登山ノウハウ・ルートの詳細」カテゴリーアーカイブ

雨の登山でのレインウェアを着るタイミングと場所について

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登山中に雨が降ってきたからと言って、すぐにレインウェアを着るのは逆効果になる場合があります。
 
レインウェアを着る、着ないの判断の仕方と、レインウェアを着る場所について自分の考えをまとめてみました。(夏山登山を前提にした話です。)
 
 
モンベルの登山用レインウェアであるトレントフライヤーを着て記念写真
 
 
 

ゴアテックス製の高機能レインウェアといえども

仮に、夏の登山道(森林限界以下の樹林帯)をランニング用のノンスリーブシャツ1枚で登ったとしても汗をかきます。雨で気温が下がった中での登山だとしても、シャツ1枚ですら汗をかく夏山で、レインウェアを着れば当然、汗をかきます。
 
 
 

雨に濡れるか、汗に濡れるか

森林限界以下の樹林帯であれば、
雨の中の登山では、雨に濡れるか、汗に濡れるかを選択することになります。
 
 
 

雨に濡れるか、汗に濡れるかの見極め

登山時の発汗量、発熱量は人それぞれなので、見極めは経験によって体得していく以外にありません。雨に濡れれば低体温症のリスクがあり、汗に濡れれば(レインで蒸れれば)熱中症や脱水症状のリスクがあります。
 
僕の場合ですが、樹林帯の登りでは、後者のリスクが上がるように思います。なので、樹林帯においては、基本的には雨でもレインを着ないという選択肢を優先的に考えます。
 
 
 

雨でも意外と濡れないのが樹林帯

樹林が雨風を遮ってくれるので、よっぽどの大雨で無ければ案外、濡れなかったりします。
 
 
 

森林限界に要注意

森林限界を越えると基本的には吹きさらされることになるので、注意が必要です。登りで濡れた状態の体を風に吹かれると一気に体温が奪われるので、森林限界を越えるあたりでレインを着るのが無難です。一概には言えませんが、体に風を感じるようになってきたら森林限界が近づいている場合が多いです。
 
 
 

稜線で風雨にさらされながらレインを着るのは危険

致し方ない状況になることもありますが、風雨にさらされながらレインを着るのは非常にリスキーだと思います。
 
風が吹いている状況だと、レインを着るまでの動作に手間取ってしまうことが多いです。
 
・ザックを降ろす。
・ザックからレインをだす。
・スタッフバックからレインを出す。

 
上記の動作に手間取っている間に体温は急激に奪われます。
 
スタッフバックからレインを出し、あとは着るだけになったとします。
 
しかしながら、風が吹いている状況だと、レインを着る向きにするだけでもひと苦労です。そして、本当に最悪の場合、レインが風に吹き飛ばされるということも有り得ます。
 
 
 

稜線で体温を奪われることなく着実にレインを着るためには

稜線でも、全ての場所で風に吹きさらされるわけではありません。岩陰や、ハイマツ帯では風を受けないことが多いです。僕は、岩陰やハイマツ帯を、レインを着る着ないの判断をする重要ポイント地点にしています。
 
時には、風の無いポイントまで戻ってからレインを着るということもします。
 
 
 

レインウェアについてのまとめ

僕のレインウェアについての考え、主に意識をしていることをまとめると以下のとおりです。
 
・雨が降ってきたからといってすぐにレインを着ることが最適とは限らない。
・レインウェアを着る、着ないの判断力を経験により磨く。(低山での雨トレなどで。)
・スムーズにレインを着ることができる場所を意識して稜線を歩く。

 
 
 
レインウェアは登山から切っても切り離せない道具です。
 
レインウェアを物理的な意味で着こなすこと、そのための模索をし続けることが、山歩きをより安全に、快適にすることにつながると思います。
 
 
 
僕はモンベルのトレントフライヤージャケットを愛用しています。
 
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富士山はテレビに最も映る登り甲斐のある山

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「富士山は登る山ではなく見る山だ」と言う熟練登山者の方もいますが、富士山は絶対に登るべき山だと僕は思います。(僕は20回ほど富士山に登っています。)
 
20回近く富士山に登った経験から、「富士山に登るべき!」と思う理由をまとめてみました。
 
 
 
甲武信ヶ岳山頂から見た富士山
 
日本百名山の甲武信ヶ岳山頂から撮影
 
 
 

富士山は最もテレビに映る山

富士山が絶対に登るべき山だと思う理由の1つは、数々の山の中で富士山が最もテレビに映る山だからです。
 
富士山(標高3776m)は言わずと知れた日本を象徴する山であり、日本一標高が高い山です。
 
ニュース番組、天気予報の報道番組から、箱根駅伝などのスポーツ中継、旅番組やバラエティー番組など、富士山がテレビに映らない日は無いと言っても過言ではありません。
 
最近では、大盛り上がりのラグビーのテレビ中継のシンボルに富士山が使われていました。
 
また、千円札や旧5千円札にも富士山が描かれています。
 
テレビで日常的に目にする富士山を登った山として見ることができるようになった時、その映り方は確実に変わります。
 
 
 

富士山は日本一標高の高い山

今さらいうまでもありませんが、富士山は日本で一番高い山です。そして同時に、富士山の山頂は日本で最も標高が高い場所であり、富士山頂以上に、標高の高い場所は日本に存在しません。日本で最も高い建造物である東京スカイツリーは634mです。対して富士山頂上の標高は3776mであり、スカイツリーの約6倍もの高さになります。
 
日本で一番高い場所まで自らの足で登り、そこに身を置くということはとても意味のあることだと思います。
 
ちなみに、日本標高2位の山は南アルプスの北岳ですが、標高は3193mで富士山の方が600m近く高いです。
 
 
 

富士山頂上からの景色

テレビで映される富士山は、ほぼその全てが遠くから写された綺麗な円錐型ですが、頂上まで登ると意外な光景が広がっています。とても巨大な火口が目の前に広がっており、一見の価値ありです。
また、富士山登山では雲海を目にすることが多いです。他の山から見る雲海に比べて、スケールの大きい雲海を目にするチャンスが多いです。
 
 
富士山から眺めた雲海
 
 
 

他の山から見る富士山

他の山から富士山を見たとき、その存在感は圧倒的です。日本海側に位置する富山県の剱岳の山頂からでさえ富士山を眺めることができます。富士山登山以降も登山を続けるのであれば、登った山の山頂に立った時、無意識に富士山を探すことになると思います。もちろん、すべての山の山頂から富士山が見えるわけではありませんが、関東甲信越の山に登る場合、山頂からの景色で最も目立っている山は富士山という場合が多いと思います。
 
 
 

初心者にも登りやすいのが富士山

北アルプスなどの他の山々に比べ、富士山は登山道が整備されており、とても歩きやすいです。また、山小屋の数も他の山々に比べると圧倒的に多く、食べ物や飲み物の補給をすることができます。そして、いざという時に心強いのが山小屋です。
 
※あくまでも他の山々に比べて歩きやすいということなので、登山に慣れていない方は十分な心構えが必要です。
 
 
 

まとめ

以上、富士山登山をおすすめする理由をまとめてみました。
テレビや他の山から目にすることが多い富士山。
初心者にも比較的登りやすい山ですので、ぜひ富士山頂に広がる素晴らしい景色、富士山から眺める素晴らしい景色をご自分の目で確かめて欲しいなと思います。
 
 
富士山に登るためのポイントはこちらで詳しく投稿しています
 
 
 
山と高原地図 富士山
 
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夏山登山で使用頻度の高い山道具~毎週末の北アルプス登山の経験から~

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毎週のように北アルプスを中心に山に登っている僕が、毎回の登山でほぼ確実に使っている山道具を紹介します。
 
購入をする際に、こだわるべき山道具、お金をかけても元をとることができる山道具と言って良いと思います。
 
山道具の購入方法としては以下があると思います。
 
①初めからハイスペックで高価な道具を選ぶ。
 
②初めは安価なものを購入し、実際に山で使ってみて、自分がその道具に求める機能を確認。その上で、本命をチョイスする。
 
 
本格的に登山をするのであれば、①でも良いと思いますし、単発で登山をする、ほどほどに登山をするということであれば②でも良いかもしれません。
 
登山用品には平地での普段使いでも機能を発揮してくれるものや、災害時に役に立つものも多くあります。そういった使い方も視野に、最初から①の方向で選ぶのも良いかもしれません。
 
ちなみに僕は、ほどほどの機能、ほどほどの携行性、ほどほどの金額の登山道具を使っていると思っています。
 
ブログを読んでいただいている方の山道具選びの参考になれば幸いです。
 
 
 

使用率100%の山道具たち

ザック

登山道具を携行するためのザックは、一番の登山パートナーと言っても過言ではありません。
 
北アルプスの槍ヶ岳山頂でモンベルの登山用ザックであるバーサライトパック30の記念撮影
 
モンベルのバーサライトパック30を使用
 
ザックについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

登山ウェア

アンダーウェア、アンダータイツ、ジップアップTシャツ、トレッキングパンツ、ソックス、アームカバー、これらの身につけるものは言うまでもなく登山での使用率は100%です。デザイン、機能性ともにこだわったものをチョイスするのが良いと思います。
 
アンダーウェアについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

登山靴

登山靴も言うまでもなく使用率100%の山道具です。購入時にはしっかりと試し履きをして、自分に合ったものをチョイスすることが大事です。ちなみに、僕はローカットのトレイルランニングシューズで登山をしています。
 
槍ヶ岳を背景にスポルティバのトレイルランニングシューズであるアキラの記念撮影
 
スポルティバのアキラを使用
 
トレランシューズについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

帽子

日よけ、ある程度までの雨よけ、頭の保護の役割を果たしてくれます。
 
北アルプスの水晶岳山頂で登山用の帽子の記念撮影
 
ノースフェイスのゴアテックスハットを使用
 
登山のための帽子についてのブログ投稿はこちら
 
 
 

熊鈴

僕が足を運ぶことが多い北アルプスはツキノワグマの生息域なので、熊との遭遇を避けるために熊鈴は必ず使います。また、熊だけでなく、山にはイノシシなどの野生動物もいるので、それらの動物との遭遇を避ける効果もあります。
 
熊対策についてのブログ投稿はこちら
 
 
 

時計

予定通りのペースで歩けているか、暗くなる前に下山をすることができるか。など、感覚ではなく、時計でしっかりと確認をする必要があります。高度計機能付きで標高を確認することができる時計もあります。
 
カシオの登山用ウォッチであるプロトレックの写真
 
カシオのプロトレックを使用
 
登山ウォッチについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

膝のサポート

登山において負担のかかりやすい膝をサポートするため、ニューハレVテープを使っています。
 
ニューハレVテープについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

ポカリスエット

水分補給と電解質補給にうってつけのポカリスエット。ポカリスエット900mlのペットボトルを買い、ポカリと水が半々くらいになるように割っています。
 
北アルプスの笠ヶ岳山頂でポカリスエットの記念撮影
 
登山中の飲み物についてのブログ投稿はこちら
 
 
 

デジカメ

日常生活では目にすることができない光景が目の前に広がっている登山。写真の画質はスマホもデジカメに匹敵するようになっていますが、雨、風、低温などのハードなコンディションとなることもある登山。そんな状況でも景色を確実に写真におさめるため、頑丈で画質の良いデジタルカメラを使っています。
 
オリンパスのタフカメラ(TG5)を使っています。
 
カメラについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

サングラス

平地よりも紫外線が強い山の中。サングラスで紫外線から目を守ります。
 
北アルプスの白馬岳でサングラスの記念撮影
 
サングラスについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

水筒

お昼のカップヌードルに入れるお湯を入れている水筒。登山前に入れたお湯の温度を長時間キープしてくれます。
 
サーモスの登山用保温ボトルである山専ボトル
 
サーモスの山専ボトルを使っています。
 
登山用の水筒についてのブログ投稿はこちら
 
 
 

カップヌードル

僕の山頂ごはんは100%、カップヌードルBIGしょうゆ味です。
 
日本最高峰富士山剣ヶ峰でカップヌードルの記念撮影
 
山カップヌードルについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

ヘッドライト

僕は明るくなる前から登山を開始するので、ヘッドライトは100%使います。仮に明るくなってから登山をする場合でも、なんらかの理由により日が暮れてからも山の中を歩くことになる可能性もあります。日が暮れた後の山中はヘッドライト無しに歩くことはできないのでヘッドライトは必ず携行します。
 
ブラックダイヤモンドの登山用ヘッドライトであるストーム
 
ブラックダイヤモンドのストームを使っています。
 
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使用率100%ではないものの使用頻度が高い山道具

 

レインウェア

夏山といえども、山頂は気温が低いことが多く、風があって体感温度が低いことも良くあります。雨の登山で真価を発揮するのがレインウェアですが、それ以上に、低温や風の中で体温を維持するために着ることの方が多いです。
 
北アルプスの槍ヶ岳山頂でモンベルの登山用レインウェアであるトレントフライヤージャケットを着て記念撮影
 
モンベルのトレントフライーを使っています。
 
レインウェアについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

グローブ(手袋)

レインウェアと同じ理由になりますが、夏山といえども、山頂は気温が低いことが多く、風があって体感温度が低いことも良くあります。夏山でも、低温や風から手を保温するため、グローブをすることがよくあります。また、岩場や鎖場などなどで手を守るためにもグローブの使用頻度は高いです。
 
北アルプスの槍ヶ岳山頂でモンベルの登山用グローブであるサンダーパスグローブの記念撮影
 
モンベルのサンダーパスグローブを使っています。
 
グローブについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

使用頻度の高い山道具についてのまとめ

以上、僕が北アルプス登山で、毎回ほぼ確実に使う山道具についてまとめてみました。
 
ほぼ確実に使う山道具ということは、言い換えれば必要不可欠な山道具ということになります。
 
何回も使うことによって愛着が湧いてくる山道具でもあるので、金額は二の次にして気に入ったものをチョイスするのが良いのではないかなと思います。
 
高価でハイスペックな山道具でも、いざ使ってみるとしっくりこないということもあるのが山道具の奥深いところです。
 
 
 
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富士山へ、0からの挑戦 富士山登山ルート3776を日帰りで踏破してみて感じたポイント

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富士山登山ルート3776は静岡県の富士市によって設定された富士山登山のルートです。
 

 
 
 
ルート3776は、海抜0mから富士山頂までをつなぐルートで、駿河湾にタッチしてから、日本最高峰富士山剣ヶ峰までの道のりは約42キロです。その標高差は単純に、海抜0mの海岸から富士山頂までの3776mとなります。
 
起点となる鈴川の富士塚は厳密には標高0mではないですが、歩いて20~30分ほどで海に触れることができる海岸まで行けるので、ルート3776に挑戦する登山者の多くは、海岸からスタートをしていると思います。
 
登山装備でルート3776の完登を達成して感じたポイントなどを記しました。
 
 
ルート3776の登山日記はこちら
 
 
 
 
スタートの海岸で撮影
 

 
 
 

ルート3776に挑戦した実際の行程

駿河湾~鈴川の富士塚~ルート3776~日本最高峰富士山剣ヶ峰(お鉢めぐり)~富士宮ルート5合目
 
ルート3776の起点となる鈴川の富士塚は厳密には海抜0mではありません。富士塚から20~30分ほど歩くと海にタッチできるポイントがあります。砂山公園から海岸沿いに15分ほど東に歩いていくとアスファルト道が途切れ、海にタッチすることができる海岸に着きます。
 
ふじのくに田子の浦みなと公園もルート3776の起点となっていますが、車で下見をしたところ、スタンプポイントを発見することができませんでした。(僕のリサーチ不足ですが・・・。)
富士塚はその名の通り、塚があり、起点として画にもなると思い、僕は鈴川の富士塚を起点として選びました。
 
 
ルート3776の起点となる鈴川の富士塚
晴れていれば遥か遥か遠くに富士山を望むことができます。
 

 
 
起点のボックスにスタンプラリーのスタンプやガイドブック、挑戦者識別ステッカーが入っています。
 

 
 
富士塚から20~30分で海に触れることができる海岸に行くことができます。
富士塚から砂山公園を目指し、公園から東に向かって歩くと海岸にたどり着きます。
 

 
挑戦時には、砂山公園の駐車場に車を停める登山者が多いようです(詳しくは後述)。
 
 
 

ルート3776の登山前のアプローチと下山後

①マイカーを富士宮ルート5合目にデポ
 
②富士宮ルート5合目から富士駅近くの宿までタクシーで移動(13000円ほど)
 
③富士駅近くの宿から駿河湾までタクシーで移動(3000円ほど)
 
④駿河湾から富士山頂を経て富士宮ルート5合目まで登山
 
⑤富士宮ルート5合目から宿までマイカーで移動
 
 
 

トータルのタクシー代とタクシーについて

タクシー代はトータルで16000円程かかりました。新富士駅からタクシーを使い、富士宮ルート5合目から登山を開始する場合は、定額制のタクシーがあるようですが、ルート3776の行程で利用するタクシーは完全にメーター制となります。
富士市、富士宮市は、岳南タクシーなど24時間営業をしているタクシー会社がありますが、夜間の利用は予約をしておいた方が無難です。岳南タクシーは車の天井が高かったり、ザックなどの装備を積むスペースが十分にある登山仕様のタクシー車両があります。
 
ルート3776に挑戦をする場合、富士塚近くの砂山公園にマイカーを停め、登山後の5合目からの戻りでタクシーを使うケースが多いようです。登山後は疲労があるため、自分で運転をするよりもタクシーを利用した方が安全だからということのようです。
 
 
 

ルート3776からの戻りでタクシーを利用する場合の注意点

富士宮ルート5合目からタクシーを呼んだ場合、順調な場合でタクシーが来るまでに1時間ほど待つことになります。また、5合目には公衆電話はありませんので、携帯電話でタクシーを呼ぶことになります。僕はiphone(ソフトバンク)を使っていますが、電波はアンテナ2~3といったところでした。ハイシーズンは5合目に携帯電話のためのアンテナが設置されているようですが、マイカー規制が解けるころになると、アンテナは撤去されるようです(僕が挑戦をしたのはマイカー規制が解けた後です)。
 
 
 

富士宮ルート5合目のマイカー駐車場

富士宮ルート5合目のハイシーズンはマイカー規制となっています。
僕のルート3776への挑戦(2019年9月15日)が、マイカー規制直後に重なったせいか、僕が着いた午前10時ごろの富士宮ルート5合目は満車状態でした。誘導員の指示に従い、5合目から2~3キロ下に路上駐車をすることとなりました。路上駐車は誘導の方の指示に従い、指定の場所にする分には警察にも公認がされています。
恐らくですが午後になれば、下山をしてくる登山者がいるため駐車場にも空きができます。(現に、僕が登山を終え、5合目に到着した午後4時ごろの駐車場はガラガラの状態でした。)
 
 
上りは全線通行止めですが、下りは誘導員の指示に従い車を駐車することができます。富士宮警察署公認です。
 

 
 
 

ルート3776の経路の確認はYAMAPで

登山アプリのYAMAPにルート3776の地図が用意されています。YAMAPはGPSによって現在地が表示されるので、忠実に着実にルート3776の経路をなぞって歩くことができます。紙ベースのガイドマップも起点のポストなどに準備されていますが、正直、紙ベースのガイドマップで歩くのはかなり困難だと思います。(ザックリな地図であるため。)
特に、序盤の住宅街はYAMAP無しで経路通りに歩くのは実質的には無理ではないでしょうか。
 
僕は、4日目コースの旧料金所まで(スタートから続いたアスファルト区間が終わるまで)は、随時YAMAPを見てルートロスをしていないか確認しながら歩きました。
 
 
YAMAPには4日間に分けられて地図が用意されています。
 
ルート3776のYAMAPでの軌跡はこちら
 

 
 
 

ルート3776の挑戦には、モバイルバッテリーが必須です。

特に、単独の日帰りでルート3776に挑戦する場合は絶対にモバイルバッテリーが必要です。YAMAPを使用して歩く場合、機内モードにすることによってバッテリーの消耗をかなり抑えることができますが、それでも1回の充電でルート3776を踏破することは到底不可能です。タクシーを呼ぶのに電話が必要ですし、アクシデントなどにより電話をする必要に迫られる可能性も十分にあり得ますので、モバイルバッテリーが必須です。
 
 
モバイルバッテリー
 
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実際に歩いて感じたルート3776の各区間の感想

富士市の推奨では3泊4日ですが、僕は日帰りで歩いております。
 

1日目コース 約12.4km
富士塚~大渕エリア

1日目コースは登山というよりはウォーキングです。コンビニもいくつかあるので、食べ物や飲み物の補給、トイレも安心の区間です。富士塚からの序盤はルートがわかりにくいので、YAMAPとにらめっこしながら歩きました。前半はほぼフラット、終盤から登りが始まります。ところどころに歩道がない箇所があります。
 
 
富士塚をスタートしてからすぐに、吉原駅の線路下の地下道を歩いたりもします。
 

 
 
 

重要な最終コンビニ

ルート3776の最終コンビニは、セブンイレブン大渕八王子町店です。食料、飲料補給の重要ポイントです。1日目ゴールのよもぎ湯までは、セブンから10~20分ほどです。
 

 
 
 
エネルギー源と飲料を補給することができる重要な最終コンビニ。
 

 
 
 

2日目コース 約14.8km
大淵エリア~表富士グリーンキャンプ場(PICA表富士)

ある意味、このエリアが最もメンタルを消耗するエリアでした。森の中の一般のアスファルト道です。街灯は無く、月明かりさえも木々に遮られ真っ暗闇の中を歩きました。日中は車が通ることもあるので注意が必要です(歩道はありません)。トイレは、天照教社の1.5m手前にルート3776用の仮設トイレがあるのみです。自動販売機など、飲み物を補給できるところもありません。(よもぎ湯から5~10分の序盤に1箇所だけ自動販売機あり。)
 
 
延々と続くアスファルト道
 

 
 
天照教社まで1.5kmの場所に、
 

 
 
ルート3776用の仮設トイレがあります。
 

 
 
 
2日目コースのゴールである、表富士グリーンキャンプ場(PICA表富士)
 

 
 
飲料を補給することができる重要なポイントです。この先、富士宮ルート6合目の山小屋までは飲料補給をすることはできません。
 

 
 
 

3日目コース 約10.8km
表富士グリーンキャンプ場(PICA表富士)~富士山6合目

気温が高い日にルート3776に挑戦をする場合、キャンプ場は飲料補給のための重要な場所になります。2日目の出発となる大淵エリアから、3日目のゴールとなる6合目までの道中で、唯一、飲料を補給できるのが表富士グリーンキャンプ場です(おそらく夜間は不可)。登山道が始まる旧料金所ゲートまではキャンプ場から富士山スカイラインを1時間以上歩きます。富士山スカイラインには歩道はありません。行き交う車は相当なスピードが出ているので、なかなかな恐怖感を味わうことになります。海岸をスタートしてから旧料金所ゲートまではすべてアスファルトの上を歩きますが、ここで海をスタートしてから初めて土の上を歩くこととなります。終盤の御殿庭から6合目まではザレた登山道を登ることになり体力を消耗します。日帰りでルート3776に挑戦する場合、海から歩いてきた疲労がのしかかってきます。
 
 
序盤の1時間強は富士山スカイラインを歩くことになります。
写真のとおり歩道は無く、行き交う車は相当なスピードが出ています。
 

 
 
 

4日目コース 約3.8km
富士山6合目~富士山頂上

純粋な登山ですが、海を出発してから長い長い道のりを歩いて登ってきた疲労が重く重くのしかかります。僕は普段から日帰りの超ロングトレイル(北アルプスで40km以上の行程)を歩いたり、日本百名山を全て日帰りで完登していますが、その中のどの登山よりも辛く長い登りとなりました。
 
 

 
 
 

ルート3776には点滅ライトが必須です。

日帰りでのルート3776への挑戦など、夜間の行動を伴う場合は点滅ライトが必須です。また、例え日中のみの行動予定であったとしても、ルート3776は起点を出発してから登山道に入るまで、全エリアに渡って歩道の無い箇所があります。点滅ライトは間違いなくあった方が良いです。僕は終始、右側通行を守ったので、体の前側に点滅ライトをつけて歩きました。向かって来る車へのアピールとして、点滅ライトの効果は抜群でした。
 
 
CATEYEの点滅ライト(本来は自転車用)が夜間・昼間とバッチリ僕の存在を車に知らせてくれました。
 

 
 

CATEYE点滅ライト
 
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富士市公式の3つのルート3776アイテム

①ガイドマップ 富士山登山ルート3776

事前の準備や計画を立てるにあたり、ガイドマップは必須だと思います。持っているとルート3776へのモチベーションも上がります。ガイドマップは起点や、新富士駅観光案内所に置かれています。また、富士市ホームページからダウンロードも可能です。挑戦当日はもちろんガイドマップを携行して臨みました。
 
 
富士市発行のルート3776のガイドマップ
全て広げるとA3用紙2枚分の大きさになります。
 

 
 
 

②富士山登山ルート3776 スタンプラリーシート

ルート3776スタンプラリーを達成して、富士市に郵送をして確認がされると、達成バッジをゲットすることができます。
 
ルート3776のコース上には4箇所のスタンプポイントがあります。
 
①起点(富士塚orふじのくに田子の浦みなと公園)
②大淵地区(よもぎ湯orやまぼうし)
③PICA表富士
④6合目山小屋(宝永山荘or雲海荘)
 
 
①、②、③は屋外にあるので、夜間などでもスタンプを押すことが可能です。④は山小屋内にあります。僕は宝永山荘で山小屋の方に声をかけてから押させてもらいました。
 
 
スタンプラリーの注意点としては、スタンプラリーシートがスタンプのインクをはじきます・・・。風に当てるなど、しばらくインクを乾かすのが無難です。
 
 
注意をしていたつもりですが、インクがにじんでしまいました・・・。
 

 
 
4つのスタンプをゲットし、富士山頂での記念写真を貼って富士市に郵送します。
写真はメールで送ることも可能です。
郵送したスタンプラリーシートは、挑戦達成証と一緒に返送してもらえます。
 

 
 
①起点となる富士塚のスタンプポイント(屋外に設置)
 

 
 
②よもぎ湯のスタンプポイント(屋外に設置)(やまぼうしでも可)
 

 
 
③PICA表富士のスタンプポイント(屋外に設置)
 

 
 
④6合目宝永山荘のスタンプポイント
①~③は屋外に設置されているので夜間でも押すことが可能ですが、④だけは夜間は無理そうです。
山小屋の方に声をかけてから押させてもらいました。(スタンプは山小屋のレジの隣にありました。)
 

 
 
郵送されてきた挑戦達成証。
A5サイズだと思っていましたが、B4サイズでした。紙質は厚紙でしっかりとしています。
 
富士山登山ルート3776挑戦達成証
 
 
証書番号もしっかりとふられていました。
 

 
 
FINISHERバッジ
FROM SEA TO SUMMITの一文が。
 
富士山登山ルート3776のFINISHERピンバッジ
 
 
 

③富士山登山ルート3776挑戦者識別ステッカー

A5サイズのステッカー。ウェアやザックに貼ることができます。富士市や富士宮市街を歩いている時には沿道から声をかけてもらえることもあるのかもしれません。
 
 
ルート3776挑戦者識別ステッカーはA5サイズ(A4の半分)です。
なかなかな粘着力があるので、ザックやウェアにバッチリと貼ることができます。
 

 
 
 

ルート3776に挑戦するための靴について

ルート3776の大半(30km以上)はアスファルトの上を歩くことになります。アスファルト区間(1日目~4日目序盤まで)はハイカットの登山靴は不向きです。ローカットの登山靴かトレイルランニングシューズが向いています。4日目の旧料金所ゲートからは土の上を歩くことになるので登山靴が良いですが、履き替える場合、みなさんどうしているかは不明です。僕は、普段の登山(北アルプスがホーム)からトレランシューズで山を歩いているので全区間トレランシューズで歩きました。靴の履き替えをする場合、PICA表富士が靴を預かってくれるのであれば良いですが・・・。
 
 
トレランシューズについてのブログ投稿はこちら
 

 
 
 

ルート3776のペイント

時折、路面にルート3776のペイントがされています。
 

 
しかしながら、このペイントを頼りに歩くのはまず無理です。ペイントがあったらルートを外れていないことが確認でき安心できます。また、ルート3776を歩いているんだなということを実感することができます。
 
 
 

海水を富士山頂へ

ルート3776の下調べをしていた時に、海水を富士山頂まで運んでいる方が結構いたので、僕も真似をして運んでみました。
 
 
スタート時に駿河湾の水をゲットして、
 

 
 
日本最高峰富士山剣ヶ峰に海水を散水しました。
 

 
 
 

ルート3776を日帰りするという視点で考えたときに

日帰りをする場合、日常的なトレーニングが必要不可欠です。富士宮ルート1or2合目から剣ヶ峰までを歩いた経験があることが望ましいです。
 
 
日帰りをするためのポイントをまとめてみました。
 
①日帰りの定義が0時~23時59分の間に行って帰ってくることだとしたら、可能な限り0時に近い時間にスタートをする。
 
②車に存在を知らせるための点滅ライトを使用する。
 
③特に序盤の住宅街、工場地帯のルートロスを回避するためYAMAPを利用する。(モバイルバッテリー必須)
 
④スタート時、食料、飲料は必要最低限しかもたず、装備の軽量化をする。(最終コンビニで調達)
 
⑤飲料補給スポットが限られているので補給のシミュレーションをしておく。
 
⑥挑戦時期を検討。(真夏は灼熱。山小屋が営業している期間、マイカー規制区間など諸々を考慮。)
 
 
ルート3776の日帰りを計画をするレベルの方であれば、言われなくてもお分かりだとわ思いますが。
 
 
 

ルート3776を日帰りピストンするイベント

海抜0mからの富士山頂を日帰りでピストンする「富士山頂往復マラニック」というイベントがあるようです。制限時間は24時間。凄まじいイベントです。僕も少しばかり関心が。
 
 
 

海抜0mからの富士山登山をしてみて感じたこと

ルート3776は、その距離の4分の3はアスファルト道であり、時間的にも半分以上はアルファるとの上を歩きます。全区間を登山道の上を歩く純粋な登山とは言えないと思います。しかし、正真正銘、海抜0mの海にタッチをし、日本最高峰富士山剣ヶ峰に思いを寄せ、そこに向かって長い道のりを歩くことこそが、究極の富士山登山と言えるのではないかなと思います。富士市が公式にルートを設定しているというのもとても大きなことで、今後もルート3776が世間的にさらに認知され、日本の象徴である富士山に思いを寄せる人々が増えていくと良いなと思います。
 
富士登山の前に身のケガレを払う場であったと考えられている富士塚は、室町時代に築造されたという説もあり、人々は何百年も前から、海から富士山頂を目指したのだと思います。少し大げさですが、今回の山行で、そんな先人たちの意志を継ぐことができたのかなとも思います。
 
過去最高にハードな山行だったように思いますが、日帰りで海から富士山頂に登頂するという一生モノの登山をすることができたなと思います。
 

 
 
 
ルート3776の登山日記はこちら
 
 
 
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白馬大雪渓から日本海まで栂海新道を踏破して感じたポイント

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北アルプスと日本海をつなぐ栂海新道
2019年8月11日に白馬岳の登山口である猿倉から登山を開始し、朝日小屋のテント場に1泊。栂海新道を歩き、翌日の8月12日に日本海の親不知までを単独で踏破しました。水場が乏しい中、アップダウンのある灼熱の登山道を歩くのは非常にハードなものでした。栂海新道の縦走して感じたポイントなどをまとめてみました。
 
 
栂海新道を踏破し到着した日本海の親不知でガッツポーズ
 
 
 

今回の栂海新道縦走登山のルートの概要

猿倉~白馬大雪渓~白馬岳頂上宿舎~白馬山荘~白馬岳~雪倉岳~水平道~朝日小屋(テント場でビバーク)~朝日岳~黒岩山~犬ヶ岳~栂海山荘~白鳥小屋~シキ割りの水場~栂海新道登山口
 

水を補給した場所

・白馬岳頂上宿舎前の雪解け水(しっかりとした水場)
・白馬山荘でペットボトル3本を購入
・朝日小屋のテント場の水場(夜間使用不可)
 (朝日小屋のペットボトル飲料は売り切れ)
・シキ割りの水場(8月の時点でかなり細い)
 
※栂海山荘と白鳥小屋は無人小屋のため飲料の補給は不可。周辺に確実な水場は無し。
 
 
 

登山口(猿倉)へのアプローチと登山後(親不知)について

今回の栂海新道の縦走は、北アルプスから登り始め親不知の海をゴールとする行程にしました。
栂海新道登山口に車をデポ。電車で自宅まで戻り、翌日に電車とタクシーで猿倉まで向かいました。
 

自宅(松本市)から栂海新道登山口(親不知)

車で移動し、登山口に車をデポ。
 

登山口から親不知駅(えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)

タクシーで移動。タクシー料金は2000円ほど。予約をしていなかったので、登山口から電話をして1時間ほど待った。登山口から親不知駅までの距離は約4.5km。歩くことも可能だが、歩道のない国道8号線を歩くこととなる。洞門を歩く箇所があること、トラックが行き来をする区間であることから、歩くのは危険。
 

親不知駅から自宅(松本市)

糸魚川駅から北陸新幹線と在来線で帰宅。
 

自宅から白馬駅

翌日、JR大糸線で白馬駅へ(所要時間約2時間)。松本駅の始発電車に乗っても白馬駅に着くのは8時。

白馬駅から猿倉まで

タクシーで移動。所要時間は30分ほどで料金は4000円ほど
 

登山後の帰路

栂海新道登山口(親不知)にデポしてあった車に乗り帰宅。
 

栂海新道登山口に車をデポしておくのが無難

栂海新道登山口を縦走のゴールとする場合、親不知観光ホテルに宿泊をする選択肢、タクシー(または徒歩)で親不知駅まで移動する選択肢もありますが、登山を終え、登山口に到着する時間は読めません。最悪の場合、親不知駅発の終電を逃してしまう可能性もありますし、タクシー会社の営業時間外の到着となる可能性もあります。また、親不知観光ホテルのチェックインに間に合わない可能性もあります。そうなった場合、登山口で一夜を明かすことになる可能性もあるので、登山口に車をデポしておくのが無難だと思います。
 
 
 

親不知観光ホテルの利用

栂海新道登山口には親不知観光ホテルが隣接しています。日帰り入浴もできるようです。親不知観光ホテルへの宿泊を絡めた計画を立てようとも思いましたが、確認が直前だったためか予約で一杯でした。栂海新道から登山を開始する場合、ゴールとする場合のどちらでも有効に宿泊させてもらうことができそうです。
登山後は親不知観光ホテルに宿泊し、お風呂とビール。翌日にゆっくり帰路につくというのが最高だと思います。
 
 

 
 
 

栂海新道の厳しさ

真夏の栂海新道登山は予想していた以上にハードでした。
 

栂海新道の厳しさ① 暑さ

今回の登山は真夏の真っただ中だったのでとにかく暑かったです。特に黒岩山から先は標高も2000mを切るため、気温が高かったです。
 
 

栂海新道の厳しさ② 水場の乏しさ

栂海新道はとにかく水場が乏しいです。以下で触れる水場は、山と高原地図では「北俣ノ水場」以外は、夏場は涸れる旨の記載がされています。
 
※以下で触れる水場から山小屋までかかった時間は僕のペースでかかった時間です。僕のペースはコースタイムの7割前後です。
 
 
栂海山荘の水場は白馬岳側が「北俣ノ水場」で、日本海側の水場が「黄蓮ノ水場」です。どちらも栂海山荘からお手軽に水場にと言う距離ではありません。栂海山荘に向かう道中に補給する必要があります。
 
 
北俣ノ水場の看板。登山道から往復10分のようですがスルーしました。
 
栂海新道の水場である北又の水
 
栂海山荘の水場と書かれているのは、白馬岳側から栂海山荘にもっとも近い水場ということだと思います。北俣ノ水場から栂海山荘まで登り基調で30分以上かかりました。山と高原地図によると、栂海新道の水場の中で、最も水を補給できる可能性があります。
 
 
 
黄蓮の水
 
栂海新道の水場である黄蓮の水
 
栂海山荘から黄蓮の水まで下り基調で40分ほどかかりました。
 
 
 
白鳥小屋の水場は白馬岳側が「白鳥の水場」で日本海側が「シキ割りの水場」になります。
 
 
白鳥の水場から白鳥小屋までは10分ほどでした。
 
栂海新道の水場である白鳥の水場
 
 
 
白鳥小屋からシキ割りの水場までは下り基調で40分ほどでした。
 
栂海新道の水場であるシキ割りの水
 
朝日小屋を出発してから唯一、水を補給したシキ割りの水場。これまでの写真でお分かりのように、他の水場は登山道から外れたところにありますが、シキ割りの水場のみ登山道上にあります。シキ割りの水はとても細く、ペットボトルにためるまでそこそこの時間がかかりました。
 
 
 
栂海新道の縦走では、栂海山荘か白鳥小屋に宿泊するのが一般的だと思いますが、水をいかに確保するかが重要です。
 
 
 

栂海新道の厳しさ③ アップダウン

夏場に栂海新道を歩く場合、灼熱の上、アップダウンのある登山道を水場が乏しい中で歩くので、とてもハードな山行になります。白馬岳から先は、日本海までの最後の最後までアップダウンがあります。3000m級の北アルプスから日本海に向かうので、下り基調のはずですが、あまりその恩恵を感じることはありませんでした。登っては下り、登っては下りの繰り返しだった印象です。また、下りも筋力を使うタイプの下りが多かったように思います。
 
 
 

栂海新道の危険度

山と高原地図には栂海新道のルート上で危険マークが付いている箇所はありません。ただ、ところどころにやせた尾根を歩く個所があったり、登山道を覆うようにある樹木の向こう側は断崖だったりという個所があり油断なりません。(栂海新道に限ったことではありませんが。)
 
特に単独登山の場合、他の山と比べて、「ここで滑落したら恐らく見つけてもらうことはできないだろう。」と思える箇所が多かったように思います。また、登山者が少ないルートなので、他の登山者に助けを求めるということもあまり期待できない登山道だと思います。
 
 
 

少ない登山者

白馬岳から朝日小屋、朝日小屋から日本海ともに登山者はそれほど多くありませんでした。追い抜き、すれ違いを含めて、白馬岳~朝日小屋で10組ほど、朝日小屋~日本海も10組ほどだったでしょうか。単独か、多くて2~3人のパーティーでした。登山者が少なかった要因として、真夏だったからということもあるのかもしれません。
 
 
 

栂海新道を歩いてみてのまとめ

 
海なし県の長野県に暮らす僕にとっては、身近な登山口から歩き始めて海に向かうということで、とてもロマンあふれる山行でした。正直な話、犬ヶ岳から先は展望はほとんどなく、展望を楽しみに登山をする方には向いていない登山道です。展望を楽しみながらの縦走が良いと言うことであれば、親不知の栂海新道登山口を起点とし、終盤に白馬岳の展望を満喫されるのが良いと思いいます。
 
ただ、どこを登山の起点にしたとしても、アップダウンのあるハードな登山道ということに変わりは無く、展望がない区間はあります。
 
登山口までどうやって行くか、登山後はどうやって帰途に着くか、水の補給が容易でない中、アップダウンが続くハードな長距離縦走。
 
色々と下調べをする必要があったり、思っていた以上にハードな山行だったりということもあり、海にたどり着いた時にはここ最近の山行で味わったことの無い達成感に浸ることができた栂海新道の縦走登山でした。
 
 
栂海新道の起点となる日本海の海岸に続く階段
 
 
 
栂海新道登山1日目のレポートはこちら
 
栂海新道登山2日目のレポートはこちら
 
 
 
栂海新道が掲載された「山と高原地図」
 
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登山では小銭の中でも100円玉と500円玉が活躍します

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登山時には小銭が大事だということは、登山経験がある方であれば言われなくても十分にわかっていると思いますが改めまして、
 
登山では小銭を使うシーンが数多くあります。
 
 
登山の時に活躍するモンベルの小銭入れ(コインケース)を爺ヶ岳山頂で撮影
 
 
 

トイレのチップ

平地と違って下水道が流れていない山の中では、トイレの維持に大変なお金がかかります。
そこで、利用する際には、チップ入れに100円~200円を入れることが多いのですが、基本的におつりはでません。小銭を貯金箱に入れるような感じでチップを入れます。つまり、トイレを利用するには基本的には100円玉が必要になります。
 
 
 

山小屋での飲み物の補給

山小屋で水を購入する場合、1ℓで100円~200円である場合が多いです。こちらも基本的にはお釣りはでません。トイレ同様に、小銭を貯金箱に入れるような感じでチップを納める場合がほとんです。
(山小屋のかたから直接、水を補給してもらう場合にはお釣りはでます。)。山小屋には水道管がつながっていないので、基本、雨水か雪解け水を飲むことになります。標高が高いところでは水は基調です。
ペットボトルの飲み物など、山小屋の方から購入する場合がほとんどなので、その場合は、紙幣をつかうことができます。ただし、経験上、山小屋では常にお釣りが不足しているイメージなので、小銭で払うと喜んでもらえます。逆に、高額紙幣は嫌がられます。山では買い手よりも売り手が有利なので、小銭でスマートに買い物をするのが無難です。
 
 
 

お賽銭

山頂には祠が鎮座しており、お賽銭箱が備え付けられていることがよくあります。また、お賽銭箱は無くとも、記念に小銭が置かれていることがよくあります。僕自身、なかなか足を運ぶことができない山頂に記念に小銭を置くことをよくします。大げさに言うと、記念に自分のかけら(小銭)を置いてくるみたいな感じです。
 
 
 

下山後のジュース

場所によりますが、登山口に自動販売機があるケースも多々あります。そんな時に、小銭がすぐ出せる場所にあれば、下山直後に冷えたジュースをスムーズに飲むことができます。
 
 
 

まとめ

ブログタイトルにしていますが、登山では100円玉と500円玉が活躍をします。
トイレを使わせてもらう時と、山小屋で水を補給をするときは100円玉が活躍し、山小屋でペットボトル飲料や記念のバッジを買うときなどは500円玉と100円玉が活躍します。
 
登山をする際、紙幣を持つのはもちろんですが、その上で、小銭を多めに持っているとお釣りが不足している山小屋でスムーズに会計をすることができます。(山小屋の方にも喜ばれます。)
 
紙幣については、日帰り登山のつもりが何らかのアクシデントにより急遽、山小屋に泊まることになる可能性もありますし、登山口からタクシーで帰らざるを得なくなるようなことも無いとは言えないので、最低でも3~4万円は持っていた方が良いのではないかなと思います。(山小屋では基本、クレジットカードは使えません。)
 
 
 
登山用小銭入れの検索結果です。なるべく小さめのものが良いと思います。ジップロックに小銭を入れるのも充分ありだと思います。
 
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登山をする際に手の届くところに携行している重要なギアたち

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僕は登山中には基本、山頂以外で休憩をしないので、山頂以外でザックを降ろすことはあまりありません。
 
なので、登山中に必要となることが多いものは、基本的にザックをおろすことなく手の届くところに携行をしています。
 
僕が登山中に手の届くところに携行している、登山中に使用頻度が高いものをまとめてみました。
 
 
 

①アクセサリーポケットに入れているもの

僕はザックの左右のショルダーハーネスに2つのアクセサリーポケットを装着しています。
 
 
登山用ザックに取り付けているアクセサリーポケットの写真
 
 
マウンテンダックス
アルパインジップポーチ

 
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登山中に手の届くところに携行しているものは下記のものです。
 
 

デジタルカメラ

全ての登山装備の中でナンバーワンの使用率と言っても過言ではないデジカメです。
 
デジカメについてのブログ投稿はこちら
 
 

小銭

トイレ使用時にチップを支払う時、山小屋で水を補給するときやジュースを購入するときなど、使用頻度は高めです。
 
 

山と高原地図

僕は登山中に地図を見ることはあまりありませんが・・・。やはり、すぐに取り出せるところに携行しておくべきものだと思います。
 
 

コンパス

地図をあまり見ないということはコンパスを使うこともあまりないということになりますが・・・、地図と同じくすぐに取り出せるところに携行しておくべきものだと思います。
山頂で山座同定をするときには使います。
 
 

サングラス

山の中ではできればレンズ越しではなく裸眼で景色を見たいですが、紫外線から目を守るため、サングラスをかけたり外したりを繰り返します。ポーチの外ポケットに携行しています。
 
 

車のカギ

登山中に落とすと最悪の事態に陥りますが・・・。
登山前のルーティーンとして、①ザックを背負って、②車のサイドブレーキをかけてあるか確認し、③室内灯の消し忘れが無いか確認してから車にカギをかけるので、カギをかけたあとにスムーズに登山を開始するため、入れやすい場所に入れています。(車にカギをかけたら一刻も早く登山を開始したいので。)
僕は暗い時間帯から登山をするので、室内灯の消し忘れと言うことが起こり得るのです。
 
 

②ザックのウエストハーネスのポケットに携行しているもの

ヘッドライトと予備電池

登山開始時の使用率100%であるヘッドライト(夜明け前から登り始めるため)。明るくなって不要になった時にウエストハーネスのポケットにしまい込みます。また、アクシデントにより、復路が日没後になることも起こり得るので、手の届くところに携行すべきギアだと思います。
 
ヘッドライトについてのブログ投稿はこちら
 
 

熊鈴

使用率100%の熊鈴。ザックのウエストポケットのジッパーに取り付けています。使う時はポケットから出し、使わない時はポケットに入れることにより消音します。
 
熊鈴についてのブログ投稿はこちら
 
 

行動食のカロリーメイト

行動食としてカロリーメイト4本(400kcal)分をウエストポケットに携行しています。
 
 
 

③ザックのサイドポケットに携行しているもの

飲み物

両サイドのポケットそれぞれに飲み物(各900mℓ計1.8ℓ)を携行しています。
 
 

トレッキングポール

僕は登山中にトレッキングポールは使いません。ただ、アクシデントで足を痛めてし待った際の歩く時の補助として、また、緊急時のツェルト(シェルター)設営時のポールとして必ず携行しています。今までのところの使用率は0%ですが、収まりが最もよく、緊急時にもすぐに取り出せるためザックのサイドポケットに携行しています。
 
 
 

④その他の場所

熊スプレー

熊に遭遇する可能性が高い状況で登山をしているので、必ず携行しています。
(暗い時間帯から、その日の一番乗で登山を開始することが多いので。)
 
専用のケースに入れてザックのショルダーハーネスに取り付けています。熊との遭遇は突然やってくるので、熊に遭遇してから初めてザックの中から熊スプレーを取り出してなどというのは論外です。
その時に即座に使うことができるところに携行していなければ意味はありません。
 
熊スプレーについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

まとめ

ザックを降ろさずに手の届くところに携行したいものは登山者によって異なってくると思います。僕の場合は上記のものが手の届くところにあれば、40kmを超えるような日帰りのロングトレイルでもお昼以外はザックを降ろさずに行動できます。(荒天時、低温時などは別です。)
 
限られたスペースに何を携行するか。優先順位を考えて、取捨選択をくりかえすことにより、より快適な登山をすることができるようになっていくと思います。
 
 
 
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超重要な登山中の水分補給について

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登山においてもスポーツと同様に、汗をかくことにより電解質(イオン)が失われます。
 
難しい話はよくわかりませんが、電解質とは大雑把に言うと、ナトリウムやクロール、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあり、これらは5大栄養素の中のミネラルに属します。そして、電解質は体にとってとても重要なものです。
 
登山中に汗をかくことによって失われた電解質は補給をする必要がありますが、電解質は水を飲むだけでは補給をすることができません。
 
蝶ヶ岳の稜線で北アルプスの大キレットを背景にポカリスエットの記念写真を撮影
 
 
 

当初は水を飲んでいましたが

登山をするようになってから長いこと、登山中の水分補給では水を飲んでいました。槍ヶ岳や剱岳の日帰り登山など、長距離の山行でも水で問題なかったのですが・・・。
 
「ひと夏での日本百名山全山日帰り登山」の終盤で、登山中に胸が痺れるようになってしまい・・・。
(ひと夏での~について詳しくは右のカテゴリ「日本百名山登山 一覧(完登)」からご覧ください。)
 
胸の痺れについて、病院で色々と検査をしてもらいましたが、特に体に問題はありませんでした。
 
ただ、お医者様と色々と話をしている中で、登山中は水だけでなく、電解質を摂る必要があるということを言われ、ポカリスエットや経口補水液のOS-1を勧められました。
 
 
 

スポーツにおいても超定番のポカリスエットは登山でも

大塚製薬が飲む点滴をコンセプトに開発したポカリスエット。
お医者様に勧められて以降、登山中はポカリスエットを水で薄めたものを飲むようになりました。その効果があってか、たまたまなのか、ポカリを飲むようになってから胸が痺れることはなくなりました。本当は、OS-1(経口補水液)が最もお勧めなようですが、コストパフォーマンスを考えるとやはりポカリです。また、ポカリであれば登山前に寄るコンビニでも仕入れることができますが、OS-1はコンビニには置かれていません(病院内のコンビニには置かれていることがあるようです。)。
 
 
大塚製薬 ポカリスエット 900ml
 
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大塚製薬 OS-1 経口補水液
 
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ポカリの飲み方

僕はコンビニにも売っているポカリスエットの900mℓペットボトルを2本、登山に携行しています。それぞれのボトルを目分量でポカリ450mℓ、水450mℓの1:1にして飲んでいます。真夏になると、山小屋や水場で水を補充することがあるので、真夏は、予備のボトルは買ったままの状態のポカリにし、そこから水を補充したボトルにポカリを追加するようにしています。
水で薄めないままのポカリだと、電解質の取りすぎになってしまう気がするのと、一度飲み始めると止まらなくなってしまう気がします。(個人的感覚です。)
 
 
 

コーラについて

トレイルランニングのレースに出場すると、エイドステーション(給水所)にコカ・コーラが置かれているケースがよくあります。そして、トレランレースで飲むコーラは本当に美味しく、かつ疲労が和らぎ、エネルギー源となることを実感できます。(個人的感覚ですが。)
 
コーラ効果はあながち個人的感覚というだけでなく、オリンピッククラスのマラソン選手がレースのスペシャルドリンクとしてコーラを水で割ったものを飲んでいたということも実際にあるようです。
 
コーラにはカフェインが含まれており、そのカフェインと炭酸のキレが登山に良い意味で作用しているのかなと個人的に思っています。(コーヒーやお茶に比べて少ないカフェイン量です。)
 
さすがに、コーラを登山口から携行するのは現実的ではありませんが、山小屋ではコーラが売られていることが多いので、気分のリフレッシュ&エネルギー源としてよく飲みます。登山で飲むコーラは本当に美味しいのです。
 
そう言えば、日本人で唯一、8000m峰14座を制覇されている竹内洋岳さんも、ベースキャンプには必ずコーラを大量に持っていくそうです。
 
 
剱岳登山の際に早月小屋でコーラを補給。
 
剱岳登山の早月小屋でコーラを補給
 
 
 

お茶やコーヒーなどについて

お茶やコーヒーなどカフェインが含まれているものは利尿作用があるので登山では良しとされていません。山中で、トイレに行ける場所が限られているということ、コンスタントに水分補給をすべきところを逆に利尿作用により体から水分を排出しやすくなってしまうということは好ましくありません。
とはいえ、山で飲むコーヒーはコーラ同様にとても美味しいのが悩ましいところです。
(コーラのカフェイン含有量はお茶やコーヒーに比べ少量です。)
 
 
 

雨の日の登山、雪山登山でも水分補給を

雨の登山、雪山登山でも僕はコンスタントに水分補給をするようにしています。感覚的な話になってしまいますが、以前に何かの本にそう書かれていたものがあったように記憶しています。
 
 
 

ハイドレーションについて

トレランのトップ選手の多くが使用し、登山者の中にも利用している人を見かけるハイドレーションですが、僕はハイドレーションを好まず、ボトルで水分を補給することを好みます。ハイドレーションの大きな利点として、チューブを口に持ってさえ行けばお手軽に水分補給をできるということが挙げられますが、僕にとってはそれ以上にデメリットの方が多いです。
 
 

ハイドレーションのデメリット

・飲料がどれだけ残っているか残量がわからない。
・ザックの背中側に入れるケースが多いので体温で飲料が生ぬるくなる。
・補充をする際、ザックから出し入れをしなければならない。
・容器の中を容易に洗うことができない。
・万が一、ザックの中で裂けた場合、大惨事となる。
 
トップトレラン選手達は上記のデメリットを乗り越えてハイドレを使用している訳ですので、使い方や使うシーンによってもだいぶ違うのだとは思いますが、僕にとってはボトルの方が断然、効率よく水分補給、水分補充をすることができます。
 
 
 

ボトルの携行方法

ボトルの携行方法としては、ザックのサイドポケットに入れて、ザックを降ろすことなく歩きながらでもペットボトルを出し入れすることができるのがベストだと思います。
ただ、最近はそのタイプのザックはあまり見かけないように思います。
 
ちなみに僕が使っているザックはモンベルのバーサライトパックです。
ザックを背負ったままでもペットボトルの出し入れができます。
 
バーサライトパックにポカリを携行している写真はこちら
 
 
 

まとめ

登山中のパフォーマンス維持と脱水症状に陥らないために極めて重要な水分(電解質)補給。自分に合った飲み物、容器、携行方法を見つけることが、より登山を快適に、より登山を充実したものにしてくれると思います。
 
 
 
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超重要な登山前日と登山当日の食事について

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登山前日の夜と登山当日の朝に何も食べないのは、ガス欠のまま高速道路に乗るようなものだと思います。登山でのガス欠は、ハンガーノック、しゃりバテとも言われ、いわゆる低血糖状態に陥り、最悪の場合、身動きがとれなくなります。
 
僕は平均的な登山者よりも移動距離も行動時間もだいぶ長いので、ガス欠にならないよう、登山前の食事にはかなり気を使っています。下界で登山のための燃料を体にため込み、山の中では持参したカップラーメンしか食べないケースが多いです。
 
 
日本最高峰の富士山剣ヶ峰で食べたカップヌードル
 
金鳥居からの富士山剣ヶ峰日帰り登山(往復約42km)で食べたカップヌードル。
 
 
 
一般的な考え方からはかけ離れている部分もあるかと思いますが、登山のための食事に関する自分なりの考えをまとめてみました。
ちなみに、このブログ記事では、長距離日帰りのガチ登山の際の食事に関する考え方を綴っています。わたくしもビールを呑むためのテント泊をすることや、山ご飯を作って、食べて楽しむことももちろんあります。
 
日本百名山全山日帰り登山(146日間で達成)の際も、食事にはかなり気を使っていました。百名山登山の際は外食中心の食生活だったので今回の投稿内容とは、また少し違っております。
 
百名山登山での食事についてはこちらで投稿しています。
 
 
 

登山前日の食事で重要なこと

炭水化物を摂る

登山やマラソンなどの運動をする際の主要な燃料となる炭水化物。事前に炭水化物を摂り、グリコーゲン(糖)を体に蓄えることをカーボローディングといいます。糖は炭水化物の一種のようですが、難しいことはさておき、重要なのは、登山前日にはパスタ、お米、うどんなどの炭水化物を普段よりも多めに食べて、グリコーゲンを体にため込むということです。僕の場合、登山前日はパスタを必ず2束は食べます。
 

登山前日には生ものは食べない

刺身などの海産物や生ものを登山前日に食べると、登山の際にお腹を壊す危険性があるので口にしないようにしています。
 
 
 

僕が実際に食べているメニュー

僕は登山前日にはパスタ2束に「キユーピー あえるパスタソース カルボナーラ 濃厚チーズ仕立て」をかけて食べます。これにプラスαでお米を茶碗に軽く一杯食べたり、たんぱく質になりますが、肉、納豆、豆腐などを食べてエネルギーをため込みます。
キューピーのカルボナーラソースは過熱などが不要で、店で買ったままの状態でそのままパスタにかけるだけなので手間いらずです。言うまでもなく、パスタはお湯を沸かして茹でるだけです。余計な手間と時間をかける必要がなく、気持ちを翌日の登山に向けつつ、炭水化物をため込むことができます。
 
キューピーのカルボナーラソース
 
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登山当日の朝に食べるもの

登山当日の朝は、コーヒーとコンビニのおにぎり1個(明太子おにぎりが好み)とオレンジジュースを飲むことが多いです。前日にパスタを中心に炭水化物を多く摂るので、朝はそれほど食欲がありません。(朝と言っても午前2~3時ですが。)
 
 
 

登山中に食べるもの

登山中は「日清カップヌードルBIGしょうゆ味」しか口にしないことが多いです。行動時間12時間ほどであれば、いつの間にやらカップヌードルだけ口にすれば問題なく動ける体になっていました。
 

カップヌードルを食べる理由についてのブログ投稿はこちら

 
 
 

行動食と非常食

行動食は大定番のカロリーメイトです(チョコ味が好み)。ただ、別に食べなくても動けるので、口にすることはほとんどありません。行動食用に4本(400キロカロリー)と非常食用に10本(1000キロカロリー)のカロリーメイトを携行しています。
 
カロリーメイトについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

ハードな山行の際に口にするサプリ

登山行程が日帰りで40kmを超えるような山行の時のみ、ベスパハイパーとアミノバイタルを口にすることがあります。普段の登山では口にすることはありません。
 
 
ベスパハイパー
 
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アミノバイタル
 
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まとめ

登山に臨む上で最重要事項の1つである登山前の食事。どんなに品質の良い登山道具(ギア)をそろえていようとも、どんなに登山のためのトレーニングをしていようとも、登山のためのエネルギー源を体にため込んでいなければ無意味なものとなってしまいます。
 
炭水化物を体にため込むために何を食べるかは人それぞれだと思いますが、登山の前に炭水化物をしっかりと体にため込むことによって、より充実した山旅をすることができると思います。
 
 
 
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富士山へ、ゼロからの挑戦
富士山登山ルート3776の日帰りピストンの考察

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ルート3776は静岡県富士市が設定した海抜0メートルから富士山の山頂(日本最高峰富士山剣ヶ峰:標高3776m)を目指す片道の全長約42kmの登山ルートです。駿河湾にタッチしてから日本最高峰の富士山頂を目指す登山なので、独立峰へのピークハントとしては間違いなく日本一の標高差を誇る登山ルートです。
 
海抜ゼロからの富士山登山の起点となる富士市の富士塚
 
 
このブログ投稿はルート3776への挑戦の準備、プラニングのために記しています。
少なくとも、スタートとなる鈴川の富士塚~富士山頂~下山の富士宮ルート5合目までは日帰りをすることを前提に考察をしています。
 
挑戦前の投稿であり、予想や想像がふんだんに盛り込まれています。
挑戦達成後に追記:おおむね予想通りでした。
 
また、ルート3776への日帰りでの挑戦ではありますが、軽装でのトレランスタイルではありません。
ツェルトなどのビバーク装備を携行しての登山スタイルでの挑戦を前提に考察をしています。
 
実際にルート3776を日帰りで踏破した結果はこちら
 
 
 

富士市によるルート3776の推奨日程(片道)

推奨コース1日目

富士塚~大淵エリア(約12.5km)
駿河湾にタッチをした後は、街中をひたすら歩くエリア。ふんだんにコンビニがあり、食糧や水分の補給に困らなそう。
 

推奨コース2日目

大淵エリア~表富士グリーンキャンプ場(約15km)
市街地から山岳道路を歩くエリア。最終コンビニ要チェック。コンビニで山中での食料と飲料を補給。
 

推奨コース3日目

表富士グリーンキャンプ場~富士山6合目(約10.8km)
トレッキングコースから登山道を歩くエリア。
 

推奨コース4日目

富士山6合目~日本最高峰富士山剣ヶ峰(3.8km)
完全なる登山道。
 

復路

ガイドマップには特に記載なし。なんとなく、富士宮口5合目からのタクシーでの帰還を促している感じ。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
①ロード区間の装備軽量化

トレラン装備ではなく、いつもどおりの登山装備(10kg前後)で挑戦する予定。
ロード区間にはコンビニが沢山あるので、スタートから最終コンビニまでは携行する食糧と水分は削れるだけ削る作戦。最終コンビニでカップヌードルBIGを購入、空のボトルにカップヌードル用のお湯を入れ、行動食のカロリーメイトとポカリを補充。
→スタート時はポカリを水で割ったもの1ℓとカロリーメイト4本を携行くらいで良さそう。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
②挑戦をする時期・季節

登山者渋滞などを避けること、灼熱のロードを避けることを考えると、6月下旬か9月初旬が無難。ただし、6月下旬は残雪がある可能性がある。平地の9月はまだ気温が高いが、登山開始は真夜中(午前0時過ぎの予定)であるので、なんとかなりそう。また、9月であれば残雪は無く、チェーンスパイクやピッケルなどの携行が不要で軽量化を図れる。ただし、復路のロードが灼熱となりそうな予感。
→アイゼン、ピッケルを持たずに6月の富士山に突入するのはリスキー。挑戦は9月が無難そう。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
③平地のルートロスを避けるために

富士市の公式マップにはザックリな記載しかなく、山と高原地図はロード区間が範囲外。
ルートの確認に苦戦をするのは序盤のロード区間(特に住宅街)だと思われる。公式マップと都市地図を照らし合わせてもイマイチわかりづらい。スマホに頼る登山は好きではないが、今回ばかりはYAMAPを活用するのが無難そう。YAMAPからは富士市作成のルート3776の公式ルートをダウンロード可能。スマホのGPSで現在地を逐一確認しながらロード区間を乗り切るのが良さそう。GPSモードを起動中はスマホを機内モードにすることでバッテリーの節約ができる。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
④挑戦スタート前日と登山開始のスケジュール

挑戦には3日間の休日が必要。1日目に家から車移動をして前泊、2日目にルート3776に挑戦、3日目に休息&帰宅。4日目は仕事です・・・。
 

挑戦スタート前日

富士市のホテルルートイン富士に宿泊(午後3時に宿にチェックイン)。宿の近くのココイチで大盛カレーを食べてカーボローディング。その後、午後4時~5時には横になり、午後11時に起床。車で起点へと移動し車を砂山公園に駐車(タッチできる海まで徒歩5~10分)。0時前には装備を整え海岸で海にタッチのスタンバイ。
 
ルートインホテルについてのブログ投稿
 
 

挑戦当日

できれば日付が変わった直後に海にタッチ。あとは日本最高峰富士山剣ヶ峰を目指してひたすら歩くのみ。せっかくなので、海水をちょっとした容器に入れて、山頂についたら剣ヶ峰の標にかけるのもありかも。
 
 
 

本当に日帰りピストンができるのか

毎年恒例の金鳥居からの日帰り富士登山(往復約40km)に12時間ほどかかるので、往復で80km以上あるルート3776を日帰りピストンするのは初見ではまず無理な予感。最悪の場合、復路は5合目からタクシーでエスケープ。日帰りでは無くなるが、現実的には不眠で24時間以上歩いて踏破することになりそうな予感。日帰りピストンを本気で目指すのであれば、ルートを完全にインプットした上で、トレラン装備でランを含めないと厳しいと思われる。今年はルートを覚えるための下見の位置づけになりそう。
 
 
 

達成バッジと挑戦達成証

ルート3776は、起点(富士塚またはふじのくに田子の浦みなと公園)にあるスタンプラリーシートに各ポイント(起点、よもぎ湯orやまぼうし、PICA表富士、6合目山小屋)のスタンプを押し、富士山頂で撮影した写真を同シートに貼付して富士市に送ると、FINISHERバッジをもらうことができます。また、挑戦計画書を提出すると、挑戦達成証をもらうことができます。挑戦計画書は富士市WEBサイトから入手することができます。
 
達成バッジゲットのためには、スタンプラリーシートのよもぎゆorやまぼうし、PICA表富士には宿泊をしない場合でも、スタンプの押印が必要(富士市の担当者に確認済)。ただし、スタンプは宿泊施設の屋外にあるため、24時間押印可とのこと。
 

まとめ

起点となる富士塚の築造時期は室町時代後期から江戸時代まで遡るという説もあるようです。古来から富士講をはじめとした沢山の登山者が海抜0からの富士登山をしてきたのだと思いますが、恐らく、日帰りピストンをしようと思った登山者、実際にした登山者はいないに等しいのではないでしょうか。
トレランレースとは違い、単独登山、ノーサポートの往復80kmオーバーの超ロングトレイル。日々のトレーニングと週末の登山を重ね、安全第一で、富士山へ0からの挑戦をしたいと思っています。
カギとなるのは、平地の気温(暑さ)と登山口(ガラン沢コース)までのルートファインディングです。
 
 
 

下見をしてみて実感したこと

2019年6月2日に、ルート3776の下見として、登山道を実際に歩き、ロード区間を車で通ってみました。登山道は問題ありませんでしたが・・・。
 

ルート3776の核心部

個人的にはルート3776の核心部は推奨コース2日目~推奨コース3日目序盤だと思いました。具体的には、よもぎ湯~旧料金所ゲートの約20kmです。この約20kmは、民家無し、自動販売機無し、街灯なし、歩道無しのいわゆる林道歩きです。予定では夜間に歩くので、かなりメンタルを消耗することになりそうです・・・。また、車のスピードが出やすい歩道無しの林道なので非常に危険だと思います・・・。
 
 
 

水分の補給

ルート3776の重要事項として、水分をどこで補給するかということが挙げられます。最終コンビニ(たぶん、セブン-イレブン富士市大渕八王子町店)から表富士グリーンキャンプ場までは自動販売機など、水分を補給できる場所は無さそうでした。表富士グリーンキャンプ場も、売店の営業時間内でないと水分を補給することは恐らくできません(要電話確認)。表富士グリーンキャンプ場から先は、6合目宝永山荘・雲海荘まで水分を補給できる場所はありません。
以上をまとめると、水分補給をするためには、表富士グリーンキャンプ場の売店営業時間内で、かつ、6合目宝永山荘・雲海荘の営業期間内(6月下旬~10月上旬)・営業時間内(6:00~20:00)でないとならないということになります。心配しなくても、表富士グリーンキャンプ場&6合目にたどり着くころにはこの前述の時間内になっているとは思いますが。
 
 
 

下見をしてみての挑戦の軌道修正

林道区間の20kmを復路も歩く気にはとうていなりません。歩道が無くて危険ということと、純粋な登山ではなくアスファルト道歩きということで、復路も歩こうという気になるだけの魅力がありません。とりあえず、今年のルート3776への挑戦は、日帰りで海抜0~富士山剣ヶ峰~富士宮ルート5合目までとし、5合目からはタクシーで宿に戻ろうかというところに落ち着きそうです。
 
 
 
実際にルート3776を日帰りで踏破した結果はこちら
 
 
 
 
 
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