松本市の山男です。
今回は、『登山道でのすれ違いで思うこと』について山トークをしていきます。
全ての登山者が、安全に、気持ち良く登山ができればなと思っての山トークとなります。
※僕の登山ブログをお読みいただく上でのご注意 → こちらからお読みください。
登山道でのすれ違いで思うこと①
すれ違いでの危険行為について
◇こちらは登りで、相手は下りの時
(1)ペースを落とすことなくハイペースで下山していく登山者が時々います。
(2)走りながら下山していくトレイルランナー(登山者)が時々います。
両者ともに、『すれ違うとき、自分は確実に、登ってくる登山者を避けれるコース取りをしている。』というつもりなんだと思います。
しかし、本当にそんなコース取りができるでしょうか?
登ってくる登山者が、予想外の動きをする可能性があります。
何らかの理由で、自分がバランスを崩してしまう可能性があります。
結果、正面衝突をしてしまい、登ってくる登山者を転倒・滑落させてしまう可能性があります。
また、ペースを落とさずにすれ違うと、石を勢いよく蹴飛ばしてしまい、登ってくる登山者に当ててしまう可能性があります。
落石を起こし、登ってくる登山者に当ててしまう可能性もあります。
すれ違い時に、『ペースを落とさずハイペースで下山すること』と、『走りながら下山すること』は、事故につながる危険行為です。
そして、自分が加害者になる可能性がある行為です。
相手に致命的なケガをさせてしまいかねません。(場合によっては、相手の命に関わる行為です。)
このことは、すべての登山者、すべてのトレイルランナーが認識すべきことです。
理想としては、登山道ですれ違う時は、下山していく側が止まり、登ってくる登山者に登山道をゆずるということだと思います。※ケースバイケースです。
登山道でのすれ違いで思うこと②
すれ違い時のあいさつについて
◇こちらが下りで、相手が登りの時
時々、こちらが足を止めて道をゆずったのに、お礼も、あいさつもせずに登っていく登山者、トレイルランナーがいます。
別に、自分に危害が加わるわけでもないですし、そういう人なんだな~と思ってスルーするので良いのですが・・・。
登山者としてというよりも、社会通念上、どうなのかな~と感じてます。
まとめ
以上、『登山道でのすれ違いで思うこと』について、山トークをしてきました。
①すれ違いでの危険行為について
②すれ違い時のあいさつについて
①、②ともに、この記事でお話しした行いをしている人には、なにかしらの理由があるのかもしれません。
また、ひょっとすると、僕以外の登山者にはしておらず、僕に対してのみ、この記事でお話しした行いをしているのかもしれません。
別に、危険行為をする登山者、あいさつをしない登山者を、僕が全て正そうというつもりはありません。
ただ、悪気なく、この記事でお話しをした行いをしているのであれば、少なくとも①については、危険行為であるということを認識してもらえたらなと思います。
ちなみに、自分の子供には、以下のように登山教育をします。
◇自分が下山している時
・すれ違いをする時はペースを落とす。基本的には、登ってくる登山者に対し、足を止めて道をゆずる。※ケースバイケース
・走ったままのすれ違いは絶対にしない。
◇自分が登っている時
・登山道をゆずってもらったらお礼をする。
自分の子供が上記から外れたことをしていたら正します。
全ての登山者が、安全に、気持ちよく登山ができることを願ってます。
それではまた、次の山トークでお会いしましょう!
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