松本市の山男です。
今回は、『登山口まで続く林道・アスファルト道』について、山トークではなく、僕の方から質問をさせていただきます。
お分かりになる方がいらっしゃれば、コメント欄にご回答いただけると、松本市の山男はスッキリとさせてもらえます。
「Yahoo!知恵袋でやれば?」というコメントは受け付けませんw
質問
登山口に続く林道・アスファルト道は、作るのに莫大な費用が必要であり、敷設をしても費用対効果に見合っていないと思うのですが、なぜ作られたのでしょうか?
※ケースバイケースだと思うので、「ここの登山口に続く道はこういう理由で作られた」みたいな感じでお答えいただいても結構です。
ご回答いただけますと喜びます。
質問の補足
登山口駐車場まで続く道は、作るのに莫大な費用と労力が必要だと思います。
木の伐採、掘削、整地、舗装、トンネルづくり、土砂崩れ対策、ガードレールやミラーの設置、などなど。
建築素人の僕がザッと列挙するだけでも、物凄い費用と労力が必要で、なおかつ平地での工事以上に危険が伴うことが容易に想像できます。
それでいて、その道が続いている先は登山口であり、商業施設などのお金が落ちるような場所ではありません。
また、人々の生活が営まれているわけでもありません。
別の村や街に抜けるわけでもなく、登山口が終点となっているケースが多々あります。
登山口まで道路が続いていることによって、恩恵を受けるのは、主に山小屋関係者と登山者であり、費用に対して、効果があまりないように思います。(登山者にとっては、効果が大ありなんてもんじゃありませんが。)
にもかかわらず、なぜ、登山口へと続く林道・アスファルト同が敷設されているのか?
登山口へと向かう車の中で、いつも考えています。
水力発電所のためというのが、一つの答えにあるようにも思いますが、それにしても割りにあっていないように思います。
また、治水のためというのもあるように思いますが、これも果たしてと感じています。
以上、ご回答いただけると喜びます。
日本の道路がわかる雑学
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
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治山・治水目的ではないですか?
うちの近くの恵那山黒井沢登山道の林道も一見、その先に登山道だけに見えますが、沢沿いの道なので崖崩れを放置すれば、鉄砲水等の災害に繋がります。
昔は砂利だけのオフロードでしたが、崖崩れで時々道が崩れ落ち、1年以上通行不能なんて事が頻繁にありました。
莫大な公費を使って道路は法面、橋等を整備してからは崖崩れかあってもすぐに復旧出来るようになりました。
ご回答いただきありがとうございます!!
あまり意識したことがありませんでしたが、治水に加え、治山も重要ですね。
また、林道があればスムーズな復旧が可能ですね。
僕が良く行く、槍ヶ岳右俣林道(一般車通行不可)も、先には登山道しかありませんが、脇を流れる蒲田川や沢には、上流の方も堰堤などの治水がされています。
次回は、治山・治水を意識して林道を進んでみたいと思います。
先の方と同意ですが、特に砂防ダム、砂防堰堤の建設の為かと思います。
一見手付かずの自然に見えるところでも、沢を登ってみると大なり小なりの砂防堰堤が沢山あることに気付きます。なかには満杯でもう機能を成していないモノも多く、そのための調査測量などを若い頃はやりましたねぇ、、、
見通しが必要なので寒くても落葉した冬にしかできるないんですよ。沢の遡行をしていると時々開けるのです。そう林道を横切るんです。こんな山奥の狭い林道からよくも大きな堰堤が造れたものだと感心します。
おっと昔話が過ぎましたね。
実際に測量をされていた貴重な経験談をありがとうございます。
林道は、僕の一般車でも通るのに苦労するような箇所もあるので、重機を乗せたトラックや、ダンプが通るのは命がけになる箇所もあったのではないでしょうか。
場所にもよると思いますが、砂防ダム、砂防堰堤を作るために林道が作られ、その後、林道を起点に登山道ができたというケースが多そうですね。
確かに、登山口駐車場付近は川が流れているケースが多いです。僕の行きつけの、蝶ヶ岳、燕岳、新穂高など。