今年だけで4度目の三股からの蝶ヶ岳登山。
蝶ヶ岳登山では毎年、槍穂高の絶景を眺めることができていましたが、今年はタイミングが合っていないせいか、ここまでの3回の登山では槍穂高は雲に覆われがちでした・・・。
午前3時過ぎに三股を出発。
ヘッドライトに照らされる三股ゴジさんこと「ゴジラみたいな木」
2週間前にも蝶ヶ岳に登りましたが、その時に比べて登山道の雪は少なかったです。
太陽が昇る前に蝶ヶ岳山頂に到着。
蝶ヶ岳ヒュッテが営業を終えているため、テント場にはテントがひと張りと冬季小屋に1組が停まっているだけの稜線でした。
誰もいない稜線を歩いていると暗闇の中に雷鳥がたたずんでいました。
(オートフラッシュ設定をオフにし忘れフラッシュでパシャリしてしまいました・・・)
暗闇の中に白い羽毛なのでかなり目立っておりました。
朝焼けと雲海①
安曇野市方面(槍穂高とは逆方向)の雲海が素晴らしかったです。
朝焼けと雲海②
まさに砂浜に波打つ海のようでした。
朝焼けと雲海③
朝焼けと雲海④
朝焼けと雲海⑤
朝焼けと富士山
蝶ヶ岳稜線から拝むご来光です。
今年だけで4回目の蝶ヶ岳ですが、最高のご来光でした。
朝焼けに染まる槍穂高の稜線
雲越しの太陽と朝日に染まる雲が幻想的でした①
雲越しの太陽と朝日に染まる雲が幻想的でした②
蝶ヶ岳山頂付近から眺めた乗鞍岳方面
右端に焼岳、中央手前に霞沢岳、中央左に乗鞍岳、左奥に御嶽山
2週間前に小屋番さん&ツイッター仲間と記念写真を撮った蝶ヶ岳ヒュッテの入口。
胸躍るビール売り場への道は閉ざされておりました。
蝶槍側の入口もしっかりと閉められていました。
蝶ヶ岳ヒュッテの冬季小屋入口
確認はしませんでしたが聞いた話によるとトイレも完備だそうです。
ハイハイをしないと冬季小屋の入口までたどりつけません。それゆえ中を偵察するのは却下。
常念岳(左)の向こうに北信五岳。
蝶ヶ岳山頂で記念写真
この日は蝶ヶ岳~蝶槍を4往復したので、同じようなアングルから撮った写真でも日の当たり方や雲が刻々と変わっているので、微妙に違った写真となっています。
微妙に違う常念岳と雲海①
微妙に違う常念岳と雲海②
微妙に違う常念岳と雲海③
常念岳を背景に自撮り
色鮮やかだった朝焼け色から、
空は青く、雲は白くなりました。
雲の上の人
乗鞍岳、御嶽山方向
穂高連峰にズーム。左から北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳。
中央の灰色の部分は涸沢。右下から左上にザイテングラートへと続く一筋の登山道が見えています。
この日、4回登り降りした蝶槍
槍穂高の圧倒的存在感を前に本当にちっぽけな僕。
富士山と南アルプス
焼岳にズーム
シーズン中は賑わっている蝶ヶ岳ヒュッテのテント場にはひと張りもテントが無くなりました。
今年だけで4度目にして、やっと雲ひとつないといえる槍穂高の稜線を眺めることができました。
快晴とはいえ、携行したペットボトル飲料が凍るほどの低温でした。
風も強く、バラクラバ(目だし帽を)をかぶっていても顔がしもやけになってしまいました・・・。
夜間は確実に極寒となるこの時期の登山は、夏山に比べて格段に神経を使います。
万が一、ケガなどにより身動きが取れなくなり、山中で一夜を明かすことになった場合、非常に厳しい状況を強いられることになります。
大キレットにズーム
穂高連峰と手前に屏風岩
蝶槍から眺める常念岳
行こうと思えば常念岳までいけましたが、10月下旬に三股~蝶ヶ岳~常念岳を日帰りピストンしたのでこの日は止めておきました。やっと快晴の下で眺めることができた槍穂高を稜線からずっと眺めていたいというのもありました。それもあっての蝶ヶ岳山頂~蝶槍の4往復です。本当はこの日は三股~蝶ヶ岳を2往復しようと思っていたのでした。
槍ヶ岳と北アルプス表銀座方面。
何往復目かの蝶槍
ハイマツと槍穂高
蝶槍側から蝶ヶ岳ヒュッテ方向に向かっての稜線
瞑想の丘から蝶ヶ岳ヒュッテ、蝶ヶ岳山頂方面
雲海が小さくなってきました。
乗鞍岳、御嶽山方向
珍しく稜線にカラスが2~3羽ほどいました。
そういえば、猫よりもひと回り大きなウサギが稜線を歩いていました。ウサギは用心深いので写真におさめることができませんでした。
蝶ヶ岳ヒュッテと常念岳
雲に覆われていた平地が姿を現し始めました。
槍ヶ岳にズーム。雪がだいぶ溶けていました。11月も半ばのこの時期にしては珍しいのではないでしょうか。
何度見ても見飽きることのない槍穂高の稜線
今年の夏には新穂高から槍ヶ岳~大キレット~穂高岳山荘~白出沢~新穂高と日帰り周遊しました。
たぶん4往復目の蝶槍から眺めた常念岳
朝は完全に雲海の下だった安曇野市が姿を表しました。
4往復目の蝶槍を後にします。
蝶ヶ岳の山頂標にまた来年のご挨拶。
朝は窓ガラスの1箇所が板張りされていませんでした。
どうやら居残りの小屋番さんがいらっしゃったようです。
稜線を後にするときには板張りがされていました。これにて完全に小屋締めがされたようです。
下山に備えて薄着に変身。名残惜しくも蝶ヶ岳稜線を後にしました。
ゴジラみたいな木にも、また来年のご挨拶。
最後の最後に槍穂高を思う存分に眺めることができた最高の蝶ヶ岳登山となりました。
今年は山頂~蝶槍を4往復しながら眺めた槍穂高でしたが、来年は例年通りビールを呑みながら思う存分、槍穂高を眺めることができれば良いなと思いました。
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