146日間で日本百名山を完登した、ひと夏での日本百名山全山日帰り登山で、北海道の利尻山登山をした際に山頂で撮影

61座目 利尻山登山(りしりざん) 【ひと夏での日本百名山全山日帰り登山 146日間で完登】

 
 
 
 
 
2017年8月9日に利尻山(りしりざん)を日帰り登山済
 
標高1721m
 
北海道の山
 
 
登山ルート(鴛泊コース)
 
鴛泊港(おしどまりこう)~甘露水ハイキングコース~利尻山~利尻北麓野営場~鴛泊港の日帰り
 
 
メモ:バリエーションルートが多い。頂上にはローソク岩がある。
     稚内からのハートランドフェリーへの乗船が必要。
 
 
駐車場(稚内のフェリー乗り場:有料)
 
50台以上 トイレ有り(フェリー乗り場)
 
※駐車台数は実際にカウントしたわけではないので大きく異なっている可能性あり。
※駐車台数は10台前後、20台以上、50台以上で分類。
※トイレの使用可否は未確認の場合あり。
 
 
 
3匹のリスに遭遇した利尻山。
 
稚内~利尻島のフェリー移動も含めた日帰りでした。
 
日本百名山である利尻山の日帰り登山を達成
 
 
前日に羅臼岳(知床半島)に登り、下山したのが午後12時15分頃。
 
そのまま、利尻山登山に向け稚内へと移動をしました。
 
知床半島は北海道の北東部に位置し、稚内は北海道(日本)の最北端であります。
移動距離は約400km。高速道路が無いため全て下道での移動でした。
 
途中で温泉に入ったりしましたが、午後12時15分頃に知床を出発し、稚内に着いたのが午後10時近い時間でした・・・。
 
温泉以外ではほとんど休憩をしなかったので、我ながら、よく無事にたどり着いたと思います。
 
ちなみに、稚内に着く前、暗くなってからの3~4時間は、僕以外の車はほとんど走っていませんでした。
 
北海道の道路で自分の車しか走っていない状況というのは、何とも言えない孤独感があります。
 
登山口に向かう林道などでは自分の車しか走っていないという状況がよくありますが、平地でしっかりと整備されている幅の広い道路で、数時間に渡って自分の車しか走っていないという状況は、今まであまり経験したことがありませんでした。
 
万が一、車が故障して動かなくなった場合、救援が来るまでに2~3時間は待たなくてはならないのでは?という感じでした。
 
冬などは冗談抜きに車でも遭難することがありえるのではないかと思いました。
 
 
羅臼岳から無事に稚内まで移動し、道の駅わっかないでの車中泊を経てフェリーで利尻島へ向かいました。
 

 
 
利尻島が見えてきましたが雲の中です・・・。
 
稚内から利尻島に向かうフェリー(ボレアース宗谷)からみた利尻島
 
フェリーに乗るときは何故か雨に降られることが多いです・・・。
 
宮之浦岳登山(屋久島)の往復、青森から北海道へのフェリーの時も雨でした。
 
 
ハートランドフェリーのボレアース宗谷に乗りました。
 
車は稚内港にデポし、登山ザックを背負ってフェリーに乗船しました。
 

 
稚内~利尻島~礼文島(れぶんとう)の経路のフェリーもあり、稚内港は乗船客で賑わっていました。
 
僕が乗ったフェリーも雑魚寝エリアはなかなかの混雑でした。
 
ちなみに礼文島も登山、観光で人気の島です。
 
 
雨が降っていなければ、ずっと甲板で海風に当たっていてもよいのですが・・・。
 

 
 
海の駅おしどまりに到着。おしどまりは漢字で書くと鴛泊です。
 
利尻島の海の駅おしどまり
 
コインロッカーに着替えなどを預け、徒歩で利尻山へと向かいました。
 
タクシーの運転手さんに声をかけてもらいましたが、歩いていくことにしました。
 
 
登山口キャンプ場を目指します。
 

 
看板には利尻富士と呼ばれる利尻山の写真が。
 
ここまで、羊蹄山、斜里岳、羅臼岳と、登山口が雨でも標高が上がると晴れているという奇跡に次ぐ奇跡が続いていましたが・・・。
 
 
看板に従って歩きます。
 

 
 
迷う心配は無さそうです。
 

 
 
本当は利尻北麓野営場から登ろうと思っていましたが、少し手前の甘露泉水ハイキングコースから登ってみることにしました。
 
利尻山の甘露水ハイキングコース入口
 
 
利尻礼文サロベツ国立公園
 
未舗装路の左側に上の看板がありました。
 
利尻山の甘露水ハイキングコースの入口
 
 
唸り坂
 
利尻山の甘露水ハイキングコースの唸り坂
 
なかなか雰囲気のある書体です。
 
 
3合目
 
利尻山の鴛泊コース登山道の3合目
 
 
ポン山と姫沼との分岐。
 

 
 
利尻北麓野営場ルートとの合流点を撮り忘れてしまいましたが、乙女橋を渡る前に合流していたと思います。
 
利尻山の鴛泊コース登山道の乙女橋
 
 
2匹のシマリスがお出迎えをしてくれました。
 
利尻山の鴛泊コース登山道の2匹のシマリス
 
写真を撮っていたら、僕の靴の上を駆け抜けていきました。
 
 
5合目 雷鳥の道標
 
利尻山の鴛泊コース登山道の5合目雷鳥の道標
 
昔は雷鳥がいたのでしょうか。
 
現在では、雷鳥の北限は火打山(新潟県)だとされています。
 
ちなみに、利尻島にはヒグマも生息していません。
 
その昔、1頭のヒグマが海を泳いで来て利尻島に上陸したことがあるようで、その時は大騒ぎになったようです。
 
久々にヒグマが居ない山域の登山だったので、非常にリラックスした状態で登ることができました。
 
 
6合目 第一見晴台
 
利尻山の鴛泊コース登山道の6合目第一見晴台
 
 
まったく見晴らすことができず・・・。
 

 
 
7合目 胸突き八丁
 
利尻山の鴛泊コース登山道の7合目胸突き八丁
 
 
胸突き八丁はこんな感じでした。
 
利尻山の鴛泊コース登山道の7合目胸突き八丁
 
 
第二見晴台からもまったく見晴らすことはできず。
 
利尻山の鴛泊コース登山道の第二見晴台
 
 
石碑
 
利尻山の鴛泊コース登山道8合目付近の石碑
 
 
8合目 長官山
 
上の石碑はおそらく8合目にありました。
 
利尻山の鴛泊コース登山道の8合目長官山
 
 
目の前のピークを登り切ると、その先にさらにピークが出てくるパターンの登山でした。
 
利尻山の鴛泊コース登山道
 
 
利尻岳山小屋
 
利尻山の鴛泊コースの利尻岳山小屋
 
管理人がいないタイプの小屋です。
 
 
9合目
 
利尻山の鴛泊コースの9合目
 
 
肝心の登山道を撮り忘れてしまいましたが、技術が必要とされるタイプの通行注意ではありませんでした。
 

 
登山道の山側を歩けば問題ありませんでした。
 
 
利尻山山頂に到着。さすがに4度目の奇跡はありませんでした。
 
利尻山山頂
 
 
北海道の百名山9座を無事に登れたことに感謝です。
 
利尻山の山頂で記念撮影
 
9日間という短期間の登山で、十勝岳と利尻山以外は展望に恵まれたというのは奇跡中の奇跡だと思います。
 
利尻山で展望がなかったのは、きっと、僕が北海道での山行を終えることが寂しくて、空と山が泣いたのだと思います 笑
 
山頂付近にローソク岩という見どころがあったようですが、おそらくローソク岩すら見ることができない展望の無さでした。
 
 
山頂は雨風が強かったので早々に退散しました。
 
利尻山の鴛泊コース登山道
 
こうしてみると山頂付近は急登だったことがわかります。
 
ただ、木のステップが整備されていたので登りも下りも歩きやすかったです。
 
 
利尻山上部の登山道は、
 
利尻山の鴛泊コース登山道
 
 
土壌がもろいため、試験的な補修作業をしているとのことでした。
 

 
 
確かにもろい感じでした。
 
利尻山の鴛泊コース登山道
 
 
往路では、9合目のここからが正念場!に気が付きませんでした。
 
利尻山の鴛泊コース登山道の9合目
 
 
古い方の9合目の看板にもここからが正念場と書かれていました。
 
利尻山の鴛泊コース登山道の9合目
 
 
避難小屋(利尻岳山小屋)の外にあった利尻山のコースタイムなどの看板。
 
利尻山の鴛泊コース登山道のコースタイムなど
 
 
8合目付近にあった石碑。
 
利尻山の8合目付近の石碑
 
 
またもやシマリスに遭遇。
 
利尻山登山道のシマリス
 
 
本当に、リスの方からこちらに近づいてくるレベルです。
 
利尻山登山道のシマリス
 
 
かわゆい。
 
利尻山登山道のシマリス
 
花を食べようとしているのでしょうか。
 
 
ほんの束の間、この場所だけ雲が開けました。
 

 
 
唯一、見渡すことができた山肌。
 

 
笹が生い茂っています。
 
 
復路は利尻北麓キャンプ場へと下山しました。
 
利尻山の日本名水百選の甘露泉水
 
甘露泉水は日本名水百選に選ばれているようです。
 
 
甘露泉水
 
利尻山の甘露泉水
 
 
甘露泉水をしっかり補給してくださいとのことです。
 

 
利尻島にはキツネが生息していないので、エキノコックスの心配もないと思われます。
 
 
キャンプ場の靴洗い場
 

 
 
残念ながら、利尻山の山容も、利尻山からの景色も全く見ることはできませんでしたが、雨の中、山頂まで登ることができただけでも良しとします。
 

 
 
利尻山は百選づくしです。
 
利尻島の利尻北麓野営場の入口
 
利尻山が日本百名山、甘露泉水が日本名水百選であることに加えて、森林浴の森日本百選、北海道自然百選にも選出されていました。
 
 
利尻北麓野営場の管理棟
 
利尻北麓野営場の管理棟
 
新しかったです。
 
 
往路で通ったハイキングコース入口を通過。
 
利尻島の甘露泉水ハイキングコース入口
 
 
利尻富士温泉に入ろうかなとも思いましたが、着替えなどが港のロッカーでした。
 
利尻島の利尻富士温泉
 
 
利尻山神社
 
利尻島の利尻山神社
 
 
海の駅おしどまりのすぐ脇にあるペシ岬。
 
利尻島のペシ岬
 
帰りのフェリーまで、時間的には余裕がありましたが、平地でも雨が本格的に降り始めたのでペシ岬に登るのは却下しました。
 
着替えをロッカーから回収し、利尻富士温泉に向かっている時に雨が降り始めたのです・・・。
 
お風呂上りの雨は嫌だったので結局、温泉も却下しました。
 
 
海の駅おしどまりとフェリー。
 
海の駅おしどまり
 
 
実は、僕が利尻山に登る1ヶ月ほど前に山仲間が利尻山に登っておりました。
 
その山仲間からうに丼を勧められていたので食べてみることにしました。
 
生うに丼が名物の利尻島の磯やき亭
 
利尻山に登ったのは百名山登山をスタートして66日目でしたが、2ヶ月ぶりに生ものを解禁しました。
 
僕は、翌日に登山を控えて居る時は生ものを食べない主義なのです。
 
利尻山のあとは、これまた百名山登山をスタートして初めての観光(札幌)をしようとしていたので、心置きなく生うに丼を食べることができました。
 
 
生うに丼は4500円の大大大奮発です。
 
利尻島の磯やき亭の名物生うに丼
 
下山直後ということもあってか、今までの人生の中で食べた海産物の中で1番美味しく感じました。
 
本当に格別の味でした。
 
 
シマリスが利尻島のマスコットキャラになっているのも納得の利尻山登山でした。
 
利尻当の海の駅おしどまりの観光案内
 
 
海の駅おしどまりでフェリーの発車時間を待ち、その後、無事に稚内へと戻ることができました。
 
利尻島の鴛泊港から稚内港へ帰るときに乗ったフェリー(ボレアース宗谷)
 
 
展望はまったくありませんでしたが、海抜0メートルからの日帰り利尻山登山を満喫することができた1日でした。
(海にタッチしたわけではないので、厳密には海抜2m位スタートでしょうか。)
 
さらに言えば、山旅と海旅を満喫することができた贅沢な1日でした。
 
利尻島を日帰りなんてもったいない!と言われればそれまでですが 笑
 
 
 
あと書き
 
利尻山登山のブログ投稿が、ひと夏での日本百名山全山日帰り登山の中で最後のブログ投稿となりました。
 
2017年10月28日に百名山を完登し、利尻山登山のブログを書き終えたのが11月29日です。
 
百座目に登った雨飾山のブログ投稿は11月8日に終えていました。
 
北海道登山のブログ投稿を一番最後に回したのは、北海道登山をしている最中は、登山口から登山口への移動距離が長かったこと、ネット環境があまりなかったこと、などの理由により、ブログ投稿をする時間と環境の確保が難しかったからです。
 
また、広大な北海道を縦横無尽に移動していたので精神的な余裕もありませんでした。
 
11月に入ってからは転職活動などと並行してのブログ投稿だったので、百名山全山日帰り登山の達成から約1ヶ月遅れでのブログ投稿完了となりました。
 
これで、本当の意味で日本百名山全山日帰り登山をやり切ることができたように思います。
 
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
 
これから社会復帰をした後は、今までのボリュームでブログ投稿をするのは難しいと思いますが、時間の許す限り、山旅の記録を更新していきたいと思っています。
 
また、百名山登山の全体をとおして感じたことなどは、引き続き投稿をしていきたいと思っています。
 
 
2017年12月1日 日本百名山全山日帰り登山 最後の山行ブログ投稿
 
 
 
 
 
『北海道の日本百名山9座を8泊9日で登った日程と、効率的に登るために考えたこと』を、こちらでブログ投稿してます。
 
 
 
 
 
利尻山が掲載されている『山と高原地図』
 
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『日本百名山の100座すべての登山所要時間(登山レポート)』を、こちらで一覧にしています。
 
 ↑ 146日間で日本百名山を完登したときの登山所要時間(登山レポート)になります。
 
 
 
 
『僕の登山装備(登山ウェア含む)』を、こちらで一覧で紹介しています。お問い合わせいただくことが多いので。
 
 
 
 
 
僕はこの地図帳があったから、日本百名山を完登してみたいと思い、実際に完登をすることができました。 
 
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「日本百名山地図帳」は、登山ルートやコースタイムなどの確認に大活躍し、ボロボロになるまで使いました。

 
『日本百名山登山地図帳をどのように使ったか』こちらで詳しくブログ投稿をしています。
 
 
 
 
 
『日帰り登山のノウハウ』を、こちらでブログ投稿しています。日本百名山の完登、毎週末の北アルプス登山で身に着けたノウハウになります。
 
 
 
 
 

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