146日間で日本百名山を完登した、ひと夏での日本百名山全山日帰り登山で、北アルプスの白馬岳登山をした際に山頂で撮影

75座目 白馬岳登山(しろうまだけ) 【ひと夏での日本百名山全山日帰り登山 146日間で完登】

 
 
 
 
 
2017年9月1日に白馬岳(しろうまだけ)を日帰り登山済
 
標高2932m
 
長野県と富山県にまたがる山
 
 
登山ルート
 
猿倉からの日帰りピストン
 
 
メモ:白馬山荘は北アルプス一の収容力。
 
     日本一の大雪渓は2016年夏に崩落して通行禁止に。(2017年は通行可)
 
 
駐車場(猿倉)
 
50台以上 トイレ無し(駐車場から徒歩5分ほどの猿倉荘の外トイレが利用可)
 
※駐車台数は実際にカウントしたわけではないので大きく異なっている可能性あり。
※駐車台数は10台前後、20台以上、50台以上で分類。
※トイレの使用可否は未確認の場合あり。
 
 
 
一人ぼっちの大雪渓がちょっと心細かった白馬岳。
 
日本百名山である白馬岳の日帰り登山を達成
 
 
 
昨年は登山者でごった返していた猿倉荘前。(外トイレ利用可)
 

 
平日のせいか他の登山者は全くおらず。
 
天気予報が急に好転したというのもあるのでしょか。
 
猿倉の駐車場も難なく車を停めることができました。
(少しの時間、空を見上げていれば流れ星を見ることができる星空でした。)
 
週末などは、猿倉の駐車場は満車となるので、八方の駐車場に車を停め、バスやタクシーで移動することになります。
 
昨年、白馬岳に登った時は八方に車を停め往路はタクシーで移動。
 
復路は下り基調なので、猿倉から八方まで小走りで戻りました。
 
 
大雪渓の少し手前の白馬尻(大雪渓ケルン)までがトレッキングで、その先は登山になるようです。
 

 
雪渓上の落石は速度が速く音がしない・・・ だそうです 汗
 
 
久しぶりに目にする中部山岳国立公園の文字。
 

 
北アルプスに帰ってきたという実感が湧きます。
 
 
鑓温泉との分岐
 

 
鑓温泉ルートから白馬鑓、杓子岳、白馬岳、大雪渓と日帰り周遊をしてみたいと思っています。
 
 
しばらく続く林道
 

 
 
稜線を見上げながら登山できるのはどれくらいぶりでしょうか。
 

 
 
白馬尻小屋前の、
 

 
おつかれさん!ようこそ大雪渓へ
 
 
白馬尻小屋
 
白馬尻小屋
 
こちらも、ひと気はなくテントも張られておらず。
 
 
雪渓がでてきました。(写真の箇所は登山ルート外)
 

 
 
大雪渓ケルン
 

 
 
朝6時の雪渓は雪が固く締まっており、ちょっとした傾斜でも軽アイゼンなしでは歩けない状況でした。
 

 
もうしばらくは雪渓左の夏道(土と砂利の登山道)を歩くことにしました。
 
 
大きなひび割れ。(登山ルート外)
 

 
 
いつ落石がおきてもおかしくない箇所を通過。
 

 
結果的に考えると、もっと早く雪渓上を歩けば良かったなと思います。
 
夏道は、斜面がもろく足元が崩れやすかったです。
 
落石も起こりやすい状況でした。
 
 
前にも後ろにも登山者は全くおらず、大雪渓で完全一人ぼっち。
 

 
恐らく、降雨後、初の登山者でした。
 
雨が踏み跡を洗い去ったのか、雪渓上にははっきりとした踏み跡が見当たらず。
 
ピンクテープなどの目印もほとんどなかったので、完全に自己判断で広大な雪渓上を登る必要がありました。
 
 
登山中は最悪の事態を考えて、そうならないように行動するよう心がけていますが、大雪渓の大崩落に巻き込まれるという最悪の事態を考えた場合、永遠に見つけてもらえない可能性があります・・・。
 

 
 
5月に残雪の鳳凰三山に登った時以来のチェーンスパイク(軽アイゼン)。
 

 
鳥海山の雪渓はチェーンスパイクをはかずに通過しました。
 
☆チェーンスパイクのブログ投稿はこちら
 
 
 
せっかくなのでピッケルを携行。
 
下山時は沢山の登山者とすれ違いましたが、ピッケルを使っていたのは例によって僕だけでした。
 
白馬大雪渓とピッケル
 
☆ピッケルについてのブログ投稿はこちら
 
↑少し恥ずかしいですが・・・、昔のブログです。昔のカップヌードルアルバムもあり。
 
 
登ってきた方を振り返ると、下が見えないくらいの斜度です。
(実際に歩くとそれほどの斜度は感じません。個人的感想ですが。)
 

 
 
久しぶりの青空が目に沁みます。
 

 
まさに、青い空と白い雪です。純白の雪とまでは言えませんが。
 
 
大雪渓で記念自撮り
 

 
 
雪渓左側の斜面は時々、カラカラと音を立てて石が崩れています・・・。
 

 
 
転がっている石は落石したものと思われます。
 

 
 
そこかしこに落石が。
 

 
 
ガンガンと登ったのであっという間に雪渓が終わってしまいました。
(大雪渓通過後に振り返って撮影)
 

 
30~40分ほどしか雪渓を歩かなかったと思います。
 
 
 
雪渓が終わると、右側の斜面(雪渓から見て)を登ることになります。
 

 
雪渓終了直後から葱平(ねぶかっぴら)までは落石が多い場所です。
 
正直なところ、葱平と呼ばれる場所がよくわからないので、安全そうなところまでは落石に特に注意をしながら登ります。
 
 
雪解け水の力によって石が浮くのだと思います。
(それ以外の落石要因もあります。)
 

 
 
見るからに落石が起きそうな斜面です。
 

 
 
岩室跡
 
白馬岳の雪渓ルートの岩室跡
 
 
天狗菱(多分)
 

 
 
3段階の雪渓(登山ルート外)
 

 
 
再び天狗菱(多分)
 
白馬岳の雪渓ルートから見上げる天狗菱
 
 
緊急避難小屋
 
白馬岳の雪渓ルートの緊急避難小屋
 
 
昔に使われていた作業用の機械でしょうか。
 

 
 
イワヒバリでしょうか。
 

 
 
雪渓の終盤あたりから曇り空となり、ああ、またかという諦めモードにもなりましたが、
 

 
稜線上は晴れていました☆
 
北海道パターンです。
 
中央の山が杓子岳で右の山が白馬鑓ヶ岳(しろうまorはくばやりがたけ)です。
 
そこに白馬岳を加えると白馬三山となります。
 
白馬在住の知人は地元では「はくばだけ」と呼ぶ人もいると言っていましたが、ニュースで読まれるときなど、一般的には「しろうまだけ」ではないかなと思います。
 
 
村営白馬岳頂上宿舎
 
村営白馬岳頂上宿舎
 
 
北アルプスで最も収容力のある白馬山荘。
 
山荘のホームページによると収容人数800人です(槍ヶ岳山荘は650人)。
 
そのへんのちょっとしたビジネスホテルよりも収容力があるのではないでしょうか。
 

 
要塞のように立ち誇っています。
 
登山道を挟んで左と右に建屋が分かれています。
 
 
剱岳が見えております。
 

 
 
雲海と杓子岳と白馬鑓。
 

 
 
剱岳から立山へと続く稜線が美しいです。
 
白馬岳から眺める剱岳
 
よくわかりませんが 汗 左の方が立山(雄山、大汝山、富士ノ折立)だと思います。
 
 
白馬山荘(左側建屋)の入口。
 
白馬山荘の入口
 
 
白馬山荘(右側建屋)のレストランスカイプラザ白馬
 
「缶ビール自販キ」の文字が・・・。右奥の剱岳を眺めながら呑みたかったです。
 
白馬岳のレストランスカイプラザ白馬
 
通路を挟んだ建屋が白馬山荘の受付となります。
(売店が右手建屋、受付が左手建屋。)
 
 
白馬山荘付近から見上げる山頂
 

 
 
天気予報が急に晴れになったせいか、登山道も稜線も山頂も、ほとんど登山者がいませんでした。
 
白馬岳山頂
 
東京から来たと言う登山者さんと山トークをしながら小1時間山頂を二人占めしました。
 
猿倉から入り、鑓温泉、白馬鑓、杓子岳、白馬岳、栂池のルートを歩いているとのことでした。
 
 
富山県?新潟県?の平地と海がすぐ目の前です。
 

 
 
山頂方位盤
 
白馬岳山頂の方位盤
 
 
雲海が素晴らしいです。
 

 
 
稜線が雲をせき止めるダムのようです。
 

 
 
雨飾山でしょうか。
 

 
 
日本海へと続く栂海新道は雲の下です。
 

 
 
小蓮華山(多分)
 
白馬岳山頂から見おろす小蓮華山
 
 
山頂自撮り
 

 
 
カメラを置いた方位盤が映り込んでおります。
 
白馬岳山頂で記念撮影
 
 
写真中央奥右から、槍ヶ岳、奥穂高岳、吊尾根、前穂高岳です。
 
白馬岳山頂から見る槍ヶ岳と穂高岳
 
 
目の前には旭岳
 

 
 
見飽きることの無い雲海です。
 
白馬岳山頂から見おろす雲海
 
山トークをさせてもらった登山者さんも「あまりの快晴に去りがたい」と言われていました。
 
 
ケルンを入れて雲海を撮影
 

 
 
山頂近くには松沢貞逸さんのレリーフが。
 
白馬岳山頂近くの松沢貞逸のレリーフ
 
白馬山案内者組合を創設するなど、近代登山の発展に尽力された方のようです。
 
 
下山開始直後に後ろ髪をひかれる思いで山頂を振り返る。
 

 
山頂への登山道がある左側は穏やかですが、右側は猛々しいです。
 
 
山頂から白馬山荘の左に回り込むルートを発見。
 
白馬岳山頂付近のケルン
 
 
やはり猛々しい右側。
 
白馬岳山頂の山容
 
 
岩と雪の殿堂といわれる剱岳も猛々しさは負けていません。
 
白馬岳から見る剱岳
 
 
白馬山荘の前には方位盤ならぬ方位地面が。
 

 
 
間違っても踏むなんてことはできません。
 

 
 
山頂から山荘まで下りてきただけでだいぶ雲が近づきます。
(山頂から山荘までは登り15分、下り10分ほど。)
 
雲海に浮かぶ杓子岳と白馬鑓ヶ岳
 
 
登山口側から見て、白馬山荘左側建屋。奥に山頂が見えています。
 

 
 
白馬山荘右側建屋。
 
白馬岳山頂の白馬山荘
 
右がレストランスカイプラザ白馬で、左の赤いところが白馬山荘の受付です。
 
 
旭岳
 
白馬岳山頂から見る旭岳
 
 
雲の中に突入です。
 

 
 
正真正銘の雪解け水。
 
白馬岳の雪渓からの雪解け水
 
 
大雪渓には結構大きな落石も転がっています。
 
白馬岳大雪渓の落石
 
 
大雪渓の道中には目印などはありませんでしたが、大雪渓の最上部には終点を示すロープがありました。
 

 
 
雲の中で視界が無いのを覚悟していましたが、雲の中は意外に早く抜けました。
 

 
 
相変わらずカラカラと音を立て落石が起きています。
(下山時に見ると雪渓の右手側)
 

 
 
視界が広がり、雲の層を抜けたということを実感します。
 

 
 
上のほうは曇っています。
 

 
 
下山時もピッケル。
 

 
 
大雪渓下部にも立ち入り危険のロープがありました。
 

 
登っているときは気が付きませんでした。
 
一応、安全なエリアに入ってから雪渓を歩き始めることができていたようです。
 
 
往路で苦戦した夏道。復路では雪渓上を歩きました。
 

 
 
大雪渓は雪をスプーンですくったような形になっています。
 
白馬岳登山道の大雪渓
 
いわゆるスプーンカット
 
 
暗闇の中に吸い込まれそうです。
 

 
雪渓を手で触ると泥が炭のような感じになっていて、洗っても洗ってもなかなか手から落ちませんでした・・・。
 
 
幾何学的な模様に見えます。
 

 
 
午後になっても稜線上は晴れているようです。
 

 
登山時も下山時も稜線を見上げることができるのはどれくらいぶりでしょう。
 
すっきりしない天気が続いた8月でした。
 
 
下山時もひっそりとしていた猿倉荘
 
白馬岳登山口の猿倉荘
 
 
昨年は小走りで八方まで戻りましたが、今年はその必要も無し。
 

 
タクシー料金はこんな感じでした。バスもあります。
 
 
 
直近に登ってきた長野県外の山々はすっきりとしない天気が続いていましたが、久々の北アルプスは晴れ空で迎え入れてくれ、嬉しい白馬岳登山となりました。
 
 
 
 
 
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『日本百名山の100座すべての登山所要時間(登山レポート)』を、こちらで一覧にしています。
 
 ↑ 146日間で日本百名山を完登したときの登山所要時間(登山レポート)になります。
 
 
 
 
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』を、こちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 
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