登山ルート・ノウハウ紹介」カテゴリーアーカイブ

富士山へ、ゼロからの挑戦
富士山登山ルート3776の日帰りピストン

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ルート3776は静岡県富士市が設定した海抜0メートルから富士山の山頂(日本最高峰富士山剣ヶ峰:標高3776m)を目指す片道の全長約42kmの登山ルートです。駿河湾にタッチしてから日本最高峰の富士山頂を目指す登山なので、独立峰へのピークハントとしては間違いなく日本一の累積標高を誇る登山ルートです。
 
海抜ゼロからの富士山登山の起点となる富士市の富士塚
 
 
このブログ投稿はルート3776への挑戦の準備、プラニングのために記しています。
少なくとも、スタートとなる鈴川の富士塚~富士山頂~下山の6合目までは日帰りをすることを前提に考察をしています。
(挑戦前の投稿であり、予想や想像がふんだんに盛り込まれています。)
 
 
 

富士市によるルート3776の推奨日程

推奨コース1日目

富士塚~大淵エリア(約12.5km)
駿河湾にタッチをした後は、たぶん、街中をひたすら歩くエリア。ふんだんにコンビニがあり、食糧や水分の補給に困らなそう。
 

推奨コース2日目

大淵エリア~表富士グリーンキャンプ場(約15km)
市街地から山岳道路を歩くエリア。最終コンビニ要チェック。コンビニで山中での食料と飲料を補給。
 

推奨コース3日目

表富士グリーンキャンプ場~富士山6合目(約10.8km)
トレッキングコースから登山道を歩くエリア。
 

推奨コース4日目

富士山6合目~日本最高峰富士山剣ヶ峰(3.8km)
完全なる登山道。
 

復路

ガイドマップには特に記載なし。なんとなく、富士宮口5合目からのタクシーでの帰還を促している感じ。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
①ロード区間の装備軽量化

トレラン装備ではなく、いつもどおりの登山装備(10kg前後)で挑戦する予定。
ロード区間にはコンビニが沢山あるので、スタートから最終コンビニまでは携行する食糧と水分は削れるだけ削る作戦。最終コンビニでカップヌードルBIGを購入、空のボトルにお湯を入れ、行動食のカロリーメイトとポカリを補充。
→スタート時はポカリを水で割ったもの1ℓとカロリーメイト4本を携行くらいで良さそう。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
②挑戦をする時期・季節

登山者渋滞などを避けること、灼熱のロードを避けることを考えると、6月下旬か9月初旬が無難。ただし、6月下旬は残雪がある可能性がある。平地の9月はまだ気温が高いが、登山開始は真夜中(午前1時前後の予定)であるので、なんとかなりそう。また、9月であれば残雪は無く、チェーンスパイクやピッケルなどの携行が不要で軽量化を図れる。ただし、復路のロードが灼熱となりそうな予感。
→アイゼン、ピッケルを持たずに6月の富士山に突入するのはリスキー。挑戦は9月が無難そう。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
③ルートロスを避けるために

富士市の公式マップにはザックリな記載しかなく、山と高原地図はロード区間が範囲外。
ルートの確認に苦戦をするのは序盤のロード区間(特に住宅街)だと思われる。公式マップと都市地図を照らし合わせてもイマイチわかりづらい。スマホに頼る登山は好きではないが、今回ばかりはYAMAPを活用するのが無難そう。YAMAPからは富士市作成のルート3776の公式ルートをダウンロード可能。スマホのGPSで現在地を逐一確認しながらロード区間を乗り切るのが良さそう。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
④本当に日帰りピストンができるのか

毎年恒例の金鳥居からの日帰り富士登山(往復約40km)に12時間ほどかかるので、往復で80km以上あるルート3776を日帰りピストンするのは初見ではまず無理な予感。最悪の場合、復路は5合目からタクシーでエスケープ。日帰りでは無くなるが、現実的には不眠で24時間以上歩いて踏破することになりそうな予感。日帰りピストンを本気で目指すのであれば、ルートをインプットした上、トレラン装備でランを含めないと無理だと思われる。今年はルートを覚えるための下見の位置づけになりそう。
 
 
 
以降、随時追記
 
 
 
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登山で食べるカップヌードルのすすめ

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これまでの毎週末の登山で、僕は日清カップヌードルを間違いなく通算100食以上食べています。
2017年には146日間で日本百名山の100座すべてに登りましたが、その際も日清カップヌードルと共に山を歩きました。
 
 
冬の乗鞍高原で乗鞍岳を眺めながら食べたカップヌードル
 
 
登山で最も優秀な主食であると思うカップラーメン。そのカップラーメンの中でも抜群の安定感だと思う日清カップヌードル。
 
なぜ毎週のように、山でカップヌードルBIGしょうゆ味を食べるのか。その理由についてまとめてみました。
 
 
 

カップラーメンは登山における最高の主食

カップラーメンは、携行するにも軽量で、食べるまで手間いらずですが、登山中のエネルギーのチャージ、塩分の補給、体温保持・体温上昇といった点で、コストパフォーマンスが最強の山ごはんだと思います。そんな、登山において最高の主食の中でも、カップヌードルは最高のカップラーメンだと思います。
 
 
 

登山前に立ち寄るどのコンビニにも置いてある

僕が今まで登山前に立ち寄ったコンビニで、カップヌードルBIGを置いていなかったコンビニはありません。登山の事前に買っておくのを忘れたとしても、コンビニに寄りさえすれば、いつ、いかなるときでも入手できるのがカップヌードルです。
 
 
 

お湯を入れるのみで食べる準備完了

カップヌードルには後入れのスープや、かやくなどはありません。カップの蓋を開けて、保温ボトルに入れてきたお湯を注げばあとは待つだけの手間いらずです。これは冬山では重要なことで、インナーグローブを外すことなく温かい食事をすることができます。冬山でインナーグローブを外すとあっという間に手の感覚がなくなってしまいますが、そんなリスクを負うことなく食べることができるのがカップヌードルです。荒天の夏山でも手早く食べる準備をすることができます。
 
保温ボトルについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

いつも食べている安心の味

以前にはカップヌードル以外のカップラーメンに浮気をしたこともありますが、食べたことの無いカップラーメンは好みの当たり外れがあります。登山中にエネルギーをチャージする大事な山ごはんが、思っていた味と違うと気分的にも滅入ってしまいます。僕にとっていつも食べている安心の味、それがカップヌードルBIGしょうゆ味です。
 
 
 

登山中に美味しく感じるのはやっぱりしょうゆ味

個人的な好みもあると思いますが、山で食べておいしいラーメンの味はしょうゆ味ではないかなと思います。僕は平地ではとんこつ味やみそ味、辛い系のラーメンも食べますが、山ではしょうゆ味が一番しっくりきます。山小屋のラーメンで、しょうゆ味がダントツに多いのは、やっぱり山ではしょうゆ味が一番だからだと思います。
 
 
 

カップヌードルを食べるのは僕の登山での大事な儀式

登山の折り返しとなる山頂や、周遊ルートでの中間以降でカップヌードルを食べ、山景色とともに写真に収めるのが僕の登山での大事な儀式、イベントになっています。僕はカッププードル以上に山の景色が似合う山ごはん、山食は無いと思っています。
 
登山で食べたカップヌードルのアルバムはこちら

 
 
日清食品の回し者だとか、カップヌードルを食べるために登っているのでは?など言われることもありますが・・・、これからも山でカップヌードルを食べ続けていきます。
 
 
 
冬の富士山で雲海を眺めながら食べたカップヌードル
 
 
 
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登山遠征の前泊で重宝しているビジネスホテル
ルートインホテルズ

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登山の前泊手段として車中泊をする登山者も多くいると思いますが、他県への遠征登山、長丁場となる登山の前泊はやはりビジネスホテルが良いと思います。
 
2017年に146日間で達成した「ひと夏での日本百名山全山日帰り登山」では日本全国で、ネットカフェ、車中泊、ビジネスホテル泊をしましたが、体のコンディション維持を考えると、やはりビジネスホテルに泊まるのが断然よかったです。
 
146日間で達成した百名山登山の宿泊についてのブログ投稿はこちら
 
 
ビジネスホテルといっても種々雑多で、様々な全国チェーンも展開されており、選ぶのも意外と大変です。
 
そんなビジネスホテルの中でも個人的に気に入っている、ルートインホテルズについておすすめするポイントをまとめてみました。個人的なイメージとしては、宿泊費は中間層、清潔感、快適度はAランクだと思っています。
※あくまで2019年時点の個人的なイメージです。
※公共交通機関を利用しての登山の方にはおすすめできません。
 
 
 

おすすめポイント① 大浴場がある

ルートインホテルズには基本的に人工温泉の大浴場があります(各客室にはユニットバスがあります)。部屋からタオルとバスタオルを持ってドアトゥドアでお風呂に入れるので登山前日に体をしっかりとほぐすことができます。土地勘のない場所で温泉やスーパー銭湯などを探す手間が省け、移動時間もかからないので、登山前日の時間の節約をすることができます。さすがにスーパー銭湯などと同等の広さはありませんが、湯船も洗い場も十分な広さと清潔感があります。利用時間はチェックイン時間の15時から深夜まで利用可です。
 
 
 

おすすめポイント② 駐車場が無料の場合が多く24時間出し入れ可能

ビジネスホテルの駐車場は有料であったり、契約駐車場であったり、自分で出し入れができないタワー式の駐車場の場合もありますが、ルートインホテルズは無料の駐車場が完備されているケースがほとんどです。僕の場合、登山装備やら宿泊の荷物やらで、荷物を車から1度に運び出せないことが多いので、フロントからすぐの場所にある駐車場、自由に何度でも車まで行き来ができる駐車場は大変ありがたいです。また、登山をする日は午前2時~3時にホテルを出発することが多いので24時間自由に車を出し入れできるのは重要なポイントです。ホテルの近くに食事処がないケースでも自由に何度でも車を出し入れできるので車で食事に行くことも可能です。(基本的には歩いて行ける距離に食事処があります。)
※駐車場完備ということは裏を返せば駅や繁華街からは離れた土地の安い場所に立地しているということになります。公共交通機関を利用しての登山の方にはルートインホテルズはおすすめできないケースが多いと思います。
 
 
 

おすすめポイント③ 客室が綺麗な場合が多い

部屋の広さは一般的なビジネスホテルの広さで、可もなく不可もなくといった感じです。百名山登山では全国各地のルートインホテルズに宿泊しましたが綺麗な部屋の場合が多かったです。中には建築年数がだいぶたっているケースもあるので、事前にネットで調べておくと間違いがないです。客室のカギはかさばらないカード式のカギです。
 
 
 

おすすめポイント④ コンビニや飲食店が近くにある場合が多い

基本的にホテルから歩いて行ける場所(5分~10分以内)にコンビニや食事処、全国チェーンの飲食店があります。万が一、コンビニ・飲食店が近場にない場合でもホテル内にレストランがあります。
 
 
 

おすすめポイント⑤ 基本的に全室free-wifi 

Free-wifi完備なので、タブレットやパソコンで調べごとをしたり、ブログ投稿、SNS投稿をスピーディーにすることができます。
 
 
 

おすすめポイント⑥ 基本的に全室に電源付きのデスクがある 

僕は前泊の宿にノートパソコンを持ち込んでブログ投稿やSNSへの投稿をすることが多いですが、十分な広さのデスクが備わっています。
 
 
 

おすすめポイント⑦ コインランドリーがある

登山の前泊で使うことはまずないと思いますが、後泊をする際にはありがたいコインランドリー。大浴場に洗濯機と乾燥機が完備されています。洗濯機、乾燥機ともに、他のビジネスホテルにも設置されているタイプのものです。洗剤はフロントで使い切りタイプを購入できます。
 
 
 

おすすめポイント⑧ 朝食付き

登山の日はホテルで食事をしてから出発ということはまず無いですが、登山の後泊をする場合にはバイキングの食事(基本的に宿泊プランに込)をいただいています。朝食込みの宿泊料金で、他のホテルと比べても同等といった印象です。
 
 
 

おすすめポイント⑨ 予定変更の場合、返金対応をしてくれる

以前に3泊4日の連泊をする予定だったことがありましたが、急用により、2泊3日に変更せざるを得ないことがありました。宿泊費の清算を済ませた後の予定変更だったので、キャンセル料がかかると思いましたが、キャンセルすることになった1泊分の宿泊費は全額返金していただくことができました。(必ずしも全てのケース、全てのチェーンで対応してくれるとは限らないと思いますが。)
ちなみに僕はホテルの予約は楽天トラベルでしますが、予約時の事前決済ではなく、ホテルのフロントでの決済を選択するようにしています。楽天トラベル経由での支払いはキャンセル料の返金などが煩雑になるので、ホテルフロントでの決済にするのが良いです。
 
 

 
 
 

より快適に利用するために

ルートインホテルズの印象として、現場系の仕事で利用をされている方が多いです。もちろん、観光で利用している宿泊客も多く、女性一人でも安心して泊まることができる宿ですが、駐車場、大浴場、コインランドリーの利用を前提としているようであれば、なるべく早めにチェックインをするのが無難です。感覚としては、17時頃から大浴場、コインランドリーの利用率が高くなると思います。
 
 
 

まとめ

僕がルートインホテルを気に入っている理由は、宿泊費は普通レベル、それでいて快適に過ごすための環境、設備が整っているという点です。それが全国でほぼ均一に整っているという印象なので、ネットで宿を探す際はまずはルートインホテルがあるかどうかを確認することにしています。
 
僕はこれからも登山前泊の際にはルートインホテルを第一候補に考えていきたいと思っています。
 
※冒頭でも記載しましたが、宿泊費や設備のイメージは2019年時点の個人的なものです。
 
 
毎年登っている剱岳早月尾根ルート。ホテルルートイン魚津を常宿にさせてもらっています。
 

 
 
 
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試練と憧れの剱岳早月尾根登山

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「岩と雪の殿堂」とも呼ばれる北アルプスの剱岳。
 
剱岳の早月尾根ルートの馬場島登山口の試練と憧れの石碑
 
ノーマルルートの中では日本で最も登るのが困難といわれることもあります。早月尾根ルートの登山口となる馬場島には「試練と憧れ」の石碑と「剱岳の論」の石碑が鎮座しています。試練の先に待つ憧れ、憧れに登るための試練。いろいろな解釈ができると思いますが、登山口で「試練と憧れ」を見ると胸が高鳴ります。また、「人身とも鍛錬された人々よ来たれ」で始まる「剱岳の論」も胸を熱くしてくれます。
早月尾根からの剱岳登山には胸を熱くするものがあるからこそ、石碑に熱い想いが記されているのだと思います。そんな熱い早月尾根に惹かれて、毎年欠かさずに登っております。
 
 
 

剱岳早月尾根登山を端的にいうと

馬場島から早月小屋までのきつい急登とその先に待ち受ける岩場・鎖場
 
 
 

早月尾根ルートの距離と標高差


 
馬場島から剱岳山頂までの距離は8.3km。登山口の標高は760mで、剱岳山頂の標高は2999mですので、標高差は2239mです。距離、標高差ともに日本百名山の中でも屈指のハードなルートです。標高1200mを超えると、200mごとにプレートが設置されています。
 
 

登山の起点となる馬場島荘

馬場島荘までは北陸自動車道滑川(なめりかわ)インターから車で約30分です。
馬場島荘前の駐車場は満車になっていることが多いですが、すぐ近く(歩いて5分ほど)にも駐車場があり、そちらまで満車になっていた状況は今まで見たことがありません。
トイレは馬場島荘から登山口に向かって2~3分のところにキャンプ場の外トイレがあり、24時間利用可能です(要ヘッドライト)。
 
 
 

馬場島荘~早月小屋

馬場島荘から5分ほど歩くと、「試練と憧れ」の石碑や「剱岳の論」があり、すぐ裏が剱岳早月尾根ルートの登山口となっています。ハードなルートとして知られている早月尾根だけあり、強者たちが集まっているのか、当たり前のように午前3時~4時から登っている登山者がちらほらといます。登山口から早月小屋までは長い急登となりますが岩場、鎖場はありません。(終盤に少しだけあったかもです。) 日中は灼熱地獄と化すので、できる限り早くから登り、午前中の早い時間に早月小屋にたどり着くのが理想です。
 
 
 

早月小屋~剱岳山頂 

早月小屋から先の登山道

本格的な岩場、鎖場が続きます。ルート上から常に剱岳山頂を見上げながら歩を進めることになりますが、「本当にあの山頂まで行くことができるのだろうか?」と何度登っても思います。見上げた先に続くルートは急峻な剥き出しの岩稜帯ですが、実際に進んでいくと意外と行けます。また、運が良ければ雷鳥に遭遇することもあります。
 
 

ヘルメットの着用状況

個人的にはヘルメットを着用するべきルートだと思います。実際、ほぼすべての登山者がヘルメットを着用して登り下りしています。
 
 

岩場、鎖場の難易度と登山者の様子

槍ヶ岳~穂高岳を縦走する際の大キレットなどに比べると難易度は低いと思いますが、たいていの登山者から緊張感が伝わってきます。早月尾根ルートは岩場、鎖場にあまり慣れていない登山者が多く挑戦をしているルートといった印象です。岩場、鎖場に注意をするのみならず、不慣れな登山者にも注意を向ける必要があると思います。
 
 

カニのハサミ

たぶんですが、写真の場所がカニのハサミだと思います。
 

 
個人的にはこの場所が早月尾根で最も神経を使います。
 
 
カニのハサミを通過して振り返って撮影。
 

 
右下にピンが足場となるピンが写っています。
 
 
カニのハサミを振り返って撮影。
 

 
右側がルートです(鎖がついています)。
 
 

残雪地帯

7月中は早月小屋から少し先に残雪地帯ができていることが多いように思いますが、僕が見た限りでは、軽アイゼンなどを着用している登山者は見たことはありません。
 

 
雪渓の向こうに剱岳山頂。
 
 

灼熱の早月尾根の水場

早月尾根には天然の水場はありません。ルート上で水を調達できるのは早月小屋の2ℓのペットボトル水のみです。水以外の飲み物であれば、コーラなどの500㎖ペットボトルが販売されています。ちなみに2ℓペットボトルは破格の900円ですが、それだけの価値がある水だと思います。
 
 
早月尾根のルート上で補給できる水は2ℓのペットボトルのみです。馬場島から早月小屋までは必要最低限の量の水しか持たず、この水を携行した空のボトルなどに補給して山頂アタックに臨むのも手だと思います。
 

 
 
早月小屋では、水でなければ500mℓのペットボトルが販売されています。
 

 
 
 

剱岳早月尾根の日帰り登山

距離の長さと標高差から、日本百名山でもトップクラスに日帰りが困難と言われている早月尾根ルートですが、体力レベル的には新穂高からの槍ヶ岳登山や、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根ルートの日帰りと同等だと思います。早月尾根ルートの特徴としては、終盤の岩場、鎖場の長さにあると思いますが、総合的な危険度を考えると、槍ヶ岳、甲斐駒ヶ岳と同等だと思います。(前述の内容はすべて個人的感覚ですのであくまでもご参考までに。)
重要なことは、鍛錬せずに剱岳早月尾根の日帰り登山に挑むのは極めて危険だということです。
 
新穂高からの槍ヶ岳登山についてのブログ投稿はこちら
 
 

トランスジャパンアルプスレースのコースである早月尾根

早月尾根は日本一過酷な山岳レースといわれるTJARのコースの一部です。TJAR選手はスタートとなる、海に面したミラージュランド(魚津市)を出発し、登り基調のロードを30km走った後に早月尾根へと入っていきます。そして、そのまま立山~薬師岳~と縦走を続け太平洋へ・・・。
 
TJARについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

カニのタテバイ・カニのヨコバイ 

タテバイ・ヨコバイは別山尾根ルートからの剱岳登山で難所として知られています。早月尾根ルートからの登山では通ることはありませんが、1度、早月尾根~山頂~ヨコバイ~タテバイ~山頂と歩いてみました。難易度は早月尾根よりも高く、今まで歩いてきたノーマルルートの中では最も緊張したルートでした。特にカニのタテバイが垂直に近い壁を登る感じだったのでかなり緊張しました。時間と体力に余裕があるようであれば、山頂からタテバイ・ヨコバイに足を延ばしてみるのもよいと思います。ただし、タイミングによっては登山者渋滞が発生しています。
 
 
 

今年もまた試練と憧れの剱岳早月尾根へ 

今年もまた、逞しさと豊かさを育んでいただきに、剱岳へと向かいます。
 
馬場島の「剱岳の論」

 
 
剱岳山頂の祠
 

 
 
 
 
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新穂高からの飛騨沢ルートでの槍ヶ岳登山

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日本のマッターホルンとも呼ばれ登山者であればだれもが憧れる山と言ってもよい槍ヶ岳。
槍ヶ岳山荘で売られている手拭いに書かれている通り、僕にとっては「槍は心のふるさと」であります。
 

 
毎年必ず登っている槍ヶ岳について、新穂高ルートでの登山をまとめてみました。
右俣林道ルート、飛騨沢ルートと呼ばれることもあります。
 
初めて槍ヶ岳に登った時、飛騨乗越から槍ヶ岳を見上げたときの感動は今でもはっきりと覚えています。
 
 
 

新穂高からの槍ヶ岳登山を端的に言うと

激混みの駐車場、延々と続く右俣林道、滝谷を渡って、飛騨乗越を見上げながら登り、槍様(タイミングによっては激混み)!!といった感じです。
穂先へのアタック以外には岩場、鎖場はありません。体力的には槍平小屋で全行程の半分ほどといったところでしょうか。
 
 
 

登山の起点となる新穂高センター

松本インターから車で約1時間30分の場所に位置する岐阜県の新穂高ロープウェイ(新穂高センター)が槍ヶ岳登山の起点となります。登山者無料駐車場から徒歩10分ほどです。
 

 
 
 
新穂高センター全景
奥に見えている稜線は笠ヶ岳のものです。
 

 
新穂高には、登山指導センターがあり、登山届、下山届を記載することができます。ここから右に歩いて5分ほどで新穂高ロープウェイの乗り場があり、そのすぐ先に右俣林道の入口があります。新穂高センター前を左側に進むと北アルプス裏銀座方面(笠ヶ岳、双六岳、鷲羽岳、水晶岳など)への左俣林道へと向かうことになります。
 
 
 

登山口駐車場

新穂高からの槍ヶ岳登山の第一の関門は駐車場です。
ハイシーズンには新穂高の登山者駐車場は飽和状態であり、夕方の段階で満車になることもざらにあります。山に入っていた登山者が下山して帰っていくタイミングでしか駐車場に空きはできず、その空きは夕方暗くなるころには埋まります。登山者無料駐車場に車を停めて登山をスタートするには、駐車場での登山前日からの車中泊をするのが無難です。
登山者無料駐車場が満車の場合には鍋平の駐車場に車を停めることになりますが、無料駐車場からはだいぶ離れています。鍋平~新穂高は下りなので歩いて30~40分ほどですが、新穂高~鍋平は登りとなります。登山で体力を消耗した体で1時間ほど歩くことになります。
ちなみに、駐車場に停まっている車の大部分は、テント泊や山小屋泊で既に山に入っている登山者のものです。登山を開始するときは、わいわいがやがやとしている中でというよりは、ひっそりとした始まりとなることが多いです。沢山の車が停まっている割には登り始めが一緒になる登山者は少ないです。
 
 
 

登山口~右股林道~槍平小屋

新穂高の登山口からしばらくは右股林道(未舗装の砂利道)をコースタイムで1時間30分ほど歩くことになります。林道はゆるやかな登り基調で、河川工事のための大型車両も通行するので、歩きやすいです。林道のほぼ中間点に穂高平小屋があり、おそらくですが槍ヶ岳を見ることができます(僕は槍ヶ岳が見えていると思っています。)。穂高平小屋には年季が入っているものの外トイレがあります。登山口~穂高平小屋には林道ではない夏道もありますが、林道を歩くのが無難だと思います。

穂高平小屋から先は振り返ると、時折、笠ヶ岳を見上げることができます。林道の終点の白出沢出合で、槍ヶ岳に続く登山道と穂高岳の白出沢ルートとの分岐があります。白出沢からはジャンダルム方面を見上げることができます。

白出沢から槍平小屋までは登山道となりますがそれほど標高差は無くサクサクと進むことができます。道中では、滝谷や南沢を渡ることになりますが、降雨中や降雨後でなければ基本的には水につかることはありません。ただし、増水時には重大事故も発生しており、無理は禁物です。滝谷からは雄滝、雌滝の向こうに荘厳な滝谷ドームを見上げることができます。
 
 
 

槍平小屋~千丈分岐~飛騨乗越 

槍平小屋にはテント場、外トイレ、水場(蛇口からの水)があります。
槍平小屋から先は飛騨乗越に向けて本格的な登りが始まります。槍平小屋から千丈分岐の道中には最終水場の看板がある水場があり、登山道からは焼岳の向こうに乗鞍岳を眺めることができます。(最終水場の看板は土砂崩れ?で無くなったかもしれません。)

千丈分岐には赤十字マークの箱が置かれています(緊急用のサバイバルシートなどが入っています)。千丈分岐からは飛騨乗越を見上げながら飛騨沢カールをジグザグにひたすら登ることとなります。飛騨沢カールはシーズン中には沢山の花々が咲き、運が良ければ雷鳥に遭遇できることもあります。
 
 
 

飛騨乗越~槍ヶ岳山荘

飛騨乗越まで登りつめると槍ヶ岳の穂先を目にすることができます。飛騨乗越からは15分ほど登ると槍ヶ岳山荘にたどり着くことができます。

槍ヶ岳山荘にはテント場、外トイレ、山荘内に水場があります。また、槍Tシャツが売られています。ハイシーズンには槍ヶ岳山荘前のテラスは登山者で大賑わいとなっています。槍ヶ岳山荘の営業期間はは4月の下旬から11月初旬(第一日曜日)までであることが多いです。

ちなみに、飛騨乗越付近から槍ヶ岳山荘までは風の通り道であり、吹きさらされることが多い場所です。吹きさらされる距離はそれほど長くないので、気合で乗り切りましょう。
 
 
 

槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳山頂

ハイシーズンには槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳の穂先まで登山者の列が続き、登って下りてくるのに4時間を要したこともあるようです。(登山道と下山同に分かれていますがそれでも大渋滞となることがあります。)
槍ヶ岳山荘から穂先を見上げると、登山者はすごいところを登っているように見えますが、実際に登ってみるとそれほど難易度の高い登山道ではありません。下から見上げると、一歩間違えると数十メートル滑落してしまう状況のように見えますが、実際にはそのような場所はほとんどなく、冷静に昇り降りすればさほど難易度は高くありません。(もちろん細心の注意が必要です。)
最も高度間があるのは穂先へと続く梯子だと思います。
 

 
梯子は頑丈で、岩場にしっかりと固定されているので落ち着いて昇り降りすれば問題はありません。ただ、一部、岸壁に密着して梯子が固定されている箇所があり、本当につま先のわずかな部分だけで梯子のステップを登るところがあるので注意が必要です。
また、登山者渋滞をしている際、風に吹きさらされることもあるので、槍ヶ岳山荘にザックなどをデポする場合には厚着で穂先へのアタックをした方が良いです。
 
 
 

槍ヶ岳山頂からの眺め

槍ヶ岳山頂からは北アルプス裏銀座方面、笠ヶ岳、穂高岳方面、常念岳方面、白馬方面と360度の展望を満喫することができます。ちなみに、難ルートとして知られる北鎌尾根は山頂の祠の裏側方面から登ってくることとなります。
 
 
 

アルプス一万尺

「アルプス一万尺、小槍の上でアルペン踊りを~」は実際には気軽にできるものではありません。そもそも小槍に登れるのはクライミングギア、クライミング技術のある上級者のみです。
 

 
穂先の左側のちょこんとした部分が小槍です。
 
 
 

大喰岳から槍ヶ岳を眺める

飛騨乗越から大キレット、穂高岳方面へ縦走をするとき、ひとつめのピークとなるのが大喰岳です。穂先と槍ヶ岳山荘を綺麗に見ることができるのでおすすめの眺望スポットです。飛騨乗越から30分ほどで登れます。
 
 
 

槍ヶ岳登山におすすめの時期

ハイシーズンは新穂高の駐車場、穂先への登り下りと激混みとなる槍ヶ岳登山ですが、雪が完全に無くなる7月初旬(その年にによって異なります。)、槍ヶ岳山荘の小屋締め前の10月下旬が登山者が少なくおすすめです。ただし、気温が低いことと、登山者が少ないということで、アクシデント発生時のリスクは高まります。
 
 
 

新穂高からの槍ヶ岳登山の魅力

新穂高からの槍ヶ岳登山の魅力は、静かな中での山歩きをできることだと思います。また、飛騨沢カールの登りは目標の飛騨乗越の稜線を見上げながらひたすらに登ることができます。上高地からのルートと違い、バスの時間などに拘束されることもありません。静かな登山道を槍ヶ岳に向け自分のペースで黙々と歩き、黙々と登ることができるのが新穂高ルートの魅力だと思います。
 
 
 
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奥三河パワートレイルの受付から完走までのポイント2019

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プロトレイルランナーの石川弘樹さんプロデュースで、完走率が低いことで知られる奥三河パワートレイル70k。実際の距離は65km~66kmだと思われますが、東海自然歩道を舞台としたこのレースは本当にハードなものでした。完走から2日たちましたが、太ももの筋肉痛に悶えているさなかにレポをしておきます。
 

 
 

選手受付

選手受付は前日のみです。
受付会場(湯谷大駐車場)から離れたところにある、ふれあいパークほうらいに車を停め、無料シャトルバスで受付会場へと向かいます。(バスで15分ほど)
受付時には必携装備のチェックが行われます。形式的なチェックではなく厳密なチェックが行われます。
 
 
 

スタート地点への移動

スタート地点(茶臼山高原スキー場)までは、ふれあいパークほうらいから有料バス(3000円)で1時間30分ほどかかります。有料バスは事前に大会ホームページから申し込みをする必要がありますが、選手受付時や当日バスに乗る際に手続きを行うこともできます。(事前に大会HPから申し込んでおくのが無難です。)
 
 
 

ゴール後の移動とお風呂

ゴールはレース前日に受付会場となっていた湯谷大駐車場となります。湯谷大駐車場から選手駐車場であるふれあいパークほうらいまでは無料シャトルバスに乗って移動(約15分)することになります。ゴール後は、湯谷大駐車場から歩いて10分かからずに行くことができる「ゆうゆうアリーナ」(温泉)に入るのがおすすめです。水風呂があるのでレース後のアイシングを行うことができます。スタート前に、茶臼山高原スキー場で荷物を預けることができ、預けた荷物はゴール後に湯谷大駐車場で受け取ることができるので、温泉セットと着替えを預けておくのが良いです。
 
 
 

レース前日の宿

レース当日の選手駐車場となるふれあいパークほうらいから約20分のルートイン新城に宿泊しました。新しいホテルで、大浴場もあり快適でした。
 
ホテルルートイン新城
 
 
 

UTMF(ITRA)ポイント

完走するとウルトラトレイルマントフジのエントリーのために必要なポイントの3ポイントが得られます。ポイント稼ぎ目当ての大会としてとらえるとすれば、割に合わない大会であると思います。(きついレースの割に3ポイントという意味で。)
 
 
 

実際に完走してみてのコースの感想

奥三河パワートレイルはかなりのハードコースであることを実感しました。
イメージとしては前半が下り基調のロードと林道がメイン。後半はアップダウンのあるトレイルといった感じです。もちろん、全般的にロード、林道、トレイルが織り交ぜられていますが、個人的に思うこのレースの特徴は、前半の下り基調のアスファルト区間にあると思います。おそらく距離にして10kmほどだと思いますが、ちょうどハイペースで走ることができる良い感じの傾斜なので、太ももの筋肉に相当な負荷がかかります。
 
前半の走れる下り基調で足の筋肉を消耗し、その消耗した状態で後半のアップダウンの激しいハードなトレイルをこなすというのが奥三河パワートレイルの構図だと思います。
 
レース終盤の四谷千枚田から棚山高原への登り、そしてさらにその後に待ち構える鳳来寺山への登りのきつさは覚悟をしておいた方が良いです。(山の中で足をつりそうになるなんてことは無いに等しい僕ですが、奥三河パワートレイルでは何度も太ももをつりそうになりました・・・。)
 
最後の極め付きとしては、レース最終盤の鳳来寺に入ってからも少しばかりの登りが待ち構えています。
 
口で言うのは簡単ですが・・・、レースを完走するためのポイントとしては、関門の時間を意識しながらも、前半の下り基調でいかに足の筋肉を温存できるかにかかっていると思います。
 
 
 

レース中に印象的だったできごと

レースの中盤で女子の先頭争いのお二人と合計で5kmほどを先行したりされたりで一緒に走らせてもらいました。なぜか2人ともから「コースあってますよね?」と聞かれました。確かにコース上にサインの少ない区間ではありましたが、僕からはルートを不安にさせるようなオーラが出ていたのでしょうか・・・。Oさんに至っては、「合ってると思いますよ。」と僕がちゃんとお答えしたのに、200mほどコースを引き返されていきました。結局、後続の男子選手たちが来たのでOさんは再び引き返してきましたが。
 
 
 

大会としての感想

トレランを知り尽くされている石川弘樹さんプロデュースの大会ということで、ハードなコースレイアウトの中にもどことなく安心感のある大会でした。エイドや沿道の応援からは地元、奥三河の方々のもてなしの温かさが伝わってきました。また、それほど高くない標高の割にはコース上からの眺めは雄大で、特に、終盤の鳳来寺山稜線からの眺めが印象的でした。
 
トレラン好きであるならば、一度は経験した方が良い、きつさ苦しさがある素晴らしい大会だと思いました。今まで参加してきたレースの中で、太ももに負担がかかったレース堂々の第一位です。
 
 
 

 
 
 
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幌尻岳登山(振内コース)のポイント 日本百名山最難関レベル

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2017年の8月4日に日本百名山である北海道の幌尻岳を振内コース(渡渉ルート)で日帰り登山をした経験から、幌尻岳振内コース登山のポイントをまとめてみました。
 
 
日本百名山である幌尻岳山頂での記念写真
 
 
日本百名山で最難関レベルと言われる幌尻岳。登山距離が長く、他の百名山のノーマルルートにはない膝丈ほどの水位の沢の渡渉が十数回あります。ヒグマも多く生息している山域と言われており、登山中も常にその重圧にさらされていたように思います。
 
 
 

幌尻岳登山の各区間のイメージ

幌尻岳登山の区間ごとのイメージとしては、序盤は林道歩き、中盤は沢の渡渉、終盤は難易度低めの北アルプス登山といった感じでした。幌尻岳~戸蔦別岳~幌尻山荘の周遊ルートは、最高難易度の登山といった感じでした。(詳細は後述)
序盤の林道歩きの距離はそこそこありますが、新穂高~槍ヶ岳や、新穂高~双六岳方面への林道歩きに比べれば短いように思いました。
 
 
 

登山の起点となるとよぬか山荘

幌尻岳の振内(ふれない)コースの登山の起点は、とよぬか山荘となります。
とよぬか山荘は、千歳空港から車で1時間30分ほどの場所に位置しています。
(北海道沙流郡平取町豊糠:ほっかいどう さるぐん びらどりちょう とよぬか)
廃校となった小学校の建物がとよぬか山荘となっており、外見は完全に小学校です。
 
 
幌尻岳の振内コース登山の起点となるとよぬか山荘
 
 

とよぬか山荘からはシャトルバスで林道第二ゲートまで進みます(1時間前後かかったと思います)。シャトルバスは要事前予約です。バスの乗車券はとよぬか山荘内の券売機で購入します。(記憶が曖昧ではありますが・・・)。
とよぬか山荘は早い時間(午前2時頃)は施錠がされていて中に入れませんでしたが、シャトルバスが来る頃には開錠されており、中に入ることができトイレをお借りしました。ちなみに、とよぬか山荘には外トイレはありません。
 
 
 

林道第二ゲートまでの送迎バスの時間

振内コースでの幌尻岳登山は送迎シャトルバスの時間に拘束されることとなります。2019年時点のバスのダイヤで幌尻岳の日帰り登山をするのであれば、往路は午前4時発のバスに乗り、復路は午後5時のバスに乗る以外に選択肢はありません。
 
 
 

バス停留所

バス停留所にはプレハブ小屋と仮設トイレがあります。プレハブ小屋は、清潔とは言えませんが、色々と気にしなければ、なにも敷かずに横にはなれるレベルです。ただし・・・、出入りにどんなに気を付けても、大量発生しているアブがプレハブ内に入ってしまいます。プレハブ内のアブはなぜか人には寄ってきませんでしたが、常にブンブンと羽音がしていたので心が休まる状況ではありませんでした・・・。最終バスに間に合わず、プレハブで一夜を過ごしたという登山者もいるのではないでしょうか。僕がバスに乗せてもらったときは一応、運転手さんと幌尻山荘の方が無線で登山者の動向の確認(乗り遅れている登山者がいないかどうか)をしていましたが、あくまでも形式的なもののように感じました。
 
 
幌尻岳の振内コースの林道第二ゲートバス停留場のプレハブと仮設トイレ

 
 
 

沢の渡渉

幌尻岳の振内コースでは、膝丈くらいまでの水深の沢を十数回渡渉します。登山靴は確実に、完全に浸水します。道中でお話をした登山者の方々は全員、登山靴に加え、沢靴や沢足袋または簡易的な長靴を利用したといわれていました。僕はというと、トレランシューズにアンダータイツで沢へと突っ込みました。結果的に渡渉自体は問題なくできましたが、その後の登山に影響がでました。完全に浸水したシューズとアンダーウェアが水を含むので、足に重りを付けられた状態で登山をするような感覚になります。また、濡れた状態での登山になるので体温が逃げていきました・・・。渡渉後も快適に登山をしたいということであれば、登山用とは別に沢用の履物を携行した方が確実に良いです。また、渡渉~登山道(アップダウンはほとんど無し)~渡渉が続くので、どちらも歩くことができる履物が良いと思います。ウェアは渡渉エリアではレインウェアパンツをはくのが良いかもしれません。僕は登山の最初から最後までトレランシューズにアンダーウェアでした。帰りのバスも濡れたままのトレランシューズ、ソックス、アンダーウェアだったので、ボディーブローのように体力が奪われました・・・。
 
 
幌尻岳の振内コースの沢をトレランシューズで渡渉する様子
 
 
 
 

渡渉箇所

沢を渡り始める場所、沢を渡って上陸する場所は、踏み跡が明確だったり、ピンクテープなどがあるので落ち着いていけばルートロスをする危険性は低いと思いました。
 
 

 
 
 

渡渉ルートで最も気を付けないといけないこと

渡渉ルートで最も気を付けないといけないことは天候です。増水時の沢を渡渉するのは極めて危険で、実際に振内コースでも増水時に事故が起きています。往路は良くても登山中の雨により沢が増水するケースもあるので、終日に渡り天候が安定する予報の日を登山日にするのが重要だと思います。
 
 
増水時の渡渉を控えるよう注意喚起する幌尻岳の振内コースの看板
 
 
 
 

高山植物

命ノ水(水場)から幌尻岳山頂にかけては沢山の花々が咲いていました。幌尻岳に登った当時はそれほど高山植物に詳しくありませんでしたが、花々が綺麗に咲き乱れていた光景が印象に残っています。

 
 
 

水場

山と高原地図には幌尻山荘~幌尻岳山頂の水場として「命ノ水(命の泉)」が記載されており、登山中に看板を確認することはできましたが、気軽に水をゲットできる感じではありませんでした。(ルートはら少し外れる感じ?)
また、幌尻山荘の外には蛇口があり、水をゲットすることができます(煮沸なしに飲めるかは不明)。煮沸せずに飲んでいる登山者もいましたが、心配性な僕はエキノコックスが不安だったのでスルーしました。
 
幌尻岳の振内コースの幌尻山荘
 
 
 
命の泉の看板。稜線上にありますが、稜線から水場まで下降しないといけない感じだったと思います。
 
幌尻岳の振内コースの水場である命ノ水(命の泉)の看板
 
 
 
 

幌尻岳~戸蔦別岳(とったべつだけ)~幌尻山荘のルート

幌尻山荘~幌尻岳のピストンではなく幌尻岳から戸蔦別岳を経由して幌尻山荘まで戻る周遊ルートです。僕は幌尻岳山頂に到着した時、帰りのバスの時間まで余裕があったので、周遊ルートを歩きました。軽い気持ちで周遊ルートを選びましたが、なかなか手ごわいルートでした。まず、幌尻岳から戸蔦別岳までですが、高いところだと腰の高さまであるハイマツ帯を歩きます。ところどころ、ハイマツに覆われていて地面が見えないところがありました。
ハイマツを手でかき分ける必要があったりします。
 
 
正面が戸蔦別岳になります。写真の目の前に広がっているハイマツをかき分けて戸蔦別岳へと向かいました。
 
幌尻岳から戸蔦別岳へと続くハイマツに覆われた登山道
 
 
 

戸蔦別岳~幌尻山荘は分岐を示す看板が無い

戸蔦別岳~北戸蔦別岳の稜線の中ほどに幌尻山荘へと下降していくルートがあるのですが、幌尻山荘分岐を示す看板がありませんでした。しかも、稜線から幌尻山荘へと続くルートの序盤はハイマツが登山道を覆っており、廃道?と思わせるような状態でした。間違っていたらどうしよう?と非常に不安な思いにかられながら、急斜面を下山しました。
 
 
たしか、この看板の正面に幌尻山荘へと続くルートがあったはずです。看板には幌尻山荘を示す表記はありませんでした。
 
戸蔦別岳稜線の看板
 
 
 

渡渉回数が多い

山と高原地図には渡渉は数回程度と記載されていましたが、10回以上は渡渉をしました。しかも、林道第二ゲート~幌尻山荘までの渡渉ルートに比べて、目印が解りづらくルートが不明瞭でした。
 
 

戸蔦別岳からの眺め

戸蔦別岳からは雄大な幌尻岳を見渡すことができ、景色は文句なしでした。
 
 

幌尻岳~戸蔦別岳(とったべつだけ)~幌尻山荘のルートのまとめ

このルートでは戸蔦別岳から幌尻岳を見渡すことができとても素晴らしい景色が待っています。ただし、ハイマツこぎ、ルートが不明瞭な渡渉、稜線上の分岐に看板が無い、など難ルートと言えると思います。また、山と高原地図に「ヒグマ出没注意」の文字があります。
 
 
 

他の百名山と比べた幌尻岳登山の難易度

実際に幌尻岳登山をしてみて、難易度を考えてみると、体力的には、槍ヶ岳や剱岳早月尾根よりは楽だと感じました。体力度、危険度だけを考えると、北アルプスや南アルプスの山々の方が上だとも思えますが、幌尻岳の振内コースの難関は何と言っても膝丈まである沢の渡渉です。逆に言えば、渡渉をこなすことさえできれば登山難易度としては上の下くらいではないかなと思います。あとは、何となくルート上にヒグマのオーラが漂っている気がしたので、熊鈴や熊スプレーを携行した上で、熊オーラがある中でも冷静に行動ができる経験も大事だと思いました。

 
 
 

アブ?への対策

バスを降りた林道第二ゲートから幌尻山荘の手前くらいまではアブが大量にいます。このアブはウェアの上からでも噛んできて、そこそこの痛みを感じるので、とんでもなくストレスになります。バスの運転手さんいわく、人が吐く二酸化炭素に寄ってくるようなので、足を止めることなくハイペースで歩いていたとしても、たかられます。午前4時から6時ごろまでかけて歩いた往路では、アブの被害に会うことはありませんでしたが、12時から15時頃までかけて歩いた復路では、何回もアブに噛まれました。道中で話した他の登山者の方によると、僕よりも1本遅いバス(始発の次のバス)に乗った登山者は往路でもアブの被害にあったようです。気温が低ければレインウェアなどを着こむのも対策の1つだと思いますが、レインウェアを着ても暑さを感じない気候ということは水温が低い中で渡渉をするということになります・・・。アブに効くのかは定かではありませんが、やはり、こまめに虫よけを使うのが最も有効な対策ではないでしょうか。(僕は虫よけを持っていませんでした・・・。) 僕は8月の登山だったので、7月や9月の登山であればアブの発生状況も変わるのかもしれません。幌尻岳登山の思い出の一つとして、アブは欠かせない要因になっております・・・。
 
 
 

入れ食い状態の川魚

 
渡渉をしている際、幾度となく川魚を目にしました。また、幌尻山荘泊だった幌尻岳ツアーのガイドさんは、川で釣った魚を串焼きにしてツアー参加者に振る舞っていたそうです。法的に問題が無いのかは不明ですが、釣竿を持っていけば容易に川魚をつることができるのではないでしょうか。
 
 
 

幌尻岳登山(振内コース)のポイントのまとめ

・増水時の渡渉を避けるために天候を見て登山日を決める。
・登山靴とは別に渡渉のための沢足袋などを準備。
・アブ対策のために虫よけなどを準備。(ウェアの上からも噛んできます。)
・ヒグマ対策の熊鈴と熊スプレーを携行
・幌尻岳~戸蔦別岳~幌尻山荘の周遊ルートは絶景が広がっているが難易度が高い。
 
 
渡渉あり、ハイマツ漕ぎあり(戸蔦別岳周遊ルート)、アブの襲撃あり、ヒグマのオーラありと、印象に残ることが満載の幌尻岳。困難なルートではありましたが、戸蔦別岳から見る幌尻岳の雄大さはとても印象的でした。日本百名山を完登した中でも、良い意味でトップ3に入る思い出の山となっています。できることなら毎年登りたい幌尻岳です。
 
 
 
 
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登山ルート・登山ノウハウを紹介したブログ投稿の一覧

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無雪期、積雪期ともに毎週末、1年を通じて登山をしている経験を基にした、登山ノウハウや登山ルートの紹介をした自分のブログ記事を以下に一覧にしています。
 
独学なので、一般的でない考え方や、必ずしもすべての登山者にとって有益な内容ではないかもしれませんが、先入観なしの独学だからこそ見えてくることもあるのかなと思います。
 
また、恐らく一般登山者の中では僕は山に入る頻度はトップクラスであり、山中での移動距離もトップクラスであると思っています。
 
詳しくはこちらから僕の「山旅の記録」をご覧ください。
 
登山頻度、移動距離がトップクラスであるにもかかわらず、登山中に危機的状況に陥ったことはありません。今までがたまたま運が良かっただけなのかもしれませんが、少なからず、僕の登山に対する考え方、山中での行動が大きく間違っていないということも言えるのではないかなと思っています。
 
2017年には人生の夏休みをとり、146日間で日本百名山の全ての山、それぞれを日帰りで完登しました。そんなささやかな登山実績も元にブログ投稿をしています。
 
たとえ少しでも皆様の参考になれば幸いです。
 
 
 

登山初心者や子供連れの登山におすすめの山々(松本市周辺)

僕のホームマウンテンである安曇野市の光城山・長峰山や、松本市の美ヶ原について登山初心者向けにご紹介。
 
ブログ投稿
 
 
 

登山初心者が富士山に登るためのポイント

運動不足、肥満体系の両親(60代)を日帰りで富士登山に連れていった経験(吉田口山頂に登頂)から富士登山を初心者向けにご紹介。僕自身は夏冬通じて10回以上富士山に登っています。(富士登山競争山頂コースの感想経験もあり。)
 
ブログ投稿
 
 
 

夜間登山(ナイトハイク) その魅力と注意をしていることなど

週末は午前2時に起床し、まだ暗い午前3時~4時から登山をしていることが多いです。ナイトハイクの心構えや気を付けていることなどをまとめました。
 
ブログ投稿
 
 
 

雪山登山入門におすすめの冬の北八ヶ岳登山について

僕の冬のホームマウンテンである北横岳を中心に、冬の北八ヶ岳登山についてご紹介。
 
ブログ投稿
 
 
 

冬に単独での六甲全山縦走(須磨浦公園~宝塚駅) 
2018年12月29日

2018年冬に六甲全山縦走をした時のレポート。ルート上で進路が解りづらかった場所などについても記しています。
 
ブログ投稿
 
 
 

冬の乗鞍岳剣ヶ峰に登るためのポイント

僕の冬のホームマウンテンである乗鞍岳。夏はお手軽に登ることができる3000m級の山ですが、冬は一変して極めて厳しい世界となります。それだけに非日常の世界が広がっています。
 
ブログ投稿
 
 
 

冬の御嶽山登山のレポート

冬の御嶽山に登った時のレポートです。
 
ブログ投稿
 
 
 

幌尻岳登山(振内コース)のポイント 日本百名山最難関レベル

2017年の8月に幌尻岳を日帰り登山した経験から、幌尻岳登山のポイントをまとめました。
 
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奥三河パワートレイルの受付から完走までのポイント

2019年の第5回大会を10時間切りで完走した経験から、ポイントをまとめました。
ブログ投稿
 
 
 

新穂高からの槍ヶ岳登山のポイント

日本のマッターホルンとも呼ばれ登山者憧れの山である槍ヶ岳。10回以上登ったことがある経験から槍ヶ岳登山のポイントをまとめてみました。
ブログ投稿
 
 
 

剱岳登山(馬場島からの早月尾根ルート)のポイント

試練と憧れの剱岳早月尾根登山。5回以上登ったことがある経験から剱岳登山のポイントをまとめてみました。
ブログ投稿
 
 
 

長距離の日帰り登山のブログ投稿一覧

2019年の長距離日帰り登山(25km以上)をまとめました。
ブログ投稿
 
 
 

登山遠征の前泊で重宝しているビジネスホテル

登山前泊のための条件がそろっていると思うルートインホテルズについてまとめました。
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登山で食べるカップヌードルのすすめ

僕の登山には欠かすことのできない日清カップヌードル。日清カップヌードルの魅力についてまとめてみました。
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雪山登山入門におすすめの冬の北八ヶ岳の北横岳

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冬山登山デビューにおすすめの北八ヶ岳の北横岳。
 
冬の北八ヶ岳の北横岳山頂とエビのシッポ
 
 
冬山登山デビューにおすすめの北横岳は、登山の起点となる北八ヶ岳ロープウェイまでの車でのアクセスもしやすく、登山開始地点までもロープウェイでお手軽に行くことができます。登山ルートは見た目にも明瞭であり、序盤にはわかりやすい竹竿の目印が備え付けられています。油断は禁物ですが、滑落すると命取りになるような場所や、雪崩の危険は無いに等しく、アイゼンやピッケルを使う雪山登山の入門として最適な山です。
 
 
 

基本ルート

北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅(ピラタス蓼科)~山頂駅~坪庭~北横岳ヒュッテ~北横岳南峰~北横岳北峰の往復

コースタイム
山頂駅から北横岳は1時間30分ほどです。
 
 
 

北八ヶ岳ロープウェイへのアクセス

諏訪インターから車で約40分。スタッドレスタイヤまたはチェーン必須。道中にはコンビニが4~5軒あります。
 
 
 

アイゼン・ピッケルの着脱場所

北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅を出てすぐの坪庭の看板前でアイゼンの装着とピッケルの準備をするのが一般的です。
 
 
 

スノーシューの使いどころ

ロープウェイ山頂駅から北横岳ヒュッテまではスノーシューでも問題ありませんが、北横岳ヒュッテから北横岳南峰までは急な登りとなるためアイゼンの方が歩きやすいです。スノーシュートレッキングを楽しむのであればロープウェイ山頂駅~坪庭~縞枯山方面がおすすめです。ただ、モフモフの雪面をスノーシュートレッキングするというスポットはありません。ロープウェイ山麓駅でスノーシューのレンタルがされているので、スタッフにおすすめのスポットを聞いてみるのが良いと思います。僕は登山専門なので、スノーシュートレッキングルートには詳しくありません・・・。
 
 
 

必要な装備

雪山入門の北横岳とはいえ、アイゼン、ピッケル、冬山用登山靴はもちろん、登山ウェアについてもハードシェルなどの雪山装備が必要です。
 
 
 

北横岳登山の見どころ

北横岳南峰・北峰山頂からの景色

プリンのような形をした蓼科山や、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、南八ヶ岳(天狗岳・赤岳・阿弥陀岳など)などなど、絶景を見渡すことができます。浅間山や谷川岳なども眺めることができます。
 
 

キツツキ

坪庭の入口では坪庭の看板と、キツツキが出迎えてくれます。
 
 

北八ヶ岳南峰山頂標のエビのシッポ

ないこともありますが、成長していることが多いです。
 
 

スノーモンスター

木々に着雪がある樹氷。それほど大きなものはありませんが、北八ヶ岳の名物です。坪庭から北横岳ヒュッテへの登り区間で見れることが多いように思います。
 
 

坪庭

風に吹かれることによってできる雪の模様や、その向こうに見える縞枯山(ロープウェイ山頂駅からみて右手)などが美しいです。また、北横岳への登山道から見おろす坪庭も、その広大さを実感することができ、見応えがあります。
 
 

縞枯現象

北横岳から縞枯山などを見ると、所々、木々が枯れて山肌が見えるような箇所があります。メカニズムは解明されていないようですが、その様は縞枯現象と呼ばれており、北八ヶ岳の特徴的な現象のようです。
 
 
 

北横岳登山のトイレ

トイレは北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅と山頂駅、北横岳ヒュッテ、縞枯山荘にあります。
 
 

北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅トイレ

24時間利用可で無料。平地とそれほど変わらない綺麗なトイレです。
 
 

北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅トイレ

チップ制です。山麓駅のトイレほどではありませんが、平地とそれほど変わらない綺麗なトイレです。アイゼンを装着したままでの利用は不可です。
 
 

北横岳ヒュッテ

チップ制です。外トイレなので登山靴を脱ぐ必要はありませんが、アイゼンを装着しての利用は不可です。山小屋のトイレです。
 
 

縞枯山荘

チップ制ではなく、強制的に利用料400円?だったと思います。使わせてもらったことがないので詳細は不明です。
 
 
 

近隣の登山ルート

縞枯山

ロープウェイ山頂駅から北横岳山頂までと同じくらいのコースタイムで登ることができます。ただ、北横岳よりも登山道が急です。山頂標は急斜面を登り切ったところにある道標です。道標だと思いきや実は山頂標のようです。道標から30分ほど歩いたところに縞枯山展望台があり、見晴らしが良いです。
 
 

茶臼山

縞枯山からさらに1時間ほど歩くと茶臼山展望台となります。茶臼山展望台からは見おろした樹林帯の向こうに蓼科山(山頂一帯だけ)を見ることができます。北アルプスや南アルプスの眺めも良く、南八ヶ岳を間近に見ることができます。縞枯山~茶臼山は往路、復路ともに登り返す必要があります。縞枯山と茶臼山の鞍部から五辻経由で北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅へと歩くことができるルートもあります。
 
 
 

まとめ

雪山であるということを肝に銘じておかなければなりませんが、車でのアクセスも良く、雪山入門に最適な北横岳。僕の雪山デビューも北横岳でした。(モンベルの雪山講習に参加。)
 
ロープウェイを使い、お手軽に雪山の魅力を味わうことができる北横岳です。
 
 
 
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登山初心者が富士山に登頂するためのポイント

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はじめに

 
富士山は言わずと知れた日本一の山、日本一の標高を誇る山であり、日本の象徴の一つと言っても過言ではないと思います。テレビの天気予報や正月番組で映し出されることも多く、1日に1回はどこかしらのテレビ局の放送で映し出されているのではないでしょうか。
テレビに映し出される富士山、実際に目の前に眺める富士山を登った山として見る時、その見え方は大きく変わると思います。
 
このブログ投稿では、自分なりに初心者が富士山に登るためのポイントをまとめてみました。あくまでも個人的な見解ですので、この投稿で記していることを採用するか否かは自己責任でお願いします。
ただ、僕自身が20回近く足を運んでいる富士山登山の経験を元に記していることですので、少しばかりは参考にしていただくことができると信じております。
なお、この投稿は晴れの日に富士山に登ることを前提に記しています。雨の富士山、強風の富士山は真夏といえども命の危険にさらされることになりますので、荒天時の富士山登山は潔く諦めることが大事です。
 
 
☆僕の富士山登山歴はこちら☆
 
 
 
 

富士山に登るためのポイント

 
1.登山ルート選択
 
2.山小屋泊か日帰り登山にするか
 
3.標高に体を慣らす
 
4.登りはイーブンペースで
 
5.呼吸で意識すること。
 
6.行動食と水分補給
 
7.休憩時間
 
8.富士山登山前日の食事
 
9.装備
 
 
 

1.登山ルート選択

富士山には以下の4つのルートがあります。
 
 
吉田口登山道ルート(富士スバルライン5合目)
 
御殿場ルート
 
須走ルート
 
富士宮ルート
 
 
一番お勧めで最も登山者が多いメジャールートは吉田口登山道ルートです。吉田口登山道ルートは1合目より下の富士山のふもとに起点がありますが、6合目で富士スバルライン5合目からのルートと合流します。つまり、おすすめルートでありメジャーなルートは、富士スバルライン5合目から登り、6合目で吉田口登山道ルートと合流。6合目からは吉田登山道ルートで登るというものになります。
勧める理由としては、飲み物、食べ物の補給ができ、トイレ(有料)がある山小屋が多いということと、メジャールートであるので登山道が整備されているということです。また、本当に最悪の場合、ブルドーザーに乗って下山をすることができるというのもあります。(ブルドーザーは吉田口山頂まで入ることができます。ただし、タクシー感覚でブルドーザーに乗ることはできません。乗車には4万円?ほどかかり、常駐しているわけではありません。)
このルートの難点としては、メジャールートであるがゆえに混雑をする場合があるということです。場合によっては8合目から登山者渋滞が発生することもあります。
 
 
 
 

2.山小屋泊か日帰りか

 
個人的には山小屋には泊まらずに、日帰りで富士山に登るのが良いと思います。以前に両親を連れて富士山登山(吉田口山頂まで)をしたことがありますが、その際は日帰りで登りました。ちなみに、両親ともに60代で運動不足、肥満体系です。
僕は富士山登山で実際に山小屋に泊まったことがないので聞く限りの話ですが、吉田ルートの山小屋は基本的にはどこも大混雑をしているようです。1枚の布団に3~4人が寝る場合もあるという話も聞きます。大混雑の中では大部分の人が熟睡をすることができないと思います。また、山小屋は標高が3000m前後あるので、山小屋に泊まっているうちに高山病にかかってしまうという可能性もあります。
 
 
 
 

3.標高に体を慣らす(高山病対策)

 
登山口としておすすめをしているスバルライン5合目は標高が約2300mあります。登山口の段階で、我々が日常生活をしている標高よりもはるか高い場所に身を置くことになります。
標高に体を慣らすため、車で5合目に着いたらすぐに登山を開始するのではなく、1時間程とどまる(高所順応)のが良いです。朝食(持参)を5合目でとるように段取り、ゆっくりと朝食をとり、ゆっくりと登山装備、準備を整えていれば1時間はたつので、登山開始予定時刻よりも早めに5合目に着くように予定をたてると良いと思います。そして、高所に順応しているという意識を持ち1時間ほどを過ごすのが良いと思います。
また、富士山登山のために前日入りをする場合には、可能であれば、登山前日にスバルライン5合目まで行き、1~2時間を過ごすと良いと思います(富士スバルラインの通行料はかかりますが。)。恐らく、登山当日はスバルライン5合目のおみやげ屋を見ている余裕はないと思います(登山開始前におみやげを買うわけにはいきませんし、下山後は疲労のためおみやげ屋に寄る余裕はないと思います。)。前日にスバルライン5合目まで行きおみやげ屋を見て、登山口を確認して、標高に体を慣らすというのがベストです。
 
 
 
 

4.登りはイーブンペースで

 
富士山登頂をできるかできないかを分ける大きなポイントの1つが登山ペースです。息が上がらないくらいの一定のペースでコツコツと登ることが重要です。
スバルライン5合目から20分ほどは、登山道はゆるやかな下り基調です。下りだからといって調子に乗ってオーバーペースになりがちですが、ゆっくりすぎるくらいにゆっくり歩くことが重要です。
序盤の登りではたいていの登山者はオーバーペースで歩いています。特に外国人登山者はものすごいハイペースで歩いていますが、7~8合目まで登ったあたりで青い顔をしてしゃがみこんでいる光景を見かけることがあります。
周りに流されることなく、息があがらない程度のペースでコツコツと登ることが重要です。
 
 
 
 

5.呼吸で意識すること。

 
登山中は息を吐くことに意識をおくと良いと思います。 人間は息を吸うことよりも吐くことの方が得意といわれています。息を吐いたら、あとは吸うしかないのでおのずとしっかりと呼吸をすることができます。
 
 
 
 

6.行動食と水分補給

 
登山中は、こまめにエネルギー補給をすることが大切です。登山では、平地で言うところのおやつを行動食と呼びます。簡単に言えば登るためのエネルギー補給です。行動食は、30分から1時間に1回ほど、飴をなめたり、カロリーメイトなどの栄養補助食品を食べるのが良いと思います。
登山で疲労している筋肉に直接的にエネルギー補給をするためのアミノバイタルなどのサプリもおすすめです。
飲み物は個人的にはポカリスエットを水で薄めたものを飲むのがおすすめです。僕は水とポカリを1:1にして飲むことが多いです。ポカリスエットには体のコンディションを維持するために必要な電解質が含まれています。
 
 
 
 

7.休憩時間と食事のタイミング

 
休憩は1時間に5分から10分くらいが良いと思います。休憩回数が多過ぎたり、休憩時間が長すぎると登山のリズムやペースが乱れてしまいます。ザックを降ろし、腰を下ろしての休憩は極力、少なくした方が良いと思います。呼吸を整えるため、景色を眺めるため、写真を撮るためなど、立ち止まっている時が休憩だと意識すると良いと思います。
食事のタイミングについては山頂で食べるのが良いと思います。食事をするとどうしてもだるくなるので、登っている途中ではなく、あとは下山をするのみというところで食事をするのが良いかなと思います。
 
 
 
 

8.富士山登山前日の食事

 
登山の原動力となるのは炭水化物です。カーボローディングと呼ばれることもありますが、登山前日はお米やパスタなどの炭水化物をいつもよりも多めにとると良いです。僕の場合、富士山登山に限らず登山前日はパスタを2玉にプラスαでお米を茶碗に軽く一杯など、炭水化物を多くとるようにしています。
 
 
 
 

9.絶対に必要な装備(ギア)

 
登山装備(ギア)について説明をし始めるとキリがありませんので、本当に必要最低限の装備についてのみを記します。必要と感じる装備、考え方は人それぞれなので、装備についての答えは無いと思います。また、装備を新調する場合、富士山にのみ登ることを目的とするのか、富士山以降も登山をするのかでだいぶ違ってきます。富士山以降も登山をしようと考えている方は、なるべくハイスペックな装備を購入すると良いと思います。そこそこのスペックのギアを使っていると、最上位のギアが欲しくなり、結局、買い直すということがあったりします。富士山のみを目的とする方は登山装備のレンタルも視野に検討をするとよいかもしれません。いずれにしても、実際に店頭でモノを手に取って確認し、店員さんにアドバイスを聞いてというのが重要です。また、富士山登山で初めて装備を使用するというのは避け、平地での散歩でも構わないので、実際に装備を身につけて歩いてみる(フィールドテスト)ことが重要です。フィールドテストによりどこにストレスがかかるか、ストレスを感じるかがわかるので、ストレスを軽減するための対策を検討することができます。
前置きが長くなりましたが・・・。装備の説明です。
 
 

 
ハイカットの登山靴が望ましいですが、ローカットのハイキングシューズ、トレイルランニングシューズでも登れないことはありません。
 
 

ザック(リュック)

 
30ℓから40ℓの日帰り登山用ザックで充分だと思います。腰のハーネスにポケットがついているもの、ザックのサイドにポケットがついているものなどがおすすめです。登山中に、ザックを降ろして、ジッパーを空けてというのは思っている以上に時間と労力を必要とします。ザックを降ろさなくても手が届くところに行動食などを入れることができるもの、ザックを降ろさなくても飲み物をいれたボトルに手が届くものなどがおすすめです。
 
 

カッパ上下

 
雨対策と寒さ対策のためにカッパ(レインウェア)が必要です。ゴアテックスのものが望ましいですが上下をそろえると4万円ほどするのが一般的です。ゴアテックスとはレインウェア内の蒸れなどは外に出し、雨や冷気はシャットアウトする素材です。また、ゴアテックスのレインは軽量で、ザックへの収納時にはコンパクトに収めることができます。ゴアテックス素材のレインは高価なので、上下で1万円前後のカッパを用意するのが良いかなと思います。
 
 

重ね着ができる上着

 
ベストなものはソフトシェルと呼ばれる登山ウェアですが、ウィンドブレーカーやヤッケでも構いません。登山では重ね着をして体温を保つのが一般的です。重ね着ができる上着を着て、それでも寒ければカッパを着るというように保温をします。
 
 

グローブ(手袋)

 
軍手でも十分かなと思います。夏といえども、山では太陽が隠れると体感温度は一気に下がります。低温と風から手を守る保温のためと、富士山では岩をつかむシーンが時々あるので、擦り傷などを負わないようにグローブが必要です。(岩をつかむ場面が時々ありますが、危険度は低いです。)
 
 

帽子

 
日差し対策だけでなく、それなりに頭を守ってくれます。山では風が強いことが多いので、あごひも付きの帽子がおすすめです。
 
 

時計

 
日が暮れる前に下山をするために、常に時間を確認することが大切です。一般的には15時には登山口に下山をするのが望ましいと言われています。
 
 

お昼、行動食(おやつ)、飲料

 
6.行動食と水分補給でも触れましたが、カロリーメイトやアミノバイタルなどがおすすめです。他にも菓子パン、チョコレート、スナック菓子など、食べたいものを持って登山のモチベーションにするのも良いと思います。
 
 

ヘッドライト

 
予想外のトラブルなどにより、登山時間が大幅にずれこみ、日が暮れてしまうということは十分に起こりえます。人間、暗闇の中ではヘッドライトなしには行動することはできません。暗い時間帯に登山をする計画では無いにしても、ヘッドライトは必携です。
 
 

地図

 
登山に地図は必携です。山と高原地図を携行するのが一般的です。自分の歩くルートやコースタイムなどを事前に把握しておきましょう。
 
 

お金(千円札と小銭)

 
富士山の登山道にあるトイレはすべて有料です。小銭での支払いになるので100円玉、500円玉を多めに持つことをおすすめします。また、山小屋で飲み物や食料を買う場合、食事を注文する場合、5000円札や1万円札での支払いは嫌がられます。1000円札を多めにもつことをお勧めします。山小屋はトラックなどでの物流ができないので、販売しているものは平地の2~3倍からそれ以上することが一般的です。また、平地と違い、買い手よりも売り手が強い立場にあることが多いです。
 
 
装備や持ち物についてでした。富士山装備のために登山装備を新調する場合、登山用品メーカーとして、ノースフェイス、パタゴニア、マムート、ファイントラックなどなどがあります。これらのメーカーの登山用品は性能とファッション性を兼ね備えたものがおおいですが、その分、割高です。ファイントラックは日本のメーカーであり、性能はピカイチという評価を聞くことが多いですし、僕自身もそう思います。お金に余裕がある方は、これらのメーカーの中からじっくりと選んで購入すると良いと思いますが、低予算でそろえようとする場合にはmont-bell(モンベル)がおすすめです。モンベルは前述のメーカーに比べて価格が安く、性能は申し分ありません。
 
 
 
 

服装について

 
下着も含め、速乾性のものが望ましいです。ユニクロ製品を使用しているという登山者をSNSで見かけることも時々あります。最低でも、ランニングなどの運動ができる服装、可能であれば登山用品店などで売られているウェアが望ましいです。速乾性、収縮性、擦れなどへの耐性があるものを選びましょう。また、下半身は長ズボン、上半身は半そでにアームカバーなど、基本的には肌を露出しないようにした方が良いです。肌を隠すことにより、紫外線、寒さ、岩場などでの擦れから体を守ることができます。
 
 
 

まとめ(富士山に登頂するために)

 
富士山は登山道がとても整備されており、何件もの山小屋が営業しているので北アルプスをはじめとした日本アルプスほどの登山難易度はありません。ただ、日本一の標高を誇っていることは間違いなく、最も高山病に陥りやすい山と言えると思います。上述したとおり、標高に体を慣らし、オーバーペースになることなく、着実に1歩1歩を進めれば登頂の可能性を大きく高めることができると思います。

 
 
 
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