までは行けそうだと判断。
冬の槍ヶ岳登山で目印になるという宝の木
登山地図に「お花畑」と記載されているとおり、
飛騨沢カールにはたくさんの花々が咲いています。
槍ヶ岳山荘方面は雲に覆われています・・・。
千丈乗越への分岐。救急箱には水やサバイバルシートなどが入っているようです。
槍ヶ岳の新穂高ルートはここからが本番だと思います。(ここまでも充分に長いですが。)
懸念していた雪渓も思ったほどではありませんでした。
せっかく持ってきたので、ピッケルを使用。
飛騨乗越に到着。
飛騨乗越の周辺は猛烈な風が吹いていることが多い場所です。
この山行では、序盤の白出沢出合あたりから雨に打たれていたので、体温が一気に持っていかれます・・・。
この看板越しに見る槍ヶ岳の穂先が好きなんですが・・・。
晴れていればこんな感じに。
新穂高までは14.4km。往復28.8km。
人影のない槍ヶ岳山荘前。
穂先へのアタック前にとりあえず、槍ヶ岳山荘前でカップラーメンを食べエネルギーチャージ。
天候回復を待つため、槍ヶ岳山荘に入り外の様子をうかがっていると・・・。
両手の指が動かなくなりました。
雪山や雨の登山で体温が下がると時々あることです。
登ったり歩いたりしているときは問題ありませんが、しばらく動かないと指の感覚が無くなり動かなくなることがあります・・・。
顔に手をつけたりして、自分の体温で指の感覚を戻すよう試みましたが感覚はどんどん無くなっていくばかり・・・。
槍ヶ岳の山頂までは、指の感覚が無い状況ではとても登ることができないので、百名山登山として再度登ることを決意し下山を開始しましたが・・・。
15分ほど下山していると指の感覚が戻ってきたので再び登り直して穂先にアタックすることに。
視界がないものの、雨はあがっていました。
思っていたほど岩は濡れておらず。
他の登山者は全くいないのでサクサクと登れます。
ピーク時にはは槍ヶ岳山荘から山頂までの往復に4時間かかることもあるようです。
無事に山頂に到着。
記念の自撮り
安全確保のための鎖が以前よりも増えている気がしました。
無事に穂先から下り、槍ヶ岳山荘でTシャツを2着ゲット。
Mサイズを買ったら首が少しきつい・・・。
次はLサイズを買わねば。
登ってはこれましたが、穂先の姿を見ることはできませんでした。
今年は北アルプスの稜線よりも百名山。
槍ヶ岳山荘のテント場もガラガラ。
一人だけツェルトを設営中の登山者がいました。
トランスジャパンな雰囲気。
☆トランスジャパンについてのブログ投稿
今度こそ本当に下山開始。
こんな天気の日は雷鳥に会えることが多いのですが、この日も雷鳥に会うことはできず。
(今年に入って1度も雷鳥に会えていない・・・。北アルプス登山が少ないので。)
飛騨沢カールの下部は見ることができました。
真ん中に見える赤っぽい部分は鏡平山荘。
槍ヶ岳の稜線は雲に隠れました。
無事に新穂高に到着。
展望こそなかったものの、東日本の百名山登山に向かう前に、心の故郷、槍ヶ岳に登ることができて良かったです。
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新穂高からの槍ヶ岳登山のポイントについてはこちらでブログ投稿しています。
『日本百名山の100座すべての登山所要時間(登山レポート)』を、こちらで一覧にしています。
↑ 146日間で日本百名山を完登したときの登山所要時間(登山レポート)になります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』を、こちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
僕はこの地図帳があったから、日本百名山を完登してみたいと思い、実際に完登をすることができました。
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