冬の乗鞍岳剣ヶ峰に今シーズン2度目の登頂。
ツアーコース終点から少し進んだところで雷鳥の鳴き声が。
真っ白な雪の世界に、真っ白な羽毛の雷鳥。
青空の下でも見つけるのが困難な冬の雷鳥。
夜明け前でまだ薄暗い中、ヘッドライトの灯りで雷鳥を見つけることはできなかった。
トイレ小屋の前後では、八ヶ岳から登る朝日と、太陽に照らされ赤色に染まった雪原が美しかった。
肩の小屋に差し掛かったころから、空には薄雲が。
前回同様、青空の下の乗鞍岳登山をすることはできなかった。
ツアーコース~肩の小屋の雪のコンディション
表面は凍り付いており、その下の層は柔らかい状態。
スノーシューを装着していても踏み抜いてしまう状況だった。
午前3時50分ごろ休暇村乗鞍高原を出発。
三本滝レストハウスの前でスノーシューを履くのもいつもどおり。
スノーシューについてはこちらでブログ投稿しています。
Mt.乗鞍スノーリゾートのゲレンデトップを通過
ツアーコース終点の看板。いつもどおり暗いうちにツアーコースをクリア。
八ヶ岳方面の朝焼けを振り返る。
この日は月の灯りが明るく、大雪原も安心して歩くことができました。
雷鳥の鳴き声がするも発見することはできず。
朝日に染まる雪面が綺麗でした。
復路では青空を背景にした乗鞍岳を写真に撮ることができると思っていましたが・・・。
写真的には綺麗な朝焼けですが、このタイプの朝焼けの時は雲がかかっているということに気が付きました。太陽のパワーが雲に遮られ、寒い中での登山となります。
八ヶ岳から登る太陽
風を避けれる場所でアイゼン装着。寒すぎてアイゼンの写真を撮っている余裕がありませんでした。
アイゼンについてはこちらでブログ投稿しています。
朝日岳に続く凍った斜面。風に吹きさらされる厳しい登りです。
朝日岳から眺めた剣ヶ峰へと続く稜線。手前が蚕玉岳。
剣ヶ峰の鳥居と奥に槍ヶ岳や穂高岳など。暖冬のせいか、エビのシッポは元気がありませんでした。
奥に白山。雲の下は高山市と飛騨市でしょうか。
雲海にズーム
今季2度目の乗鞍岳剣ヶ峰への登頂。左奥に御嶽山。
暖冬とは言え、厳冬期の乗鞍岳山頂でカップヌードルを食べることができるとは思ってもいませんでした。
登山中に食べたカップヌードルのアルバムはこちら
摩利支天の向こうに槍ヶ岳や穂高岳など。
笠ヶ岳方面。手前に乗鞍観測所(コロナ観測所)。コロナは宇宙の方です。
左に槍ヶ岳、中央に奥穂高岳、右に前穂高岳。
槍ヶ岳の穂先は雪が風に吹っ飛ばされて、黒い岩肌が見えていました。
例年に比べて元気がないエビのシッポ。
乗鞍岳山頂の乗鞍本宮
肉眼で見る分にはとても幻想的ですが、写真に撮ると映えない曇りの日。
風のすがた①
風のすがた②
風のすがた③
風に吹きさらされる厳しい場所ですが、道標のポップな書体がなごませてくれます。
石のたくましさよ①
石のたくましさよ②
前回、剣ヶ峰に登頂した時よりは雲も薄く、空と稜線の境目が明確です。
乗鞍岳を背景にピッケルの記念撮影
ピッケルについてはこちらでブログ投稿しています。
この日の雪のコンディションは、
表面は凍っているものの、その下の雪は柔らかい状態で、
スノーシューを履いていても踏み抜いてしまい大変でした。
表面の雪質はこんな感じ。
リフトが動きだし、沢山のバックカントリーの方が登っていく傍らで雪上クッキング。
バーナーなどについてはこちらでブログ投稿しています
乗鞍岳からの下山時に滑落事故が多発しています。
今年の乗鞍岳ではバックカントリーの方が雪崩で亡くなりました。(登山ルート外の斜面)
ご冥福をお祈りするばかりです。
鉢盛山と小鉢盛山がどっちがどっちだかいつもわからなくなってしまいます。
左が鉢盛山であることを確認。(写真のボードはリフトの終点にあります。)
にぎわう三本滝レストハウス
例年であれば、天井から地面まで届きそうなつららができているのですが。
今季も、青空を背景にした乗鞍岳を見れるまでは登り続けようと思います。
『冬の乗鞍岳登山(剣ヶ峰)のポイント』について、こちらでブログ投稿をしています。
乗鞍岳登山から直行できる温泉『休暇村乗鞍高原』
休暇村乗鞍高原の楽天トラベルなどです↓
ゲレンデ、駐車場に隣接、日帰り入浴可です。
乗鞍岳が掲載された『山と高原地図』
※夏の登山ルートと冬の登山ルートは異なります。『山と高原地図』には冬ルートは明記されていません。
『冬の乗鞍岳登山について書いた記事』を、こちらで一覧にしています。
『冬山登山のノウハウ【北アルプス3000m級の雪山登山の経験から】』を、こちらでブログ投稿しています。
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