毎年、欠かさずに訪れている冬の善五郎の滝に行ってきました。
会社のスポット業務の外仕事で風邪をひいてしまい・・・。
いつもであれば乗鞍岳登山と抱き合わせて善五郎の滝を訪れることが多いのですが、
この日は善五郎の滝のみのリハビリトレッキングでした。
ちなみに、職場の外仕事には厳冬期雪山装備以上の防寒対策で臨みましたが、
それでも風邪をひいてしまいました。
運動量が無い状態で冷たい風に吹かれ続けることが、
いかに体によろしくないことなのかを実感した次第です・・・。
来年も外に割り振られそうな予感が・・・。
この冬になって立派な看板がつけられました。
善五郎の滝の駐車場と入口が格段にわかりやすくなりました。
ここから車で5分も登れば、休暇村乗鞍高原となります。
休暇村乗鞍高原は、我が冬のホームマウンテンの乗鞍岳登山のスタート地点です。
善五郎の滝に行くまでのトレッキングコースは、
軽アイゼンはあった方が良いと思います。
スノーシューを持っている方はスノーシュートレッキングを楽しめるコースです。
雪のコンディションによってはスノーシューなしでも全く問題なく行ける時もありますが、
基本的にはスノーシューがあった方が良いかなと思います。
(なくても頑張れば行けるレベルです。)
道中の看板も色々と新しくなりました。
本当にカケスは「ジェーイ」と鳴くのでしょうか。
野鳥がわかれば登山の楽しみも広がると思いますが、
普通のカメラでは鳥を写真におさめることがほぼ無理なので、
登山後の図鑑との照合もできず僕にとっては鳥を覚えるのは難易度が高すぎです。
毎年出現する巨大な雪見大福。
冬の善五郎の滝を訪れると必ず雪見大福を食べたくなります。
登山道脇の川。(善五郎の滝から続いています。)
かつては落下事故もあったようで油断は禁物です。
この時期に落下したら確実に命が危険にさらされます。
駐車場から15分ほどで、凍りついた善五郎の滝に到着。
表面は全て凍っていましたが、
氷の内側では勢いよく水が流れています。
時折、内側から「ガコン!!」という大きな音がしていました。
何の音なのかはよくわかりませんが、自然のパワーに恐怖を覚えます。
上の写真の右端をズーム。
同じく右端の氷。
滝の本流ではありませんが、立派な氷の塊となっています。
善五郎の滝の本流。右側には大きな亀裂が入っています。
見に来る時期によっては天然のシャンデリアのように氷が育っていることもありますが、
今回はこんな感じでした。
氷瀑を裏側から見るとガリガリ君のような色をしています。
本流の亀裂を横から撮影。
左側のクラゲのような凍り方をしている部分が、
近くで見ると見応えがあるのですが、滝壺に亀裂が入っていたので近づくのは止めておきました。
滝の氷が大きく崩れてくるのではないだろうか?とか、
自分が立っている滝壺の氷が大きく崩れるのではないだろうか?など、
僕の性格的に悲観的な想像をしてしまいます。
クラゲに近づくには足場に亀裂が入っておりました。
去年は本流の右側がクラゲになっていたので危険なく近づくことができました。
とりあえずピッケルで遊びます。
長野県警?の山岳救助隊もアイスクライミング訓練をしていたので、
善五郎の滝はアイスクライミングスポットと言ってもよいと思います。
つららもそれほど育っていません。
(大きく育ったのが既に落ちた後なのかもしれません。)
氷瀑をズーム。
良く見ると非常に複雑な凍り方をしています。
何度見ても見応えのある氷瀑です。
展望台には先客の残した雪だるまが。(恐らく数日前にやってきた先客。)
駐車場から見て、展望台の方が滝壺より近い場所にあります。
いつも見ますが、いつも忘れてしまう善五郎の滝のいわれ。
善五郎さんが滝壺で釣りをしていた際、
かかった巨大なイワナに滝壺に引き込まれそうになり、
そのことを、帰ってから大騒ぎしたことがきっかけで善五郎の滝と呼ばれるようになったそうです。
展望台から見る善五郎の滝
右端に善五郎の滝
展望台から見ても、何とも言えぬ冬の荘厳さを感じました。
看板が新しくなって文字がはっきりと読めるようになったので、
今まで読み方に確信が持てなかった牛留池ですが、
「うしどめいけ」と読むことがわかってスッキリとしました。
今年も氷瀑と化した善五郎の滝を見ることができ良かったです。
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