99座目 光岳(てかりだけ) 日本百名山全山日帰り登山

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2017年10月27日に光岳(てかりだけ)を日帰り登山済

標高2592m

静岡県と長野県にまたがる山

 
登山ルート

易老渡からの日帰りピストン

 
メモ:光石(てかりいし)が由来となり光岳(てかりだけ)と呼ばれる。

 
駐車場(芝沢ゲート)

20台前後 トイレ無し

※駐車台数は実際にカウントしたわけではないので大きく異なっている可能性あり。
※駐車台数は10台前後、20台以上、50台以上で分類。
※トイレの使用可否は未確認の場合あり。

 
 
樹林帯歩きが長かった光岳。
青空が開けたセンジヶ原は楽園のように思えました。

日本百名山である光岳の日帰り登山を達成
 

10日程前に、ここ芝沢ゲートから聖岳に登りました。

光岳と聖岳の登山の起点となる芝沢ゲート

聖岳登山の時は霧の中を芝沢ゲートまで運転したので非常に神経を使いましたが、
今回は視界があったためそれほど神経をすり減らさずにたどり着くことができました。

前回、1ヶ所だけ細かい落石が道路を覆っていた場所があり、
非常に神経を使って通過しましたが、
今回はありがたいことに落石は撤去されていました。

それから、林道に入る前に集落を通るのですが、
集落の中をすれ違い不可のヘアピンカーブが連続しています。

後に、日本のチロルと言われる下栗の里だということを知りました。

ただただ恐ろしい道だとしか思っていませんでした・・・。
 

芝沢ゲートから易老渡(いろうど)にある易老渡・光岳(てかりだけ)の登山道入口までは5.5km。

前回は、芝沢ゲートから7.5kmの便ヶ島(たよりがしま)まで林道を歩いたので、
今回はだいぶ早く着いたように感じました。
 

前回はありませんでしたが・・・。
倒木がガードレールを直撃し、道をふさいでいました。

ちなみに、易老岳・光岳登山道入口は倒木の手前なので倒木を越える必要はありませでした。

聖岳に向かうにしても徒歩であれば問題なく倒木は越えられます。
(帰りに試しに倒木を越えてみました。)
 

恐ろしき自然のパワー。
ガードレールが一反木綿のようにぐにゃぐにゃです。

恐らく、数十メートル上から落ちてきたものと思われます。
 

橋につけられた看板によると易老岳まで6時間。光岳まで8時間となっていました。

易老渡の易老岳と光岳登山道入口

しかしながら、易老岳につけられた看板によると、
易老岳から光岳まで2時間40分となっていました。

どちらが正しいかわかりませんが、
6時間に2時間40分をプラスすると8時間40分かかるということになります。
 

橋には光小屋からのお知らせの看板が貼られています。

光小屋からのお知らせの看板

営業は7月中旬から9月中旬まで。

食事の提供は50歳以上、3名以下のグループまでとのことです。
 

味のある手書きで、易老渡から面平(おもだいら?)までのナンバリングがされています。
易老渡から面平までは10のナンバリングがあります。

ちなみに、面平を過ぎると易老岳までのナンバリングがでてきます。

易老渡から易老岳までは30となります。
(易老渡から面平は、易老岳までの30分の10の地点ということになります。)

なお、ナンバリングの間隔はバラバラなので、
あっという間に次の看板に着くこともあれば、
歩いても歩いても次の看板が出てこないこともありました。
 

登山道はそれほど段差のない斜面で、序盤からハードな登りでした。

光岳の易老渡ルート登山道
 

熊の好物であるドングリが豊作です。


 

面平に到着。

平らなのは面平だけで、面平までも、面平から先もキツイ樹林帯登りが続きます。
 

面平から易老岳までは3.2km

光岳の易老渡ルートの面平

距離もナンバリングも、
面平が易老渡から易老岳までの3分の1の地点ということで一致しています。
 

往復2000km以上を運転した弾丸阿蘇山登山翌日に仙丈ヶ岳に登り、
仙丈ヶ岳に登った翌日の光岳登山だったので、
体に疲れが溜まっていました。

長時間の運転により下半身が疲れていたのと、
仙丈ヶ岳ではバスの時間があったので、
普段はしないトレラン的な山行をしたので、足に張りがありました。

特に、前日の仙丈ヶ岳での小走りが足にきいていたような気がします。

そんなわけでアミノバイタルを注入。

百名山登山でサプリを摂取したのは、
日本百名山日帰り最難関の畑薙第一ダムからの赤石岳・悪沢岳と、
今回の光岳登山のみです。

コンディション的な要因からですが、
光岳登山の登りが百名山登山の中で最も厳しかったように思います。
(同じく疲れが溜まっている中で登った、谷川岳の雨の巌剛新道も厳しかったですが。)
 

三角点(標高2254.5m)

南アルプスの易老岳の易老渡ルートの三角点

三角点から易老岳までは1km。
 

滑落注意な、


 

岩のトラバース

南アルプスの易老岳山頂近くの岩場
 

ついに尾根上の分岐点までたどり着きました。

ここまで、下山していった登山者1人とすれ違ったのと、
先を登っていた登山者1人を抜いただけでした。

全行程で1組にしか会わなかった聖岳登山と同じく、静かな登山です。
 

分岐点の様子。

南アルプスの易老岳の道標

看板によると、
目指す光岳までは2時間40分、聖岳方面となる茶臼岳までは2時間10分です。
 

易老岳の山頂は樹林帯の中でした。

南アルプスの易老岳

展望はありませんが、非常に苦労して登ってきたので感慨もひとしおです。
光の入り具合が何とも神々しかったです。

そして、易老(いろう)だけに慰労してもらっている気分でした・・・。
 

霜柱。

易老岳から光岳までは、
標高2200mから2600mほどの樹林帯を歩いたということになるのだと思いますが、
道中は気温が低かったです。
 

雲海の向こうにポッコリと少し目立つ山。(山名は不明。)


 

易老岳から光岳の道中は朽ちた樹木が多かったように思います。

木々の世代交代や、山の自浄作用と考えられている縞枯れ現象とは少し違う気がしました。
(縞枯れ現象は北八ヶ岳の北横岳や縞枯山が有名です。冬のホームマウンテンです。)
 

三吉ガレ

三吉ガレの看板
 

ガレの斜面が遥か下まで続いていました。

三吉平のガレ場
 

三吉ガレから三吉平までの間にあった池。


 

なかなかの難易度の渡渉です。

無理せずに正規の道で池を周り込みました。
 

三吉平

光岳登山道の三吉平

易老岳から三吉平までは下り基調だったと思います。
 

三吉平から静高平までは登り基調で、特に最後の登りがきつかったです。

三吉平から静高平の道中はゴーロの谷筋と呼ばれるようです。

改めて調べてみると、

ゴーロとは山岳用語で岩や石がゴロゴロと散乱している場所のことを言うようです。
確かに、上の写真のようにゴロゴロとしている上を歩きました。
 

静高平に到着


 

静高平に着くころには樹林帯を抜け、空が開けました。

静高平

その昔、
静岡高校山岳部が野営をした場所ということで静高平と呼ばれるようになったようです。
 

静高平の水場

静高平の水場

ここの水が出ているうちは光小屋では水の提供はしませんと看板がありました。
 

もうひと登りで光岳方面の全容がわかりそうです。


 

振り返ると聖岳が見えました。

光岳登山道から見る聖岳
 

ハイマツが出てきて、雷鳥がいそうな雰囲気になってきました。

光岳は雷鳥が生息する南限だそうです。

百名山登山では本当にたくさんの雷鳥に出会うことができました。
(ネタバレすると、残念ながら光岳では出会うことはできませんでしたが。)

以前は雷鳥のことを英語ではサンダーバードと呼ぶのだと思っていましたが、
英語では「Ptarmigan(ターミガン)」と呼ぶようです。

「特急サンダーバードを命名したJR西日本が悪い」と、

ツイッターで話題になったこともあるようです 笑

でも確か、アメリカの映画?テレビ?でもサンダーバードがありましたよね。
 

光岳だと思っていたらイザルヶ岳でした。

イザルヶ岳
 

イザルヶ岳までは登山道を外れること往復15分。
帰りに寄ることにしました。


 

ここまでの道のりが長かったので、楽園のように感じました。

木道が続く場所はセンジヶ原と呼ぶようです。
 

センジヶ原では亀甲状土と呼ばれる、
土が、不規則な多角形で盛り上がっている様が見れるようです。

撮った写真の中では一番それっぽい気がしますが、違う気もします・・・。
 

登山道が霜で覆いつくされています。


 

光小屋が近づいてきました。

木道と光小屋

営業期間は終わっていますが、砂漠の中のオアシスのように思えました。

深い森の中にあるオアシスといった感じです。
 

それほど広くはありませんが光小屋のテント場だと思われます。(センジヶ原側)
聖岳を見ることができます。

光小屋のテント場
 

光小屋に隣接するように、光岳側にもテント場がありました。
こちらもそれほど広くはありません。

光小屋とテント場

光小屋までテント装備で歩くのは百名山の中でもトップクラスにきついように思います。
 

光小屋付近からは聖岳方向を見ることができました。

一番高い山が聖岳です。
 

聖岳(中央左)と上河内岳(中央右)

光小屋付近から見る聖岳

左奥に見えているピークが気になりますが、
角度的に塩見岳では無いような気がします。
 

上河内岳にズーム。右手前が易老岳から2時間ほどの茶臼岳でしょうか。


 

静岡方面の山々


 

奥は地平線なのか水平線なのか。
太平洋が見えていてもおかしくは無いと思いましたが、海だという確証は持てずでした。


 

光小屋

光岳の光小屋
 

夏は左の光小屋の看板が入口で、
冬季小屋として右の階段を登った入口(積雪対策)から入れるようになっていました。

光岳の光小屋

中をのぞかせてもらいましたが、間違いなく快適な冬季小屋です。
入口が違うだけで、夏も冬も同じ空間を利用するタイプです。
 

光小屋の近くのお地蔵様


 

小屋から少し登り光岳山頂に到着。

光岳の山頂標

前日までの疲れが溜まっていたこともあり、本当に長かったです。
 

反対側の山頂標。

光岳の山頂標
 

光岳山頂での記念自撮り

光岳山頂で記念撮影
 

光岳山頂から10mのところにある展望台。

光岳の展望台

静岡方面を見ることができます。(聖岳とは反対方向)
 

山名はよくわかりませんが山並みが綺麗です。


 

光岳山頂から光岩(てかりいわ)に向かう途中の池に張っていた氷。

意外と厚い氷が張っていました。さすがに体重をかけると割れました。
 

光岳の名前の由来にもなったと言われる光岩

光岳のテカリ岩

光岳の、光を光(てかり)と読むのは、
光岩(てかりいわ)が山名の由来になっているからのようですが、

ではなぜ、光岩は光を(てかり)と読むのかが釈然としません 笑

多分、当て字と言うことだと思いますが。

確かに、光岩は太陽の光を浴びて、てかっていました。
 

光岩の左側


 

光岩に座って記念撮影。

光岳で記念撮影
 

光岩から見た光岳方向。

テカリ岩方向から見る光岳

光岳山頂から光岩までは7分の表示でしたが、戻りは登りとなります。
 

見納めの光岩。

光岳のテカリ岩

太陽の光を浴びて本当に綺麗にてかっていました。
 

光岳山頂まで戻ってきました。
展望台まで10m、光岩まで7分。
光岩まで行って戻ってくるのは疲れ果てている体には辛いものがありました。

しかしながら、光岩は辛い思いをしてでも見る価値は十分にありました。
 

再びの光岳山頂

光岳の山頂標と三角点
 

再びの反対側の光岳山頂標

光岳の山頂標
 

再びの記念自撮り

光岳山頂で記念撮影
 

寸又川方向は、台風うんぬんではなく、元からして難ルートのようです。

寸又川左岸林道についての注意喚起
 

光小屋を後にします。


 

センジヶ原の木道が青空へと続いているようです。


 

木道で記念自撮り


 

さらば光小屋

木道と光小屋

泊まったわけでもないのに、何故かとても名残惜しかったです。
 

平地では見ることがないサイズの霜柱。


 

右に見えるイザルヶ岳へと向かいます。


 

空が開けていると登りもそれほど苦になりません。
5分ほどの登りではありますが。


 

だだっ広いイザルヶ岳山頂。


 

イザルヶ岳山頂からは聖岳方面の展望が素晴らしかったです。(中央が聖岳)


 

富士山の展望も素晴らしいです。

イザルヶ岳から見る富士山
 

聖岳(右)と兎岳(左)
左奥のピークがやはり気になります。

イザルヶ岳から見る聖岳と兎岳

聖岳から兎岳にかけての聖岳大崩壊地がよくわかりました。
 

聖岳から見たときは、登山ルートと山小屋だと思いましたが、
ハイランドしらびそ(中央)と車道のようです。

イザルヶ岳から見るハイランドしらびそ

奥に見えているのは中央アルプスでしょうか。
 

富士山から聖岳までを撮りたかったのですが、上河内岳までしか収まりませんでした。

イザルヶ岳から見る富士山と上河内岳

イザルヶ岳から富士山と南アルプスの位置関係を見ていて実に納得がいかなかったのが、

赤石岳・悪沢岳よりも静岡県に近い聖岳、光岳には長野県から登ることができるのに、
聖岳や光岳よりも松本市から近い赤石岳・悪沢岳にはなぜ静岡県から登らないといけないのかということです 笑 (文章だとわかりづらいと思います・・・。)
 

赤石岳・悪沢岳に登るには、松本から一度、静岡まで南下して、
再び長野県側に北上する感じになります。

そして、この北上するための道路が途中から山岳道路のような感じなので、
静岡の市街地から3時間ほどかかるのです・・・。
 

話がそれましたが、

右手前から左に向かう順で茶臼岳、上河内岳、聖岳、兎岳だと思われます。
イザルヶ岳から撮影。

イザルヶ岳から見る聖岳
 

ザックの背負い過ぎにより発症する体の痺れ対策のストレッチ。

イザルヶ岳山頂で記念撮影

贅沢にも聖岳方面を見渡しながらのストレッチです。
 

風も無く、暑いくらいのイザルヶ岳でした。

イザルヶ岳山頂で記念撮影
 

山頂が少しだけ白い富士山。

イザルヶ岳から見る富士山
 

真偽は不明ですが、
山梨の方言で「ざる」のことを「いざる」と呼ぶようで、
いざる岳が訛ってイザルヶ岳となったとネット上にありました。

イザルヶ岳山頂看板と聖岳
 

それにしても平らでだだっ広い山頂です。

イザルヶ岳山頂と聖岳

山小屋の立地条件としては最高の場所のように思えます。
確実に雨風雪に吹きさらされるでしょうが。
 

イザルヶ岳から見る光岳。

イザルヶ岳から見る光岳

ピークの左下に光小屋が見えています。
 

イザルヶ岳から下りてきました。

イザルヶ岳
 

聖岳も見納めです。


 

ゴーロの登山道です。下山時に振り返って撮影。


 

雲ひとつない青空なのに、
樹林帯を歩いているのがもったいなくも思いましたが、
木々の間に青空が見えているとそれだけで爽やかな気分になります。


 

往路とは太陽の高さが変わり、池の写真を綺麗に撮ることができました。


 

ここまで歩いてきた南アルプスの百名山には池は無かったように思います。


 

山と高原地図には記載されていませんでしたが、なかなか広い池でした。


 

三吉ガレ


 

急斜面です。
三吉ガレは登山道ではありません。

絶対に無理ですが、三吉ガレを歩けたとすると、
易老岳経由で光岳に上り下りするよりもだいぶ時間が短縮できると思います。
 

木々が立枯れています。


 

倒木も目立ちます。


 

易老岳まで戻ってきました。

良く見ると、光岳らしく、文字の枠が黄色く輝いています。
 

往路に比べると易老岳山頂にもだいぶ陽が差しています。

易老岳山頂と三角点
 

いつか気が向いたら聖岳・光岳の日帰り周遊もしてみたいと思います。


 

紅葉①


 

紅葉②


 

面平も、


 

復路では陽が差し込んでいて幻想的でした。


 

山と高原地図では面平の場所に「檜の大木」とあります。

写真の木が檜なのかはよくわかりません・・・。
 

紅葉③


 

南アルプス南部といえば樹林帯というイメージが定着しました。

この日は、全行程で3人の登山者と会ったのみでした。

聖岳に続き静かな樹林帯歩きとなりました。

 

熊の好物であるドングリが大量に落ちている付近に、
罠が置いてありました。

聖岳と同じく残置されている感じで仕掛けはされていないように見えました。
 

易老渡~芝沢の道中で、川に落下しているトラック。
相当昔のものだと思いますが、回収しないんでしょうか。


 

芝沢ゲートに無事に到着。

聖岳と光岳の登山の起点となる芝沢ゲート

手持ちの本では登山適期が10月下旬までとなっていた光岳と聖岳。

百名山登山最終盤は、長雨と台風の影響で山に登れない日が続いたので、
光岳と聖岳を最後に予定する作戦は功を奏したと思います。

どちらかというと登山道の心配よりも、

芝沢ゲートまで続く林道が、
長雨や台風による土砂崩れなどで通行止めになるのではないかとヒヤヒヤしました。
 

光岳の帰りには実際に・・・、
往路には無かったような気がする巨大な石が道をふさいでいました・・・。

フルパワーを出して何とか転がして脇に避けることができました。

運転中に直撃したらと思うと・・・ 汗

易老渡でも巨木が倒れていましたし・・・。

本当に登山、運転ともに無事に終えることができて良かったです。

 
光岳は奥深い場所にある静かで神秘的な山でした。
 
 
 
☆日本百名山全山日帰り登山の一覧はこちら☆
 
 
 
☆登山ルートやコースタイムなどを参考にした山と渓谷社の☆

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