前週も乗鞍岳登山をするも、バックカントリーツアーコースから先はホワイトアウトのため剣ヶ峰アタックは断念。
この日は車を運転している段階から暗闇の中でも剣ヶ峰を目にすることができました。
ツアーコース終点から先、剣ヶ峰アタックをできることを確信。
午前3時50分に休暇村乗鞍高原を出発。
いつもどおり三本滝レストハウスに差し掛かったところでスノーシューを装着。
カモシカゲレンデのきつい斜面をスノーシューの爪で登ります。
スノーシューについては、こちらでブログ投稿をしています。
月と乗鞍岳。右から朝日岳、蚕玉岳、剣ヶ峰(乗鞍岳最高峰)
ツアーコースの終点から先の大雪原で日の出を迎えました。
鉢盛山の向こうの八ヶ岳の上に太陽が昇ってきました。
肩の小屋の剣ヶ峰口に到着し、「めっちゃ熱いカイロ!マグマ」を投入。
マグマは、本当にめっちゃ熱いカイロで雪上テント泊では大活躍してくれます。
トイレ小屋~肩の小屋~剣ヶ峰は殺人的に冷たい風に吹きさらされます。そんな厳しい条件だからこそ絶景を目にすることができると思うのですが、写真を撮る指は感覚が無くなります・・・。(写真を撮るときはインナーグローブだけになるので。)
指の感覚を戻すためにマグマが活躍してくれるのでは?と思いつき試してみましたが、結果的には指の感覚を戻すためには活躍してくれませんでした。でもマグマは、本当に普通のカイロに比べると温かいカイロです。
めっちゃ熱いカイロ!マグマ
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この日の乗鞍岳登山では初めて本格的雪山で雷鳥に遭遇することができました。
雷鳥は、殺人的な風に吹きさらされる厳しい場所で、氷に覆われたハイマツをついばんでいました。
雷鳥と乗鞍岳(朝日岳)
雷鳥達は冬は風を避けれるところで暮らしているのかなと思っていましたが、思いっきり風の直撃を受けるところでも暮らしているようでそのたくましさに驚かされました。
本当に指が凍ってくるような感覚になりましたが、頑張って貴重な冬の雷鳥を撮影しました。
この日の乗鞍岳は凍りに覆われておりました。
シュカブラも凍っていました。(凍ったシュカブラの上を歩きました。)
写真をおさめられているということはまだ余裕があるということで、本当に危険だった急斜面の凍結ヶ所は写真におさめられておりません。
雪に覆われた槍穂高。(乗鞍岳稜線から撮影。)
左に槍ヶ岳、中央に奥穂高岳、右に前穂高岳。奥穂と前穂を結ぶ稜線が吊尾根。
笠ヶ岳
朝日岳の左に白山(朝日岳~蚕玉岳の稜線から撮影)
白山にズーム
肩の小屋・摩利支天の向こうに笠ヶ岳と槍穂高
剣ヶ峰付近から撮影した笠ヶ岳と槍穂高
剣ヶ峰での自撮り
剣ヶ峰での自撮り(ザックありバージョン)
山頂標からは裏側の祠。
素晴らしき冬の槍穂高
剣ヶ峰で撮ってもらった写真1
剣ヶ峰で撮ってもらった写真2
ピッケルについてはこちらでブログ投稿しています。
冬の乗鞍岳の稜線にしては珍しくそれほど風が無かったのでカップヌードルを食べることができました。
剣ヶ峰山頂標と御嶽山をバックにカップヌードル写真。
槍穂高をバックにしたカップヌードル写真
登山中に食べたカップヌードルのアルバムはこちら
剣ヶ峰山頂から左奥に八ヶ岳、中央奥に南アルプス。
乗鞍からは角度的に富士山を眺めることはできません。
槍穂高
氷に覆われる乗鞍本宮
エビのシッポが氷の塊と化して鳥居についていました。
剣ヶ峰を後にします。
蚕玉岳付近から剣ヶ峰を撮影。
冬の乗鞍岳斜面のシュカブラ1
冬の乗鞍岳斜面のシュカブラ2
冬の乗鞍岳斜面のシュカブラ3
肩の小屋まで下山してくると緊張の糸も少しほぐれます。
登ってきた剣ヶ峰(左)を振り返ります。
大雪原の向こうに剣ヶ峰
剣ヶ峰と高天ヶ原(左)1
剣ヶ峰と高天ヶ原(左)2
バックカントリーツアーコース終点付近まで戻りミネストローネをクッキング
ウインナーとレタス入りのミネストローネをおいしくいただきました。
僕が使っている調理グッズは、こちらでご紹介しています。
ツアーコース終点付近に作られていたシェルター。
凍った雪を掘りだし、これだけのシェルターを作れるのは相当な強者です。
ツアーコースは全体的にアイスバーン状態でした。
スキーヤーやスノーボーダーが気持ち良さそうに滑るMt乗鞍スノーリゾートのゲレンデを、
いつもどおり自分の足でせっせっと下山。
にぎわう三本滝レストハウス
ゲレンデから振り返ると、とても遠く、とても高い剣ヶ峰
初めて、冬山ワンシーズンで2回、剣ヶ峰に登頂することができました。
『冬の乗鞍岳登山(剣ヶ峰)のポイント』について、こちらでブログ投稿をしています。
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ゲレンデ、駐車場に隣接、日帰り入浴可です。
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※夏の登山ルートと冬の登山ルートは異なります。『山と高原地図』には冬ルートは明記されていません。
『冬の乗鞍岳登山について書いた記事』を、こちらで一覧にしています。
『冬山登山のノウハウ【北アルプス3000m級の雪山登山の経験から】』を、こちらでブログ投稿しています。
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