松本市の山男です。
今回は、僕が実際に、『ソロ登山に必ず携行しているビバーク装備』を紹介したいと思います。
僕はソロ登山にはツェルトの携行が必須だと思っています。
詳しい理由はこちらでブログ投稿しています。
ただ、ツェルトだけを携行したからといって、問題なくビバーク(野営)ができるというわけではありません。
ビバークに備えてツェルトに加え、マットやシュラフカバー(ヴィヴィ)を携行することが望ましいと思っています。
僕のビバーク装備は、日本で最も過酷な山岳レースと言われているTJARで使用率が高いギアを参考にチョイスをしました。
TJARについてはこちらで詳しくブログ投稿しています。
ソロ登山でのビバークに備え、僕が携行している4つの登山装備をご紹介します。
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
ビバークに備え、僕が携行している4つの登山装備①
ストックシェルター
正確にはツェルトではなくシェルターですが、ビバーク時に雨風をしのぐ空間を確保することができます。
ツェルトのように、被ったり、広げて使ったりという汎用性はありません。
ただ、軽量コンパクトで、何と言っても慣れれば設営が1分足らずで可能なのがストックシェルターです。
設営はストックシェルターに付属のペグ2本と、その名の通りストックを使って設営をします。
ストックシェルターについてはこちらで詳しくブログ投稿しています。
ヘリテイジ ストックシェルター
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ビバークに備え、僕が携行している4つの登山装備②
山と道のマット
山の地面というのは意外と人間にやさしくありません。
温度が低い地面に座ったり横になっていれば体の熱はもっていかれますし、固い地面では横になっても座っても苦痛です。
そのため、テント泊にはマットが必ず必要なわけですが、それはビバークにおいても同じことです。
かといって、場所をとる、または重量のあるテント泊用のマットを毎回携行したのでは効率は良くありません。
山と道のマット(ミニマリストパッド)であれば、コンパクトに収納をすることができ軽量です。
僕はマットを折りたたんでザックの背面にパッキングをしています。
そうすることにより、ザック内のギアが背中に直接あたることのないようクッションとなってくれています。
ミニマリストパッドは見た目的には不安を感じさせる薄さですが、十分に地面の冷気をシャットアウトしてくれ、固い地面でも快適に横になることができます。
山と道のホームページはこちらから
ビバークに備え、僕が携行している4つの登山装備③
SOLエスケープライトヴィヴィ
サバイバルシートの強化版のようなもので、筒状になっており、体を包み込むことができます。
テント泊時のシュラフカバーとして使用する登山者もいます。
SOLエスケープライトヴィヴィ
ビバークに備え、僕が携行している4つの登山装備④
ウルトラライトトレイルポール
僕は登山時にはトレッキングポールを使わないので、完全にストックシェルターの設営用として携行しています。
ULトレイルポールはトレッキングポールの中では最軽量クラスです。
ULトレイルポールについての詳しいブログ投稿はこちら
ULトレイルポール
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ビバーク装備の使用実績
2019年の夏に、猿倉から白馬岳経由で栂海新道を縦走して日本海まで歩きました。
その道中、朝日小屋のテント場(標高約2150m)で1泊しましたが、その時に上記のビバーク装備一式でひと晩を過ごしました。
栂海新道縦走登山についてはこちらで詳しくブログ投稿しています。
真夏で気温もさほど低くなかったことから、快適に睡眠をとることができました。
もちろん、テント泊用のマットやシュラフを使用した方がより快適に睡眠をとることができますが、ビバーク用装備ということを考えると十分な寝心地でした。
栂海新道登山では2日目は25kmほど歩きましたが、ビバーク装備のおかげでバッチリと睡眠をとることができたので、上々のコンディションで日本海まで歩き切ることができました。
ちなみにビバーク装備はこの30ℓザックの中に納まっています。
ソロ登山でのビバーク装備のまとめ
山の中において自分の身は自分で守る以外にないソロ登山。
ビバークという緊急事態に備え、ツェルトを携行することはもちろんのこと、マットやヴィヴィを持つことによって、より生存率を上げることができると思います。
ソロ登山においては、使わないから持たないという考え方はやめるべきだと思います。
何かあった時のために備え、ソロ登山ではビバーク装備を必ず携行するべきだと思います。
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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