初めて丹沢の地図を眺めたときから意識をしていた大倉から檜洞丸(ひのきぼらまる)の日帰りピストン。
ホームマウンテンの北アルプスの雪解けを待つ3月下旬から4月下旬に毎年登る丹沢は、天気に恵まれなかったり残雪があったりで、檜洞丸を目標にしながらも毎回毎回、蛭ヶ岳までのピストンとなっていました。
平成最後の登山となった丹沢登山は、満を持してゴールデンウィークに登山前後泊を組み込んで臨みました。
大倉でいつも迎え入れてくれる、丹沢クリステル&キャサリンの姉妹はお化粧直し中ということで不在でした。
満を持して臨んだ大倉からの檜洞丸日帰りピストン登山でしたが、約1ヶ月前と同様にまたしても季節外れの雪となりました・・・。
午前3時に大倉を出発し、ちょうど朝日が昇るタイミングで塔ノ岳にたどり着きました。
尊仏ヒュッテに宿泊された登山者がご来光を拝んでいました。
独り占めができなかった塔ノ岳山頂では他の登山者が映り込まないショットはこれが限界でした。
朝日を浴びる塔ノ岳の山頂標と富士山。
雪と氷の登山道でこそありましたが、1ヶ月前に比べると気温は高く、夏山装備でも体力の消耗はそれほどありませんでした。(チェーンスパイク、ピッケル、厳冬期用ダウンを携行)
丹沢山の山頂標と富士山
雪化粧をした丹沢稜線
稜線の笹は雪に覆われていました。
太平洋には大島(写真中央)と右側の島々まで見ることができました。
江ノ島(写真中央)もくっきりと見ることができました。
前回に続き、雪化粧をした富士山を眺めながらの丹沢の稜線歩きです。
富士山と蛭ヶ岳
雪化粧した蛭ヶ岳を主役に撮影
雪に覆われた鬼ヶ岩を振り返る。
大島をはじめとした島々がこんなにくっきりと見えるのは本当に珍しいのではないかなと思います。
蛭ヶ岳山荘に到着
相模湖と右上にかすかに東京スカイツリー
雪だるまの乗った蛭ヶ岳の山頂標と富士山
富士山の右側には南アルプスの山々を見渡すことができました。
目的の地である檜洞丸の向こうに富士山と南アルプス
氷に覆われながらも咲き誇る花
臼ヶ岳方向からの蛭ヶ岳。復路で登り返さねばなりません。
昨年に、この場所(臼ヶ岳)までは来たことがありました。
臼ヶ岳から見る檜洞丸。それほど苦労なくたどり着くことができると思っていましたが・・・。
登山の前々日に職場の呑み会で朝方まで飲んでしまい・・・。正直、コンディションは万全ではありませんでした。そんな状態で、臼ヶ岳~檜洞丸の予想以上のアップダウンの洗礼を受け。復路での塔ノ岳までのアップダウンを思うととても気が重かったです・・・。
いつも蛭ヶ岳から遠く眺めていた青ヶ岳山荘に到着
青ヶ岳山荘からは5分ほどで檜洞丸山頂に到着。
トレランスタイルではなくいつもどおりの登山スタイルです。
蛭ヶ岳から予想以上に長く厳しい道のりでした。
正直、展望はそれほどよろしくない檜洞丸でしたが、
遠く乗鞍岳や槍穂高を眺めることができました。
祈安全登山の標
この日は本当は登山をしている場合では無かったのかもしれません。安全登山とは全く関係の無い祈りがを檜洞丸で捧げ、祈りは届きました。
檜洞丸はブナの木々が素晴らしいようです。
戻らねばならぬアップダウンの道のり
大倉~蛭ヶ岳に比べると格段に登山者が少なく、静かな山登りを満喫することができる蛭ヶ岳~檜洞丸です。
1ヶ所、ハシゴがありました。
神ノ川乗越
蛭ヶ岳への激坂の登り返しが待ち受けています。
丹沢山から塔ノ岳の稜線
毒があると言われるアセビでしょうか。
蛭ヶ岳への戻りの鎖場
蛭ヶ岳にハクサンコザクラ?
富士山と南アルプス
「登りと降りが連続します」を身をもって実感いたしました。
いつもは貸し切り状態の蛭ヶ岳も、ゴールデンウィークとあってか大賑わいでした。
往路は雪と氷に覆われていた登山道は帰りにはドロドロの登山道に。もちろん、汚れなど気にせずバシャバシャと歩きます。
富士山と蛭ヶ岳
往路では雪化粧をしていた蛭ヶ岳も復路ではすっかり春の装いに。
青空を背景に画になる蛭ヶ岳です。
富士山
平地も綺麗に見渡すことができました。
不動ノ峰方向を振り返ります。
昨年の夏までにかけて、山でのコーラを飲み過ぎたのか、最近はコーラを受け付けない体になっていました。コンディションがよろしくない中でアップダウン祭りに繰り出して疲れ果てたからか、みやま山荘でコーラをチャージ。みやま山荘は僕の中で丹沢のコーラのチャージポイントです。
久々に山でのコーラパワーを実感しました。ダルダルだった体にシャキリと切れが戻ったように感じました。
空気が霞むことが多い復路の時間帯になってもはっきりと大島を目にすることができました。
花立山荘の旗はおしるこからかき氷に代わっていました。
新緑がまぶしい季節になってきました。
かねてからの目標であった大倉~檜洞丸の日帰りピストンを成し遂げることができ、記憶に残る平成最後の登山となりました。
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