登山ノウハウ・ルートの詳細」カテゴリーアーカイブ

ストラップギアでスノーシューをザックに外付け

ストラップギアでスノーシューをザックに外付けしてます【登山・キャンプ用品を束ねるのにも大活躍】

 
 
 
 
 
ストラップギアはスノーシューをザックに外付けするのにうってつけのアイテムです。
 
 
ストラップギアの両端は釣り針のようなフックになっているので、ザックのベルトなどにとても簡単に引っかけることができます。
 
 
 
とにかく簡単にスノーシューをザックに外付けすることができます。
 
ストラップギアでスノーシューをザックに外付け
 
 
『スノーシュー』についてはこちらでブログ投稿をしています
 
 
 
 
 

ストラップギアでスノーシューをザックに外付けする方法

 
 
ストラップギアを引っ張って、スノーシューをザックにくくりつけます。
 
ストラップギアのフックをザックのベルトにひっかけて固定するだけです。
 

 
 
 
 
ストラップギアの長さは、8インチ、10インチ、12インチの3種類がありますが、僕のザックでは8インチのものがスノーシューをザックに外付けするのに適しています。
 
ストラップギアの12インチと8インチの長さを比較
 
上のストラップギアが12インチ、下が8インチです。
 
 
 
ストラップギアの両端のフックはザックのベルトにしっかりと引っかかります。
 
 
外付けしたスノーシューがザックから落ちてしまうということはこれまで1度もありません。
 
 
雪山登山ではインナーグローブになって細かい作業をしていると指の感覚があっという間になくなっていきます。
 
 
そんな雪山でも、ストラップギアがあれば、30秒もあればスノーシューをザックに外付けすることができます。
 
 
ストラップギアは、雪山でインナーグローブになる時間を短縮してくれます。
 
 
 
 

ストラップギアの使い方は無限大

僕はストラップギアを、スノーシューをザックに外付けするために使用していますが、ストラップギアは雪山登山だけでなく、夏山登山やキャンプ、日常生活でも大活躍します。
 
 
 
ストラップギアのフックを、ストラップギア自体の穴に通すことができます。
 

 
 
 
マグカップをザックに外付けすることもできます。
 
ストラップギアでマグカップをザックに外付け
 
 
 
ストラップギアを使えば、何かを束ねたり、吊るしたりといったことができます。
 
 
 
スノーシュー以外にも、マットなどなどをザックに外付けすることもでき、その使用用途は無限大と言っても良いと思います。
 
 
 
ストラップギアは、登山、キャンプをはじめとしたアウトドアシーンの様々なシーンに活躍の場がある便利グッズです。
 
 
 
 
 
ストラップギア 8インチ StrapGear [アウトドアアクセサリー]


 
 
 
 
 
ストラップギア 12インチ StrapGear [アウトドアアクセサリー]

 
 
 
 
 
『冬山登山のノウハウ【北アルプス3000m級の雪山登山の経験から】』を、こちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 
『夏山登山のノウハウ』は、こちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けた、冬山登山にも通じるノウハウになります。
 
 
 
 
 
『僕の夏山登山装備(登山ウェア含む)』は、こちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 

雪山でガスバーナーを使いミネストローネを調理

雪山でガスバーナーを使いこなすためのポイント

 
 
 
 
 
松本市の山男です。
 
 
 
今回は、『雪山でガスバーナーを使いこなすためのポイント』について、山トークをしていきます。
 
 
 
雪山ではガスバーナーの点火などに手間取っていようものなら、手の感覚は着実に無くなっていき、体温も奪われていきます。
 
 
ガスバーナーに点火をする作業など、細かい作業はオーバーグローブを外し、インナーグローブだけの状態ですることになります。
 
 
雪山の低温下でインナーグローブだけになると、手の感覚は刻々となくなっていきます。
 
 
場合によっては思い通りに指を動かせなくなってしまい、バーナー一式をザックの中に戻すことすらままならなくなってしまうことも有り得ます。
 
 
雪山の低温の中で、ロスを無くして着実にガスバーナーを点火するにはどうすればよいか。
 
 
雪山でガスバーナーを使う際に気を付けている6つのポイントをまとめてみました。
 
 
2018年の冬、僕はほぼ毎週、雪山に入り、ほぼ毎回、ガスバーナーを使って簡単な料理をしました。
 
 
 
雪山でガスバーナーを使いミネストローネを調理
 
 
 
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 
雪山でガスバーナーを使いこなすため、僕が気を付けているポイントは以下の6つになります。
 
 
 
①雪を風よけにする
 
②ガスカートリッジにはホルダーをつける
 
③ガスカートリッジは雪山用を使う
 
④点火はライターでする
 
⑤バーナーなどなどに雪をつけないように
 
⑥ガスカートリッジのフタが低温で固まる
 
 
 
6つのポイントについて説明をしていきます。
 
 
 
 
 
雪山でガスバーナーを使いこなすためのポイント①

雪を風よけにする

無雪期の登山では風よけを使用することもありますが、僕の場合、雪山では風よけは使いません。
 
 
一応、無雪期用にリンクを貼っておきます。
 
 
 
ガスバーナーの風よけ


 
 
 
僕の場合、雪山ではガスバーナー用の風よけは使わず、雪を踏み固めて、その上にガスカートリッジとバーナーを置くようにしています。
 
 
そうすることにより、自然と雪が風よけになってくれます。
 
 
イメージ的には雪の穴の中にガスカートリッジとバーナーがすっぽりと入る感じになります。
 
 
そもそもの話になってしまいますが、雪山では風が無いところで調理をした方が良いです。
 
 
雪山の風の中で調理をするのは、現実的には体が耐えられません・・・。
 
 
 
 
 
雪山でガスバーナーを使いこなすためのポイント②

ガスカートリッジにはホルダーをつける

雪の上にガスカートリッジを直に置いた場合、滑ってしまってうまく固定することができません。
 
 
不安定なガスカートリッジの上に水などが入った重みのあるクッカーを置くと、いつひっくり返ってもおかしくない状況になってしまいます・・・。
 
 
ガスカートリッジにホルダーを付けることによって雪の上でもしっかりとガスカートリッジを置くことができます。
 
 
 
ガスカートリッジのホルダー


 
 
 
 
 
雪山でガスバーナーを使いこなすためのポイント③

ガスカートリッジは雪山用を使う

低温に強いプロパン、イソブタンが配合されたプリムス最強のガスカートリッジを僕は使っています。その名もウルトラガス。雪山用のガスカートリッジです。
 
 
プリムスには、他にはノーマルガス、ハイパワーガスがありますが、金額的にはウルトラガスが100~200円ほど高いだけです。
 
 
 
 
 
雪山でガスバーナーを使いこなすためのポイント④

点火はライターでする

雪山ではバーナー本体の点火装置はあてにしない方が良いです。
 
歯車を押し、回して着火するタイプのライターがおすすめです。(使い捨てライターで充分です。)
 
ライターを使うためにザックから取り出してから、着火をするまでに雪で濡らさないように注意が必要です。
 
 
 
 
 
雪山でガスバーナーを使いこなすためのポイント⑤

バーナーなどなどに雪をつけないように

いくら雪山用のウルトラガスを使っていようとも、ガスバーナーを雪で濡らしてしまうと点火をするのが非常に大変です。
 
 
点火に手間取っているうちに、雪山の低温で体は冷え、手の感覚もなくなっていきます。
 
 
ガスバーナーと点火用のライターが雪に触れないように、細心の注意が必要です。
 
 
やってしまいがちなのが、クッカーについた雪でガスバーナーを濡らしてしまうというものです。
 
 
クッカーを雪の上に起き、そのクッカーをガスバーナーの上に置いた場合、クッカーの底についた雪でガスバーナーを濡らしてしまいます。
 
 
ガスバーナー、クッカー、ライターは準備段階で雪に触れないように注意をすることが重要です。
 
 
 
 
 
雪山でガスバーナーを使いこなすためのポイント⑥

ガスカートリッジのフタが低温で固まる

雪山の低温でガスカートリッジのフタが固まってしまい、なかなか外せないということがよくあります。
 
 
そんな場合、僕はナイフの背でフタを外すようにしています。
(調理用の小型ナイフを調理道具一式に入れておくと活躍します。)
 
 
雪山ではガスカートリッジのフタが開けづらくなることがあります。
 
 
イワタニプリムスの雪山用ガスカートリッジであるウルトラガス
 
 
空けずらい時はナイフの背で外すようにしています。
 

 
 
 
 
 

雪山でガスバーナーを使いこなすためのまとめ

以上、雪山でガスバーナーを使いこなすためのポイント6つについてでした。
 
①雪を風よけにする
 
②ガスカートリッジにはホルダーをつける
 
③ガスカートリッジは雪山用を使う
 
④点火はライターでする
 
⑤バーナーなどなどに雪をつけないように
 
⑥ガスカートリッジのフタが低温で固まる
 
 
 
 
この中でも特に重要なものが⑤のバーナーなどなどに雪を付けないように気を付けるだと思います。
 
 
雪山用にバーナー関係道具を準備しても、雪で濡らしてしまっては元も子もありません。
 
 
幻想的な雪景色を眺めながら食べる温かい山ご飯。
 
 
雪山の醍醐味の1つでもあると思います。
 
 
雪山クッキングは、指の感覚が無くなっていくタイムリミットとの戦いだと思うので、手早くガスバーナーに点火をすることが大事だと思います。
 
 
 
 
 
『僕が登山で使用している調理器具』を、こちらで紹介しています。
 
 
 
 
 
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冬の乗鞍岳登山(剣ヶ峰)のポイント【厳冬期の北アルプス登山】

 
 
 
 
 
厳冬期の乗鞍岳登山についてまとめてみました。
 
 
乗鞍岳は、僕の冬のホームマウンテンです。
 
 
僕の個人的見解であるということと、天候、雪質などのコンディションにより状況は一変するということにご留意ください。
 
 
また、積雪期の剣ヶ峰を目指すには完全雪山装備が必要です(軽アイゼン不可)。

 
 
 
冬の乗鞍岳最高峰剣ヶ峰は登頂できるチャンスに恵まれることはそうはありません。
 
 
乗鞍岳に限ったことでは無いと思いますが冬山登山は、登山直前の積雪の有無、天候、雪のコンディションに大きく左右される山行となります。
 
 
特に乗鞍岳剣ヶ峰は、晴れた日でないと登ることはまずできないと思った方が良いです。
 
 
少なくとも、僕は快晴の日以外の冬の乗鞍岳に登れたことはありません。
 
 
また、例え晴れていたとしても、尋常でない強さの風が吹くこともあれば、スノーシューを履いていても進むことがままならないラッセルとなることもあります。
 
 
剣ヶ峰登頂のためには晴れていることが絶対条件であり、風や雪質などの条件に恵まれなければ登るのは非常に困難です。
 
 
僕の感覚的なものですが、冬の間に松本市から乗鞍岳を望むことができる日は1週間に1日~2日ほどだと思います。
 
 
その1~2回が週末に重なることはそうは無いように思うので、晴れた日の登山という条件を満たすだけでもそうそうあることではないです。
 
 
4月の残雪期になると割と登りやすくはなりますが、スキー場の営業が終了しているのでリフトの利用ができません。(残雪期でも剣ヶ峰に登るには完全雪山装備が必要です。)
 
 
雪がある時期の乗鞍岳は登山者よりも、バックカントリースキーヤー&スノーボーダーで賑わっていることが多いように思います。(厳冬期に剣ヶ峰まで登るスキーヤー&ボーダーは少ないように思います。)
 
 
剣ヶ峰まで登る時期と、ツアーコースから先でバックカントリーをする時期としては、12月初旬以降が良いかなと思います。
 
 
11月下旬は雪が積もり切っておらず、ツアーコースを進む際、樹林をかき分けながら進まなければならない場合があります。
 
 
ちなみにMt乗鞍スノーリゾートは12月初旬に営業開始となることが多いと思います。
(スキー場の営業期間開始直後のカモシカゲレンデは非圧雪でリフトは動いていません。)
 
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
※このブログ記事は2018年に投稿したものを修正した記事です。
 
※内容は基本的に2018年当時のものです。
 
※スキー場内の登山可能箇所などについては、Mt乗鞍スノーリゾートのホームページ等で最新の情報を確認してください。2024年現在、ゲレンデ内の登下山ルールは以下の内容と異なっています。
 
 
 
 
 

ルートの概要

休暇村乗鞍高原~ゲレンデ~三本滝レストハウス~カモシカゲレンデ~ツアーコース~トイレ小屋~肩の小屋~蚕玉岳~剣ヶ峰
 
 
※リフトを使用する場合は休暇村乗鞍高原よりも下の駐車場に停めた方が良いと思います。
 
 
 
 
 
 

乗鞍岳剣ヶ峰への所要時間

休暇村乗鞍高原からリフトを使わず、休憩をせずで、剣ヶ峰までは、僕のペースで5時間ほどかかります。
 
 
往復の所要時間は僕のペースで約8時間30分です。
 
 
※25キロオーバーの装備ですが恐らく一般的な所要時間よりはだいぶ早く歩けていると思います。
 
 
 
 
 

基本的な装着物

スノーシュー : 三本滝レストハウスから肩の小屋まで
 
 
アイゼン・ピッケル : 肩の小屋~剣ヶ峰の往復
 
 
下山時は肩の小屋からゲレンデ中段までスノーシュー。ゲレンデ中段から休暇村乗鞍高原からは登山靴のみ。(詳細は後述)
 
 
 
 
 

休暇村乗鞍高原~ゲレンデ~三本滝レストハウス~カモシカゲレンデトップ

カモシカゲレンデのトップまではリフトを使用することも可能だが、リフトの営業時間を待つと登山開始が遅くなる。
 
 
各リフトの始動時間は午前9時前後。(2018年時点)
 
 
厳冬期に日帰りでの剣ヶ峰アタックをする登山者は暗いうちから登山を開始するケースが多い。
 
 
三本滝レストハウスまではゲレンデが分岐している箇所があるが、基本的にはなだらかな方を選んで登っていくのが良い。(初めての場合は先行者のトレースを辿るのが無難ですが、トレースが無い場合が多いです。)
 
 
下山時はリフトに乗ることができないので、復路のためにゲレンデの分岐を覚えながら進んだ方が良い。(僕自身、車を停めた駐車場とは別の駐車場に下山してしまった経験あり。)
 
 
スキー場の営業期間内はゲレンデが圧雪されているためそれほど苦労せずに登ることができる。(リフト稼働時間内のゲレンデを登るのは危険。)
 
 
カモシカゲレンデはスキー場の営業開始期間直後(プレオープン期間など)は、圧雪されていない場合がある。
 
 
圧雪されていないカモシカゲレンデはスノーシューを履いていても登るのが困難。
 
 
カモシカゲレンデは、圧雪された状態でも斜度があるためスノーシューを履いた方が登りやすい。(浮力を得るためでなく、滑り止めとしての効果。)
 
 
リフトが動き始めてからのカモシカゲレンデクライムは、スキーヤー、スノーボーダーと交錯する可能性があるのでやめたほうが良い。
 
 
三本滝レストハウス
 
Mt乗鞍スノーリゾートの三本滝レストハウス
 
営業時間外はトイレ使用不可。営業時間は午前9時~15時30分。(2018年時点)
 
 
 
 
 

カモシカゲレンデトップ~バックカントリーコース(ツアーコース)

カモシカゲレンデ
 
Mt乗鞍スノーリゾートのカモシカゲレンデ
 
 
圧雪された部分を歩くのが良い。(リフト稼働時間内のゲレンデを登るのは危険。)
 
 
上級者向けコースなので斜度がある。(写真で見る以上の斜度がある。)
 
 
ゲレンデトップから先はスキー場外となる。
 
 
ゲレンデトップの看板
 

 
スキー場の営業開始期間直後(12月初旬)はまだ看板が設置されていない場合あり。
 
 
 
2020年にカモシカコースのゲレンデトップに追加された注意喚起の看板。
 

 
 
 
乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰からの下山中に滑落が多発しているとのこと。
 
冬の乗鞍岳下山時の滑落のリスクを周知する看板
 
剣ヶ峰からの下山時はアイスバーン状態になっている箇所があるため、実感としても滑落のリスクが高い。
 
 
 
看板右上の木の無い斜面を登ってツアーコースへと入る。
 

 
この斜面を登るのが非常にきつい。急登ラッセルとなることが多い。
 
 
 
ツアーコースには①から⑥までのナンバリングがある。
 
乗鞍のバックカントリーコース(ツアーコース)のナンバリング
 
所々に急斜面があるが滑落の恐れがある斜面ではない。
 
 
 
バックカントリーコース(ツアーコース)
 
乗鞍のバックカントリーコース(ツアーコース)
 
両サイドが樹林帯なので風の直撃を免れることができ、ルートロスをする心配がほとんど無い。
(荒天時は風の直撃を受けることもある。)
 
 
ツアーコースの⑤から終点付近の間で幕営している登山者を時々見かける。
 
 
 
 
 

ツアーコース終点~肩の小屋

ツアーコース終点を直進すると肩の小屋方面、右に目印に沿って進むと位ヶ原山荘となる。
(位ヶ原山荘の営業状況は要事前確認)
 
 
必ず看板を一読。
 
乗鞍のバックカントリーコース(ツアーコース)終点の看板
 
看板は12月初旬に設置されていると思われる。
 
 
上の看板の右側に位ヶ原山荘へと続く目印あり。
 
乗鞍の位ヶ原山荘へと続く目印
 
看板は12月初旬に設置されていると思われる。
 
 
 
破線がツアーコースから冬季乗鞍岳(剣ヶ峰)へと続くルート。
 
冬の乗鞍岳へ登るルートを説明した看板
 
 
 
剣ヶ峰を目指すには、目印側ではなく、看板を直進方向に進む。
 
 
ツアーコース終点から先は自分の判断で進路を決めることになる。
 
 
トレースはないと思った方が良い。
 
 
ツアーコース終点から雪原に出るまでは急登ラッセルとなることが多い。(個人的な感覚では雪崩が起きてもおかしく無い地形のように思う)
 
 
ツアーコース終点から剣ヶ峰までは荒天の場合、吹きさらされることとなる。
 
 
目標物がない大雪原であるため、視界のない状況で歩くのは極めて危険。
 
 
復路の天候も考えながら進退の判断をする必要がある。
 
 
強風時は、スノーシューのトレースも消される。
 
 
 
 
 

トイレ小屋~肩の小屋

トイレ小屋
 
乗鞍のトイレ小屋
 
トイレの使用は不可。
 
 
 
時々、トイレ小屋周辺で幕営をしている登山者を見かけるが、翌日が荒天となった場合、視界のない中をツアーコース終点まで戻ることとなるので非常に危険だと思う。
 
 
トイレ小屋から肩の小屋までは、岐阜方面から松本方面に向かって強風が吹いていることが多い。
 
 
そこそこの傾斜があるので地味にきつい。
 
 
肩の小屋を経由せずに稜線へと向かう登山者もいる。
 
 
肩の小屋は冬季は営業していない。
 
 
冬季小屋の有無は未確認。
 
 
肩の小屋(中央に肩の小屋)
 

 
左方向の剣ヶ峰と右方向の摩利支天(コロナ観測所のレーダードームあり)を結ぶ鞍部に肩の小屋がある。
 
 
肩の小屋付近には綺麗なシュカブラ(風紋)ができていることが多い。(それだけ風が強いということを意味する。)
 
乗鞍岳のシュカブラ(風紋)
 
 
 
肩の小屋付近から真横に見る朝日岳がとても美しい。
 

 
 
 
 
 

肩の小屋~剣ヶ峰

トレースは無いと思った方が良い。
 
 
雪のコンディションを見極めて自分でルートを決める必要がある。
 
 
肩の小屋~剣ヶ峰は雪崩と滑落に注意が必要。
 
 
一般的には肩の小屋から朝日岳山頂を左に巻く形で稜線に出て、蚕玉岳を経由して剣ヶ峰へと登ることが多いと思われる。
 
 
山頂からは槍ヶ岳、穂高岳、北アルプス裏銀座の山々、白山、南アルプス、御嶽山、八ヶ岳などを見渡すことができる。
 
 

乗鞍岳からの効率的な下山について

剣ヶ峰からの下山は個人的には肩の小屋を経由せず、蚕玉岳と朝日岳の間の斜面からトイレ小屋に下山することが多い。
 
 
注意喚起の看板によると、剣ヶ峰からの下山時に滑落をするケースが多いようなので注意が必要。
(やわらかい雪とアイスバーンが混在している。)
 
 
復路のスキー場内は、スキーヤー&スノーボーダーで賑わうゲレンデを下山させてもらうので、交錯しないように注意が必要。
 
 
特にカモシカゲレンデを下山するときに注意が必要。
 
 
 
 
 

乗鞍岳からの僕の下山パターン

剣ヶ峰~肩の小屋

アイゼン、ピッケルを使用。
 
 
柔らかい雪とアイスバーンが混在しているので細心の注意が必要。
 
 
 
 

肩の小屋~ゲレンデ中段

スノーシューを装着。
 
 
雪原~ツアーコース終点は明確な目印がないので注意が必要。
 
 
スキー場内はゲレンデを下山せずに、リフトの下を下山。
(ごく少数だがスキーヤー、スノーボーダーが滑ってくるので注意が必要。)
 
 
※リフトでの下山は不可
 
 
 
 

ゲレンデ中段~休暇村乗鞍高原

登山靴には何も装着せずにピッケルのみ使用。ピッケルはゲレンデを降りる時以外は不要。
 
 
スキーヤー、スノーボーダーとの交錯を避けるため、できるだけリフトの下をおりるのが無難。
 
 
 
 
 

剣ヶ峰まで登らなくても絶景を目にすることができる冬の乗鞍岳

僕は我が家から1時間ほどで乗鞍岳に行くことができるので、どんな天気予報であってもとりあえず乗鞍岳に向かい、晴れていたら剣ヶ峰にアタックするといった感じで乗鞍岳登山に臨んでいます。
 
 
休暇村乗鞍高原からツアーコース終点まででも非常に良いトレーニングになるので、晴れていない場合はツアーコース終点付近で引き返すことにしています。
 
 
 
晴れた日の乗鞍岳では、剣ヶ峰まで登らずとも、バックカントリーコース終点の少し先まで登れば青い空のもと、白い大雪原の向こうに乗鞍岳を望むことができ、すばらしい絶景を眺めることができます。
 
 
 
 
 
『僕が乗鞍岳を雪山登山の行きつけにしてきた理由』について、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 
乗鞍岳登山から直行できる温泉『休暇村乗鞍高原』
 
休暇村乗鞍高原の楽天トラベルなどです↓

ゲレンデ、駐車場に隣接、日帰り入浴可です。
 
 
 
 
 
乗鞍岳が掲載された『山と高原地図』

【最大P5倍!10/29迄】昭文社 山と高原地図 山と高原地図 2024年版 41 乗鞍高原

※夏の登山ルートと冬の登山ルートは異なります。『山と高原地図』には冬ルートは明記されていません。
 
 
 
 
 
『冬の乗鞍岳登山について書いた記事』を、こちらで一覧にしています。
 
 
 
 
 
『冬山登山のノウハウ【北アルプス3000m級の雪山登山の経験から】』を、こちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 

冬の美ヶ原高原の美しの塔

絶好のスノーシュースポット冬の美ヶ原へのアクセス方法3パターンをご紹介【長野県の日本百名山】

 
 
 
 
 
絶好のスノーシュースポットとなる冬の美ヶ原へのアクセス方法についてまとめてみました。
 
 
美ヶ原は長野県松本市と上田市の境に位置し、日本百名山に選定されています。
 
 
美ヶ原には、夏場であれば長野県松本市側の林道や、長野県茅野市からのビーナスラインで台上までアクセスすることができますが、冬の期間はどちらの道路も冬季通行止めとなります。
 
 
夏場は沢山の観光客が松本市からマイカーで美ヶ原へと向かいますが、冬の間は、松本市から美ヶ原の台上までマイカーでアクセスすることはできなくなります。
 
 
夏に比べると圧倒的にアクセスがしづらくなる冬の美ヶ原ですが、そこには青い空と広大な白銀の世界の絶景が広がっています。
 
 
このブログ投稿では、冬の美ヶ原へのアクセス方法についてご紹介します。
 
 
 
美ヶ原のシンボルである美しの塔
 
冬の美ヶ原高原の美しの塔
 
 
 
 
 

冬の美ヶ原への主なアクセス方法は3パターン

冬の美ヶ原にアクセスする方法は、基本的には以下の3パターンになります。
 
 
①マイカーで和田村役場前から落合までの旧道(県道美ヶ原和田線)を利用する。
 要4WD車&チェーン
 
②王ヶ頭ホテルまたは山本小屋に宿泊し、宿泊者専用バスで台上まで上がる。
 
③長野県松本市側の麓から雪山登山でアクセスする。
 
 
 
冬の美ヶ原への3パターンのアクセス方法について詳しくふれていきます。
 
 
 
 
 
冬の美ヶ原へのアクセス方法①

マイカーで和田村役場前から落合までの旧道(県道178号線・美ヶ原和田線)を利用する。

自分で通ったことがないので何とも言えない部分もありますが、4WD車でスタットレスタイヤを履き、なおかつ本格的なチェーンを装着しないと冬の美ヶ原までたどり着くのは危険だと思います。
 
冬の長野県で標高2000mまで車で入るとなると、確実に雪の路面、アイスバーンの路面を運転することになります。
 
4WD車でチェーンを装着しているとしても、緊張を強いられる運転をすることになるのは間違いありません。
 
 
 
 
 
冬の美ヶ原へのアクセス方法②

王ヶ頭ホテルまたは山本小屋に宿泊し、宿泊者専用バスで台上まで上がる。

 
美ヶ原の台上に立つ王ヶ頭ホテルまたは山本小屋の宿泊者は送迎をしてもらうことができます。
 
王ヶ頭ホテルは標高2000mに立つ高級ホテルのイメージで、山本小屋は旅館よりのイメージです。(僕はどちらも宿泊をしたことがないので詳細はリンク(楽天トラベル)でご確認ください。)
 
王ヶ頭ホテルでも山本小屋でもスノーシューのレンタルが可能なようです。
 
 
 
360度の絶景を楽しめる雲上のリゾートホテル 王ヶ頭ホテル
 
王ヶ頭ホテルの楽天トラベルなど。

 
↑人気で予約のとりにくいホテルです。
 
 
 
 
泊まって良かった宿大賞3年連続受賞(じゃらん) 山本小屋ふる里館
 
山本小屋ふる里館の楽天トラベルなど。

 
 
 
 
 
冬の美ヶ原へのアクセス方法③

長野県松本市側の麓から完全雪山装備の雪山登山でアクセスする。

 
 
夏場に松本市から美ヶ原まで車で行くには、よもぎこば林道を使うのが一般的だと思います。
 
 
冬には、よもぎこば林道の上部は冬季通行止めとなりますが、三城いこいの広場までは冬でも通行することが可能です。
 
 
三城いこいの広場からは「百曲がり」を登り美ヶ原まで行くことができます。
 
 
三城いこいの広場から美ヶ原の台上(塩くれ場)までは夏山のコースタイムで2時間ほどです。
 
 
『冬の美ヶ原まで三城から登山をする際のポイント』は、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 

冬の美ヶ原へのアクセス まとめ

 
冬の美ヶ原へアクセスをする3つの方法を振り返ると、下記のとおりです。
 
 
①旧道を使いマイカーでアクセス
 
②王ヶ頭ホテルまたは山本小屋に宿泊し、宿泊者専用バスでアクセス
 
③長野県松本市側の麓から雪山登山でアクセス
 
 
 
アクセス方法はいくつかありますが、冬の美ヶ原は天候に恵まれると、澄んだ青空と広大な白銀の世界を目にすることができます。
 
 
冬の美ヶ原では、スキー場とは一味違った雪景色を目にすることがができるので、ぜひ一度は足を運んでもらいたい長野県の絶景スポットです。
 
 
 
僕はいつも三城から冬の美ヶ原へと登っています。
 
 
『三城へのアクセス方法など』は、こちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 
美ヶ原が掲載された『山と高原地図』

【最大P13倍!10/8迄】昭文社 山と高原地図 山と高原地図 2024年版 35 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰

 
 
 
 
 
僕が使用しているスノーシュー(MSR)を、こちらでご紹介しています。
 
 
 
 
 
冬の美ヶ原の登山レポート
 
 
ホワイトアウトに見舞われた冬の美ヶ原登山(2019年12月)
 
 
 
冬の美ヶ原登山&スノーシュートレッキング(2019年2月)
 
 
 
雪景色の美ヶ原(2018年2月24日)
 
 
 
 
 
『冬山登山のノウハウ【北アルプス3000m級の雪山登山の経験から】』を、こちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 
『僕の夏山登山装備(登山ウェア含む)』は、こちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 

ヘッドライトの灯りを頼りに歩く夜間登山

夜間登山(ナイトハイク)の魅力と注意すべきポイント【毎週末の北アルプスナイトハイクの経験から】

 
 
 
 
 
今回は、夜間登山(ナイトハイク)の魅力と注意すべきポイントについて、山トークをしていきます。
 
 
 
僕は自称、夜間登山マスター(ナイトハイクマスター)です。
 
 
僕の登山の9割以上は、午前2時から3時頃の夜間に登山口を出発する行程です。
 
 
毎週末のように、夜間のうちに登山口を出発して北アルプスに登ってきたので、その経験に基づきつつ、ナイトハイクについて山トークをしていきます。
 
 

 
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 

夜間登山(ナイトハイク)をする理由

僕が夜間登山をする理由は、大きく分けると次の3つです。
 
①目的の山頂まで早く着くためにする夜間登山。
 
②夜しか登ることができないからする夜間登山。
 
③トレイルランニングのレースなどでする夜間登山。
 
 
①から③をひとつづつ山トークをしていきます。
 
 
 
 
 
夜間登山(ナイトハイク)をする理由①

目的の山頂まで早く着くためにする夜間登山。

ここでいう夜間登山は、深夜から夜明け前までの暗い時間帯にする登山です。
 
 
僕の好きなロングトレイル(長距離日帰り登山)の場合、遥か彼方の目的地を目指すにあたり、少しでも早く登山を開始した方が成功率、安全性が増すと思っています。
 
 
登山の鉄則である、『早く出発して早く帰る』を守るため暗い時間帯から歩きます。
 
『登山を早朝に開始するメリット』については、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
暗い時間帯に歩くことにより危険度が増しているのでは?という見方もできますが・・・。
 
 
また、長距離の行程自体が危険だと言われればそれまでですが・・・。
 
 
 
 
 
夜間登山(ナイトハイク)をする理由②

夜しか登ることができないからする夜間登山。

仕事やプライベートで週末に登ることができない時、強引に平日の仕事後に里山で夜間登山をしています。
 
 
これにより毎週登山を維持しているつもりです。
 
 
登山開始から登山終了まで完全なる夜間なので、①の夜間登山とは違い完全なる夜間登山です。
 
 
 
 
 
夜間登山をする理由③

トレイルランニングのレースなどでする夜間登山。

日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)やツールド長野といった夜間を含むトレランレース・イベントの中でする夜間登山です。
 
 
同じ時間帯に同じルートを多数の出場者が通ることとなるので、前述の②、③に比べると安心感があります。
 
 
夜間の山中を走っている時は獣になったような気分になることもあります。
 
 
『ツールド長野のレースレポート』を、こちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 

夜間登山(ナイトハイク)の魅力

夜間登山の魅力を思いつくままに挙げてみました。
 
 
 
夜間登山(ナイトハイク)の魅力①

夜景を見ることができる。

夜景は綺麗ではありますが、夜間登山の真の醍醐味は夜景を見るためにあらずだと思ってます。
 
 
 
 
 
夜間登山(ナイトハイク)の魅力②

日帰り登山なのにご来光を拝むことができることもある。

標高が高い場所であればあるほど、得した気分になります。
 
 
 
 
 
夜間登山(ナイトハイク)の魅力③

人間の潜在能力を発揮することにより、心地よさを味わうことができる。

これが僕にとっては夜間登山の1番の魅力です。
 
 
暗闇に恐怖を感じるのが人間の本能だと思います。
 
 
なぜ恐怖を感じるかと言うと、暗闇は人間にとって危険だからだと思います。
 
 
しかしながら、危険な場所に身を置いているからこそ、五感は研ぎ澄まされ、心身ともに潜在能力を発揮することができます。
 
 
暗闇の恐怖に押しつぶされないように強い心を持つこと。
 
 
ルートロスはしていないか?野生動物は近くにいないか?異変をすぐに察知するために視覚、聴覚、嗅覚などは研ぎ澄まされます。
 
 
夜間登山では、文明社会に生きる人間ではなく、人間という生き物に戻ることができます。
 
 
そして、暗闇の中で生きることに全力を尽くすことによって、生き物としての心地よさを味わうことができます。
 
 
それが僕にとって、夜間登山の最大の魅力です。
 
 
 
 
 
夜間登山(ナイトハイク)の魅力④

まだ誰も歩いていない、その日、最も美しい空気の登山道を歩くことができる。

登山道も一番風呂と同じだと思います。
 
 
※夜間登山スタートの場合、その日の一番乗りの登山をできる可能性が上がります。(確実に一番乗りの登山ができるとは限りません。)
 
 
 
 
 
夜間登山(ナイトハイク)の魅力⑤

他の登山者はあまり見ることがないであろう光景を見ることができる。

山小屋付近からの朝の山景色は沢山の登山者が見ることができますが、山小屋からはるか遠くの稜線や山頂からの景色は、夜間登山をしたもののみが見ることができる光景だと思います。
 
 
朝日が登る前~朝日が登った直後の得も言われぬ山景色は筆舌に尽くしがたいです。
 
 
 
 
 
夜間登山(ナイトハイク)の魅力⑥

暗闇を切り抜け、高揚感の中で見る山景色

暗闇の登山道の恐怖心を乗り越えた解放感、登山口から稜線まで、高揚した状態で登り切ることによる達成感、そんな精神状態で見る山景色は格別です。
 
 

 
 
 
 
 

夜間登山で注意していること

夜間登山では、日中の登山以上に注意が必要です。
 
 
 
夜間登山で注意していること①

明るい時に歩いたことがあるルートを歩く

基本的には、明るい時間帯に歩いたことがあるルートを歩きます。
 
 
明るい時間帯の登山であれば、足元も前方の視野が効く範囲も満遍なく見ることができます。
 
 
しかし、夜間登山ではヘッドライトに照らされた足元のみを見がちになり、ルートロスをしやすい状況となります。
 
 
明るい時に歩いたことがあるルートであれば、ルートロスをしたときなど異変に気が付きやすいです。
 
 
 
 
 
夜間登山で注意していること②

野生動物対策

熊やイノシシは夜間行動をする動物です。
 
 
遭遇を回避するため熊鈴を使い、万が一に備え熊スプレーを必ず携行しています。
 
『熊対策』については、こちらで詳しくブログ投稿しています。
 
 
 
 
 
夜間登山で注意していること③

ヘッドライト、予備電池、予備のライトは夜間登山には絶対に欠かせません。

光は夜間登山の生命線です。
 
 
ライトなしに暗闇の登山道を歩くことは不可能です。
 
 
登山中に電池が切れてしまうということがを防ぐために、電池残量がわかる機能をもったヘッドライトを使うのが望ましいです。
 
 
また、いくら予備電池を持っていようとも、ヘッドライトの電池が切れた状態で暗闇の中で電池交換をするのは至難の業です。
 
 
つまり、ヘッドライトの電池を交換するための灯りが必要となります。
 
 
ヘッドライトの電池交換用の灯りとして、僕はタグライトをザックに外付けしています。
 
 
ヘッドライトの電池が突然切れたらどうします・・・?
 
 
突如、ヘッドライトの電池が切れたときのために、僕は電池交換用にタグライトをザックのハーネスに付けています。
 
 
万が一、ヘッドライトが故障してしまったときは、このタグライトでザックの中の予備ライトを探すこともできます。
 
 
ヘッドライトの予期せぬ電池切れ、故障に備えタグライトを。
 
 
タグライト


『タグライト』については、こちらで詳しくブログ投稿をしています。
 
 
 
また、夜間登山に慣れていない方や、初めて歩くルートで夜間登山をする場合には、ヘッドライトと手持ちライトの両方を使うのがおすすめです。
 
 
 
それから、夜間登山中にヘッドライトが故障したらどうなるでしょう?
 
 
 
手持ちライトはヘッドライトが故障した時の予備ライトとしても使うことができます。
(予備ライトとしてヘッドライトを携行するのも、もちろんありです。)
 
 
 
おすすめの手持ちライトについて、こちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 

夜間登山の恐怖

本来、人間は暗い時間帯に山の中を行動する動物ではありません。
 
 
なので、恐怖心があって当然だと思います。(身の安全を確保するための本能として。)
 
 
夜間登山の恐怖①

野生動物との遭遇

ヘッドライトがあるとはいえ、視野が狭いため、夜間登山では野生動物との接近に気が付きにくいと思います。
 
 
今のところ、熊鈴の効果もあってか出合い頭での遭遇を含め、近距離・遠距離ともに熊やイノシシなどの野生動物に遭遇したことはありません。
 
 
 
 
 
夜間登山の恐怖②

超常現象

遭難事故などで何人もの方が命を落としている登山道。
 
 
今のところ霊的な現象に遭遇したことは無いですが・・・。
 
 
夜間登山をしている時にフラッシュバックすると嫌なので、心霊番組や怪談番組などは、テレビでもネットでも絶対に見ません。
 
 
 
 
 
夜間登山の恐怖③

沢の渡渉や沢の近くを歩くときの恐怖心。

沢を流れる水の音が大きい時などは、暗闇で視覚が制限されている中でさらに聴覚までもが効かなくなるので非常にストレスを感じます。
 
 
いわば目隠しと耳栓をして歩くような状況です。回避策は冷静になること、慣れることのみです。
 
 
 
 
 

改めて、なぜ夜間登山をするのか? まとめ

改めて考えてみると、夜間登山をする最大の理由は、暗闇の中に進むという恐怖心よりも、早く目的の場所に向けて登山をしたいという気持ちが勝るからだと思います。
 
 
要は、早く登山をしたいという気持ちを抑えられないということだと思います。
 
 
僕の夜間登山の記録はこちらです。
 
 
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!
 
 
 
 
ナイトハイクマスターの僕が使用しているヘッドライトはこちら
 
ブラックダイヤモンド ストーム


『ストーム』については、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 
『夜間登山(ナイトハイク)で日常のストレスを吹き飛ばす!』ということで、こちらにブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
 
 
 
 
 
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 

日本最高峰富士山剣ヶ峰登山でポカリスエットを補給

超重要な登山中の水分補給について

 
 
 
 
 
今回は、登山において超重要な、『登山中の水分補給』について山トークをしていきます。
 
 
登山においてもスポーツと同様に、汗をかくことにより電解質(イオン)が失われます。
 
 
難しい話はさておき、電解質とは大雑把に言うと、ナトリウムやクロール、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあり、これらは5大栄養素の中のミネラルに属します。
 
 
電解質は筋肉細胞や神経細胞の働きなどに関わっており、身体にとって重要な役割を果たしています。
 
 
登山中に汗をかくことによって失われた電解質は補給をする必要がありますが、電解質は水を飲むだけでは補給をすることができません。
 
蝶ヶ岳の稜線で北アルプスの大キレットを背景にポカリスエットの記念写真を撮影
 
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 

当初は水を飲んでいましたが

登山をするようになってから長いこと、僕は登山中の水分補給では水を飲んでいました。
 
 
槍ヶ岳や剱岳の日帰り登山など、長距離の山行でも水で問題なかったのですが・・・。
 
 
『ひと夏での日本百名山全山日帰り登山』の終盤で、登山中に胸が痺れるようになってしまい・・・。
 
 
胸の痺れについて、病院で色々と検査をしてもらいましたが、特に体に問題はありませんでした。
 
 
ただ、お医者様と色々と話をしている中で、登山中は水だけでなく、電解質を摂る必要があるということを言われ、ポカリスエットや経口補水液のOS-1を勧められました。
 
 
『ひと夏での日本百名山全山日帰り登山(146日間で完登)』については、こちらでブログ投稿しています。
 
 
 
 
 

スポーツにおいても超定番のポカリスエットは登山でも

大塚製薬が飲む点滴をコンセプトに開発したポカリスエット。
 
 
お医者様に勧められて以降、登山中はポカリスエットを水で薄めたものを飲むようになりました。
 
 
その効果があってか、たまたまなのか、ポカリを飲むようになってから胸が痺れることはなくなりました。
 
 
本当は、OS-1(経口補水液)が最もお勧めなようですが、コストパフォーマンスを考えるとやはりポカリです。
 
 
また、ポカリであれば登山前に寄るコンビニでも仕入れることができますが、OS-1はコンビニには置かれていません(病院内のコンビニには置かれていることがあるようです。)。
 
 
大塚製薬 ポカリスエット 900ml
 
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大塚製薬 OS-1 経口補水液
 
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ポカリの飲み方

僕はコンビニにも売っているポカリスエットの900mℓペットボトルを2本、登山に携行しています。
 
 
それぞれのボトルを目分量でポカリ450mℓ、水450mℓの1:1にして飲んでいます。
 
 
真夏になると、山小屋や水場で水を補充することがあるので、真夏は、予備のボトルは買ったままの状態のポカリにし、そこから水を補充したボトルにポカリを追加するようにしています。
 
 
水で薄めないままのポカリだと、電解質の取りすぎになってしまう気がするのと、一度飲み始めると止まらなくなってしまう気がします。(個人的感覚です。)
 
※ポカリの製造元の大塚製薬のホームページには、薄めることはおすすめしないと記載されています。
 
 
ポカリの900mℓペットボトルですが、飲むという観点からも、携行をするという観点からも、サイズ感的にちょうどよいと思っています。
 
 
なので、わざわざポカリをナルゲン等に移し替えるといったことはせずに、900mℓペットボトルのまま携行をしています。
 
 
 
 

コーラについて

トレイルランニングのレースに出場すると、エイドステーション(給水所)にコカ・コーラが置かれているケースがよくあります。
 
 
そして、トレランレースで飲むコーラは本当に美味しく、かつ疲労が和らぎ、エネルギー源となることを実感できます。(個人的感覚ですが。)
 
 
コーラ効果はあながち個人的感覚というだけでなく、オリンピッククラスのマラソン選手がレースのスペシャルドリンクとしてコーラを水で割ったものを飲んでいたということも実際にあるようです。
 
 
コーラにはカフェインが含まれており、そのカフェインと炭酸のキレが登山に良い意味で作用しているのかなと個人的に思っています。(コーヒーやお茶に比べて少ないカフェイン量です。)
 
 
さすがに、コーラを登山口から携行するのは現実的ではありませんが、山小屋ではコーラが売られていることが多いので、気分のリフレッシュ&エネルギー源としてよく飲みます。
 
 
登山で飲むコーラは本当に美味しいのです。
 
 
そう言えば、日本人で唯一、8000m峰14座を制覇されている竹内洋岳さんも、ベースキャンプには必ずコーラを大量に持っていくそうです。
 
 
剱岳登山の際に早月小屋でコーラを補給。
 
剱岳登山の早月小屋でコーラを補給
 
 
 
 
 

お茶やコーヒーなどについて

お茶やコーヒーなどカフェインが含まれているものは利尿作用があるので登山では良しとされていません。
 
 
山中で、トイレに行ける場所が限られているということ、コンスタントに水分補給をすべきところを逆に利尿作用により体から水分を排出しやすくなってしまうということは好ましくありません。
 
 
とはいえ、山で飲むコーヒーはコーラ同様にとても美味しいのが悩ましいところです。(コーラのカフェイン含有量はお茶やコーヒーに比べ少量です。)
 
 
 
 
 

雨の日の登山、雪山登山でも水分補給を

雨の登山、雪山登山でも僕はコンスタントに水分補給をするようにしています。
 
 
雨の登山でも、雪山登山でも水分は失われます。
 
 
また、飲み物を飲むと体温が下がるように思えますが、実際には体温を維持するためには水分が必要です。
 
 
 
 
 

ハイドレーションについて

トレランのトップ選手の多くが使用し、登山者の中にも利用している人を見かけるハイドレーションですが、僕はハイドレーションを好まず、ボトルで水分を補給することを好みます。
 
 
ハイドレーションの大きな利点として、チューブを口に持ってさえ行けばお手軽に水分補給をできるということが挙げられますが、僕にとってはそれ以上にデメリットの方が多いです。
 
 

ハイドレーションのデメリット

・飲料がどれだけ残っているか残量がわからない。
 
・ザックの背中側に入れるケースが多いので体温で飲料が生ぬるくなる。
 
・補充をする際、ザックから出し入れをしなければならない。
 
・容器の中を容易に洗うことができない。
 
・万が一、ザックの中で裂けた場合、大惨事となる。
 
トップトレラン選手達は上記のデメリットを乗り越えてハイドレを使用している訳ですので、使い方や使うシーンによってもだいぶ違うのだとは思いますが、僕にとってはボトルの方が断然、効率よく水分補給、水分補充をすることができます。
 
 
 
 
 

ボトルの携行方法

ボトルの携行方法としては、ザックのサイドポケットに入れて、ザックを降ろすことなく歩きながらでもペットボトルを出し入れすることができるのがベストだと思います。
 
 
ただ、最近はそのタイプのザックはあまり見かけないように思います。
 
 
ちなみに僕が使っているザックはモンベルのバーサライトパックです。
 
 
ザックを背負ったままでもペットボトルの出し入れができます。
 
→ バーサライトパックにポカリを携行している写真はこちら
 
 
 
 
 

さいごに 超重要な登山中の水分補給について

登山中のパフォーマンス維持と脱水症状に陥らないために極めて重要な水分(電解質)補給。
 
 
自分に合った飲み物、容器、携行方法を見つけることが、より登山を快適に、より登山を充実したものにしてくれると思います。
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう。
 
 
 
 
 
『登山のときに持つ水分の量』について、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
 
 
 
 
 
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 

登山時にザックのショルダーハーネスにつけているアクセサリーポケット

よく使う登山装備の携行方法【頻繁に使う登山装備を手の届くところに携行し、ザックをおろさずにどこまでも歩く方法】

 
 
 
 
 
松本市の山男です。
 
 
 
今回は、『よく使う登山装備の携行方法』について、山トークしたいと思います。
 
 
 
頻繁に使う登山装備を手の届くところに携行し、ザックをおろさずにどこまでも歩くための方法になります(僕が実践している方法になります)。
 
 
登山用ザックに取り付けているアクセサリーポケットの写真
 
 
 
 
皆さんは山を歩いている時に、本当は使いたいけど、ザックをおろさないと出すことができないから我慢しよう、と思ったりしたことはないでしょうか。
 
 
例えば、本当は水を飲みたいけど、ザックの中に入っていて出すのが面倒だから我慢しようなんてシーンです。
 
 
山を歩いている時にザックをおろすというのは、僕にとっては一大イベントです。
 
 
例えば、登山道の幅が狭くてザックをおろすスペースが無い。だとか、
 
 
あとは、いい感じのペースで登山道を歩けているのに、ザックをおろすために止まってしまって、いい感じのペースを中断しなければならない、など、ザックをおろすというのは僕はあまり好きではないです。
 
 
 
今回は、登山中にザックをおろすのを、極力なくすための登山装備の配置について山トークしたいと思います。
 
 
 
さっそくですが、僕はおよそ13の装備をザックを下すことなく使ったり、しまったりできるように配置しています。
 
 
僕はこれからお話しする13の装備さえ手の届くところにあれば、ザックをおろさずに片道20キロくらいであれば北アルプスでも歩くことができます。(好天時の話です。)
 
 
僕は13の装備を、アクセサリーポケット、ザックのウエストポケット、ザックのハーネスまわりに装備を携行しています。
 
 
 
順番に山トークしていきたいと思います。
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 

アクセサリーポケットに携行をしているもの

アクセサリーポケットは、ザックに脱着ができるポケットのことで、僕はマウンテンダックスのアクセサリーポケットを使用しています。
 
 
マウンテンダックス アルパインジップポーチ
 
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まずアクセサリーポケットに入れて携行している装備ですが、アクセサリーポケットには6つの装備を携行しています。
 
 
 

1つめの装備はデジカメです。

僕の登山では、デジカメは使用頻度が一番高いです。
 
 
だいたい1回の登山で200枚から多いときでは500枚近くの写真を撮ります。
 
 
いつもtwitterに写真をあげているんですけど、その写真はこのカメラで撮影をしています。
 
 
写真を撮るときは足を止めないといけないので、いい感じの登山ペースは中断されるわけですが、そこは致し方なしといった感じです。
 
 
 

2つ目の装備は、登山地図です。

登山ルートの確認をしたり、目の前に見えてる山を確認したりするために登山地図を見るわけですが、僕の場合、あまり地図を見る機会は無いです。
 
 
山行中に全く見なかったということもよくあります。
 
 
とはいえ地図は重要な登山装備なので、すぐに出し入れすることができるように、アクセサリーポケットに入れています。
 
 
地図は折り込んでアクセサリーポケットに入れるので、グニャグニャになりがちです。
 
 
 

3つ目の装備はサングラスです。

往路では基本使わないですが、紫外線から目を守るために復路でかけるようにしています。
 
 
復路の際も、せっかくの山景色を裸眼で見たい時もあるので、すぐにかけたり外したりできるように、アクセサリーポケットに入れてます。
 
 
 

4つ目の装備は車の鍵です。

車の鍵は登山装備とは言えないですし、登山中は一切必要ないですが、駐車場を出発する時にザックに入れるという動作をするのが嫌なので、ザックを下さずにしまうことができるアクセサリーポケットに入れています。
 
 
僕の中では、ザックを背負って、車の鍵をした時に登山スタートのスイッチが入ります。
 
 
スイッチを入れた直後に、鍵をしまうためにまごつきたくないので、アクセサリーポケットに鍵を入れています。
 
 
それから、疲れ果てて登山口駐車場に下山した時も、すぐに取り出せるところにカギがあれば、スムーズに車のドアを開けて帰り支度をすることができます。
 
 
 

5つ目の装備はお金です

山小屋で飲み物や記念品を買ったり、チップ制のトイレをつかわせてもらうときのために、ザックのアクセサリーポケットにお金を入れています。
 
 
山小屋やトイレに入るときはいずれにしてもザックはおろすわけですが、僕の中ではお金は使用頻度が高い方なので、すぐに出し入れができるアクセサリーポットに携行しています。
 
 
 

6つめの装備はアームカバーです。

登山中は暑かったり、寒かったりということがよくあります。
 
 
暑ければすぐに外すことができ、寒い時はすぐにすることができるようにということで、アームカバーをアクセサリーポットに携行しています。
 
 
アームカバーをするしないで、体感温度はかなり変わってきます。
 
 
 
 
 
はい、以上のデジカメ、登山地図、サングラス、車の鍵、お金、アームカバーの6点が、アクセサリーポケットに入れているアイテムでした。
 
 
 
 
 

次はザックのウエストポケットに携行している装備についてです。

僕は3つのものをザックのウエストポケットに携行してます。
 
 
 

まず1つめの装備はカロリーメイトです。

装備というか行動食ですが、1袋、2本を携行しています。
 
 
僕は行動食を食べることは滅多にないですが、いざという時にはすぐにたべることができるようにウエストポケットに行動食のカロリーメイトを入れています。
 
 
 

2つ目の装備はヘッドライトです。

僕は明るくなる前から登山をすることがほとんどなので、ヘッドライトはほぼ毎回の登山で使用します。
 
 
明るくなったら、すぐにしまうことができる場所ということで、ザックのウエストポケットに携行をしています。
 
 
ちなみに、ヘッドライトの予備電池も一緒にウエストポケットに携行をしています。
 
 
 

3つ目の装備は熊鈴です。

僕は熊鈴は登山の必須アイテムです。
 
 
熊鈴は、手の届くところに携行することにより、熊がいそうな嫌な雰囲気の時に、手で持って、大きく振って、音を大きくすることができます。
 
 
また、山小屋など、熊鈴が不要なところではウエストポケットにしまうことにより音を消すことができます。
 
 
 
 
はい、以上のカロリーメイト、ヘッドライト、熊鈴の3点が、ザックのウエストポケットに携行している装備となります。
 
 
 
 
 

次に、ショルダーハーネス、ウエストハーネスなどのハーネスに絡めて携行している装備です。

3つのものをハーネスに絡めて携行してます。
 
 
 

1つめの装備は熊スプレーです。

熊スプレーは、熊に遭遇した時にすぐに使えなければ意味がありません。
 
 
なので、万が一、熊に遭遇した時にすぐに使うことができるよう、ザックのショルダーハーネスにつけて携行をしています。
 
 
 

2つめの装備はグローブ(手袋)です。

真夏でも、3000m級の稜線では体感温度が0度近くなることがあります。
 
 
日差しが出ていて暑いくらいだったのに、日差しが雲でさえぎられて瞬く間に気温が下がるということが標高3000m級の稜線ではよくあります。
 
 
体感温度が0度近くなった稜線で素手の状態でいると、指が冷えて固まってしまって使えなくなってしまうので、急激な温度変化があった時にもすぐに対応できるように、手袋はウエストハーネスに挟んで携行をするようにしています。
 
 
 

3つめの装備は帽子です。

天候によって被ったり脱いだりをすぐにできるように、ハーネスに絡めて携行しています。
 
 
 
以上の熊スプレー、手袋、帽子の3点がザックのハーネスまわりに携行している装備です。
 
 
 
 

最後にザックのサイドポケットに携行している装備です。

飲み物をサイドポケットに携行しています

登山中はこまめに水分を補給する必要がありますし、水場などですぐに水を補充することができるようにサイドポケットに携行しています。
 
 
ザックを背負ったまま、飲み物を出し入れすることができます。
 
 
 
 
以上ですね、アクセサリーポケット、ウエストポケット、ハーネス、ザックのサイドポケットに携行して、ザックを下さずに使ったりしまったりすることができるようにしている装備についてお話しをしてきました。
 
 
 
 
アクセサリーポケット
デジカメ
登山地図
サングラス
車の鍵
お金、
アームカバー
 
 
ウエストポケット
カロリーメイト
ヘッドライト
熊鈴
 
 
ハーネス周り
熊スプレー
手袋、
帽子
 
 
サイドポケット
飲み物
 
 
 
 
以上の13の装備があれば、僕はザックをおろさずに片道20キロくらいであれば北アルプスでも歩くことができます。
 
 
もちろんですね、雨が降って来ればザックを降ろしてレインウェアを出しますし、お昼にはザックをおろしてゆっくりします。
 
 
その他、着替えや防寒着など、必要なものはザックの中に携行しています。
 
 
みなさんもですね、特に使用頻度が高い装備品を中心に、ザックをおろさずに出し入れできるようにしておくと、より快適な登山をすることができるようになると思います。
 
 
それではまた次の山トークでお会いしましょう。
 
 
 
 
 
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登山で活躍するモンベルの小銭入れ(コインケース)

登山では小銭の中でも100円玉と500円玉が活躍します

 
 
 
 
 
松本市の山男です。
 
 
 
今回は、『登山時には小銭が活躍します!』ということで、山トークをしていきます。
 
 
 
登山では小銭を使うシーンが数多くあります。
 
 
登山の時に活躍するモンベルの小銭入れ(コインケース)を爺ヶ岳山頂で撮影
 
 
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
 
 
 
 
 
登山で小銭を使うシーン

トイレのチップ

平地と違って下水道が流れていない山の中では、トイレの維持に大変なお金がかかります。
 
 
そこで、利用する際には、チップ入れに100円~200円を入れることが多いのですが、基本的におつりはでません。
 
 
小銭を貯金箱に入れるような感じでチップを入れます。
 
 
つまり、トイレを利用するには基本的には100円玉が必要になります。
 
 
 
 
 
登山で小銭を使うシーン

山小屋での飲み物の補給

山小屋で水を購入する場合、1ℓで100円~200円である場合が多いです。
 
 
こちらも基本的にはお釣りはでません。
 
 
トイレ同様に、小銭を貯金箱に入れるような感じでチップを納める場合がほとんです。(山小屋の方から直接、水を補給してもらう場合にはお釣りはでます。)。
 
 
山小屋には水道管がつながっていないので、基本、雨水か雪解け水を飲むことになります。
 
 
標高が高いところでは水は貴重です。
 
 
ペットボトルの飲み物など、山小屋の方から購入する場合がほとんどなので、その場合は、紙幣を使うことができます。
 
 
ただし、経験上、山小屋では常にお釣りが不足しているイメージなので、小銭で払うと喜んでもらえます。
 
 
逆に、高額紙幣は嫌がられます。
 
 
山では、買い手よりも売り手の方が有利な雰囲気があるので、小銭でスマートに買い物をするのが無難です。
 
 
 
 
 
登山で小銭を使うシーン

お賽銭

山頂には祠が鎮座しており、お賽銭箱が備え付けられていることがよくあります。
 
 
また、お賽銭箱は無くとも、記念に小銭が置かれていることがよくあります。
 
 
僕自身、頻繁には足を運ぶことができない山頂に、記念の小銭を置くことをよくします。
 
 
大げさに言うと、記念に自分のかけら(小銭)を置いてくるみたいな感じです。
 
 
 
 
 
登山で小銭を使うシーン

下山後のジュース

場所によりますが、登山口に自動販売機があるケースも多々あります。
 
 
そんな時に、小銭がすぐ出せる場所にあれば、下山直後に冷えたジュースをスムーズに飲むことができます。
 
 
 
 
 

まとめ 登山時には小銭が活躍します

以上、『登山時には小銭が活躍します!』ということで山トークをしてきました。
 
 
登山では小銭の中でも特に、100円玉と500円玉が活躍をします。
 
 
トイレを使わせてもらう時と、山小屋で水を補給をする時は100円玉が活躍し、山小屋でペットボトル飲料や記念のバッジを買う時などは500円玉と100円玉が活躍します。
 
 
登山をする際は、紙幣を持った上で、小銭を多めに持っているとお釣りが不足している山小屋でスムーズに会計をすることができます。(山小屋の方にも喜ばれます。)
 
 
紙幣については、日帰り登山のつもりが何らかのアクシデントにより急遽、山小屋に泊まることになる可能性もありますし、登山口からタクシーで帰らざるを得なくなるようなことも無いとは言えないので、最低でも3~4万円は持っていた方が良いのではないかなと思っています。(山小屋では基本、クレジットカードは使えません。)
 
 
 
それではまた、次の山トークでお会いしましょう。
 
 
 
 
 
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 ↑ なるべく小さいものがおすすめです。
 
 
 
 
 
小銭をジップロックに入れるというのもありです。
 
『ジップロック(登山で大活躍!)』については、こちらでブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
 
 
 
 
 
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。