冬の乗鞍岳

冬の乗鞍岳登山2019(2回目)

 
 
 
 
 
冬のホームマウンテンである乗鞍岳へ。
 
午前3時30分の地吹雪の中、登山開始。
 
今季2回目の冬の乗鞍岳登山。
 
10日程前の前回登山では、この時期としては珍しくゲレンデに雪が無かったため三本滝レストハウスまで登ったところで撤退。
 
この日は月明かりの無い暗い夜だった。
 
星空が広がっていたが、月あかりが無い割にはあまり星が見えず。
 
慣れているはずの乗鞍岳の冬ルートだが、ヘッドライトの灯りだけでは不安になるレベルの暗さだった。
 
カモシカリフトのゲレンデは圧雪がされておらず、きついきつい登りのラッセルだった。
 
最終リフト~ツアーコースもきついきついラッセル。
 
ツアーコース終点まで行ったところで視界不良とラッセル地獄で消耗したため撤退。
 
下山をしていると剣ヶ峰の雲が晴れ、その姿を目にすることができた。
 
最初から晴れていたとしても、ラッセル地獄のため日帰りでの剣ヶ峰ピストンは困難だったと思われる。
 
体は雪山仕様になっておらず、左右両方の股関節に痛みが出た。
 
何とか駐車場まで下山ができたが、剣ヶ峰まで行っていたとしたら恐らく痛みで歩けなくなっていたのでは・・・。
 
 
夏山と冬山での足にかかる負担の違いを実感。
 
よくよく考えると、トレランシューズで登山をしている夏山に比べて、冬山では数倍の負荷が足にかかっていることに気が付く。(冬山のザックの重量も冬山に比べて約2倍)
 
 
夏山と冬山で足にかかる負荷の違いについて考えたブログ投稿はこちら
 
 
 
 
午前3時30分。地吹雪の休暇村乗鞍高原駐車場。
この地吹雪の中に出ていくメンタルがあれば、何だってできる気がする。
 

 
 
 
 
Mt.乗鞍のゲレンデではスノーマシーンが稼働中。
人工雪が必要ないだけの十分な積雪があるように思えますが。
 

 
 
 
 
ゲレンデトップに到着。
圧雪がされていない上級者向けゲレンデは登るのに非常に骨が折れます。
 

 
 
 
 
この日は月明かりの無い暗い夜でした。月明かりが無い割には星はあまり見えず。
歩きなれた冬の乗鞍岳ですが、ヘッドライトの灯りだけでは不安になるレベルの暗さでした。
ツアーコースのナンバリングを目視することができてひと安心です。
 

 
 
 
 
上級者向けゲレンデから先はずっとラッセル地獄。
少し傾斜があるだけで、ラッセルの負荷が激増します。
 

 
 
 
 
足がまだ夏山仕様からラッセル仕様になっていなかったので、股関節に痛みが出てしまいました。足を引き上げる時に股関節に力がかかるのだと思います。昨年も、シーズン初ラッセルの時には股関節に痛みが出ました。同じ乗鞍岳で。
 

 
 
 
 
夕暮れを思わせるような、
 

 
 
 
 
日の出直後の空の色でした。
 

 
 
 
 
少し進むだけでもとてつもなくきついラッセル地獄。ラッセル地獄の先には視界不良の吹きさらしゾーンが待ち構えています。
 

 
 
 
 
ツアーコース終点から20~30分すすんだところで戻ることにしました。風でトレースが消されないうち。ツアーコース終点の看板は、まだ設置されていないようでした。
 

 
 
 
 
薄い雲の向こうに見える太陽は、そのエネルギーをツアーコースまでは届けてくれませんでした。
 

 
 
 
 
股関節の痛みに耐えながら一歩一歩もどりました。もう少しで切り札のトレッキングポールを使うレベルの痛みでした。考えてみたら、もう4~5年はトレッキングポールを使っていません。
 

 
 
 
 
晴れそうな雰囲気でしたが、晴れたとしても股関節の痛みで剣ヶ峰アタックは無理でした。降雪直後のラッセルだったので、どちらにしてもこの日のコンディションでは日帰りで剣ヶ峰に登るのは無理だったと思います。
 

 
 
 
 
雪不足だった乗鞍高原にも、十分にラッセル地獄を満喫できるだけの雪が降りました。
 

 
 
 
 
往路で苦労してつけてきたトレースも、帰りには一部、風で消されてしまっていました。
 

 
 
 
 
風紋①
 

 
 
 
 
風紋②
 

 
 
 
 
風紋③ 日本庭園の枯山水のようです。
 

 
 
 
 
モンスターというには少しひょろひょろなスノーモンスター。
 

 
 
 
 
平地は暖冬ですが、冬を実感します。
 

 
 
 
 
氷に覆われた木
 

 
 
 
 
スノーモンスターの大群①
 

 
 
 
 
スノーモンスターの大群②
 

 
 
 
 
スノーモンスターの大群③
 

 
 
 
 
Mt.乗鞍スノーリゾートのゲレンデトップ。(12/28時点ではトップゲレンデへのリフトは稼働しておらず。)
スノーモンスターを眺めんがらのカップヌードル。
 

 
登山中に食べたカップヌードルのアルバムはこちら
 
 
 
雪山のビバークに最適だと思うクロスオーバードームの設営訓練。
 

 
 
クロスオーバードームが最適だと思う理由はこちらでブログ投稿しています。
 
 
 
肩に食い込む雪山ザック。
いつもは外付けしていることが多いスノーシューが足にあるだけまだ軽い。
 

 
 
 
 
ゲレンデの向こうに鉢盛山(たぶん左側)
 

 
灼熱の鉢盛山登山マラソン(8月開催)が思い出されます。
 
鉢盛山登山マラソンについてのブログ投稿はこちら
 
 
 
 
まだリフトが動いていないゲレンデにも沢山のシュプールが。
 

 
 
 
 
雲が晴れ、乗鞍岳(右)が姿を現しました。
 

 
 
 
 
スタッドレスタイヤを新調したので運転も安心でした。
溝がだいぶ減っていたので前のシーズンは空転しまくりのスタッドレスタイヤでした・・・。
 

 
 
登山口駐車場などで車が雪でスタックしてしまったときの自力での脱出方法
 
 
 
帰りに「善五郎の滝」駐車場から撮影した乗鞍岳
 

 
 
はるけき剣ヶ峰の頂。今シーズンもたどり着かねば。
 
 
 
冬の乗鞍岳最高峰剣ヶ峰に登るためのポイントはこちら
 
 
 
登山のノウハウなどについて過去に投稿した記事の一覧はこちら
 
 
 
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