例年、冬に赤岳鉱泉(八ヶ岳)で雪上テント泊をしてビールを呑んだくれますが、
今年は、行ったことがなかった黒百合ヒュッテで雪上テント泊をしてみることにしました。
登山口駐車場には冬季も利用可能なトイレが。
登山の起点となる、
奥蓼科温泉郷の渋御殿湯
ここの受付で駐車場料金(1日1000円)を支払ってから、
宿の方の指示に従って車を停めます。
渋御殿湯までの道は湯みち街道と言うようです。
登山口となる奥蓼科補導所
川が凍っていました。
極寒の中、冷たい水に浮かぶカモ。
羽毛の性能は凄すぎです。
登山口で高見石方向と黒百合平方向が分岐していました。
赤岳鉱泉へと続く登山道のような、なだらかな登りの登山道を想像していましたが、
黒百合ヒュッテへと続く登山道の方が登りがきつかったです。
黒百合ヒュッテまでの道中には唐沢鉱泉への分岐がいくつかありました。
昨年は百名山登山に挑戦していたので歩くことができませんでしたが、
例年、唐沢鉱泉~天狗岳~硫黄岳~横岳~赤岳の日帰りピストンをしております。
前回(2016年)はさらに阿弥陀岳までの、唐沢鉱泉~阿弥陀岳の八ヶ岳縦走日帰りピストンをしました。
今年は唐沢鉱泉~権現岳の日帰りピストンができればいいなと思っています。
樹氷
森林限界あたりまでくると、雲行きが怪しくなってまいりました・・・。
視界が悪く風も強くなってきました・・・。
黒百合ヒュッテのソーラーパネル。
あじのある黒百合ヒュッテの外観とソーラーパネルがなんともミスマッチです。
黒百合ヒュッテに着いたのは8時30分頃でした。
雪上テント泊をする予定でここまでやってきましたが・・・。
様子を見ていると、天狗岳アタックをした登山者はすぐに引き返してきました。
(アウターとザックが凍っていました・・・。)
日中は天狗岳アタックをしたり周辺を散策したりして過ごそうと思っていましたが、
天候からして無理と判断。
また、黒百合ヒュッテは小屋の中に入れさせてもらって、
ひたすらビールを呑み続けるというのができなさそうな雰囲気だったので、
テント泊を却下しました。
朝の9時前から極寒のテントにこもってビールを呑み続けるガッツはありませんでした。
とりあえず、黒百合ヒュッテから10分ほどのところにある中山峠まで行ってみました。
天狗岳から下山してきた登山者に話を聞いてみると、
ホワイトアウトしており危険だったと言われておりました。
その登山者の方はメガネが凍りついておりました・・・。
テント泊を断念して戻ることにしましたが、
この日は片道だけ担げばよいと思っていた重量30kgのザックを、
往復で担ぐこととなりました・・・。
呑んだくれテント泊山行のつもりが、歩荷トレーニングとなりました。
この日は山仲間と自分との2人での山行で、
2人で泊まるテントに加え、仲間のシュラフを僕が背負っていたので重いザックでした。
厳冬期に自分のシュラフと仲間のシュラフの2つを持つ登山者は聞いたことが無いように思います・・・笑
中山峠から黒百合ヒュッテに戻ると、さらに天候が悪化しておりました。
気温マイナス10度以下に、吹き付ける強風・・・。
山頂へと続くトレースも風雪により、消えかけていました。
翌日は晴れる可能性もありましたが、
極寒のテントで、午前9時から翌日の朝までを過ごすだけの気合はなかったので、
やはり下山をすることにしました。
登山口までの道中では沢山の登山者とすれ違いました。
登山口に着くころにはさらに天候が悪化していました。
10時30分に登山口に下山しました。
SNSなどで冬の天狗岳登山の写真をよく見かけるだけあって、
渋御殿湯では沢山の登山者が登る準備をしていました。
(おそらく黒百合ヒュッテ泊をする登山者)
黒百合ヒュッテは大量のビールを購入して呑むことができなそうな雰囲気だったので、
次に来るなら日帰りだなと思いました。
11時前には下山をすることができたので、
西穂高山荘テント泊も検討しましたが、
結局、近場の霧ヶ峰へと向かったのでした。
黒百合ヒュッテへの起点となる渋御殿湯
冬の天狗岳の登山口情報などはこちら
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