松本市の山男です。
今回は、『ソロ登山では自主独立を体現できます!』ということで山トークをしていきます。
自主独立
自主独立は、歴史に名を残している著名人にも大切にされた言葉であり、僕も個人的に好きな言葉です。
厳密には、自主独立は四文字熟語ということになります。
そして、この自主独立と言う言葉は、ソロ登山にこそピッタリな言葉だと思います。
ソロ登山では自主独立を体現できます!
自主独立とは
『他者からの保護や干渉を受けることなく、自分の責任で物事を行うこと、また、その精神』を意味します。
Panasonicを一代で築き上げ、経営の神様ともいわれる松下幸之助は、自主独立の精神を重視していたと言われています。
ソロ登山では自主独立を体現できます!
自主独立の類語
自主独立の類語に、独立自尊(どくりつじそん)という四字熟語があります。
独立自尊の意味は、『人に頼らずに自分の力だけで事を行い、自己の人格や尊厳を保つこと』を意味します。
独立自尊は、福沢諭吉により創設された慶應義塾大学の基本精神となっています。
そして、福沢諭吉自身が独立自尊を身をもって体現する人だったと言われています。
独立自尊にあり、自主独立に無い要素としては、独立自尊には自らの尊厳を保つという意味合いがあるという点です。
自主独立は、『自分の力で物事を行う』ということに特化した四文字熟語だということだと思います。
ソロ登山では自主独立を体現できます!
ソロ登山における自主独立
自主独立:他者からの保護や干渉を受けることなく、自分の責任で物事を行うこと、また、その精神。
自主独立と言う言葉が、ソロ登山にこそピッタリな言葉だと思うのは以下の理由からです。
自分で決める
どの山に登るか?
どの登山ルートで登るか?
その時の気象状況などを見て、本当に登るのか、中止とするのか?
以上のようなことを、自分で調べ、自分で判断することになります。
また、登山中の様々な確認、判断も自分ですることになります。
登山中のペース配分、登山ルートを外れていないかの確認、などなど、全てを自分で確認し、自分で決める必要が有ります。
自分で責任をとる
ソロ登山では、自分の身の安全は、自分で責任をもって確保することになります。
これは、複数人での登山でも基本的には同様ではあります。
ただ、ソロ登山では自分の身の安全には、完全に自分で責任をもつことになります。
複数人での登山であれば、難所を通過する際などに同行者に身の置き方・身のこなしのアドバイスをもらうことができます。
しかし、ソロ登山では、自分で岩場・鎖場での身の置き方・身のこなしを考える必要が有ります。
複数人の登山では、万が一、自分が滑落やケガをしたときも、同行者に助けを求めることができます。
しかし、ソロ登山では、通りがかりの人に助けを求めることになります。
さらに言えば、通りがかりの人がいない可能性もあります。
人の目に触れないところに滑落し、ケガなどにより声を出すことができないという最悪のケースになる可能性もあります。
なので、ソロ登山では、基本的には他人頼みの救助要請はできないという前提のもと、登山をする必要が有ります。
ソロ登山では、自分の身の安全は自分で責任をもつという心構えが必要です。
遭難対策をするというのも、ソロ登山における自主独立のひとつの要素です。
ココヘリでの遭難対策について、こちらでブログ投稿をしています。
まとめ
以上、『ソロ登山では自主独立を体現できます!』ということで山トークをしてきました。
ソロ登山は、他人に頼ることが前提とはなっていない登山スタイルです。
自分で決め、自分の力で実行し、自分で責任をとるのがソロ登山です。
そして、自分で決め、自分の力で実行し、自分で責任をとるというのは、まさに自主独立の精神そのものです。
ソロ登山マスター(自称)の僕は、登山で自主独立を体現してきた自負があります。
しかし、日常生活や、仕事で自主独立ができているかというと・・・w
逆に言えば、日常生活や仕事で自主独立ができていないから、登山において自主独立をして、自主独立を味わいたいということなのかもしれません。
それでは、また、次の山トークでお会いしましょう!
『ソロ登山のノウハウ【ソロ登山マスター直伝】』をこちらでブログ投稿しています。
『日帰り登山のノウハウ』をこちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』をこちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
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