中房温泉から合戦尾根を登り、初冬の燕岳・大天井岳の日帰り登山をしてきました。
中房の登山口から、合戦尾根~燕山荘~燕岳山頂と雪は無いに等しい状況でしたが、表銀座縦走路の切通岩から大天井岳山頂までは雪の登山道を歩くこととなりました。
中房からの燕岳・大天井岳登山のルート
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中房からの燕岳・大天井岳登山の登山日記
年によっては槍ヶ岳や穂高岳にはまだ積雪がない11月初旬。
前の週に穂高岳(白出沢ルート)にアタックするも、積雪と凍結のため「アビナイヨ」岩で撤退。(軽アイゼンとピッケルを携行)
リトライしようかと検討をするも、槍ヶ岳山荘のブログによると槍ヶ岳周辺は膝ほどまでの積雪がある模様。(穂高岳も似たような状況と予測。)
燕山荘のブログによると燕岳はまだそれほど積雪は無いようだったので、穂高岳登山は諦め燕岳に登ることに。
午前2時15分に中房温泉を出発。
午前4時32分に暗闇の燕岳山頂に到着。
その後も暗闇の北アルプス表銀座縦走路を歩き、「大下り」(燕岳と大天井岳のほぼ中間)を過ぎるまでヘッドライトを使用。
大下り~切通岩の間で陽が昇り、見事な雲海を見渡すことができた。
切通岩の少し手前で雷鳥に遭遇。
切通岩からは登山道は雪に覆われ、チェーンスパイクとピッケルを使用。
槍ヶ岳方面と大天荘の分岐から先(大天荘方面)はトラバースルートにトレースがあった。
大天荘直前のトラバースはチェーンスパイクでは危険な状況であった。
復路のことも考え雪の斜面に何度も何度もけり込みを入れ、キックステックを作りながら進んだ。
中房温泉から大天井岳まで歩いたのは今回で3~4回目。
これまでは、大天荘の営業期間前または後にしか着たことが無かったが、今回は初めて大天荘の営業期間内であり、中の様子を見ることができた。
大天井岳の山頂からは雪化粧をした槍ヶ岳~穂高岳の稜線、北アルプス裏銀座の稜線(鷲羽岳・水晶岳など)、富士山を眺めることができた。
槍穂高の稜線は完全に雪に覆われており、奥穂高岳登山を断念して正解だったと諦めもついた。
2019年夏は、毎年登っていた奥穂高岳に登ることができず、心残りの夏山シーズンとなった。
2019年は西穂高岳に旧ボッカ道から登ったので、穂高岳登山はしたものの、やはり奥穂高岳には毎年登らねばならないと思った。
大天井岳からの戻りでは再び燕岳山頂に足を運び、その先の北燕岳まで足を伸ばした。
(稜線でばったり山仲間と遭遇した。)
天候に恵まれ、2019年最後のロングトレイルを満喫することができた。
中房登山口を出発したのは午前2時15分。
初めて暗闇の燕岳山頂に立ちました。(午前4時30分頃)
ナイトハイクについての考え方などはこちらでブログ投稿をしています。
暗闇の北アルプス表銀座縦走路へと進みました。
「大下り」まで進んでも未だ暗闇の稜線。
日の出前に赤く染まる空と雲海。左側に浅間山。
切通岩の近くで雷鳥に遭遇①
まだ真っ白な羽毛にはなっていなかった雷鳥。岩にも雪にもちょうどよく溶け込んでいました。
登山で出会った雷鳥たちのアルバムはこちら
切通岩の近くで雷鳥に遭遇②
切通岩の近くで雷鳥に遭遇③
足がモフモフでとても温かそうです。
切通岩の近くで雷鳥に遭遇④
ご来光を迎え、雲海が朝日に照らされました。
左手前に有明山。右奥に浅間山。
切通岩を過ぎると登山道が雪に覆われました。
今季初のピッケルの登場です。
ピッケルについてのブログ投稿はこちら
雪化粧をした槍ヶ岳
雪山と雲海
雪化粧した穂高岳。
左から前穂高岳、奥穂高岳、北穂高岳。
前穂と奥穂を結ぶ稜線が「吊尾根」
奥穂~北穂の奥にジャンダルム(たぶん)
雪化粧をした槍ヶ岳~穂高岳を眺めながらのカップヌードル@大天井岳山頂
登山で食べたカップヌードルのアルバムはこちら
大天井岳山頂で記念写真
レインウェアについてのブログ投稿はこちら。
(中にはソフトシェルなどを着こみ、十分な重ね着をしています。)
大天井岳の山頂標と表銀座縦走路の向こうに雪化粧の槍穂高
雪化粧の槍穂高にズーム
大天荘周辺は完全なる銀世界。中央奥に富士山。
白銀の稜線の向こうに雲海
大天荘の前は風も冷たく、完全なる雪山となっていました。
大天荘前で自撮り
少しだけ常念岳方面に歩いてみました。冷たい風に吹きつけられる中を。
右に常念岳
ちょっとしたシュカブラ(風紋)ができていました。
チェーンスパイクでは危うかったトラバース斜面(大天荘~槍・大天井の分岐)
復路で振り返って撮影
チェーンスパイクについてのブログ投稿はこちら
実はトレランシューズでの山行でした。
トレランシューズでの登山についてのブログ投稿はこちら
登ってきた雪化粧の大天井岳を振り返ります。
左に大天井岳、右に槍ヶ岳
大天井岳と槍ヶ岳をバックに自撮り
雪化粧の表銀座縦走路と槍ヶ岳
復路で再び燕岳山頂へ。
青空にご満悦のイルカ岩
メガネ岩
燕岳山頂で槍ヶ岳をバックに記念撮影
登山ザックについてのブログ投稿はこちら
北燕岳の向こうに剱岳(中央)。左に立山。
スポットライトを浴びているかのようなイルカ岩
イルカ岩にズーム。右奥に槍ヶ岳。
中央に有明山(信濃富士)
朝方に広がっていた雲海は、完全に消え去っていました。
天候に恵まれ、最高の燕岳・大天井岳登山となりました。
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燕岳と大天井岳が掲載された「山と高原地図」
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