冬の乗鞍岳登山で剣ヶ峰登頂(2019年1月22日)

冬の乗鞍岳登山も2019-2020シーズンだけで既に4回目。

雪不足で営業開始が遅れていたMt.乗鞍スノーリゾートにも充分な積雪。

圧雪されて歩きやすくなったゲレンデをさくさくと進む。

カモシカコースのゲレンデトップからツアーコース終点までは軽いラッセル。

前回、前々回の乗鞍岳登山でラッセル地獄を味わっているので、足の筋肉にラッセル耐性ができていた。

ツアーコース終点に着いてもまだ暗かった。

月明かりも無く、頼りになるのはヘッドライトの灯りと、所々に残るかすかなトレース。

自分のトレースすら消されてしまう風が吹いていた。

視界が無いと危険なツアーコース終点から先には星が瞬いていたので、歩を進めた。

トイレ小屋から肩の小屋までは広大な吹き溜まりのような場所なので、雪に沈む登り斜面を風に吹かれながら登った。

肩の小屋への登りでヘッドライトが不要な明るさとなった。

肩の小屋からはいつも通り朝日岳への斜面を登ることに。

まだ太陽が昇っていないため気温が低かった。

低温の中を冷たい風に吹きさらされながら登った。

稜線に出ても、太陽は雲に遮られ気温は低かった。

冷たい風に吹きさらされながら歩いた稜線は、これまでの乗鞍岳登山で最もハードだったように思う。

視界こそあったものの、太陽の暖かさが届かない中で冷たい風に吹きさらされハードな乗鞍岳登山だった。

冬の乗鞍岳に登るためのポイントはこちらで投稿しています。
 
 
 
 
午前3時台から休暇村乗鞍高原をスタートするのが定番となりました。
 

 
 
 
 
三本滝レストハウスの前でスノーシューを履くのも定番です。
 

 
スノーシューについてはこちらでブログ投稿しています。
 
 
 
前回は降雪直後で非圧雪のゲレンデをラッセルしながら登りましたが、今回は圧雪がされたゲレンデをサクサク登ることができました。
 

 
 
 
 
ツアーコースのナンバリングにタッチ。
 

 
 
 
 
ツアーコース終点からトイレ小屋までは暗闇の大雪原をヘッドライトの灯りを頼りに歩きました。
月明かりも無く、所々、かすかに残るトレースを頼りに、なんとかトイレ小屋までたどり着くことができました。大雪原は風が強い場所なので、トレースは消されてしまいます。
 

 
 
 
 
トイレ小屋~肩の小屋でやっと東の空が朝焼けてきました。
 

 
 
 
 
青空を背景にした乗鞍岳を見れそうだと思っていましたが・・・。
 

 
 
 
 
朝日に染まるシュカブラ
 

 
 
 
 
剣ヶ峰の道標には過去最大のエビのシッポが。
 

 
 
 
 

 

 
 
 
 
本格的にピッケルを使うのは11月の大天井岳登山のとき以来です。
 

 
ピッケルについてはこちらでブログ投稿しています。
 
 
 
肩の小屋からはいつもどおり朝日岳の斜面を登りました。
まだ日の出を迎えておらず気温が低く、殺人的に冷たい風に吹きさらされ、写真を撮る余裕がありませんでした・・・。
 

 
朝日岳のピークを巻いた斜面の向こうに乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰。
 
 
 
この日の登山で一番綺麗に撮ることができたと思う写真。
乗鞍岳の稜線から撮った白山
 

 
 
 
 
冬の御嶽山
 

 
冬の御嶽山登山についてはこちらでブログ投稿しています。
 
 
 
乗鞍岳の稜線でも、相変わらずの冷たい風に吹きさらされる厳しい登山でした。
 

 
 
 
 
乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰に到着
 

 
 
 
 
鳥居のエビのシッポは氷と化していました。
 

 
 
 
 

 

 
 
 
 

 

 
 
 
 
乗鞍岳稜線からの槍ヶ岳・穂高岳方面
 

 
 
 
 
槍穂高にズーム。左に槍ヶ岳、真ん中が奥穂高岳、右が前穂高岳。
 

 
 
 
 
コロナ観測所の向こうに笠ヶ岳(真ん中)
 

 
 
 
 
乗鞍岳では下山時の滑落事故が多発しているようです。斜面が凍っており、事故が多いことも納得です。少し登り返してでも、凍っていない場所を選び、注意深く下山しました。
 

 
 
 
 
乗鞍岳の稜線を振り返る
 

 
 
 
 
シュカブラの斜面。太陽が雲に遮られ太陽パワーが届きません。
 

 
 
 
 
太陽の恩恵が受けれない中で吹きさらされる厳しさ。
 

 
 
 
 
日の出前は青空が期待できる雰囲気でしたが、フタを開けてみれば怪しい空模様に。
 

 
 
 
 
白い背景に白いエビのシッポ。写真映えしません・・・。
 

 
肩の小屋周辺を散策しようかと思っていましたが、低温の吹きさらしで、とてもそんなことができるコンディションではありませんでした。
 
 
 
冬の肩の小屋一帯は風の通り道になっています。
 

 
 
 
 
石垣には氷が張りついています。
 

 
 
 
 

 

 
 
 
 
砂利にも氷が張りついています。
 

 
 
 
 
曇り空を背景に写真映えしない乗鞍岳・・・。右から朝日岳、蚕玉岳、剣ヶ峰
 

 
 
 
 
氷をまとった石
 

 
 
 
 
トイレ小屋
 

 
 
 
 
初めて冬に拝むことができました。
 

 
 
 
 
乗鞍岳①
 

 
 
 
 
乗鞍岳②
 

 
 
 
 
中央アルプス
 

 
 
 
 
乗鞍岳③
 

 
 
 
 
登頂してきた乗鞍岳を眺めながらのカップヌードル
 

 
登山中に食べたカップヌードルのアルバムはこちら
 
 
 
雪原を歩いている時は、「視界が無くなったら・・・」と常に緊張感がありますが、ツアーコースまで戻ればとりあえず安心です。
 

 
下山をしていると、ツアーコース終点をちょうど登り切ってきた登山者と遭遇しました。日の出前の暗い時間帯から、広大な冬の乗鞍岳を半径数キロに渡り独り占めしていたことになります。
 
 
 
ツアーコースから振り返る乗鞍岳。
 

 
 
 
 
いつもどおりの冬山テン泊装備での日帰り登山です。
 

 
 
 
 
ボトルの水が凍るのは雪山登山の風物詩
 

 
 
 
 
タクティカルペンで氷を砕いて、
 

 
タクティカルペンについては熊対策のブログ投稿で紹介しています。
 
 
 
キンキンに冷えた水を飲みます。
 

 
キンキンに冷えた水ではありますが、体温を上げる効果があると信じています。雪山でも水分補給が重要であることは間違いありません。
 
 
 
2019-2020の雪山シーズン初の雪上クッキング。カップヌードルが主食でサッポロ一番がおやつです。
 

 
調理器具についてはこちらでブログ投稿しています。
 
 
 
雪上クッキングと言ってもお湯を沸かしてサッポロ一番とうづらのたまごを投入するだけですが・・・。
 

 
 
 
 
残念ながら、サッポロ一番とうづらのたまごは相性イマイチでした・・・。
 

 
 
 
 
帰りの三本滝レストハウス。今シーズン4回目の乗鞍岳登山で初めて営業しているところを見ることができました。暖冬で少し遅れたスキーシーズンの到来にひと安心です。
 

 
 
 
太陽が雲に遮られ、これまでの冬の乗鞍岳剣ヶ峰登山の中でも最もハードな登山でした。
 
年に一度は青空を背景にした乗鞍岳をなんとしても眺めたいので、今季の乗鞍岳登山はまだまだ続きそうです。
 
 
 
冬の乗鞍岳に登るためのポイントはこちらで投稿しています。
 
 
 
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