松本市の山男です。
今回は、『登山における想定質問』ということで山トークをしていきます。
登山中に他の登山者から言われたこと、掛けられた声で嫌な気持ちになった。
こんな経験はないでしょうか?
ネットを見ていると、「こんなことを言われて嫌な気持ちになった」というようなケースを時々、見聞きします。
今回の山トークは、SNSなどのネットで見かけた質問、声掛けに対しての、今現在の僕の答えをまとめてみました。
この記事は、『登山中などに嫌味的なことを言われても、悶々としないための参考となれば』と思って書いています。
僕自身が他の登山者から嫌味的なことを言われたり、悪意のある声をかけられたということは、今やほとんどありません。
なぜなら、僕は、夜明け前から登山をスタートするなど、あまり他の登山者がいない時間帯に登山をしているからです。
また、他の登山者とのトラブルを避けるため、山の中では自分から積極的に話しかけません。
なので、そもそも、他の登山者と会話をする機会がほとんどありません。(寂しい奴だと思われても別に構いません。)
今回、想定質問として挙げている質問を、僕が実際にされた場合には、口に出して答えるのではなく胸の内で答えるにとどめるかもしれません。
この記事は、質問者に対してケンカ腰に答えて、火に油を注ぐために書いているのではありません。
『嫌味的なことを言われても、屈することなく、引き続き登山を満喫するための参考なれば』と思って書いています。
自分自身の考えを確固たるものにするために書いているという側面もあります。
登山に限らず、どの業界でも、嫌味を言ってきたり、自分に敵意を向けてくる人が必ずいます。
嫌味や敵意は、スルーするに限ります。
熱くならずに、スルーです。
心の中に確固たる意志、考えがあれば、何をいわれようともスルーすることができます。
僕とは正反対の考えをお持ちの方も大いにいるはずですが、激論を交わそうとも思いません。
「そういう考えもありますね。」
それ以上でも、それ以下でもありません。
僕は他の方の考えを否定するつもりもありませんし、他の方の考えを変えようというつもりもありません。
それでは、前置きが長くなりましたが、登山に関する想定質問です。
登山における想定質問(悪意のない純粋な質問も含みます。)
①1人で登って楽しいの?
②1人で登ってさみしくないの?
③熊鈴なんて効果は無いよ。
④熊スプレーなんて効果は無いよ。
⑤百名山なんて登ってもつまらない。
⑥富士山は登る山じゃなく見る山だよ。
⑦日帰り登山なんて勿体無いですね。
⑧同じ山に何度も登って楽しいの(毎年毎年)?
⑨同じ山に何度も登って楽しいの(1日に複数往復)?
それぞれについての、今現在の僕の答えをご紹介します。
登山における想定質問
1人で登って楽しいの?
僕の答え
自分のペースで、自分の好きなように登れるので楽しいです。
1人だと、待ってもらうことも、待つことも無いですし。
同行者に気をとられることなく、集中して登山を楽しむことができます。
ソロ登山(単独登山)の2つのメリットについて、こちらでくわしくブログ投稿をしています。
登山における想定質問
1人で登ってさみしくないの?
僕の答え
僕は一人で夜間登山もします。
寂しさや孤独に向き合うのも、ソロ登山の醍醐味です。
ソロ登山(単独登山)の2つのメリットについて、こちらでくわしくブログ投稿をしています。
登山における想定質問
熊鈴なんて効果は無いよ
僕の答え
熊鈴を持つように呼びかける看板を、日本全国の山々の登山口で見てきました。
看板は、国、地自体、山小屋などによって設置がされています。
一般登山者、素性の知れない登山ガイド・専門家が言うことよりも、僕は国、自治体、山小屋の言うことを信じます。
熊鈴論争についての僕の考えを、こちらでくわしくブログ投稿しています。
登山における想定質問
熊スプレーなんて効果は無いよ。
僕の答え
素手で対抗するよりは、間違いなく効果があると思います。
熊スプレーを噴射してみて感じたことを、こちらでブログ投稿しています。
登山における想定質問
百名山なんて登ってもつまらない。
僕の答え
日本全国の山々、沢山の人々が登ってきた山々を、自分で登り、自分の肌で感じるということは意義のあることだと思ってます。
思う存分に日本百名山を登山するための考え方を、こちらでブログ投稿しています。
登山における想定質問
富士山は登る山じゃなく見る山だよ。
僕の答え
日本で1番標高の高い頂に立つのは、トレーニング(高所順応)の観点から意味のあることです。
富士山(標高3,776m)は、日本で2番目に標高が高い北岳(標高3,193m)よりも500m以上も標高が高いです。
僕にとって富士山は、眺める山ではなく、登るべき山です。
※全盛期、僕は毎年、富士山に登っていました。
『富士山を登山した山として眺めるべし!』ということで、理由をこちらでブログ投稿をしています。
登山における想定質問
日帰り登山なんて勿体無いですね。
僕の答え
もったいないと思うこともありますが、僕は山を一気に長い距離歩くのが好きです。
山にいることよりも、山を歩くことの方が好きです。
小屋泊、テント泊をしていては、一気に長い距離を歩くのが中断されてしまうので、日帰り登山の方が好きなんです。
日帰り登山の魅力について、こちらでくわしくブログ投稿をしています。
登山における想定質問
同じ山に何度も登って楽しいの(毎年毎年)?
僕の答え
あの店のあの味を食べに、行きつけの店に通う。
同じ山に何度も登るのは、行きつけの店に行くようなもんです。
あの山の、あの登山道を登りたい。
あの山の、あの景色が見たい。
僕には行きつけの山がいくつかあります。
『楽しんで、何度も同じ山に登山するための考え方』を、こちらでくわしくブログ投稿しています。
登山における想定質問
同じ山に何度も登って楽しいの(1日に複数往復)?
僕の答え
鍛えることが目的のトレーニングなので、楽しくなくても問題ありません。
登山道の景色は常に変化するので、飽きることもありません。
1日に、同じ登山道を何往復もする登山であっても、同じ登山は2度とありません。
『楽しんで、何度も同じ山に登山するための考え方』を、こちらでブログ投稿しています。
まとめ
以上、『登山における想定質問』ということで、山トークをしてきました。
①1人で登って楽しいの?
②1人で登ってさみしくないの?
③熊鈴なんて効果は無いよ。
④熊スプレーなんて効果は無いよ。
⑤百名山なんて登ってもつまらない。
⑥富士山は登る山じゃなく見る山だよ。
⑦日帰り登山なんて勿体無いですね。
⑧同じ山に何度も登って楽しいの(毎年毎年)?
⑨同じ山に何度も登って楽しいの(1日に複数往復)?
今回ご紹介した答えは、僕が心の中でそっと答えるものです。
そっとではありますが、確固たる考えを持っての答えです。
登山中に嫌なこと、悪意のあることを言われることもあるかもしれません。
そんな時は、当たり障りなく受け答え、自分の考えを自分に言い聞かせるのが1番だと思います。
登山における『人間』というリスクを回避するためにも。
『人間というリスク』については、こちらで山トークをしています。
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。