146日間で日本百名山を完登した、ひと夏での日本百名山全山日帰り登山で、南アルプスの仙丈ヶ岳登山をした際に山頂で撮影

98座目 仙丈ヶ岳登山(せんじょうがたけ) 【ひと夏での日本百名山全山日帰り登山 146日間で完登】

 
 
 
 
 
2017年10月26日に仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)を日帰り登山済
 
標高3033m
 
長野県と山梨県にまたがる山
 
 
登山ルート
 
北沢峠からの日帰りピストン
 
 
メモ:南アルプスの女王
 
 
駐車場(仙流荘前バス停)
 
50台前後 トイレ有り
 
※駐車台数は実際にカウントしたわけではないので大きく異なっている可能性あり。
※駐車台数は10台前後、20台以上、50台以上で分類。
※トイレの使用可否は未確認の場合あり。
 
 
 
甲斐駒ヶ岳、北岳と間ノ岳の稜線、富士山の展望が素晴らしかった仙丈ヶ岳でした。
 
積雪に面喰いましたが何とか登ることができました。
 
日本百名山である仙丈ヶ岳の日帰り登山を達成
 
 
実は1週間ほど前に雨覚悟で登ろうと仙流荘まで来ましたが、気乗りしなかったので引き返しました。
 
土砂降りの雨だったというのが気乗りしなかった大きな理由です。
 
 
バスの時間に束縛される登山はあまり好きではないので、近場ながらこれまで足が向かなかった仙丈ヶ岳。
 
南アルプス林道バスの運行時刻表
 
仙丈ヶ岳の翌日には光岳に登る予定だったので、できれば13時10分のバスで帰ろうと思っていました。
 
10月のバスの始発は8時5分なので、北沢峠着の9時から13時までだと4時間しかありません・・・。
 
本当は14時のバスがあれば一番いいんですが、そこは時刻表に合わせるしかありません。
 
 
仙流荘前のバス停にあった南アルプスバスの経路図。
 
とてもわかりやすいです。
 
南アルプス林道バスの運行系統などの案内
 
仙流荘から乗って北沢峠で降りるのが一般的だと思います。
 
帰りのバスでは戸台大橋から北沢峠の間のフリー乗降区間で乗ってくる観光客が数組いました。
フリー乗降区間も活用されているようです。
 
 
バス待ちはバス停のベンチにザックを置いて順番を取れるようになっていたので、ソワソワせずにバスを待つことができました。
 
平日でしたが、バスの乗車率は7~8割といったところでした。
 
 
道中ではバスの運転手さんが見どころなどの説明を車内放送でしてくれ、とても味わい深くて良かったです。
 
見どころでのスピードダウンは不要、説明もいらないから運転に集中して少しでも早く北沢峠に送り届けて欲しい、と少しだけ思ったりしましたが 笑
 
翌日にも登山を控え、心にゆとりが無いのは良くないことです・・・。
 
バスは、往路左側、復路右側が見どころが多くて良いと思います。
(特に紅葉シーズンはおすすめです。)
 
 
北沢峠デビューです。
 
南アルプスの北沢峠の看板
 
思っていたよりもひっそりとした雰囲気でした。
 
少し先にいった長衛小屋(ちょうえいごや)がテント場もあり、賑わいを見せる場所なのでしょうか。
 
 
バスには登山客がたくさん乗っていましたが、バスを降りて準備をしているうちに一人取り残されてしまいました。
 
仙丈ヶ岳二合目ルート登山口
 
他の登山者さん達がどこに向かったのかさえ見ている間もなく取り残され、焦燥感にかられました。
 
 
登山道をハイペースで登るもひと気は無し・・・。
 
初めから一人ぼっちなら問題ないですが、ついさっきまで登山者が沢山いた状況から一人ぼっちと言うのは少し不安になります。
 

 
南アルプスというと樹林帯がきついイメージが定着しつつありましたが、仙丈ヶ岳の樹林帯はとても爽やかで登りやすい印象を受けました。
 
塩見岳、赤石岳・悪沢岳、聖岳と登ってきた後なので、なおさら登りやすく感じたのだと思います。
 
 
意外に早く大滝頭(五合目)に到着。
 
仙丈ヶ岳登山道の大滝頭
 
ある程度は仙丈ヶ岳を満喫しつつも13時のバスに乗れそうな雰囲気です。
 
 
藪沢重幸新道方面は、
 

 
 
来年の夏まで通行止めになっていました。
 
仙丈ヶ岳の藪沢重幸新道およびトラバースルートの通行禁止について
 
 
甲斐駒ヶ岳が雪化粧をしています。
 
仙丈ヶ岳の小仙丈ヶ岳ルートから見る甲斐駒ヶ岳
 
 
北アルプスの稜線も雪化粧をしております。
 
仙丈ヶ岳登山道から見る北アルプス
 
写真は乗鞍岳から穂高岳あたりまでだと思います。
(肉眼ではわかりましたが写真にするとわかりづらいです・・・。)
 
 
六合目あたりでちらほらと雪が。
 
仙丈ヶ岳登山道の六合目
 
 
仙丈藪沢小屋でしょうか。
 
仙丈ヶ岳登山道の藪沢小屋
 
 
トレランシューズで突入です。軽アイゼン、ピッケルは携行しています。
 

 
ちなみに、わたくし、雨の日のランニング、10センチ以上の積雪がある中でのランニング、真冬に10センチ以上の積雪がある中での里山トレーニング、残雪期の標高2500m以上の山の登山、などなどをランニングシューズまたはトレランシューズで行っているので、それなりのトレーニングを積んだ上での突入であることを申し添えます。
 
それから、この日の登山でも他の登山者からトレイルランナーに見られているようでしたが、自分では登山者のつもりです。
(詳しくは改めて別カテゴリーで投稿したいと思っています。)
 
 
青い空と白い雪。
 

 
一足先の雪山気分です。
 
 
雪化粧をした甲斐駒ヶ岳から、左方向へと鋸岳が続いています。
 
仙丈ヶ岳からみる甲斐駒ヶ岳と鋸岳

甲斐駒ヶ岳の山頂には、鋸岳方面に進む場合にはザイルとハーネスが必携ですと注意書きがあります。
 

ウサギの足跡

仙丈ヶ岳稜線のウサギの足跡
 

上から下に歩いて(跳んで)きています。

仙丈ヶ岳稜線のウサギの足跡

冬山では足跡を良く見かけますが、なかなか姿を見ることはできません。

登山道よりも、登山口に向かう車中から見かけることの方が多いように思います。
 

雷鳥の足跡であることを祈ります。


 

栗沢山(中央左)とアサヨ峰(中央右)

仙丈ヶ岳から見る栗沢山とアサヨ峰

左の甲斐駒ヶ岳から右の鳳凰三山を結ぶルートです。
 

ハイマツ帯も雪化粧をしています。


 

奥に富士山が見えてきました。

仙丈ヶ岳から見る鳳凰三山と富士山と北岳

左に鳳凰三山、右に北岳。
 

富士山が背後霊のように浮かび上がっています。

仙丈ヶ岳から見る富士山

それほど雪は積もっていない雰囲気です。
 

北岳。富士山に次ぐ標高第二位の風格があります。

仙丈ヶ岳から見る北岳
 

中央アルプスと奥に御嶽山

仙丈ヶ岳から見る中央アルプスと御嶽山
 

小仙丈ヶ岳に到着。奥に甲斐駒ヶ岳と栗沢岳、アサヨ峰。

小仙丈ヶ岳から見る甲斐駒ヶ岳とアサヨ峰

仙丈ヶ岳の山頂よりも、小仙丈ヶ岳の方が沢山の登山者がいました。

 

小仙丈ヶ岳まで来ると、仙丈ヶ岳の全容も明らかになりました。

小仙丈ヶ岳方向から見る仙丈ヶ岳山頂と大仙丈沢カール

稜線から左下に向かってえぐれている一帯が小仙丈沢カールだと思われます。

大仙丈沢カールもあるようですが、それは恐らく、稜線の向こう側です。
 

富士山と北岳(中央)と間ノ岳(右)

仙丈ヶ岳から見る富士山と北岳と間ノ岳

こう見ると北岳から間ノ岳はいとも簡単に縦走ができてしまいそうですが、非常に歩き応えがあった、広河原からの北岳・間ノ岳日帰り登山でした。
 

雪化粧も手伝って壮観な光景でした。

小仙丈沢カール

南アルプスの女王である仙丈ヶ岳。

雪化粧がエレガントさを際立たせています。
 

どう考えても前々日に登った阿蘇山の方が寒かったです。

雪もだいぶ弛んでいました。


 

山頂に至るには、そこそこの斜度の雪の登山道を登るように見えたので、若干の不安がありました。


 

多分、振り返って小仙丈ヶ岳を撮った写真です。


 

仙丈小屋には行ってみたかったですが翌日の光岳登山に備え割愛。

仙丈小屋と仙丈ヶ岳山頂の分岐

山頂(左方向)を目指します。
 

厳冬期に所々で見かける光景に近い気がします。

雪が風で吹き飛ばされて、岩や石がむき出しになっている光景。

この時は、単に積雪量が少ないだけですが。
 

ほとんどの登山者が軽アイゼンを使用していました。


 

仙丈小屋


 

雪山の光景。


 

小ピークが連なっています。一番右が山頂。

右手前側は藪沢カール。

仙丈小屋は藪沢カールに建てられています。
 

富士山と北岳のツーショット。

仙丈ヶ岳から見る富士山と北岳

標高ナンバー1とナンバー2です。
 

双耳峰の形からすると笊ヶ岳(ざるがたけ)のような気がします。


 

南アルプス南部の山々。

仙丈ヶ岳から見る南アルプス南部の山々

位置的に考えると仙丈ヶ岳に近い方から、塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳、光岳となるはずですが、イマイチわからず。
 

富士山と北岳と間ノ岳。

仙丈ヶ岳から見る富士山と北岳と間ノ岳

標高ベスト3の山々がそろい踏みです。

間ノ岳は近年のGPSに基づく測定(国土地理院)により、奥穂高岳と同率の3位となりました。
 

山頂(写真奥)が近づいてきました


 

振り返ると甲斐駒ヶ岳。

仙丈ヶ岳山頂方向から見る甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳
 

右のピークが仙丈ヶ岳山頂です。

仙丈ヶ岳山頂
 

大仙丈ヶ岳は割愛。


 

右のピークが大仙丈ヶ岳だと思います。


 

仙丈ヶ岳山頂に到着。

仙丈ヶ岳の山頂標
 

撮っていただいた写真。

仙丈ヶ岳山頂で記念撮影
 

歩いてきた方向。(ピークはトラバース)

仙丈ヶ岳山頂からの景色

中央奥に鳳凰三山。
 

登っているときから、写真右に見えているピークがずっと気になっていました。

仙丈ヶ岳から見る八ヶ岳と浅間山

奥に見えている白い山は浅間山。
 

「浅間山と甲斐駒の間にあんなに存在感のある山があったっけな~?」、とずっと考えていました。槍ヶ岳に似ています。

仙丈ヶ岳から見る八ヶ岳赤岳

山頂に居た方に、聞いてみると、「赤岳じゃないですかね」と即答いただきました。

わたくし、あろうことか八ヶ岳の存在をすっかり忘れておりました・・・汗

今年は百名山登山で美濃戸から赤岳をピストンしただけだったので・・・。

毎年恒例の、唐沢鉱泉~天狗岳~硫黄岳~横岳~赤岳(去年は赤岳の先の阿弥陀岳まで)の日帰りピストンをしなかったので、八ヶ岳の存在が薄れてしまっておりました。
 

山頂にはいくつかの石碑がありましたが、割れたりしていてよくわからずでした。

仙丈ヶ岳山頂
 

山頂から見ても南アルプス南部はよくわからず。

仙丈ヶ岳から見る南アルプス南部

辛うじて左奥が笊ヶ岳ではなかろうかと思うくらいです。
 

中央アルプスと右奥に御嶽山。

仙丈ヶ岳から見る中央アルプスと御嶽山
 

藪沢カールの中の仙丈小屋

仙丈小屋

右上の木の手前にもかすかに小屋が見えますが、仙丈藪沢小屋でしょうか。
 

藪沢カールと甲斐駒ヶ岳。

仙丈小屋と藪沢カールと甲斐駒ヶ岳

教えていただいてすっきりした八ヶ岳も奥に見えています。
 

北岳から勢いをつけて下れば、その惰性で間ノ岳まで登れてしまうように見えます。

仙丈ヶ岳から見る北岳と間ノ岳
 

なだらかに見えますが、北岳からなかなか近づかなかった間ノ岳山頂。

仙丈ヶ岳から見る間ノ岳
 

仙丈ヶ岳山頂での記念自撮り。

仙丈ヶ岳山頂で記念撮影
 

歩いてきた登山道と甲斐駒ヶ岳。


 

山頂をあとに、13時10分のバスに乗るために早足で北沢峠へと向かいます。


 

雪化粧しているのもあってか、連なるピークと藪沢カールが見応えがありました。

下山中に振り返って撮影。
 

雷鳥の登場。

仙丈ヶ岳稜線の雷鳥

羽が寝癖のようにちょこんと出ています。
 

雷鳥と甲斐駒ヶ岳を撮ったつもりでしたがハイマツに雷鳥が飲み込まれています。

仙丈ヶ岳稜線の雷鳥と甲斐駒ヶ岳

下山を急がねばなりませんでしたが、雷鳥の御登場とあらば足止めもいたしかたありません。
 

雷鳥が甲斐駒を眺めている風の写真

仙丈ヶ岳稜線の雷鳥と甲斐駒ヶ岳
 

突然の降雪に衣替えが間に合っていないようです。

仙丈ヶ岳稜線の雷鳥

雷鳥は冬になると真っ白な羽毛に覆われます。

夏にはよく会うことができる雷鳥ですが、冬には一度も遭遇したことがありません。

真っ白な雪に真っ白な雷鳥なので見逃している可能性もあります。
 

今年初の雪だるまを作ってみました。

ちょうど良い石が無く、目が飛び出しているようです・・・。

小仙丈ヶ岳山頂の雪だるまと甲斐駒ヶ岳

雪だるまですら突然の降雪に驚いたようです。
 

小仙丈ヶ岳付近からの鳳凰三山。

仙丈ヶ岳から見る鳳凰三山

左に地蔵岳のオベリスクが見えています。

写真の中で一番高いピークが観音岳で、その右奥に薬師岳だと思います。
 

下山は久々に小走りをしました。

仙丈ヶ岳登山道の大滝頭
 

誤って長衛小屋方面に下山してしまいました・・・。

仙丈ヶ岳二合目コース入口

登り坂道を小走りしたのはどれくらいぶりでしょうか。

おかげでバス発車時刻の10分ほど前に北沢峠に到着することができました。
 

北沢峠のこもれび山荘

北沢峠のこもれび山荘

少し気ぜわしい登山になってしまいましたが、雪山気分を味わえ、雷鳥にも会うことができた仙丈ヶ岳登山でした。
 

帰りのバスから鋸岳の鹿ノ窓を撮った写真。

鋸岳の鹿ノ窓方向

バスの運転手さんが、「晴れ過ぎていて私でも辛うじてわかるくらいです。」とのことでした。

僕にはよくわかりませんでした・・・。他の乗客の方も「・・・」な雰囲気でした。
 

バス停(仙流荘)

仙流荘前の南アルプス林道バスの乗り場

ハイシーズンには行列をなすのではないでしょうか。
 

仙流荘

仙流荘

 
 
登山中には、

「夏の恰好ですね!!」とか、「その恰好で行ってきたんですか!!」と何人かからお声がけいただきましたが、前々日に登った阿蘇山(熊本)の方がよっぽど寒かったです。

ザックの中には厳冬期用ウェアを携行していましたが出番なしの雪の仙丈ヶ岳でした。
 
 
 
 
 
 
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